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【冬のカサカサ肌対策】 ◆冬は寒さで汗腺の働きが弱まり、基礎発汗が低下します。冬の… 【松本・安曇野地区 2026年春の花粉飛散量予測】 ◆日本気象協会などによると、2026年のスギ花粉飛散量は… 【掃除・外泊時のホコリ・ダニ対策】 ◆ホコリを吸わないため掃除の際は不織布マスクを装着し、窓を… 【ぜん息克服への道】 ◆焚き火や初詣の線香、どんど焼き(三九郎)の煙を避け、風…
【冬のカサカサ肌対策】
◆冬は寒さで汗腺の働きが弱まり、基礎発汗が低下します。冬の乾燥肌は、水分が逃げやすい上に、水分と天然保湿因子の補給も減るという、二重に不利な状態になっています。
◆冬の入浴後、皮膚は急速に乾燥します。以下のポイントを実践しましょう。
・風呂上がり5分以内に、それぞれに合った保湿剤を塗り終えることが大切です。
・当院で処方する保湿剤は、ほとんどの方において1日1回の塗布で十分です。医療機関によっては1日2回で指導する場合もありますが、朝の忙しい時間に塗るのは難しいですよね。
・逃げ出す子どもや複数の人に塗る場合、浴室内で体を拭いてから保湿剤を塗り、一人ずつ浴室外へ出る方法が効率的です。
◆保湿剤の量が少ないと乾燥が改善しないことがあります。標準的な1回の塗布量は以下の通りです:
・1歳:20~25gチューブの1/5本(約5g)=100g容器を20日間で1個
・小学1年生:1/3本(約7g)=100g容器を2週間で1個
・小学校高学年:1/2本=100g容器を10日間で1個
◆適量を塗っても改善しない場合は、衣類洗剤の影響や皮膚の炎症が混在している可能性がありますので、ご相談ください。
【松本・安曇野地区 2026年春の花粉飛散量予測】
◆日本気象協会などによると、2026年のスギ花粉飛散量は、2025年の2倍近くになる見込みです。当方の予測も「平年より多い見込み」ですのでご注意ください。
◆2025年に花粉症の症状が軽かった方も、2026年には症状が重くなる可能性があります。初期療法として、2月中旬からの服薬を忘れずに始めましょう。
◆スギ花粉症に対する根本的な治療法である舌下免疫療法(5歳以上対象)は、花粉飛散期間中には開始できません。1月中旬まで、もしくは6月以降の開始を予定しましょう(いずれも効果が出るのは翌年から)。
【掃除・外泊時のホコリ・ダニ対策】
◆ホコリを吸わないため掃除の際は不織布マスクを装着し、窓を開けて換気をしながら行いましょう。掃除機の前に静電ワイパーでホコリを除去するのがおすすめです。
◆親戚宅などでぜん息発作や鼻炎症状が出た経験がある場合、事前に薬物療法を準備しておきましょう。
【ぜん息克服への道】
◆焚き火や初詣の線香、どんど焼き(三九郎)の煙を避け、風上に移動するようにして、煙を吸わないようみしましょう。
◆年1回以上、小学生高学年以上の人は、呼吸機能検査を受けましょう。ぜん息のコントロール、寛解に向けて欠かせない指標です。
◆ダニのアレルギー性鼻炎がある場合、ダニの舌下免疫療法がぜん息にも非常に有効です。5歳以上で可能です。
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