北アルプス表銀座の山小屋/燕山荘グループのWEBサイトです

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燕山荘

燕山荘スタッフブログ

燕山荘 スタッフブログ

青空は午前中勝負。
2014/07/31

7月も今日で終わってしまいますね。でも「夏」はまだまだ続くので月が変わるという実感はあまりありませんね。
今日もきれいな夏空が広がり、多くの方々が夏山登山を楽しまれていました。



           イルカ岩



       縦走路と穂高岳連峰

このところは夏の典型的な天気が続いています。朝の9時位までは真っ青な空が広がっているのですが、段々とガスに包まれて真っ白になってしまいます。朝、天気がいいからといって青空の写真がいつでも撮れると油断していると真っ白で展望はなくなってしまいます。きれいな夏空の写真を撮りたいなら午前中が勝負です。



日の出時刻は4時50分を過ぎるようになってきました。このところ地平線に雲がある日ばかりではっきりとした日の出時刻は分かりませんが、5時へと近づいてきています。




小屋の近くには所々にテガタチドリを見ることが出来ます。このテガタチドリのまわりにあるのは白い花をつけるヤマハハコです。こちらはやっとつぼみが開きかけてきたといったところです。この花が咲きだす頃は夏の忙しいひと山を越えた頃になります。




夕方になってくるとなんだかむしむしとしてきました。空を見ると積乱雲が発達し始めてきました。18時頃になると冷たい風が吹き、雷鳴が聞かれるようになりました。長野県内では警報が出るほどの雷雨があちこちであったようです。この辺りでは雨はパラつく程度でした。
そして、ついにこの写真を撮ることが出来ました。落雷の瞬間です。空が光るたびにシャッターを何度も押し続け、ようやく撮ることが出来ました。
河地

可愛いね。
2014/07/30

午前中はきれいな青空が広がり午後は東側からガスが湧いてきて、夜にはきれいな星空見られる、そんな夏らしい天気が続いています。まさに夏山本番です。






今日も雷鳥の親子に出会いました。地面に腹ばいになってカメラを構えていると、手の届く所までよってきて僕のことなんか気にしてないように前を通り過ぎていきました。小さなくせに動きが早く写真に撮るのは中々難しいです。
背伸びして必死にエサを食べている姿、どんな仕草も本当に可愛らしいですね。この姿を見ると心が癒されます。




小さなお子様の元気な声があちこちから聞こえてきます。ヤッホーという声が何度も聞こえるので、そちらの方に目を向けると男の子が岩の上から谷の方へ向って、声を上げていました。きっと子供たちにとってはこの素晴らしい景色が感動でいっぱいなことでしょう。いい夏休みの思い出となることでしょう。



午前中はきれいな青空が広がっていたのですが、午後になると雲が多くなってきてしまいます。皆さんが到着される時間というと大抵そんな時間になってしまいます。なので次の朝きれいな青空が広がった時の感動は尚更のことではないでしょうか。残念ながら明日の午後は一雨きそうな予報になっています。




夕陽は見られなかったものの、日が沈んだ後にはきれいな三日月が見られました。今夜も天の川が見られるかな。
河地

爽やかな青空。
2014/07/29

今朝も気温が下がり、夏とは思えない涼しさでした。天気予報を見ていると、この爽やかな空気は今日位までで夏らしい暑さが戻ってくるようです。










午前中は爽やかな空が広がりました。
雲の形は夏らしさを感じる積雲ではなく、券雲が広がり、朝の涼しさもあって秋を感じさせる空でした。
しかし、午後になってくるとガスにつつまれて真っ白になってしまいました。
このガスは気温の下がり出す、夕方には薄くなってきました。山での夏の天気の典型的なパターンです。





昨夜はきれいな夜空でした。月もまだ細く、空が暗いため天の川もきれいに見えていました。
明け方、早くも冬の星座であるやオリオン座やスバルが東の空から昇り始めていました。まだ夏が始まったばかりなので何とも不思議な感じです。



トンボが多く空を舞うようになってきました。
景色の写真を撮ってよく見て見ると、トンボがたくさん写っていることがあります。
テガタチドリの先っちょで羽を休めていました。




