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◆夏が終わり、朝晩が涼しくなると・・・
◆8月中旬には水田のイネの大半が開花を終えています。ただし・・・
◆夏の間に服薬を怠っていると、秋に発作のリスクが・・・

【めざせ! スキンケアの達人】
◆夏が終わり、朝晩が涼しくなると、適切な保湿を怠ると肌が乾燥し、湿疹の原因となる小さな亀裂が生じやすくなります。この段階で保湿剤の使用を再開しないと、治療が必要となる状態まで進行してしまいます。
◆夏を通じてしっかりと保湿を続けていた方はそのような問題は少ないですが、長野県中部地方では9月中に夏用から秋・冬用の保湿剤に切り替えて、十分な量を使用することがおすすめです。
◆アトピー性皮膚炎の治療薬の選択肢が増え、再発しやすい部位の皮膚炎が安定する人が増えてきています。症状が悪化してからの受診よりも、安定期に受診して状態を維持することを考えるようにしましょう。

【アレルギー性鼻炎とのつきあい方】
◆8月中旬には水田のイネの大半が開花を終えています。ただし、酒米やもち米を植えてある一部の水田では、田植えが遅かったため8月下旬に開花します。9月に入っても、空き地や道端のメヒシバやエノコログサ属のイネ科植物が花粉を付けているので注意が必要です。
◆キク科のオオブタクサは8月後半から、ヨモギは9月から10月上旬まで花粉を飛ばします。
◆朝が涼しいと鼻水やくしゃみが出る場合、大半はダニ、カビ、ペットなどの通年性アレルゲンが原因となるアレルギー性鼻炎です。
◆花粉症の場合は、花粉を避ける行動が、そしてどの種類の鼻炎でも早期の対症療法薬が有効です。特にダニアレルギーには舌下免疫療法(5歳以上が対象)が非常に効果的です。

【ぜん息克服への道】
◆夏の間に服薬を怠っていると、秋に発作のリスクが高まります。長期管理薬は安定期に最大の効果を発揮するので、吸入ステロイド薬やロイコトリエン拮抗薬を継続的に服用しましょう。
◆早朝のせき込みや、エアコンの冷気・大笑いでの咳など、気管支の敏感さを示すサインがあれば、早めに長期管理薬の調整が必要です。
◆発作が起こりやすい秋の時期には、吸入薬の有効期限をチェックしておくことが大切です。
◆ぜん息を持つ小学生以上の方で、吸入薬を使っていない場合は、治療が不足している可能性があります。呼気NO(一酸化窒素)検査を受けることで、治療の不足を判定することができます。特に秋はこの検査に適しているので、受診の際はご相談ください。

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