大町市土地改良区「水土里ネットおおまち」越荒沢堰

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水土里ネット おおまちからのお知らせ

イベントのご案内やイベント報告などをお伝えします。

 稲刈りから約3週間、天候に恵まれた日が続いたこともあり、ハゼ掛けによる乾燥も進み、この脱穀の日を迎えました。


 作業日も天候に恵まれ、大町市の最高気温が25.9℃を記録した午後に行っております。
 脱穀に使用される機械(ハーベスタ)は、昨年に引き続きご協力いただいた三日町の窪田さんからお借りし、機械操作も同時にしていただきました。

 窪田さんや職員による作業の説明や注意事項を聞いた後、実際に機械を動かしながら、児童たちと共に作業方法の確認を行います。

 そのまま児童たちによる作業が始まり、

「ハゼ掛け棒から稲を外し脱穀機を操作する窪田さんに手渡す作業」

「脱穀された藁を利用する分だけ、畔まで運ぶ作業」

「脱穀後の藁の中から穂がついたものを探し出し、再度脱穀機にかける作業」

「いっぱいになったもみ袋を運ぶ作業」

を交代しながらとなります。

 作業も順調に進むと、稲を掛けていたハゼ掛け棒が片づけられる状態になり、それを解体し片づける作業が新たに加わります。

 また、利用する分の藁を確保できた後は、脱穀機を調整し、藁を粉砕し排出するようにします。

 そうすると、粉砕された藁をまんべんなく田んぼに撒き散らす作業が新たに生まれます。

 この作業は、田起こしした時に田んぼの肥料となり、また来年の実りを良くするために欠かせない作業となります。また、事前に田んぼの管理者である平林さんが用意してくれていた藁もあり、それも児童たちの手でまんべんなく撒き散らしてくれました。

 作業も順調に進み、約1時間程度で作業は完了。

 今年は出穂期の鳥獣による被害が気になる所ですが、大町市という自然環境に恵まれた大地と用水で、児童たちが一生懸命作業を行い、また多くの方との協働で実った「もち米」を、おいしく堪能してもらう事を願いながら、今年の大町西小学校5年生「米作り体験」のお手伝いを終わりたく思います。

 久々の秋晴れとなった9月13日の午前中に「稲刈り作業」が行われました。今年は8月中旬の長雨、また9月上旬の秋雨続きと比較的天候に恵まれない年となりましたが、米作り体験終盤となる、「稲刈り作業」をようやく迎えることができました。
 西小5年生の田んぼは、もち米とあって比較的早く、7月下旬ころ穂が付きはじめ、


周りより早く穂がついたせいか、スズメが穂を啄む被害が出てしまいました。しかし、管理してくださっている平林さんが爆竹で追い払ったり、また、児童たちお手製の案山子や獣害防除のスピーカーを設置するなどし、

被害を最小限に抑えることができたようです。
 
 稲刈り当日、児童たちは職員の作業説明を聞いた後、

早速作業に取り掛かります。
 作業内容は、稲を刈る作業、

刈った稲を束ねる作業で、

交代しながら行い、その後、平林さんが事前に準備してくれたハゼ掛け棒に稲束を掛けるという内容になります。

 長雨のせいか一部ぬかるんだ個所に児童たちは足を取られ、作業しにくかった様子もあり、作業は3時間ほどかかりました。しかし時間と共に手慣れていく児童たちの姿には、毎年感心します。

 今後、手作業で稲刈りをするようなことは少なかろうと思いますが、この経験をとおして、様々なことに関心を持ち、挑戦していくことに役立つことを願いながら、「稲刈り作業」の報告を終わります。
 次回は天気にもよりますが、約3週間後に「脱穀作業」を行う予定です。

 まだ梅雨空が気になる7月9日に、大町市教育委員会で開催している大町北小4年生の水路学習に協力しました。


 学習内容は、北小学校にある「ひょうたん池」を流れる用水の取水口(籠川寄沢)まで辿りながら水路学習を行うというもので、我々は大町新堰西口沈砂池(温泉郷北)にて、排砂門の開閉操作を行い、沈砂池の構造により生じる、水の量や流れの変化などを見学してもらいました。

 子ども達は、荒井教育長のお話を聞きながら、開閉操作により変化する沈砂池の様子を興味深く観察していました。

 この後も取水口まで何箇所か見学するとのことで天候を心配しましたが、最終的には雨の合間を縫って予定通りの学習ができたようです。
 この見学をとおして、子ども達が農業用水やそれに係る施設などに興味を持ち、また大切に思ってもらえるよう、今後もこの学習に協力し続けていきたく思います。