最近、雷鳥のひなを見かけたという声をよく聞きますが、イワヒバリのひなも元気に育っています。
今日はひとり立ちしたイワヒバリのひなを見かけました。まだ警戒心がないようでエサを食べるのに必死な様子でした。かわいいですね。


今夜も星がきれいに見えています。
河地

移動性高気圧に覆われて。
2014/07/28

夏といえば太平洋高気圧に覆われて、じめじめと高温になるのですが、今日は乾いた空気の移動性高気圧に覆われたため、気持ちのいい晴天となりました。
また、北陸地方でも梅雨が明けたようですね。北アルプスは北陸地方に似た傾向があるようで、これでここも本当の梅雨明けというのでしょう。



今朝は気温が5.6℃まで下がりました。ひんやりというようり寒い朝となりました。東側には雲海が広がり、太陽はそこから顔を出しました。



日が昇るとその雲海が有明山を越えて、滝雲のように流れ出しました。



朝のうちは真っ青な空が広がり、空気もカラッとしてとてもさわやかな天候となりました。太陽の光は眩しく、すべてが輝いて見えました。本当にきれいな空でした。
しかし、10時頃になると夏特有のガスに包まれて、真っ白になってしまいました。



週末が賑わった分だけ、ゴミもたくさん出ました。早速、ゴミを合戦小屋まで下ろしに行ってきました。気温も低めで、太陽の光もガスに遮られ、歩荷には最適な天候でした。




荷物を背負って歩いていると「何キロ背負ってるの?」と多くの方が話しかけてこられます。その中の一組にこのご家族がいらっしゃいました。とても楽しそうだったので、写真を一枚撮らせて頂きました。学校が夏休み中のこの時期は、こうした家族連れの楽しそうな姿をよく目にします。親子で登山はいいものですね。



         安曇野市市民登山ご参加の皆様

昨日は、7月27日が長野県の山の日に制定されてから初めての日となりました。燕岳にも安曇野市観光協会の企画のツアー登山がありました。今朝はオーナーの赤沼がその皆様を小屋の周りにたくさん咲くコマクサの案内を行いました。信州の方々にとって、この美しい山々は宝物ですね。
山で生活している僕らは、この素晴らしい大自然をいつまでも残していけるように努力しなくてはいけないなと改めて思いました。
河地

寒冷前線通過。
2014/07/27

今年の太平洋高気圧はあまり安定していないのか、梅雨が明けて1週間もたっていないのに早くも雨となってしまいました。台風10号崩れの前線を伴った低気圧の通過により、午前中は雨が降りました。明日以降の予報を見ていると晴れが続きそうですが。






今朝は天気は早くも下り坂へと向かっていました。黒い雲が西から東へと早いスピードで流れていました。日の出は期待できないかと思っていましたが、ちょうど日の出の辺りだけ雲がなく、幻想的な日の出となりました。食堂からは東側しか見えないのでそんなに天気が悪く思えなかったのですが、北側の窓を見ると真っ黒い雲が山頂にかかっていました。
そして、皆さんが出発される7時頃より雨が降り出し、時折雨風とも激しくなりました。ちょうど寒冷前線が通過していったようです。



しかし、その雨がやんだ後は、天気が急速に回復し、青空が広がり出しました。ただ、冷たい空気が入ってきたようで、気温は一気に8℃近くまで下がりました。スタッフも寒い寒いといって服を一枚多くきていました。夜になると7℃まで気温は下がってきました。なんだか秋のような気がしてしまいます。



小屋の東側の斜面にトリカブトを見つけました。知らないうちに夏のはじめに咲く花は少なくなり、中半に咲く花が咲きだしてきたようです。油断していると夏はあっという間に過ぎ去ってしまうのですね。



毎年、燕山荘へお越しになる成城学園の中学生の皆様が登って来られました。ここから槍ヶ岳を目指して縦走されていきます。写真でもわかるように皆さんヘルメットをかぶっておられます。最近、槍穂高方面へ行く方がヘリメットを持っていらっしゃるのをよく目にします。ヘルメットひとつで命が助かることもあります。
河地

青い空。
2014/07/26

梅雨明け後最初の週末は登山を楽しみにされていた方々にとっては最高の天気となりました。
空気が澄んで空の青色がとてもきれいで、まわりの山々もくっきりと見えました。



特に朝のうちはガスもまだ湧いてこなくて空の青色の美しさが際立ちました。この素晴らしい天気の中ゆっくりと散歩でもしたかったのですが、さすがに今日はそのような時間はありませんでした。



