Hassy Times(ハッシー・タイムス)|松本市サンカレッジまつもと

【走川通信 ε=ε=┏( ・_・)┛392号 】 2012.09.24 | Home | 終身旅行者PT by 木村昭二

今日は、火曜日です。
「経営ノート」のコーナーです。


テーマ:新日鉄住金 合併は発射台

◆鉄鋼業界国内1位の新日本製鉄と3位の住友金属興業が合併して、
10月1日に新日鉄住金となる。
そして、世界的にみて2位の製鉄会社になる。

とはいえ、世界1位のアルセロール・ミタルの半分の生産規模で、
3位の中国、韓国のメーカーも僅差にすぎない。


◆42年前、八幡製鉄と富士製鉄が合併して
新日鉄が誕生したときは狙いが違う。

当時は世紀の大合併といわれ、
米USスチールを抜いて世界1位となった。

そして目的は過当競争を避けることだった。
プライスリーダーになり、かつ36%あったシェアを他社にわけて、
5年後には31%まで減じた

◆しかし、新興国経済の台頭により、
世界の鉄鋼産業は様変わりした

成長産業に変わり、新日鉄は2006年には世界2位に下がり、
2011年には6位まで後退した

急成長するグローバル市場では「業界協調」より競争である
今回の合併の背景には募る危機感があった。

◆グローバル企業になるためには、
規模の拡大に見合うだけの収益力と、
海外に設備投資する資金力も必要となる。

合併後の社内融和に力を割くと、経営が内向きになる。
成長を目指した企業家精神が必要である

グローバル競争で巻き返しのモデルになるか、
健闘を期待したい。

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【私見】

高度経済成長期は、世界のプライスリーダーになっていました。

時は流れて新興国が台頭し、日米欧は鉄鋼業界でも、
後退を余儀なくされています。

たとえば日本電産のように、海外の会社までM&Aをし、
規模の拡大、シェアの拡大を図るのか。

あるいは、実態規模に合った企業になっていくのか。

わたしは必ずしも右肩上がりの成長路線ばかりが、
企業家精神だとは思えません。

社会状況、経済状況に応じて、バランスを取ることも、
企業家精神ではないのでしょうか。

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走川昌明

日ごろ、みなさまには格別のお引き立てを賜り、誠にありがたく厚く御礼申し上げます。

さて、こちらはブログですので、簡単な自己紹介を。

1965年7月15日広島県尾道市生まれ。
中学生から親元を離れ、私立学校の寄宿舎で生活を始めました。
その後、立教大学社会学部に入学するも音楽活動にのめり込み、4年生で中退。
ライブハウスを中心に音楽活動を展開し、あの「イカ天」にも出演。
そして某レコード会社で、某アイドル歌手の作曲、プロモーション活動をサポートするも、生活が成り立たず挫折。

1992年より、株式会社 中央製作所に入社。
2000年より現在に至るまで、代表取締役社長を務めています。
その間自己資本比率を、20.6%から85.6%に改善。4億円の負債を返済し、無借金経営に。そして、手形発行ゼロを達成しました。

現在は、いままでの経験を活かして、教育訓練で「サンカレッジまつもと」の事務局長として、みなさんのお役に立てるように、精進しています。

ご覧になったかた、これもなにかのご縁です。
よろしくお願いいたします。

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までお待ちしております。






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