大町西小米作り体験授業のその後をお知らせします。
4月14日の種まきから約10日あまり経ちました。
このところ風は冷たく夜になると更に冷えこむ日もありましたが、日中の陽射しは暖かくビニールハウスの中の気温は急上昇、細やかな温度管理が必要になってきました。
種まき後3~4日経ってほぼ例年通り順調に発芽を確認しました。まだまだ白い根の延長みたいな芽ですがどの育苗箱にも満遍なく認められ、この瞬間は何年携わってきても「よしッ!」みたいな感動を覚えます。
当所職員も現場に出るたび、ほぼ毎日ハウスに立ち寄るなどしていますが、順調な生育の様子にほっとし、またこんな白っぽい根のような芽がだんだんしっかりして緑色になっていくのを見ると元気が出ます。
子どもたちが小さな手で土を均し、パラパラと蒔いた種は一粒も無駄にはならず、大きく育っていく可能性をいっぱい持っています。
芽が無事出ると今度はハウス内の温度管理、水くれ等が重要になってきます。寒暖の差を人間の手でちじめ、なるべく温度変化の少ない中での生育を心がけて行きます。それには、その都度こまめにハウスのビニールを開け閉めして調節していきます。
また水くれも朝のうちの大切な仕事。たっぷりと一日分の水をかけ成長を助けます。子どもたちは朝、そして授業の合間に様子を見にきます。子どもたちの手の足りないところは苗を見守る大人たちがいます。
種を蒔き、芽が出たら育つ環境を整えるためできるだけの努力をし、立派に稲を育てていく体験授業、一つ一つの作業を通して子どもたちは多くのことを学び取っていき、この授業がまさに自分の創造の種になればと思います。
暑い、寒いと寒暖繰り返すうち季節は移り、苗も順調に次の段階に進んでいくことでしょう。
次回はどんな報告ができるでしょうか.....!
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