 7月8日木曜日に猫鼻親水公園にて景観整備を行いました。例年は景観整備とともに「魚つかみ」や「スイカ割り」などのお楽しみイベントも行っていましたが、昨今のコロナ禍による影響から、昨年の第21回ふれあいイベントは中止(景観整備は実施)とし、本年度も感染対策の観点から、景観整備のみのイベントとして開催しました。
 当日はあいにくの雨の中での作業となりましたが、地元二ツ屋地区から5名、北アルプス振興局農地整備課から3名、大町市建設課から3名、昭和電工㈱から2名、大町市土地改良区役職員17名、計30名のご参加をいただきました。


 雨という事もあり、足元も悪い中でしたが、

 日頃から草刈りに汗を流しているベテランの方も多いとあって、作業は順調に進み約2時間程度で完了しました。

 作業前後はこちらです。
              作業前

              作業後

 草刈も一段落し、続いてイベントとしては初の試みとなりますが、「防草シート敷設の実地研修」(3月に借馬圃場でも実施)が行われました。今回の景観整備の中でも草刈り作業を行っていますが、中々の労力で大変です。農家の方々をはじめ多くの方が、田んぼの長い畔の草刈りや家の裏の傾斜地の草刈りなど毎年苦労されているようで、その労力軽減につながるのではと、本研修が開催されました。
 講師は防草シートメーカーの方にお願いし、100㎡のシート敷設、さらに当区理事から持ち寄っていただいた、芝ザクラの移植による緑化の実地研修も行われました。
 それでは早速当日の様子をご紹介します。まずは、シートの敷設箇所の地盤を整理します。

 次にシートを広げ風で舞わないようにピン止めを実施します。

 その後ピン止めした個所を専用のシールで密閉(ピン止め個所からの雑草を防ぐ)し、最後に芝ザクラを移植し作業完了です。

 作業は、約2時間で完了(敷設箇所の地質による影響大)し、敷設前後はこんな形となりました。


 翌日には、野口地区でも実地研修が行われ、興味のある方も増えてきているようです。(野口地区での研修の様子↓)

 詳細など興味のある方は、当事務局までお気軽にお問い合わせください。
 今年の第22回ふれあいイベント「土・人・水」に関する報告は以上となります。

 昨年の今頃も、コロナ禍の終息を願っていましたが、今年こそ一日も早いコロナ禍の終息を願うばかりです。

5月7日(金曜日)【荒代作業見学】
 種まきから約3週間、連休明け早々に「荒代作業」の見学が行われ、苗の様子を見てみると、色づきも良く児童たちや先生による育苗管理がしっかりなされているのがわかります。


 見学では、水田の持ち主でもある平林さんから「荒代作業」の意味などについてお話を聞いた後、トラクターを用いた実演が行われ、児童たちは機械に近づきすぎないよう注意を守りながら、「トラクターは他にどんなことができるの」等、機械にも興味を持ったようで熱心に作業を見学していました。

5月11日(火曜日)【植え代作業】
 見学から4日後、児童たちの裸足による「植え代作業」を行いました。

 最初こそ泥田の感触に悲鳴を上げながらの作業となりましたが、次第に慣れ余裕が出てくると、田んぼにいる様々な生物にも興味がわいてきたようで、先生や職員に様々な質問をして、学習している様子が見て取れました。
 最後は泥田を均して作業終了です。

5月14日(金曜日)【田植え作業】
 この日の最高気温は24.8℃と初夏のような暑さを感じる午後、「田植え作業」が行われました。今年も大町市建設課のお手伝いをいただき、職員による植え方の説明を聞いた後、等間隔に目印を付けたロープを使用し、二手に分かれ「田植え作業」を始めます。

 初めて手で田植えをする子も多く、話を聞いたり実演を見るだけでは、中々コツを掴むことは難しかったようで、浅植えになって苗が浮いたりと苦労している児童もいました。しかし児童たちは実際に作業をすることで徐々にコツを掴み、最終的には予定より早い時間で作業を終えることができました。

 終盤には児童たちから「田植え作業」体験をしてみて、「手作業で行う事の大変さや先人たちの苦労、また泥まみれになりながらも、楽しかった」など感想を発表していました。

 最後には例年職員が行う肥料撒き作業にも積極的に手伝ってくれ、無事に「田植え作業」を終えました。

 これから穂が実るまでには、まだまだたくさんの作業が必要となりますが、長年この「米作り体験」を支えてくださっている平林さんの管理とともに、児童たちも観察し学習していくこととなります。

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