早い時間から続々とお客様が登ってこられました。気温が上がってくると、東側には積雲が湧き出してきました。それがいかにも夏、といった感じでした。こんな天気のいい日にはほとんどの方が外で楽しい時間を過ごしていらっしゃいました。



こんな日はやはり午前中にテント場はいっぱいになってしまいました。こんな時は合戦小屋に連絡してその看板を出しています。





縦走へと向かう人も多く見られました。北アルプスは奥の山々も賑わうようになってきたことでしょう。







夕方になっても今日の好天は続きました。夕陽を見ようと外には多くの方々が集まっておられました。
まだ、山頂と沈む太陽は同じ構図のなかに入っていますが、もう少しすれば太陽は南に移動して行くため入らなくなってきます。

今日はとにかく空がきれいな一日でした。ただ、明日は雨の予報も出ています。この空からは想像出来ないのですが。
ただ、天気図を見るとそうなるんだろうなと思えますが。

河地

夏らしい一日。
2014/07/25

朝のうちは強い風にガスが西から東へと流されていましたが、天気は次第に良くなり、気温も上がり、涼しいはずの山の上なのに暑いなぁと感じました。
この週末に縦走に向かわれる方が多いせいか、とてもたくさんの方々が登ってこられ、山は活気に満ちていました。
夏らしい一日となりました。



昨日雨の中登ってこられた穂高西中学校のみなさんでしたが、今日は大変素晴らし空の下、下山されて行きました。
出発前にはオーナー赤沼が山頂をバックにホルンの演奏をプレゼント。きっといい思い出になることでしょう。



学生さん達と一緒に、日の出前の暗い中、ヘッドランプを点けて山頂を目指しました。



山頂ではガスにつつまれて展望は少なかったのですが、山荘に戻る途中、幻想的な日の出を見ることが出来ました。
西風が強く、とても寒かったのですが、この景色にみんな大感動でした。普段、街で暮らしていたら見れない景色です。自分の足で登って、初めて見ることの出来る景色です。
だから、その分感動も大きいことでしょう。




朝のうちはきれいな雲海も広がっていました。そして、日が昇るにつれて気温はどんどんと上がり、とても暑い一日になりました。合戦尾根は樹林帯なので直射日光を受けることが少ないので、こんな日でも比較的登りやすいのかなと感じました。学生さんと一緒に中房まで下りた後、登り返したのですが、普段であれば、ほとんど水など飲まないのですが、今日位気温が上がると体が水を欲するので1リットルくらいの水を飲みながら上がってきました。この暑い時期は普段より多めの水を持つことをお勧めします。






午後は山荘周辺はガスに包まれていたのですが、夕方に近づくに連れ、ガスは取れてきました。これぞ夏空という空を見ることが出来ました。日が沈む頃、南東方向にはかなり発達した積乱雲がもくもくと湧きあがっていました。

明日は週末、この夏一番の賑わいになりそうです。
河地

梅雨前線。
2014/07/24

梅雨明けしたのでこの言葉を使うことはないと思っていたのですが、今日はこの梅雨前線が北陸あたりまで下がってきて、ここ周辺では雨の一日となってしまいました。山の上は前線の影響を平地より受けやすいためでしょう。

雨で展望のない日はやはり花に目が行きます。合戦尾根の下の方では見られる花は少なくなってきましたが、標高がたかくなるにつれて花は多くなっていきます。三角点を過ぎると所々にチングルマがさいています。僕の好きな花の一つです。そして、チングルマと仲がいいのか近くには、あおのツガザクラがあることが多いです、イワカカガミも近くにあることが多いです。同じような土壌に咲く花なのでしょう。
雨模様の天気になりましたが、今月最後の地元の学校登山が行われました。穂高西中学校の皆さんは雨の中、元気よく燕山荘まで到着されました。途中、みんなで楽しそうに歌を歌いながら登っている姿はなんとも微笑ましかったです。 明日は晴れて、自分たちの学校や、街を見てもらえたらいいな。きっと感動することでしょう。 また、今日は学生さんたちと一緒に登ってきましたが、途中すれ違う方々が大人数にもかかわらず、道を譲って頂き、とてもありがたかったです。学校登山も周りの皆様のご理解により長い間続いているのだと思います。年々、集団登山をする学校が少なくなっていますが、今日の生徒さん達の笑顔を見ているといつまでも残していきたい文化だと思います。
順天堂大学医学部の夏山診療所が7月19日から開設されました。8月24日まで開設しています。我々山小屋スタッフでは対処できない病気などに対処していただけるので心強いです。 毎年、来て頂き本当に感謝しています。 河地

