大町市土地改良区「水土里ネットおおまち」越荒沢堰

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水土里ネット おおまちからのお知らせ

イベントのご案内やイベント報告などをお伝えします。

 -10月26日(木)-

 周辺の木々たちも紅く染まり、季節が移り変わるのを体感する中、この日「第4回ため池の景観整備イベント」が開催されました。


 今年は「大澤寺ため池」にて開催し、早朝より30名の方にご参加いただきました。

 まず始めに開会式が行われ、牛越徹大町市長よりご挨拶をいただきました。その後、事務局より作業内容や日程説明が行われ、作業開始となります。

 作業として、参加者の皆さんにはため池周辺の草刈りを行っていただきました。法面や堆積土によって凸凹した部分など、足場が不安定な個所も多くあり、作業の間隔や草刈り機の取扱いなど、安全に留意していただきながら、皆さん作業を進めて行きます。

 今回の「大澤寺ため池」は、大町市の中では最大級の貯水能力を持つため池となります。そのため作業範囲も広く、皆さん燃料補給と共に、各自休憩を挟みながら作業を行っていました。
 約2時間かけて作業を行っていただいた結果、
 ため池周辺に生い茂っていた草も・・・
 綺麗に刈り終え、整備することができました!

 今回のイベントでは、初の試みとして「焼き芋」を作り、作業終了後、皆さんに振舞いました。
 出来立ての焼き芋は、ホクホクです!

 その後、昨年好評だった「お楽しみ抽選会」を今年も行いました!事前に配布した抽選番号を呼ばれた方から、景品を選んでいきます。
 今回はハズレくじ無しの抽選会。皆さんに景品を選んでいただき、全日程を終えました。

 昨今の異常気象により、ため池の重要性はより高まっています。今年では雨不足により、大町ダムの貯水率が19%まで低下するなど29年ぶりの渇水となりました。
 今年もイベントの開催に際し、各関係機関、その他多くの方々にご協力いただき、農業などへの影響を最小限に食い止め、私たちの生活を支える施設の保全のためにご尽力いただきました。多くの方に、ため池の重要性を知っていただける機会を引き続き行い、後世へと引き継いでいきたいと思います。

   R5.10.26(木)8:00集合
     第4回ため池の整備イベント
      大澤寺ため池を再生しよう

 平二ッ屋に立地する古刹大澤寺は、鹿島川の氾濫を鎮めて耕地を開発し、庶民を水難より救済する願いを込め、開創されたと言われてます。この寺の北側に小熊沢の湧水を利用して水を溜めたと思われる「勝負池」がありましたが、昭和28年に長野県が県営災害防止施設(温水溜池)事業に着手し、昭和31年に現在の大澤寺ため池の原型が完成しました。
 このため池は、事業名のとおり水不足を防止する一般的なため池とは違い、鹿島川の極めて水温が低い用水を温め、高冷地からなる冷害常襲地帯を冷害からくい止め減収を防ぐ目的で造られました。  
 こうした歴史のあるため池ですが、時代の流れとともにその存在意義が薄れてきています。この景観整備を通して、ため池の存在価値や災害時の危険性を肌で感じるとともに、後世に引き継げるようなため池をみんなで再生しましょう。
 事前申し込み不要、当日参加でかまいません。作業後は大抽選会!奮ってご参加ください。


イベント内容
景観整備の部
・ため池周辺・堤体の草刈り
・ゴミ拾い

記念撮影
 ドローンを使って空から記念撮影をします。

抽選会
 地元産の新米などがあたる抽選会。奮ってご参加ください。農作物や、農業用品多数ご用意してお待ちしています。

持物・服装
・作業のできる服装(雨天時は雨具)
・草刈り機、剪定はさみ、手鋸、鎌、鋤簾、スコップ、一輪車など

 ※イベント当日は、会場までの案内板を設置いたします。

 令和5年10月13日に開催されました、令和5年度大町市土地改良区第1回臨時総代会にて提出した議案は下記のとおり承認、議決されましたのでご報告いたします。

             記

-報告第1号-
 専決処分の報告について
   ・原案通り承認されました。
-第1号議案-
 大町市土地改良区定款の一部改正(案)議決について
   ・原案通り議決されました。
-第2号議案-
 令和4年度大町市土地改良区事業報告、貸借対照表・収支決算書及び財産目録の承認について
   ・原案通り承認されました。
-第3号議案-
 令和5年度大町市土地改良区一般会計収入支出補正予算(案)議決について
   ・原案通り議決されました。
-第4号議案-
 土地改良財産の譲受けについて
   ・原案通り議決されました。
-第5号議案-
 県営大町新堰地区土地改良事業(水利施設等保全高度化事業)計画決定の議決について
   ・原案通り議決されました。

 10月10日(火曜日)~脱穀作業~

 稲刈りから丁度3週間、ハゼ掛けした稲も順調に乾燥し、無事「脱穀作業」の日を迎えました。前日の午前中は雨降り、当日も曇り空の中、懸命に取り組んだ児童たちの様子をご報告いたします。

 まず始めに当職員からの作業方法・注意事項を聞き、その後児童たちは早速作業に取り掛かります。
 作業としては、主に6つ。
①ハゼ掛けした稲を脱穀機へ運ぶ作業、②脱穀された藁を畔に運ぶ作業、③藁の中に穂が無いか確認し、再度脱穀機へかける作業


④ハゼ掛け棒を片づける作業

⑤いっぱいになった米袋を運ぶ作業

最後に⑥切った藁を田んぼへ満遍なく撒き散らす作業

 切った藁は事前に田んぼの管理者である平林さんが用意してくださいました。撒き散らした藁は、田起こしの際に田んぼの肥料となり、来年の米作りへと繋がる作業となります。

 作業も順調に進み、約1時間程度で終了。最後、児童たちは今日の感想として、「取れたお米を食べるのが楽しみになった」と話してくれました。

 今年度の「米作り体験」、我々のお手伝いはここまでとなります。あとは今日収穫したお米を精米し、児童たちが美味しく堪能するのみとなります。
 近年は全て機械で行うことも多い中、一から手作業で行ってきた約半年間の体験が、児童たちにとっても実りのあるものとなっていることを願っております。

 9月22日(金)

 暑かった今年の夏も、次第に秋へと移ろい始める中、大町西小学校3年生の水路学習に協力しました。

 学習内容は、大町西小学校の校庭を流れる水はどこから来るのか、郷土史研究家の荒井今朝一さんの説明のもと、小学校から越荒沢堰取水口までを辿るというものでした。

 途中、雨も降りましたが、児童たちは故郷の歴史・水路について、説明を学習シートに記入していました。
 前日に降った雨の影響で、少し濁った水路の水を見て「綺麗な水だったらな...」と残念がる児童もいましたが、終始楽しみながら水路学習をしていました。

 今回の学習を通して、児童たちが身近に流れる水路について興味を持ち、農業用水など様々な形で自分たちの生活とも繋がっていると感じてもらえるきっかけになるよう、今後も学習協力をしていきたいと思います。

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