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初夏から夏にかけて、長野県は全国でも紫外線が特に…
子ども用は、石けんで落とせる・紫外線吸収剤を含まない…
虫よけは、乳幼児にはイカリジン配合の…
この時期、花粉症はスギ・ヒノキといった樹木の花粉から、草の花…
イネ科植物は、道ばたや牧草地に生え、葉や茎と同じ色…
ダニアレルギー性鼻炎を伴う場合、ダニに対する舌下免疫療法は、ぜひ…
男子では、小児期の終わりに約半数が寛解しますが、その後…

【スキンケアの達人】
◆初夏から夏にかけて、長野県は全国でも紫外線が特に強い地域です。晴天・曇天を問わず、乳児や1歳児にはSPF30・PA+++程度、幼児後半以降や成人は、長時間の外出時にSPF50程度の日焼け止めを使用しましょう。
◆長時間の外出には日焼け止めが有効ですが、短時間の外出の際などに常用しているとビタミンD不足の原因になります。午前中や夕方に10-15分程度の外遊びでも、十分なビタミンDが合成されます。状況に応じて使い分けましょう。
◆子ども用は、石けんで落とせる・紫外線吸収剤を含まない製品が適しています。皮膚に異常がある場合は使用を避け、まず治療を行いましょう。
◆汗ばむ季節は、汗と日焼け止めが混ざって肌荒れを起こすことがあります。汗はこまめに拭き取り、日焼け止めは必要に応じて塗り直しましょう。
◆生後5か月までは、強い日差しを避け、やむを得ず外出する際は日傘やベビーカーのサンシェードで直射日光を遮ってください。
◆虫よけは、乳幼児にはイカリジン配合の製品が安心です。小学生以上で虫刺されがひどい場合は、ディート(DEET)入りも使用可能ですが、直接肌にスプレーせず、子どものいる空間で肌に直接スプレーするのは避けましょう。

【アレルギー性鼻炎とのつきあい方】
◆この時期、花粉症はスギ・ヒノキといった樹木の花粉から、草の花粉(イネ科)へと移り変わります。シラカバ花粉が5月上旬にピークを迎えた後、イネ科花粉の飛散が本格化します。(黄色いマツ花粉はこれから飛散しますが、ほぼ花粉症を起こしません。ニセアカシアも虫媒花なので空中花粉としてほぼ観測されません。)
◆イネ科植物は、道ばたや牧草地に生え、葉や茎と同じ色の目立たない花を咲かせます。近くを通る人に水平方向から花粉を飛ばすため、早めの薬の開始が効果的です。
◆スギ花粉症に対する舌下免疫療法は、5歳以上の方を対象に、6月から開始が可能です。秋の終わりまでに始めれば、来年のシーズンに間に合います。平年並みの飛散量であった今年3月の花粉症が大変だった方は、ぜひご検討ください。

【ぜん息克服への道】
◆ダニアレルギー性鼻炎を伴う場合、ダニに対する舌下免疫療法は、ぜひ取り組んでおきたいぜん息の原因療法です。小児のみならず成人にも推奨されています。
◆学童期以降の女子では、ぜん息の自然寛解率が低く、治りにくいため、寛解を目指して舌下免疫療法を検討しましょう。
◆男子では、小児期の終わりに約半数が寛解しますが、その後、アレルギー性鼻炎の悪化や成人期の再発が見られることがあります。将来を見据え、早めに舌下免疫療法を開始することが望ましいです。
◆カビ取りスプレーや花火の煙は、ぜん息患の人の気管支にダメージを与える可能性があります。夏に向けて、これらの使用は極力避けるよう心がけましょう。

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