Hassy Times(ハッシー・タイムス)|松本市サンカレッジまつもと

今日は、水曜日です。
「本」当におすすめの、コーナーです。




∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽

人は毎日、一生懸命思考しているように見えながら、
「あっちの店より、こっちの店の方が安いのでは?」とか、
「こっちの方がポイントがたくさんつくな」という、
自己利益の効率的増加について、膨大な時間を使っていたりします。

それに比べて、内田先生の本を読む効用という点では、
人がよりよい社会を創るには、どうしたらいいかという、
人類共生論的理路を深く洞察するようになります。
と、わたしは思います。

では自己利益増大と人類共生論の思索にどれほどの違いがあるかというと、
実生活においてはたいして差異などはないでしょう。

しかし人類共生論の思考の方が、
他者との共生する能力の向上につながるような気分には、
確実になれます。と、わたしは思います。

そんな「他者との共生能力」について、
「草食男子」の話とからめながら語る話もありますが、
本書の基本は、「呪詛」と「贈与」がテーマの本です。

わたしがそのテーマの中で共感したのは、
「自分らしさ」ということを考えるときに、現代の人が抱えている問題の中に、
以下のような思考回路が根底に働いているということです。

「私はこんなところのいる人間ではない」
「私に対する評価はこんな低いものであってよいはずがない」
「私の横にいるべきパートナーはこんなレベルのものであるはずがない」

このような違和感、乖離感、不充足感を感じてしまっているということを、
気づかされたということではないでしょうか。

よく実体やヴィジョンを持たない人ほど、
他者に対する批判をすることで、社会に承認要求する事例があります。

それは相手を論破すれば勝ちという「ディベート」と同じですが、
最終的に勝ったとして、その人が世の中を良くすることなどないのです。

では、どうすればいいのか。

「壊す」から「創る」へ。
「批判」から「提言」へ。
「排除」から「受容」へ。
「傷つける」から「癒す」へ。

それが「呪詛」することから、人への「贈与」になるという、
そこまでの理路を内田流で、是非、味わっていただきたいのです。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

☆『まぐまぐ!』で無料メールマガジンの発行をしています。

●マガジンID 0000280994
【マガジン名】 走川通信(はしりかわつうしん)
【個別ページ】 http://www.mag2.com/m/0000280994.html

是非、ご登録してみてください!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

☆講演依頼、受け付けています。
☆お問い合わせ、ご意見、ご質問、ご感想などを、お待ちしております。

求職者支援訓練、医療・介護事務、ホームヘルパー2級、簿記、
資格取得、キャリアアップ、職業訓練のことなら、
「サンカレッジまつもと」
http://www.sun-college.jp



プロフィール
Profile


ずくラボ!
人気ブログランキングへ

Hashirikawa Masaaki

バナーを作成

走川昌明

日ごろ、みなさまには格別のお引き立てを賜り、誠にありがたく厚く御礼申し上げます。

さて、こちらはブログですので、簡単な自己紹介を。

1965年7月15日広島県尾道市生まれ。
中学生から親元を離れ、私立学校の寄宿舎で生活を始めました。
その後、立教大学社会学部に入学するも音楽活動にのめり込み、4年生で中退。
ライブハウスを中心に音楽活動を展開し、あの「イカ天」にも出演。
そして某レコード会社で、某アイドル歌手の作曲、プロモーション活動をサポートするも、生活が成り立たず挫折。

1992年より、株式会社 中央製作所に入社。
2000年より現在に至るまで、代表取締役社長を務めています。
その間自己資本比率を、20.6%から85.6%に改善。4億円の負債を返済し、無借金経営に。そして、手形発行ゼロを達成しました。

現在は、いままでの経験を活かして、教育訓練で「サンカレッジまつもと」の事務局長として、みなさんのお役に立てるように、精進しています。

ご覧になったかた、これもなにかのご縁です。
よろしくお願いいたします。

ご意見、ご質問、ご感想などは、
こちらのお問い合わせフォーム
までお待ちしております。






カレンダー
Calendar
2012 8月
    1  2  3  4 
 5  6  7  8  9  10  11 
 12  13  14  15  16  17  18 
 19  20  21  22  23  24  25 
 26  27  28  29  30  31  
7月  |  Today  |  9月


検索
Search
 




コメント
Recent Comment