大暑。
2014/07/23

今日は二十四節気の大暑。最も暑くなる頃です。実際はもう少し先の頃が暑くなりますが、まさにそんな一日となりました。玄関の温度計は日中は22℃をさしていました。山の上で20℃を越えるというのは相当暑く感じます。







今朝は少しひんやりとして強い西風が吹いていました。うろこ雲のような雲が出ていて、なかなか美しい空でしたが、梅雨明けしたと言う割にはすっきりと晴れ渡りませんでした。
梅雨明け10日と言う言葉がありますが、梅雨が明けた直後の10日間は天気が安定して、夏空が続くことがありますが今年はどうしたことでしょうか。



朝の5時からヘリコプターの荷揚げ作業がありました。この先の2、3週間が山がもっともにぎあう時期です。そのための食材が上がってきました。
朝は涼しかったので、たくさんの荷物を運ぶには助かりました。



やはり夏山シーズンです。平日でも多くの方が登ってこられます。山荘直下まで登ってきて、稜線に出た途端、槍ヶ岳がドカーンと姿を現わし、皆さん感動し、とてもいい顔をされています。
また、ここに来ると西からの気持ちいい風が吹いていて、汗をかいて登ってきた体にはとても心地良いです。



今日のような暑い日に残っている雪を見て、皆さんとてもうれしそうでした。雪をさわって、体を冷やしたりされていました。でも、この雪ももう少しでなくなってしまいそうです。



学校登山で麓の穂高東中学校の皆さんが登ってこられました。山の素晴らしい景色と涼しさに喜ぶ子供たちの声があちこちから聞こえてきました。きっといい思い出になることでしょう。


今日になって気温が急に上がりました。登山中にこまめな水分補給をするといいと思います。また、汗をかいて塩分不足になると足がつりやすくなるので、行動食に梅干しなど塩けがあるものを持っているといいでしょう。名物の合戦小屋のすいかも塩をかけて食べるといいですよ。


河地

梅雨明け。ばんざい。
2014/07/22

ようやく梅雨明けの発表がありました。夏がやってきましたね。多くのひとで賑わい、たくさんの花々が咲き、山がもっとも輝く時がやってきました。しかし、山の夏はとても短いです、お盆の頃になると何となく秋の気配がただよってきてしまいます。この短い山の夏を楽しみませんか。いいですよ。





コマクサもピンクのじゅうたんのようにたくさん咲いています。花崗岩の燕岳には砂礫地が多く、コマクサが育つには適した所です。これからひと月位は楽しめそうです。




今朝の日の出前、まだ月が東の空に出ていてその下の雲が赤く染まり、なかなか味のある景色でした。
ただ日の出頃は風が強く、寒かったので玄関を出たり入ったりしながら、日の出を待っておられました。




昨日あたりから気温が上がり出しました。とはいっても玄関前にある温度計では14℃くらいですが、陽射しの下では汗ばむほどです。
今日は雲がやや多めで、午前中は見えていた槍も雲に隠れていました。



午後になるとガスはさらに濃くなってしまいました。咲く花の種類も増えてきて、小屋の東側にはテガタチドリがにょきにょきと伸びてきて、赤紫の花をつけていました。


今週は、学校登山が何校かあります。そのため、我々スタッフにとっては、この夏のひとつのヤマ場となりそうです。梅雨も明けて、忙しい日々が続きそうですがお客様に喜んで頂けるよう頑張りたいと思います。
河地

夏の陽射し。
2014/07/21

東海地方まで梅雨が明けました。信州はまだ発表されてはいませんが、梅雨明けしたような天気となりました。
ガスがかかることが多かったのですが、ガスの切れ間から太陽が顔を出すと陽射しの強さを感じられました。じりじりと肌が日焼けしていくこの感じはまさに夏の陽射しです。




