北アルプス表銀座の山小屋/燕山荘グループのWEBサイトです

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燕山荘

北アルプス 大天荘

大天荘 スタッフブログ

視界の効く一日。
2018/11/02


さかきです。


昨日以上に穏やかな、加えて視界がとてもよく効く今朝でした。
291101 ▲常念岳越しに富士山と南アルプス
290601 ▲日の出直後 右 八ヶ岳連峰
848901
289901 ▲剣・立山連峰
290001 ▲鹿島槍ヶ岳・白馬岳・旭岳

デジカメの望遠機能をフルに活用したものですが、実際肉眼で見ても、クリアな光景が広がっていました。
その分、太陽光線もひと際輝きを増しながらの日の出でしたので、モルゲンロートも昨日以上の赤みを帯びました。
849001 ▲槍・穂高連峰
8493 ▲槍ヶ岳
8494 ▲穂高連峰

6時頃の気温が、大天荘の温度計で-5℃程。ほぼ無風でしたので、今日はしばらくカメラ構えていても苦にはなりませんでした。
しばらく寒気の南下がないようですので、この週末、昼間を中心に陽ざしの差し込む場所は、温もり感じる陽気になるでしょう。

そんな今日の日中も、
851001 ▲槍・穂高連峰
850901 ▲有明山と麓安曇野
850601 ▲燕岳方面
292001 ▲鹿島槍ヶ岳・白馬岳・旭岳
293001 ▲剣・立山連峰と針ノ木岳
851501 ▲大天荘と常念岳 遠望富士山他
登山道の陽のあたる所は、雪融けと同時に多少ぬかるんでいる箇所もあります。
ただ、朝晩は凍結し、殊、大天井岳直下の切通分岐~大天荘間を早朝歩かれる場合は、滑りやすくなっていますので、十分ご注意願います。心配な方は、6本歯程度の軽アイゼンがあると便利です。

〈おまけ〉
先にも書きましたが、今日はデジカメの望遠機能で楽しんでしまいました。
291701

大天荘のテント場から見た、徳澤周辺。カラマツの黄葉の様子がよくわかりますね。



営業最終日の明日も、お天気よさそうです。



雪纏う北アルプス その2
2018/11/01


さかきです。

今日2回目の更新です。
847001 ▲槍・穂高連峰
847401 ▲槍ヶ岳
847301 ▲穂高連峰

昼時の周辺の様子です。
槍穂の稜線あたりはすっかり冬の装いに等しいくらいの白さになっています。
一方で、手前表銀座縦走路を西岳に通じる稜線辺りまで標高を下げると、まだ積雪はまばらの様です。とはいえ、東鎌尾根方面から先は、厳冬期並みの装備が必要だと思われます。
846701 ▲燕山荘方面 表銀座縦走路

こちらも、切通分岐から燕山荘方面は、思いのほか積雪は少ないようで、ここ一両日の晴天で、だいぶ融けてくるでしょう。ただし、日陰や斜面北側にあたる登山道上は、凍結箇所あるかと思われますので、通行に際してはスリップ等に十分お気をつけ願います。
846401 ▲高瀬ダムと剣・立山・針ノ木
846601 ▲燕岳と、左上遠望鹿島槍・白馬・旭
北アルプス北部の峰々は、こちら以上に山肌真っ白。降る雪の量が違うのが一目瞭然です。
847701 ▲裏銀座の峰々
848101 ▲大天井岳から大天荘方面

昼間によく見てみると、まだ標高の高い辺りのみ積雪がある感じで、山麓はまだまだこれからですね。

来週頭まで晴天が続くようなので、うっすら程度の場所は、再び地肌が出てくるかもしれません。


夕景が良ければ、今夜今一度更新したいと思いますが、さてどうなるでしょう・・・




〈おまけ〉
ちなみに、今朝食堂の窓ガラスについた霜の華がきれいでした。
288301
寒さが生み出す自然美の一つですね。



雪纏う北アルプス その1
2018/11/01

さかきです。

844501 ▲ピンクに染まる槍・穂高連峰(中天井岳から)

今朝は、大天荘の温度計で-7℃程。昨日よりは冷え込み少し緩みましたが、撮影出かけるには上下冬のアウターを着込まないと「ちょっと無理」という感じ・・・燕山荘の年末年始営業、早朝寒さ震えながら撮る、あの感覚を思い出しました。

しかし、ビリビリする寒さを一瞬忘れてしまうくらい、白い山肌がピンクや赤に染まる光景には息を呑みました。
841101 ▲日の出直前の槍・穂高連峰
841501 ▲同じく遠望富士山
844301 ▲日の出は6:05頃
845901 ▲槍ヶ岳
844801 ▲穂高連峰
844901 ▲大天井岳と大天荘に裏銀座稜線
すっかり雪化粧と化した北アルプス。


今日は作業の合間見て、随時更新できればと思っています。




冬支度。
2018/10/31

さかきです。

まず積雪状況ですが、今日10/31現在、燕山荘~大天荘~常念小屋間に限り、風通しの良い所はほとんどありませんが、標高2,750mを越えた辺りの縦走路の吹き溜まりでは40㎝程積もっている所があります。ご参考までに。




