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【松本安曇野地区2024年スギ花粉の飛散量予測】2024年のスギ花粉飛散予測は、日本気象協会によれば・・・
【ぜん息克服への道】ホコリが出る掃除は・・・
【めざせ!スキンケアの達人】冬の入浴後の皮膚は、またたく間に乾いてしまいます。一人ひとり・・・
【アレルギー性鼻炎のツボ】大掃除の時は面倒でも・・・

【松本安曇野地区2024年スギ花粉の飛散量予測】
◆2024年のスギ花粉飛散予測は、日本気象協会によれば、「平年よりやや多くなる見込み」になっています。前年比の図では少ないような印象を受けますが、2023年の飛散量が飛びぬけて多かったので、前年比60%でも28年間の歴代4位に相当する飛散量になるのでご注意ください。当方の予測も「平年より多くなる見込み」です。
◆2023年に症状が出た方は、うっかり服薬を忘れることがないよう、「初期療法」の服薬を2月中旬に始めるようにしましょう。
◆スギ花粉症に対する根本的な治療である舌下免疫療法(5歳以上が対象)は、花粉飛散期間中には開始できませんので6月以降に予定しましょう。

【ぜん息克服への道】
◆ホコリを吸わない:ホコリが出る掃除は、不織布マスクを装着し、窓を開けよく換気をしながら行うようにしましょう。掃除機を使用する前に、たまったホコリを静電ワイパーで取り除いておくことをお勧めします。
◆親戚宅などに外泊した際に発作をおこしたことがある場合は、事前に薬物療法を準備しておきましょう。毎回発作がおきる場合は、外泊期間中に予防的薬剤の吸入などが必要になります。またお子さんを室内(特に寝室)で暴れさせないように注意しましょう。
◆煙を吸わない:焚き火の煙、お寺の初詣で線香、どんど焼き(三九郎)の煙など、いずれも吸わないよう風上に逃げましょう。
◆運動・寒冷でのぜん息症状に注意:サッカー・登下校など戸外で走ると咳が出ることを繰り返している場合は、長期管理薬の調整や予防薬の処方を受けましょう。

【めざせ!スキンケアの達人】
◆冬の入浴後の皮膚は、またたく間に乾いてしまいます。一人ひとりに合った保湿剤を、風呂上りに体を拭いたら概ね3分以内に塗り終わるようにしましょう。(保湿剤を1日2回塗るように指導する医療機関もありますが、当院の検討では1回で十分な保湿が可能です)
◆複数の人に塗る場合や、逃げ出す子どもがいる場合、浴室から出る前に体を拭いて、浴室内で保湿剤を塗ってから一人ずつ浴室外へ出てもらうのがよいでしょう。
◆皮膚の乾燥がなかなか改善しない場合、保湿剤の塗布量が少なすぎるためであることがあります。標準的には、1本20~25gのチューブだと1歳で1/5本=5g程度、小学1年生で一回に1/3本=7g程度、小学校高学年で一回1/2本が一回使用量の目安です。これ以上の量を塗っているのにもかかわらず、皮膚の乾燥が改善しない場合には、実際は炎症が混在していることがありますので、受診して治療内容の修正が必要です。

【アレルギー性鼻炎のツボ】
◆大掃除の時は面倒でもマスクを忘れないようにしましょう。ホコリに敏感な人は、顔にフィットする不織布マスクを使用しましょう。
◆ホコリでアレルギー症状が出る場合、ダニの舌下免疫療法が有効な場合があります。受診の際に検査を受けてアレルゲンを確認しましょう。

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