朝のうちは特に空がきれいでした。この真っ青な空を見ると、いよいよ夏がやってきたなぁと感じさせられました。




久々の日の出でした。梅雨明け宣言となるような気がした美しい日の出でした。長野県は梅雨明けの発表こそなかったもののほぼ梅雨明けしたといっていいのでしょう。



連休の最終日となった今日がもっともいい天気となりました。
朝、下山されていく方も夏空の山の景色を見ることが出来て、満足そうに出発される方がいる一方、下山するのがもったいないという声が聞こえてきました。





気温はさほど高かったわけではないのですが、陽射しが強かったのでそれ程寒くは感じませんでした。陽射しの元では汗ばむほどでした。
そんな中、別々の場所でオスとメスの雷鳥を見かけました。
そして、どちらの雷鳥も口を大きく開けて歩いていました。これは暑かったからなのでしょうか、詳しくはわかりませんが、はじめて見る光景でした。
6羽のヒナたちは元気でしたよ。
河地

ほのぼのとした一日。
2014/07/20

連休中日の今日も多くの方で山は大変賑わいました。
昨日と違って、今日は雨が降ることはありませんでした。ガスがかかりやすく、雲りがちな天気でしたが、過ごしやすい天気でした。



小屋の周りにはたくさんのコマクサが咲いていて、小屋の周りを散策するだけでも十分楽しむことが出来ます。



各地では激しい雷雨があったようですが、ここ燕岳周辺では雷雨もなく、比較的穏やかな天気でした。そんな中、皆さん外で楽しそうに過ごされていました。きっといい時間を過ごされたことでしょう。




夏休みが始まったのでしょうか、子供たちがたくさん登ってきました。みんなよくがんばって登って来たね。
ちびっこたちはみんな元気でした。そんな小学生以下のお子様には登頂証明書をお渡ししています。





雷鳥の親子がみんなの前にやってきてくれました。ちょっと遠い所でしたが、ヒナたちは元気に歩きまわっていました。そのうちの一羽は生まれてまだひと月もたっていないのに5メートル程でしたが、飛ぶ姿を目にしました。こんな小さくても空を飛べるんですね。




しばらく日が沈むのを見ていません。
しかし、今日は沈む頃になって、それまで濃いガスに包まれていたのですが、急にガスが薄くなり、ガスを通しての姿でしたが、夕陽を見ることができました。写真に撮ると人の姿がシルエットになって、かっこいいものになりました。


今日も忙しい一日でしたが、元気なちびっこたちの姿や外で楽しそうに山の景色を見ながら、のんびり過ごされている方々の姿を見ると忙しさも忘れそうになりました。
なんかほのぼのとした一日でした。

天気予報を見ていると梅雨明けも秒読み段階まできているようです。
河地

海の日の連休スタート。
2014/07/19

梅雨明けしないまま迎えたこの連休初日。ここ三日間ほどと同じような天気で、曇り、少し青空とコロコロと変わり、稜線は強い風が吹いていました。
そんなこともあり思ったよりは静かな一日でした。とはいっても多くの方々が登ってこられました。




青空が見える時間は多くはありませんでした。それでも山頂が見える時間は多かったです。時折雨が降ると小屋の中は賑やかになり、雨がやめば皆さん外に出られるといったことの繰り返しでした。



街は見えているのですが、標高の高い槍ヶ岳などには黒い雲がかかり続きました。
日中の気温は10℃位で、肌寒さを感じました。薄手でもいいので防寒着があるといいですね。




コマクサは見頃になっています。強い風に揺られながらも、その風に耐えてきれいな花を咲かせていました。



夕方になって槍ヶ岳が姿を現わしました。


日の入りはこんな感じでした。
明日以降の天気予報を見てみると、晴れマークが多くなってきています。これで梅雨は開けていくのでしょうか。
ただ明日も寒気の影響で雷に注意が必要となりそうです。

河地」

夏山シーズンが始まりました。
2014/07/18

今日も昨日のように変わりやすい天気でしたが、長い時間降ることはありませんでした。
そして、明日からいよいよ海の日の連休が始まります。山小屋スタッフにとっては頑張りどころとなります。



