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燕山荘

北アルプス 大天荘

大天荘 スタッフブログ

ホシガラスとハイマツの実。
2018/09/12

さかきです。

693601 ▲大天井岳直下より大天荘を望む
基本、昨日に引き続き、主に東側中心に雲海の広がる大天井岳界隈でしたが、朝方は上高地側(二ノ俣谷側)から薄く滝雲が安曇野側に流れ込み、それが大天荘を覆っておりました。

そんな具合でしたので、小屋の前から望む東の空、日の出直後は、その雲に時折遮られる感じ。とは言っても、
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こんな感じで多少ぼやけつつも陽が現れてみたり、
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時には幻想的な光景が見れたりと、刻々目の前は変化し、なかなか楽しめました。


一方で、ここ最近は雨模様が続いておりましたが、その分気温が低めで推移したおかげで、周辺の山肌や足元の草木の色づきがだいぶ顕著になってきました。
694301 ▲大天井岳直下より
今日は終日槍穂の稜線は拝めませんでしたが、それよりは足元のクロマメノキやウラシマツツジの赤みに目が引きました。

これからの時期、徐々に冷え込みも増してきますので、紅葉もグングン進むことでしょう。

その紅葉を十分に楽しむには、やはりお天気がいいのが一番なのですが、まもなく訪れる連休、秋山登山ご計画の方多いかと思われますが、ここは一つ、皆さんで“てるてる坊主”を作りましょう!なんて。



さて今日の最後は、“例のもの”に登場して頂きます。
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そう、この食い散らかしを見れば、だいたい想像つきますね。
ちゃんと硬い岩の上で、ハイマツの実を上手に砕いて食べる鳥です。



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ホシガラス。

ほんとここ数日、多く見かけます。



ホシガラスとハイマツの実、これもまた秋の風物詩の一つです。




雲海。
2018/09/11

さかきです。


今朝は数日ぶりのご来光を拝むことができましたが、それ以上に、辺り一面に広がる雲海の素晴らしかったこと。
6820 ▲大天井岳山頂より槍・穂高連峰
私の中では、数日ぶりのご来光よりもこの雲海に見とれてしまいました。
6832 ▲槍ヶ岳から大喰岳・中岳・南岳
6833 ▲穂高連峰
年に一回あるかないかくらいの雲海レベルだったように思います。

そんなに載せなくてもねぇ、と言われそうですが、一人で興奮していたこの気持ちを誰か一人だけでもいい、わかちあいたいなぁ・・・そんな思いで、数枚載せさせて頂きます。






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686401 ▲大天井岳シルエットと双六岳

 ▲二ノ俣谷と穂高連峰
6882 ▲雲海に咽ぶ穂高連峰
6881 ▲テント場より主峰槍ヶ岳
687801 ▲東の空 彩雲
日中雲海が薄まることもありましたが、概ね夕方まで大天井岳周りは上下運動を繰り返しながら漂い続けました。

そして、
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日の入を大天井岳山頂で久しぶりに見届けて、今日はカメラのスイッチを切りました。



こんな感じで晴天が続いてくれるといいのですが。



今週末の空模様は、一体どうなるのでしょう・・・



雷鳥に加え、ホシガラス。
2018/09/10

さかきです。


残念ながら今日も雨でした。

何が一番気の毒って、こんな空模様にも関わらずお見え頂く方、少なからずいらっしゃるのですが、雄大な光景を目にすることができないまま大天井岳を後にされることへのもどかしさです。

とは言うものの、私には天気をコントロールできる力などあるわけなく・・・自然の営みに身を委ねるほかないですね・・・


さて、一人悩まし気に頭抱えている一方で、外では今日も雷鳥達に加えてホシガラス達も元気に動き回っています。
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気づけば、そこら中のウラシマツツジが赤くなってきています。
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ハイマツの中を飛び回っているホシガラス。お目当ては、大きく実ったハイマツの実です。
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雷鳥もホシガラスも日没前の霧濃いタイミングで撮った関係で、今日もピントボケボケ。
今度お天気いい時にバッチリ写してやるぞ!ホシガラス!

でも、彼らすばしっこいので、なかなかきれいに撮るの難しいんですね・・・


〈今シーズンも始まりました、ランプの夕べ〉
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昨日は今シーズン第1回目のランプの夕べでした。
ご夕食の際、“芋煮の発祥の地 東北生まれのスタッフ(私です・・・)が仕込む芋煮”をお召し上がり頂き、夕食後は本館談話室にて“ランプの夕べ”。大天井岳の麓 安曇野に昔から伝わる民話の語り部と、大天井岳の四季を写したスライドショーをお楽しみ頂くというもの。
ほのかなランプの灯が、秋の夜長を盛り上げます。ランプの夕べご参加の方には、もれなくスタッフ手製のケーキとワインのサービスがつきます。


次回は、9月17日(月)です。
(イベント詳細は、こちらをクリック





今日もウロウロ、雷鳥家族。
2018/09/09


さかきです。


今日も雨です。


最も、秋雨前線がこれで徐々に日本より南下するようで、大陸からの涼しい空気が入ってくる模様です。
実際、今ブログを書いている夕方6時過ぎ、大天荘の外の温度計は6℃台を表示。
秋がまた一歩進む感じです。




そして、今日も雷鳥達は、2家族が小屋周りをウロウロしておりました。


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一時、この2家族合計8羽が、一同に会した瞬間もありました。
もしかすると、今日のご宿泊の人数より多かったりして。

いや、実際そうなんです・・・



ということで、今日は雷鳥クイズで締めたいと思います。

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何羽いるでしょう?














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いかがでしたか。


秋の夜長、家族で楽しんでみてはいかがでしょう・・・なんてね。





雨宿り。
2018/09/08

さかきです。


今日もよーく降ります、雨が。加えてよーく風が吹きます。
1743 ▲夕刻の大天荘
今日は平日ではなく、土曜日だったと思いますが、ご宿泊は数名様のみ。
テント泊においてはゼロ。

・・・なんとも寂しい9月の週末です。

天気予報が悪く、これだけ連日風雨が続けば、稜線数時間かけて歩かなくてはいけない小屋へは自然と足が遠のくのも無理はないでしょう。とは言ってもね・・・。


一方で、こういう日は決まって彼らの姿を小屋周りでよく見かけます。

ということで、9月最初の雷鳥クイズとまいりましょう。
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どこにいるでしょうか?


















正解は、
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なんと、彼らも雨宿りをするんですね。
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ベンチ越しに見える木の道標辺りにいた4羽の家族が、みるみるベンチの下に集結。数分程雨を凌いでいました。
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そして、小屋の際に生えている草を摘まんだりなんかして。
雷鳥達を真上から撮ることは、まずほとんどないので、我々もやや興奮してしまいました。

現場は、
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とても辺りにヒトがいたら、こんな場面には遭遇できないでしょう。


お客様は少なかったけれど、シーズン中のちょっとしたいい想い出となりました。




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