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燕山荘

北アルプス 大天荘

大天荘 スタッフブログ

ベンチ。
2018/07/11

さかきです。


4557 ▲槍ヶ岳
4558 ▲穂高連峰
4566 ▲大天井岳と槍ヶ岳
今日も日中霧に覆われる時間ありましたが、昨日よりは安定した青空広がる時間多く、特に午前中中心にスッキリした光景が広がりました。


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気づけば、槍ヶ岳の隣にそびえる大喰岳のさらに左側、中岳に居る“舞姫”。
女性なので言葉遣いが難しいですが、少し大きくなってきました(無論、毎年のことですが雪融けと共にそうなるのです)。

大きくなってきたと言えば、こちらも。
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1週間ほど前に比べると、一回り二回り成長したような気がします。
最近もお伝えしましたが、大天荘周辺には、少なくとも2~3家族がウロウロしていますし、ほぼ毎日見ることができます。
大天荘お越しになられた際、雷鳥を発見した場合は、そっと静かに見守ってあげてください。





さて今日、私の中では、
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時々このブログに登場するこの“ベンチ”を新しく改修しようと思ったのです。
理由は、全体的に色があせ、長年の劣化で足が細くなってきたからです。
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ところが、他のスタッフから意外にも、
「このままのほうが雰囲気いい」
「案外丈夫ですよ」
ということで、待った!がかかりました。

確かに、なんとなく見すぼらしい感じはしますが、特段細くなった足ではあるけれど、力ずくで揺すってもピクリともしないし、それぞれのパーツも腐っているわけではなく、丈夫です。









・・・止めました、改修を。




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先人達が作った丈夫なベンチ。使っていて支障がないのなら、無理して新しくしなくてもよい物とそうでない物とがありますが、殊、このベンチは前者なのでしょう。


この場所から見る安曇野平や、剣立山は最高です。
空いていれば、寝そべって見上げる星空も格別(温かい格好で)。


大天荘に立ち寄られた際は、是非このベンチ、一目してみてください。





一瞬の出来事。
2018/07/10

さかきです。

きれいなご来光が拝めた今朝だったのですが、肝心の“コンパクトフラッシュ”を入れ忘れた状態でシャッターを切っていたため・・・
加えて、今日に限ってすぐに雲が上がりはじめ、7時過ぎには小屋周りは真っ白け。

夕方まで、何を記事に仕立て上げればよいか思案しました。


その夕方まで霧が晴れることはなく、弱いにわか雨がパラパラ。


ただ、夕方に一瞬だけ、
453801 ▲テント場から
槍ヶ岳が顔を出してくれました。
終日真っ白だっただけに、テントで見えられた方が、かなり長い時間、佇んで槍を見つめている光景が、妙に印象的だったのを覚えています。


今日の渾身の一枚でした。




こんな日は、
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非日常的な空間、ランプの喫茶でゆっくり寛ぐ・・・コーヒーでもワインでも。

ちょっと商売っ気が出てしまいましたね。


夏が来た!
2018/07/09

さかきです。

改めまして、この度の西日本各地での豪雨災害、被られた方々に対しまして、心よりお見舞い申し上げます。


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数日ぶりのご来光、風はほとんどなく、スッキリした朝を迎えました。
4505 ▲槍ヶ岳
4502 ▲穂高連峰
4507 ▲剣・立山・針ノ木・鹿島槍・白馬方面
きれいに晴れ上がった分、少々ひんやりした朝となり、温度計は7℃台を表示。
下界では日中、真夏日だの猛暑日だのと言われていますが、標高2,870mのここ大天荘においては、夏でも薄手のダウンなどの防寒着があると重宝します。

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日中は少し動けば汗ばむ陽気。雲から垣間見る空の青さは、夏そのもの。聞けば、豪雨被害に遭った西日本各地でもあちらこちらで梅雨が明けたとのこと(復旧作業が一刻も早く進まれることを節に願うばかりです)。

いよいよ夏本番ですね。

渡辺美里さんの「夏が来た!」、この青い空と白いモクモクした雲に映える北アルプスの稜線を眺めると、ついこの曲を口ずさんでしまいます。
すみません、私のこの時期お気に入りの一曲。確か一昨年、地元「あづみ野エフエム」の取材を受けた時に、リクエストした曲だったなぁ・・・