時折、山頂も姿を見せることがありました。ヘリポート下のナナカマドは白い花をつけ、真っ赤な葉っぱをつけた紅葉の頃もいいですが、また違った良さがあります。




日の出は残念ながら見ることが出来ず、どんよりとした空になってしまいました。



大天井岳を経由して、槍ヶ岳や常念方面へ縦走される方が増えてきました。明日はお泊りの方の半数位が縦走されるそうです。これで北アルプスも賑やかになってきます。いよいよ夏山シーズンが始まりますね。




ツアー登山や山岳会のグループなどの大きな団体さんも見かけるようになってきました。



昨日見かけたライチョウの親子を今日も見かけました。昨日見かけた時は2羽しか見えなかったのですが、どうやら親のお腹の下に隠れていたようで、ちゃんと6羽いました。元気そうでなによりです。


テント場にはまだ雪が残っています。スペースに限りがありますので、いっぱいで張れなくなることがあります。その際には合戦小屋に案内を出します。


さあ、いよいよ夏山シーズンが始まりました。
事故なくこの夏を乗り越えられといいものです。
河地

目まぐるしく変わる天気。
2014/07/17

今日の天気は雨、曇り、晴れ、曇り時々雨と天気が目まぐるしく変わりました。この不安定な天気は梅雨明けが近いことを物語っているのでしょうか。太平洋高気圧がもう少しがんばってくれれば、待ちに待った夏がやってきますね。週間天気予報を見ると来週あたりから晴れマークが続いています。





青空が広がったのは一日の中で短い時間でした。それでも今日登って来られた方々は、短い時間かもしれませんが山頂を見ることが出来たのではないでしょうか。




朝のうちは雨でしたが、大町高校の学生さんが下山される頃には山頂も姿を現わしました。登って来られた方々にはやはりこの素晴らしい景色を見て頂きたいものです。そして、その嬉しそうな顔を見ていると僕も気持ちがいいものです。





山荘のすぐ下の登山道にはまだ雪が少し残っています。街では暑い日々が続いているようですが、山の上は涼しいですよ。涼みにくるのはいかがでしょうか。





ここ数日見かけなかった雷鳥の親子、どうしてるかなと心配してたのですが、姿を見ることが出来ました。ミヤマクワガタの花の近くに親がいて、その近くにヒナが二羽いましたが親のお腹の下に隠れてしまいました。嫌がられてるんだなと思いその場を離れました。


明後日からいよいよ海の日の連休がはじまります。多くの方々で大変な混雑が予想されます。
明日はその準備で忙しくなりそうです。この連休を乗り切るために準備は入念にしておかなくては。

河地

学校登山。
2014/07/16

昨日始まった今シーズンの学校登山は何とか雨に降られず無事に終了しました。






朝は稜線は強い風とガスでした。いつもなら山頂をバックにオーナーのお見送りのホルンの演奏をするのですが、今日は山荘をバックにしての演奏でした。





今日はとても蒸し蒸しと湿気の高い日でした。
また、風が非常に強く、標高の高い所ほどガスがかかりやすくなっていました。でも、下の街は時々見ることが出来ました。



先日、東沢ルートの笹刈りに行ってきました。

こちらのルートは通行する方は多くはありません。そのため、笹が伸び、登山道を覆ってしまうほどでした。今回でこのコース全部の笹刈りが出来たので、多少は歩きやすくなったものと思われます。




このルートは半分が河原歩きとなりますが、今現在まだ水量が多く、何ケ所かある渡渉地点は靴を濡らしてしまう場合もあります。水量が少なくなるのは8月になってからです。もちろん大雨の時は通行は控えた方がいいです。




北燕沢出合付近で一か所道が崩れて歩きにくくなっている所もありました。

通行可能ですが、合戦尾根に比べれば、距離も長く、時間も多くかかります。初心者の方やお子様には厳しいルートだと思います。
河地

最高の天気。
2014/07/15

昨日の夕焼けショーが素晴らしかったので、今朝も日の出は間違いないと期待して起きました。
雲海があったので、太陽が顔を出したのは4時40分でした。





玄関の温度計は7℃。日の出を待っているお客様は肩をすぼめ、寒そうにしていました。
でも、寒い中待った甲斐のある美しい日の出となりました。



天気は一日中安定していて、日帰りのお客様や昨日泊って、大天井岳をピストンして戻ってきたり、皆様のんびりと山を楽しんでいるようでした。
こんな日は外ベンチが最高ですね。