02873 ▲夕方の大天荘
今日が寒気の一番底にあたったようで、今朝は外気温-10℃を下回りました。
迎えた夕方も、すでに-9℃程。
寒い!です。

しかし、ここ数日続いていた降雪も、明日以降は落ち着きそうで、本格的に真っ白になった北アルプスの全容が見られるのではと、期待しているところです。

なお、ここ数日繰り返しになりますが、大天井岳直下の切通分岐~大天荘間は、特に凍結箇所が多くなっています。お見え頂くようでしたら、必ず6本歯以上のアイゼンの携行をお願い致します(結果使う使わないに関わらず)。
また、殊、朝晩外はかなり冷え込みます。防寒着の携行もお忘れなく。

なお、テント泊ご予定の方は、相当の寒さ覚悟でお出かけください。寝袋等は厳冬期用でちょうどよいと思われます。


さて、小屋の滞在も10日余り。いよいよ館内も長い越冬に向けて、各所冬支度に入ってきています。
2868 ▲本館玄関脇 サポート立て
2876 ▲本館の客室 雨戸取付後
館内はまだよしとして、外での作業は、ご覧の通り立派な長い“つらら”が軒を連ねるほど、寒さとの闘いです。
それだけに、明日以降の陽ざしが待ち遠しいところです。


288201
芋煮。
こんな日は、熱々のこれに限りますね。



【お知らせ】
・大天荘の2018年営業終了は、11月3日(土)のご宿泊までとなります。翌日以降は売店等含め物品の販売はありませんのでご注意願います。

・ささやかながら、営業最終日の夕食後は、ケーキ・軽食・飲み物サービスがございます。ケーキ・軽食には数に限りがありますので、予めご了承願います。




登山道状況(10/30現在)。
2018/10/30

さかきです。

今回の寒気のピークは今夜のようです。
18時過ぎの時点で、大天荘の温度計は、外気温-7℃を下回りました。

気になる登山道の様子ですが、午前中に“切通分岐”まで様子を見に行ってきました。
まず目に入ったのが、立派な“エビの尻尾”
2848 ▲切通分岐の道標
「燕岳」と彫られた文字にもきれいについています。
そもそも“エビの尻尾”は、過冷却された霧や雲が樹木や岩に吹き付けられて着氷したもの。風上側に成長していきます。
これからの時期、天気が悪くなるとよく見られる現象です。見るには過酷な気象条件下なれど、自然の芸術美ですね。


・・・話が大きくそれてしまいました。登山道の様子です。なお、あくまで燕山荘~大天荘~常念岳方面のみのルート状況の詳細であることをご理解ください。
大天井岳から西岳・槍ヶ岳方面は、熟達者のみのルートになっている旨、併せてご承知おき願います。
2846 ▲切通分岐
2856 ▲大天荘まであと300m辺りから下を見る
2861 ▲大天荘まであと200m辺りから下を見る
2864 ▲同じく上部を見る
2864 ▲大天荘直下
しっかりした積雪となるのは、恐らく切通分岐から上部だと思われます。視界が悪いため、その先を見通すことは叶いませんでしたが、燕山荘~切通分岐は、それほど気になる積雪はないものと思われます。
切通分岐から上部は、吹き溜まりで30㎝程。風の強いところは吹き飛ばされてほとんどない所もあります。全体的には、一度積もった雪が解けて凍り、その上に新雪が乗っかっている状態です。
一方、大天荘~東天井岳は雪はあるものの、ほとんど飛ばされて気になるほどの積雪ではありません。

あくまで、一両日中に大天荘までお出かけ予定の方にですが、足回りは冬仕様に耐えうる靴+6本歯以上のアイゼン+ピッケルの携行をお勧め致します。夏用の靴は不向きです。また、雨具ではなく冬用のアウターが、防寒対策も含め適していると思います。
私が今日切通の分岐まで出かける際、小屋周りは気温-5℃前後で風速平均15m/sの状況下、冬靴+冬用のアウター上下+手袋2枚重ねで往復しました。

少々細かくなりましたが、くれぐれも防寒対策等入念に準備して頂き、安全第一でお出かけ頂ければと思います。

なお、週末は今のところお天気は上々、気温も少し上がり、積雪も落ち着いてくるものと思います。登山道の状況は、営業最終日11月3日まで随時このブログでお伝えしてまいります。


さて、昼過ぎからは思いのほか降雪が小康状態となり、青空が広がる空模様となりました。
8392 ▲大天井岳と大天荘
838801 ▲大天荘から有明山と麓安曇野を見下ろす
839701 ▲中天井岳から常念岳方面
840801 ▲同じく燕山荘方面
840201 ▲雲に隠れる槍・穂高連峰
839901 ▲雪化粧した涸沢遠望
雪化粧した山肌あり、まだまだ落葉ダケカンバの斑模様が印象的な斜面もありで、今回の寒気が抜けて明後日以降の晴れ間に、その全容がどんな風になっているか、とても楽しみです。


大天荘の今シーズンの営業は、11月3日(土)のご宿泊までとなります。



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