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【ぜん息克服への道】空気が乾燥し、朝晩冷えてきたので・・・
【めざせ!スキンケアの達人】暖房器具を使用するようになり、肌・・・
【アレルギー性鼻炎のツボ】通年性アレルギー性鼻炎は、ダニ、カビ、ペット、・・・

【ぜん息克服への道】
◆空気が乾燥し、朝晩冷えてきたので、屋外の運動でぜん息症状が出やすくなってきました。学校などで長距離走が行われることがありますが、練習の時に症状が出ていないか注意しましょう。
◆ぜん息出そうな場合は、走る直前に携帯型吸入器(メプチンやサルタノール)を使用すると予防することができます。幼児では、鬼ごっこをすると症状が誘発されることがあります。
◆大人では、非常に重い荷物を運んだり、急ぎ足で移動すると症状が出ることがあります。
◆いずれも、ふだんの長期管理薬の治療が不足している場合が多いので、受診の際には医師に伝え、薬の調整をしてもらいましょう。

【めざせ!スキンケアの達人】
◆暖房器具を使用するようになり、肌が乾燥する季節になりました。室温22℃前後における湿度の設定は、結露防止の観点からRH40~45%ほどを推奨します。なお暖房器具などの風が当たる場所にいると乾燥が強まります。
◆相対湿度40%で肌が乾燥する場合は、風呂上りに保湿剤(モイスチャライザー)を十分な量で連日使用します。適量は、個人の体格と皮膚の乾燥度によって異なりますが、平均的には、3歳~小学校低学年で月200g、成人で400g程度が目安です。
◆モイスチャライザー(水分保持効果のあるもの)には、ヘパリン類似物質、尿素などがあります(「皮脂欠乏症診療の手引き2021」)。ワセリンなどのエモリエントは皮膚を短時間コーティングすることで、皮膚からの水分の蒸発を防ぐことができますが、皮膚水分量が減ってしまった状態で使用しても、皮膚の柔軟性はあまり改善しません
◆部屋干し用の「衣類洗剤」など刺激の強い製品を使用した衣類を着ると、保湿剤を使用しても効果が得られないことがあります。

【アレルギー性鼻炎のツボ】
◆通年性アレルギー性鼻炎は、ダニ、カビ、ペット、昆虫がアレルゲンになっている場合が多く、特にダニアレルゲンによる場合が多くを占めています。
◆ダニアレルギーの場合、冬の寝具や掃除でのホコリへの対応が必要です。対応を行い、服薬をしても効果が不十分な場合は、舌下免疫療法を推奨します。“ダニが捕れる”として市販されているシートや器具は、アレルゲン対策としては効果がありませんので、ご注意ください。
◆スギ花粉症に対しても舌下免疫療法が行えます。いずれも年齢が5歳から65歳頃までが対象です。来春に効果を得るためには12月上旬までに開始する必要があります。

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