2011/01/17 20:45

長野県感染症情報 第1週(2011/1/3-1/9)

インフルエンザの患者届出数は1定点あたり3.28人となり、流行開始の目安となる1.0人を超えました。今後さらに感染が拡大すると思われますので、手洗い、うがいなどの感染予防に努めてください。

 RSウイルス感染症が最近数年で最も多くなっています。手洗い、うがいを励行し、乳幼児は風邪の子供や大人に近づけないようにして感染予防に努めてください。

 感染性胃腸炎及び流行性耳下腺炎の患者届出数は引き続き高い状況で推移しています。

コメント:
 安曇野市 穂高ハートクリニック 内科・外科・小児科でも、最近、インフルエンザA型陽性になる患者が増えてきました。予防接種を済ませてない方は、早めに接種することをお勧めします。

予防
 通常のインフルエンザ予防対策が基本です。
(1)マスクの着用に心がける
 自分の身をまもるほか、知らずに人にうつしてしまうことを防ぎます。
(2)手洗い・うがいを励行する
 感染の多くは飛まつによる接触です。
手に付いただけでは感染しませんが、ドアノブなどに飛まつにより付着したウィルスを知らずに触ってしまい、その手で鼻をぬぐったり、口を触ったりすると感染してしまいます。
(3)咳エチケットに心がける
 知らずに人にうつしてしまい、感染を拡大させてしまうことがあります。咳、くしゃみが出る時は、人がいないほうを向いて、口をティッシュ等で覆いましょう。また、咳やくしゃみが続くときはマスクを着用しましょう。
 鼻汁や痰などを含んだティッシュは放置せずに、すぐにふた付きのゴミ箱に捨てましょう。