大町市土地改良区「水土里ネットおおまち」越荒沢堰

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水土里ネット おおまちからのお知らせ

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  9月30日(月)午後1時過ぎ、大町西小学校5年生の体験授業で稲刈りが行われました。
 このところ秋の空を象徴するような天候に恵まれた日が続き、まさに稲刈り日和です。稲も約半年の間、子どもたちや周囲の皆さんに見守られ順調な生育を続け刈取りの日を迎えました。
 時間になると先生に引率された子どもたちが集まって来て整列し授業が始まりました。
 担任の先生から今日の作業内容と進め方等についてのお話があり、最後に注意事項が伝えられました。その中で、特に刈取りの作業では初めて鎌を使うのでくれぐれも怪我の無いように注意してとありました。
  今年の担任の一人、栗林先生は実家が近くにあり農家ということもあって農作業全般に精通、稲刈りの知識もあるので、水土里ネットでは今回脇役に廻り個々のお手伝いに徹しました。
  その後子どもたちは各クラス毎に分かれていよいよ作業開始!一斉 に横に並び、植えられた筋の通りに刈って行きます。
  稲は子どもたちの手に余るくらいの株になっていて、夏の長雨に続く不順な天候も影響無いかのような成長ぶりでした。
  それぞれ首に手ぬぐい、帽子、軍手、長靴そして手には初めて手にする稲刈り鎌…。心配された鎌の使い方もすぐに上手に使えるようになり、ザクッザクッと力強い音が田んぼに響きます。

         しっかり実った稲穂と子どもたち


 刈り取った稲を次は稲専門のひもで縛っていきます。小さな手にこれは少し手こずっているかのようでしたが、大勢の力はたいしたもの。大騒ぎしながら友達と協力してしっかりできました。
 次に田んぼの地主の平林さんが、稲刈りに合わせ予め作ってくれてあったはぜの周りに稲束を運びます。はぜ作りも手間がかかるので本当に感謝です。
  そして次ははぜに掛けてゆく作業。一人が手渡し一人が掛ける。ちょっと稲の埃もかぶりますが、大きな空の下、汗をかきながらみんなで田んぼを駆け回ることも随分楽しかったようです。

      はぜ掛けは稲と稲に隙間が無いように…先生も真剣

 稲を刈り取った後には稲株がきれいに並び、子どもたちも軽い疲れと清々しい達成感にはしゃいでいました。
  そして決められた授業の時間内に予定の作業は無事終了!
  はぜの周りにはみんなの稲を、夜も昼も暑い日も雨の日もそして強風の中もずっと見守り続けてくれた案山子たちがまた登場、今度は脱穀の日までしっかり守ってくれます。

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