こんにちは院長の望月です。3月13日に私が所属する日本歯内療法学会の2016スプリングセミナーが名古屋で開催され、これに参加してきました。

今回のタイトルは「歯内療法、見えることと見えないこと」でした。
患者さんには何が「見える」「見えない」ことかわからないと思いますが、我々の行っている歯科治療は大変小さく細かい部位の処置がほとんどなのですが目視下ではほとんど見ることができないため実際には健康な部分も含めて過剰に切削されたり感染源が取り残されたままで終了してしまうことが多々生じているのが現状です。
こういった問題から根管治療後の再発による再治療が急増しています。この問題を解決し再発の無い環境に戻していくために手術用顕微鏡(マイクロスコープ)の使用は大変有効です。そもそも「見えないもの」は知識と想像と手探りで治療に望むしかありません。しかし、現在はCTとマイクロスコープがあるため診断から施術まで原因を診ながら治療が行えます。当クリニックでは再発の無い環境を患者さんに提供できるよう根管治療専門クリニックとしてこれからも更なる技術の向上に研鑽していきたいと思っております。