燕山荘で工事をしてくれていた職人さんたちがほぼ作業を終えて、今日何人か下山されていきました。
まだ、最後の仕上げと残ってみえる方もいますが、さみしくなります。
お疲れさまでした。どうもありがとうございます。
稲垣

夕方に天気回復。
2014/07/14

雨で朝は始まりました。
天気予報では午後は天気が良くなるとなっていたこともあり、出発を遅らせている方が多くいらっしゃいましたが、しかし午前中は晴れることなく、残念そうに下山されていかれました。そのお気持ちよ~く分かります。

天気が良くなったのは日が沈む頃になってからでした。




気温が下がる日没頃に急にガスがとれて晴れることがあります。今日はまさにそんな天気となりました。高瀬側には雲海も出ていて今日の美しい夕焼けをさらに美しいものにしていました。あちこちから嬉しそうな声が聞こえてきました。



槍ヶ岳もその頃になってようやく姿を現わしました。



ガスが切れだした頃の様子です。ガスでなにも見えない中登ってきて、突然こんな光景が広がったら、やはり大感動ですね。
夏山シーズンが近づいてきたのか、平日でも登って来られる方が増えてきました。



日中は縦走路の補修作業に出掛けました。写真はその際見えた蛙岩と燕岳です。いつもと違う所から見る山頂もまたいいものです。


その道中、コケモモの花を何か所かで見つけました。
かわいらしい花ですね。
河地

梅雨はまだ開けず。
2014/07/13

台風が過ぎ昨日は気持ちのいい青空が広がりましたが、今日は雨の一日となってしまいました。梅雨はまだ開けないようです。




雨で展望の少ない日には、やはり花に目がいきます。
小屋まわりにあるコマクサは花をつけるものが多くなってきています。今日見つけたものはスミレが隣に咲いていて黄色とピンク色の対比が美しかったです。






九時頃までは何とか天気はもっていたのですが、暗い空で気温も低く小屋の中から外を見ていると冬のように感じました。



次第に雨が降りだし風も強くなってきました。気温は10℃くらいまでしか上がりませんでした。また、稜線の西側は
体のバランスを崩しそうになる位の風が吹いていました。
こんな日の稜線歩きは夏でも低体温症の注意が必要です。
お花畑のシナノキンバイも強い風に揺られていました。


河地

夏山の賑わい。
2014/07/12

いよいよ夏山シーズン到来かと思わされる賑わいとなりました。
雲がやや多かったものの気持ちのよい青空が広がりました。



雨の日の登山っていいなと思える時がありますが、やはり晴れるに越したことはありません。




今朝はこんな素敵な月の入りで始まりました。満月の一日前のまん丸な月が稜線に沈んでいく所でした。




月が沈んで30分位したら、反対側から朝日が昇り始めました。雲海も広がり、美しい日の出でした。




日が昇ったすぐから、順延になっていた荷揚げが始まりました。ここ数日、歩荷ばかりしていたので、ヘリコプターのありがたさを改めて感じました。何人ものスタッフで運んだ荷物もヘリコプターだとわずか一便で上がってしまいます。今の山小屋にヘリコプターはなくてはならないものです。





ヘリコプターで荷揚げされた大量の荷物を片づけて、続々とお客様が登って来られました。
夏山シーズンがこれで始まったのでしょうか。

今日は朝からヘリコプターの荷揚げがあり、多くのお客様が来られ、忙しい一日となり、とても長い一日となりました。ヘリコプターの荷揚げがまるで昨日のことのように感じてしまいました。


今日ひとつ気になったことがありましたが、雷鳥の親子が出て来て、それを写真に収めようと多くの方に雷鳥の親子が囲まれた形になり、逃げ場がなくなり親鳥が困り果てている光景を目にしました。親鳥はとても神経質になっているので、遠くからそっと見守ってあげる優しさも必要になるのではないでしょうか。ちょっと雷鳥が可哀想でした。
河地

