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3月26日(土)栄村へ未来のJAYCEE育成員会、私小川原健太と山添道雄君との2名で人道支援に行ってまいりました。











毎日のように東北地方での災害の状況がメディアで流れる中、同じ長野県内での被災状況がどのようであるか、またそこに住む人々がどのような生活を送っているのか、自分の目で確かめ少しでも役に立つことができればと思い栄村へと向かいました。

写真でもわかるように栄村ではこちらでは考えられないような大雪でした。行く途中、車が何台かスリップし道路脇で動かなくなっているのを見ました。そしてなおさらに被災地の人々の大変さを私は感じざるをえませんでした。

栄村につき役場に入り我々は、ゴミ捨て場の手伝いを命じられました。現地ではまだゴミ処理の復旧が進んでおらず校庭をゴミ捨て場代わりにし地震で散らかった家のゴミをみなが持ってきていました。そこで働いている人たちは我々ボランティアのメンバーだけでなくまだ家の片づけも終わってない栄村の人たちが大勢いたことに驚かされました。











午後になると、「赤紙(被災で壊れ立ち入り禁止になってる建物)の貼ってある家のタンスを2階から降ろしてくださいという依頼が来てます」と言われ、我々は単純になんて矛盾した話だと思いました。その後「無理だと判断したなら、断ってくれていいからね」といわれ、とりあえず役場から40分離れたその家への雪道に車を走らせました。しっかりとした地図もなくナビに登録する住所もわからないまま、「ほかの道は雪で通行止めだから大丈夫」と余計に不安になりそうなお言葉をいただきそこへ向かいました。

通りがかりの消防士の方や、ボランティアの人に道を尋ねながらなんとか着いたその家はちょっと傾いているかなといったぐらいで、これで進入禁止なのと思うような感じでありました。さらに近づいてみるとその家の方々が気にすることなく出入りして荷物を運び出しているのが見えたので、家に入るのは大丈夫であろうと思い手伝うことを決め、声をかけました。そして家の中に入ってみると、外からは想像もつかないほどの状況でした。階段は傾き、鴨居が落ちかかりそれを支える襖、壁は崩れ、ぐちゃぐちゃという表現では言い表せないような状況でした。我々はそこで自分たちの考えに間違いがあったことを気付かされました。車内から見る栄村の住宅はちょっと傾いてはいるけれども、ちゃんと原型をとどめており、テレビで見るような東北の状況とは違い、大変なことではあるのだけれど、ちょっとした安心感を抱いていたことが安易であったことに。非常に自分が恥ずかしく思えました。だからこそそんな恥ずべき自分を戒めるがごとく精一杯タンスを降ろすこと、その後我々のできる範囲の片づけをさせていただきました。今でも忘れません、最後にその家の方々の「ありがとうございました」という言葉を。

今回の震災で私は非常に暗い気持ちになり悩み混乱しました。自分には何ができ何が必要とされているのだろうと。今回はたまたま現地に赴く機会を与えてもらい、行くことができましたが、様々な要因でそれができない方々も大勢います。震災の直後すぐにでも駆けつけ助けに行きたかった人がどれだけいたのか、その人たちの気持ちを考えると本当につらい気持ちになります。その結果私なりに現時点での考えが生まれました。我々には責任があります。それは震災の影響をあまり受けなかった責任です。だからこそ我々はこの松本をより一層盛り上げて、元気にしていかなくてはいけないと。それこそが水に投じられた石が波紋を広げるが如く被災地に広がっていくのではないかと。きれいごとと思われるかもしれませんがそう思われないように精一杯仕事をし、精一杯人とつながり、精一杯生きていきたいです。水野谷直前理事長に教わりました。青年会議所の運動の本当の目的は世界平和であると。自分にはその意味はまだしっかりと理解できていないかもしれませんが、それを心におき行っていくことが復興への近道であると信じようと思います。

社会人というものになってまだまもなく敬語もまともにしゃべれない自分が、非常に歯がゆいですが、ともかく何でも精一杯やらなくてはならないなと、今回の震災、栄村人道支援で私が感じたことです。

最後に今回の被災を受けた方々への哀悼の意を表するとともに、より早くの復興を願います。

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