5月21日(火)岩肌に雪形を描き残雪が眩しい北アルプスに象徴されるここ大町市…今日もよく晴れました。 ![]() 先週15日(水)に行われた代かきでは子どもたち以上に奮闘し、自ら先頭切ってどろんこになり田んぼを駆け回って大活躍の安田先生も子どもたちに混じり、やる気十分と見て取れました。 前にご紹介しましたが、安田先生は東京出身で今年4月大町に赴任されたばかりです。自然豊かな大町に日々大変感動し、子どもたちと共に自らの感性にも良い刺激となっているようです。 苗の植え方については、例年だと田んぼの両側に子どもたちが印の付けたロープを張り、一列植えてはまたロープを動かし一列植え進むというやり方でしたが、今回初登場の「枠車」は担任の先生が朝から作ってくださり、既に田んぼには植えやすい筋付けがされてました。 さあ 植えるよ! ![]() かつて機械による田植え作業が行われる以前には田植えも人の手作業で行われていました。隣近所の家で日にちを申し合わせ、有る程度の人数の人を頼んで一斉に田んぼに入り苗を植えていきました。そのとき植える目安とされたのが「枠車」と言われるものです。植える幅の通りに作られた円形の枠を使って転がしながら予め田んぼに筋をつけておきます。郭公の鳴き声を聞きながら、またおしゃべりしながら和気藹々と植えていき、見る間に早苗のそろった田んぼに変身!田植えの時季にはこのような光景があちこちに見られ風物詩とされていました。 みんな植えるの上手ですね ![]() ![]() さて、今年はこの懐かしい「枠車」を使っての田植えとなりました。「苗の持ち方、土の中にどのように置いたら良いか、皆さんが植えた苗が根付き立派な稲に生長して行く姿を想像しながらがんばって植えてみてください。」という中村次長のことばが子どもたちの力につながり、田植えは予定の時間内にほぼ終了、緑の早苗が誇らしい生き生きとした水田に姿を変えていました。 春先、各班ごとに種まきを行った苗作りはほとんどムラ無く育ち、見事な苗になっていました。また中には家での植え直しを手伝った経験者もいて、セミプロ並みの手際でリーダーシップを発揮、周囲を驚かせていました。 もう一人の担任の栗林先生は実家が大町で、しかも農家と言うこともあり子どもの頃手伝った手植え作業を思い出しながら指導に当たっていました。 また「今後植え直し、草取り、米の花の見学、案山子作りなど行う予定であり、なるべく田んぼに入る機会を持ちたい。また、校内を流れる川で水を掛け合って汚れを落としあうのも経験させたい。」と話していました。 これから秋の採り入れまで梅雨、暑い夏を過ごし水、肥料、草、病気の管理など、みんなに見守られながら立派な稲に生長していく事でしょう。 こうしてみんなで大切に育て、手にしたお米はたった一粒のお米であっても何万倍のお米と同じだけの価値があり、その一粒を大切に思う心も一緒に育っていって欲しいと思いました。 ちなみに…代かきでがんばった安田先生?と子どもたち ![]() |
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