安曇野市の工務店家造りコラム

2011/12/26 11:19

■実際の施工(開始から基礎工事完了まで)

 まずは現在ある建物の解体です。この建物はもともと築年数がかなり経過していることに加え、今回の地震でのダメージがあったのでかなり痛んでいる印象でした。またオーナーも倒壊の危険性を心配されていたので可能な限り早く解体をさせて頂きました。何か問題が起きる前に解体することができ一安心でした。



 今回は大きな建物ではありませんが注意点や施工方法は大きい建物も小さい建物も同じです。
 位置出しや丁張りから始まる現場でのチェックは間違いが無いように、特に後で取り返しの付かないことに関しては絶対に間違いが無いようにします。

 その後、基礎の施工がスタートします。倉庫部分の基礎の配筋の寸法やサイズの確認と共に、今回はガレージ鉄骨のためのベースがあるのでそれについても位置や仕様の確認を慎重に行います。


 基礎工事完了まではどの建物でもおおよそこの様な感じで進んでいきます。

2011/12/09 18:44

■プラン(計画) 

 この建物は計画自体が地震によるものでしたので倉庫とは言え耐震性についても重視しています。建物の耐震性は在来工法の場合耐力壁の量が大切な要素の一つになります。詳細は省略しますが今回は伝統的な筋カイによる耐力壁ではなく、構造用合板を釘で打ちつける面材耐力壁とします。

 間取りは、物置としての機能のみで良いので1階と2階にそれぞれ一部屋ずつとシンプルです。どんな物をどの位収納する予定なのか具体的にお聞きし、また将来の荷物の増加も考慮しながら大きさを検討します。それに加えて今回のケースでは貯蔵用の冷蔵庫が入るのでスペースの確保と、電源の確保を忘れずに行います。

 ガレージの大きさについても最適な大きさを検討します。検討する材料として駐車を予定されている車の車種をお聞きしこちらでサイズを検証します。将来車を乗り換えた場合も考慮しある程度の車なら充分駐車できる広さ・高さとします。

 これ以外にも様々なことを検討し、オーナーと打ち合わせを重ねどういった建物にするか決定します。

 倉庫だけに関わらず、何かを「建てる」ということに対してオーナーの方々は明確にこれだというものを持っているのではなく、漠然とこんな感じのものを、この程度の大きさのものをと希望されている場合が多い気がします。そのご希望に必要なものを足したり引いたり、専門家ではないと気付かないことなどを盛り込んだりしながらどんな建物にするのが良いかまとめていきます。こうしたことが私達がお手伝いをさせて頂く意義の一つなのではないかと思っています。

 逆に思い至らない点をお客様に教えて頂くことも多いのですが、倉庫であっても住宅であってもこのような感じで計画を進め、決定していきます。

 次回からは実際の施工の様子になっていきます。

プロフィール
地元の工務店ならではの地域ネタや、当社スタッフのシックハウス診断士補のシックハウス対策コラムなど、皆さんに役立つ情報を発信していこうと思っています。

筑北木材建設株式会社
長野県安曇野市明科中川手912
電話 0263-62-3039
カレンダー
2011 12月
     1  2  3 
 4  5  6  7  8  9  10 
 11  12  13  14  15  16  17 
 18  19  20  21  22  23  24 
 25  26  27  28  29  30  31 
11月  |  Today  |  1月
ブログ内検索
 
最近のコメント
最近のトラックバック
RSS | Atom

ピックアップメニュー
対談
コラボレーションハウス
お問い合わせはこちら
筑北木材建設株式会社

〒399-7102
長野県安曇野市明科
中川手3808番地

電話 0263-62-3039

お問い合わせはこちら