精密な顕微鏡治療を受けられる患者さんが増え使用頻度が増えたため顕微鏡をもう一機導入しました。
 使用は、カールツアイスPICO MORA フルハイビジョン撮影装置と映像記録装置ADMENIC DVP2です。


 従来の歯科診療では患者さん自身が自分の口腔内の状態を目で見て確認することは不可能で何をどうされているのか「わからない」「知らない」まま治療が進んでいっています。その結果再治療の頻度が増え早期に歯を失っていきます。このようなことにならないよう当クリニックでは顕微鏡を用いた精密な治療に加え、患者さん自身に我々の診査・診断・治療行為を見ていただき状況と解決策をしっかり理解してもらえるようになっています。
 今後もこのシステムを用いて患者さんの期待に応えられるように努力していきます。

歯を失った際に人工歯根を顎に埋入して自分の歯のように咬むことができるインプラント治療の成功の鍵はインプラントに使用されるチタンと顎の骨がしっかりとくっつくことです。
 最新の研究ではチタンという材料は工場で作られてから時間がたつことによりインプラントの周りに骨を作る能力が低下することが米国UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)の日本人研究者、小川隆広教授らのグループによって発見されました。今回当院に導入された光機能化技術はチタンを工場出荷時の最も新鮮な状態に戻し骨を作る能力を最高の状態にする装置です。これによってインプラント治療の成功率はさらに向上します。

 当クリニックでインプラント治療を行う患者さんに使用するインプラントにはすべてこの光機能化処理を行ったものを使用します。何よりも体に埋め込む材料は安全・安心の物が一番ですね。