などと感慨にふけている場合ではなく、今週末、海の日の連休から本格的に登山客が多くなるのを前に、済ませておきたことはまだ幾つかあり、そのうちの一つ、道直し。
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冬の間に傷んだ箇所を、時間を作ってつぶさに補修していきます。もちろん、全ての箇所をやるには時間は足りず、最低限ここだけは、という所を中心におさえていきます。
ちなみに上の画像、大天井岳直下“切通分岐”付近の模様ですが、こんな登山道でも、じつは、立派な県道で、正式名称は「長野県道327号槍ヶ岳矢村線」と言います。道直しとは言うけれど、要は道路工事みたいなものですね。


さて、今日最後の話題は・・・
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どうやら、大天荘の周辺半径300m範囲の中に、少なくとも3家族の雷鳥がいそうであることを、大天荘スタッフが今日確認。
じっと立ち止まって耳を澄ませると、「クークー」「ピヨピヨ」という声が聞こえてくるかもしれません。

彼らの行動範囲のすぐわきには、
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クロトウヒレンが芽吹いていました。





ようやく雨が止みました。
2018/07/08

さかきです。


長く降り続いた今回の雨ですが、ここ大天井岳周辺に限っては今日の昼頃には止み、強かった風も徐々に落ち着きました。

そして5日ぶりでしょうか。
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館内から、にわかにテント場方面に目をやると、雲の切れ間が見て取れ、もしかしたら!と、急いで外に出ました。

447901 ▲槍ヶ岳
控えめな感じではありましたが、顔を出してくれました。
昨日からご連泊され、ずっと外に出られずにいたお客様にも声をかけ、皆で撮影タイム。


しかし、空気感はまだまだ湿った感じで、案の定この後すぐ霧に再び包まれてしまいます。


そして、午後6時を回った頃、「うん、これはいい夕方になるぞ!」と思わせんばかりの空模様、上空にはきれいな青空が広がり始めます。
今日は大天井岳山頂ではなく、中天井岳へ急ぎ足。


すると、そこには先客がいらっしゃったのでした・・・ということで、今シーズン初の雷鳥クイズとまいりましょう。

00619 ▲中天井岳頂上
どこに雷鳥がいるでしょうか?











正解は、
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ちょっと難しかったでしょうか。

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「邪魔しないでくれない?」と言わんばかりの表情でこちらをじっと見つめる雷鳥。
5分ほど睨めっこをしましたが、まったく動じない様子。仕方なくこちらが折れ、少し離れた低いところから夕景を撮ることにしました。
448701 ▲大天井岳と西の空
449001 ▲槍ヶ岳
これは期待できそうと思いきや、これまたすぐ霧に包まれてしまい、肝心な夕陽をここで拝むことは出来ずじまい。
今日はもうあきらめて、夕食を摂ろうと席についた途端、霧のベール全体がオレンジ色に染まりだすではないですか。
ごはんそっちのけで、大天井岳へ山頂ダッシュ!
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やや出遅れ感が。
中天井岳に行かず、最初からこっちに来ていればよかったかな、“撮り”逃がした光景、これよりさぞきれいだったことでしょう。
聞けば、大天井岳山頂全体が黄金色に輝いたとのこと。



ということで、久しぶりの太陽を目の当たりにし、気分は少し高揚気味。
これで明日からしばらく日中は晴れ間が期待できそうな予報です。



久しぶりのご来光に期待して、今晩は床に就きたいと思います。




7月でも寒い。
2018/07/07



さかきです。

この度の全国的な豪雨災害で、被害に遭われました各方面に対し、改めましてお見舞い申し上げます。
甚大な被害がこれ以上広がらないことを、節に願うばかりです。


今日は7月7日、七夕。
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長野県下も今日で丸4日間雨降り続き。大天井岳界隈は今日も断続的に風雨が強い一日でした。今晩は織姫と彦星が見られるシチュエーションでは、残念ながらありません。

天気が悪いこともあり、日中の外気温は7℃台。
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7月とはいえ、ストーブ焚かなくては館内でもかなり寒く感じる大天荘です。隙間風があちこちから吹き込むもので・・・

00606<br />
人通りもほとんどなく、そうなれば館内作業に集中できるというもの。今週の半分以上はほぼ館内作業に割り当てた感がありますが、以前から気がかりだった作業にも着手できたりで、雨続きではあったけれど、これはこれでよしとするか。



ヤマテンによれば、明日から徐々に天候は落ち着いてくる気配。
そうかと思えば、来週末はいよいよ海の日の連休。まもなく本格的な夏山シーズン到来。
やっておきたい補修や改修は、まだまだあるのですが・・・気だけが焦ってしまいます。


さて、明日からは何に手をつけようか、思案のしどころ、というよりも、そろそろ太陽の陽ざしを浴びたいところですね・・・




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