大天荘 スタッフブログ
大天荘のナナカマド。
2018/10/05
さかきです・。
昨日も“晩秋”をテーマにブログを書きましたが、
ここ大天荘においては、この子を抜きにして晩秋語るべからず・・・なんて。
葉っぱの色づきは、このナナカマドも決してよくありませんでしたが、“実”は立派に真っ赤に熟し、晩秋にふさわしい容姿になってくれました。
ここ数日のうちご予定の方は、是非ご覧頂ければと思います。きっと愛らしく感じられると思います。
ちなみに、今朝は
でしたが、日中から夕方は、
台風の余波でしょうか。
またしても週末台風が、前回ほど接近はしませんが、日本海を通る予想。
とにかく大きな影響被ることなく、早く弱まって過ぎ去って欲しいと、せつに願います・・・
晩秋色濃く・・・
2018/10/04
さかきです。
わずか2日間程留守にしただけで、大天井岳界隈はすっかり晩秋を迎えました。
▲“為右衛門吊岩”付近より安曇野側を見る
▲大下りの頭より大天井岳と槍ヶ岳
紅葉前線はグングン標高を下げ、大天井岳の中腹辺りが盛りとなっています。
▲“切通分岐”手前の縦走路から裏銀座を見る
晩秋迎えたとはいえ、見る角度や位置を選べば、まだまだ稜線から眺め見る紅葉の雰囲気は楽しめます。
▲カラマツ黄葉
▲クロマメノキ
▲三色
▲ダケカンバ落葉
夏とは違い、この時期は山肌のいろんな色合いを楽しむことができ、そんな点でも私は秋のこの時期が好きです。
時として、これに小麦粉を塗したような雪でも舞えば、見応え十分です。
益々晩秋色濃くなる大天井岳界隈、その“小麦粉を塗したような雪”が待ち遠しい、今日この頃。
そうだ、熱燗もおいしい頃になってきた!
今夜はちょいと頂くことしましょう・・・
台風過ぎ、晩秋へ。
2018/10/01
さかきです。
大天荘周辺における台風24号の被害等影響はありませんでした。
また、大天荘~燕山荘の登山道も、通常通り通行できます。
不思議なもので、北アルプスを中心として、少しでも進路がその東寄りにずれるだけで、こうも風の強さが違うのかと、前回の台風21号の時と比較して思い知らされました。
もちろん強かったのは間違いありませんし、人が歩けるような状況ではなかったものの、五感での感覚は、この二つの台風の風の強弱がなんとなくわかったのは、自然の中で働かせて頂いている恩恵でしょうか・・・
ということで、今日は見事な台風一過となりました。
▲大天荘テント場より槍・穂高連峰
▲大天荘直下より有明山と麓安曇野
▲同じく燕岳方面 遠望 針ノ木岳
吹き返しの風のほうが強いのでは、と思うくらい、今日日中は西寄りの風がかなり強く、一時風に向かって歩けないほどのものでしたが、空は雲一つない見事な澄み渡った快晴でした。
ただ、今回の風で、稜線間際にあるダケカンバやナナカマド等の葉っぱは見事に落葉し、一気に晩秋の雰囲気と化しています。
▲燕山荘直下から燕岳
▲同じく裏銀座縦走路方面と針ノ木岳
▲燕山荘ヘリポートより大天井岳方面
今シーズンも月一の所用にて、里へ定期的に下りているわけですが、今日の下山道中、燕山荘界隈の紅葉もピークは過ぎたよう感じられ・・・けれど先も述べました、落葉したダケカンバ等は、哀愁を帯び、秋深しで、それはそれでいい雰囲気だと私は感じます。
今週は、半ば辺りまで秋晴れが続くようです。
平日、比較的登山者の少ないこの時期に、落ち葉を踏みしめながらの稜線歩き、気持ち良いと思います。
ただし、日没が一段と早まるのもこの時期ならでは。大天井岳辺りですと、今日あたり17:40くらいが日の入りだと思われますが、その前の15時辺りから陽が西に傾くにつれ、気温は急に下がってきます。
体の冷えにもつながり、強いては低体温のリスクも発生しますので、小屋への到着は遅くとも16時くらいを目途に計画を立てられることをお勧め致します。
朝晩も氷点下まで下がることは珍しくなくなってきます。併せて防寒着の携行もお忘れなく・・・
晩秋・・・雪の便りが来る前の、残り少ない秋山を存分に楽しんで頂きたいと思います。
台風接近中。
2018/09/30
さかきです。
時計の針は午後8時を回ったところですが、大天荘周辺は猛烈な風となってきました。
9月頭に到来した台風21号と匹敵するぐらいの暴風となる可能性があるため、今日の午前中、本来小屋閉め時に入れる雨戸を、急遽入れることにしました。
暴風による窓の破損を防ぐためです。
風で割れるというよりも、風によって飛ばされてくる小石などが窓に当たってひびなどが入るのを防ぐためです。
大きな被害が出ることなく、一刻も早く過ぎ去って欲しいところです。
今晩は厳重な警戒が必要な大天荘周辺です。
またしても週末、〇〇・・・
2018/09/29
さかきです。
・・・週末と言えば、台風もしくは雨からのキャンセルの問い合わせ。
8月下旬から9月いっぱい、本当に秋雨前線と台風に泣かされました。そして今度の台風24号ときていますから、もはや開いた口がふさがりません。
大型で非常に強い勢力にまで発達、そして明日以降スピードをあげて再び日本列島に接近の模様。
9月上旬に上陸した台風21号と進路が似ています。その際は日本各地はじめとし、北アルプス一帯でも暴風が吹き荒れました。
しっかり台風対策を整え、万一に備えたいと思います。
こうなると、ブログの話題・・・と気を揉んでいると、タイミングよく今日もまた登場してくれました。
大天荘の玄関前です。
イワツメクサの葉っぱをしきりに啄ばんでいます。これは午前中の出来事です。
そして、午後再び・・・
またしても現れました。
ヒトの気配が無いのを見計らっているかのよう、我が物顔で小屋周りのイワツメクサをひたすら食べ歩きます。
「なんか用?もともとこの辺りは僕ら先祖代々から住んでいる場所なんだから。そこのところよろしく頼むよ」
確かにそうでございますね。
あなた方も、明日の台風気を付けてね。
プロフィール
北アルプス大天井岳(2,922m)まで10分の場所にある大天荘スタッフが目にする自然の息吹をお届けします。
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- Re: 雲海。
サカキ様 相変わらず頑張り過ぎてますね!! 何時も良い写真を有難う御座います毎年、有明荘、燕山...
- お世話になりました
週末は、色々と大変なご事情の中、 本当にお世話になりました。 おかげさまで、ゆっくり過ごすこと...
- Re: 今年初の水源地。
悪天候の中、お疲れさまでした。 スタッフの苦労を見るたびに水の大切さがよく分かりますが、シーズ...