台風が過ぎて。
2014/07/11

今回の台風でこの周辺では被害はありませんでした。
明日は多くの方で賑わいそうです。






午前中は台風の吹き返しの風の影響でガスと雲に覆われていましたが、だんだんと天気は回復してきました。
上空はまだ風が強いせいか様々な形の雲が見られました。



この雨を耐え抜いた雷鳥のヒナ達の元気な姿を見ることが出来て一安心でした。散らばって歩いているので中々集合写真は撮れませんが六羽元気にエサを食べていました。





台風の置き土産でしょうか、とても素敵な夕景でした。
日が沈んでから15分位してからの小焼けが特にきれいでした。反対の東の空まで紅く染まりました。こんなきれいな夕景は中々見られません。



山荘直下の登山道は夏道が通れるようになりました。急登の冬道に比べたら、少しは楽になりました。
また、テント場はほとんどが雪の上に張っていただくことになります。また、明日あたりはかなり混雑が予想され、スペースに限りがあるため、遅い到着の方はテントが張れないことがあります。


明日は天気予報が良いこともあり、山はどこも大変な混雑になると思われます。
お車でのお越しを予定をされいる方は、中房の登山者用駐車場は早い時間から満車になることが予想されます。燕山荘のホームページにもご案内が出ていますが、安曇野市内にある登山者用の駐車場に車を停め、そこから公共交通機関でのご利用をお願いします。
河地

近づく台風。
2014/07/10

今日は終日雨降りの一日となりました。降水量はさほど多くはありませんが、稜線上は非常に強い風が吹いていました。
今夜から明日の朝にかけて、台風は長野県に最も近づくようです。大きな被害がないことを祈ります。



天気の割に視界はあり、山頂も度々姿を現わしました。写真では伝わりにくいかと思いますが、風が強く、雨が縞模様に降っていました。



安曇野の街も雲の切れ間から望むことが出来ました。水田の稲の緑色が広がっているのを見ることが出来ました。合戦尾根の新緑の緑もきれいで今は緑色が主役といった感じです。もう少しすると雲の白と空の青が主役になることでしょう。






今日も雨の中、合戦小屋へと歩荷へ行ってきました。雨だと新緑の緑がより一層美しくなります。この新緑のトンネルの中を歩いていると心がとても落ち着きます。雨の日もいいなぁと感じました。



夏道の除雪も目途が立ってきました。今週末には通れるようにはなりそうです。ここが通れるようになると合戦尾根を登りきって、ほてった体に雪で冷やされたひんやりとした空気が心地よいことでしょう。



ツマトリソウです。合戦小屋へ行く途中に見つけました。うっすらとピンクがかった花弁がとてもかわいらしかったです。


今のところ、この辺りでは大きな被害は出てないようです。今日の天気では登ってくる方はほとんどなく、風の音だけが大きく聞こえていました。
河地

もうちょっともってくれれば。
2014/07/09

台風8号の間接的な影響により、不安定な天気となっています。それでも午前中はきれいな青空が広がり、予定通りヘリの荷揚げが始まったのですが・・・




日の出頃は雨が降っていたのですが7時頃より青空が広がりました。



晴れて気持ちのいい青空でしたが雲の様子は積乱雲が所々出来だしてきていて、この晴天は長くはもたないなぁという感じがしました。




10時頃よりヘリコプターの荷揚げが始まりました。風が非常に強く、心配したのですが順調に始まりました。



ヒュッテ大槍、大天荘と遠くの小屋からヘリコプターの荷揚げは進んで行きました。これなら順調に進むだろうなと思っていたところ、怪しい雲が出始めてきました。



そして燕山荘の荷揚げの順番が回ってくる頃、天気は急に悪くなり出し、雷鳴が聞こえるようになりました。荷物をヘリコプターのフックに引っ掛けようとフックをつかむと帯電していたせいかバチッと電気が走り、痛くてつかむことが出来ませんでした。その後、雷雨が激しくなり、荷揚げは中止となってしまいました。もう少し天気がもってくれれば良かったのですが・・・。



雨が降りだした後は気温が急に下がりました。暖かい空気と冷たい空気が入れ替わったのでしょう。荷物が全部上がりきらなかったので、早速合戦小屋まで荷物を背負いに行きました。その時、見えた木々の新緑が雨が降っていたこともあり、とても美しく感じました。


このままヘリコプターの荷揚げが出来なければ、歩荷の日々が続きそうです。
被害がなく、早く台風が過ぎ去ってくれることを願います。
河地

生まれました。
2014/07/08

昨夜は眠りに就く頃はそれ程天気が良くなかったのですが、その後天気はよくなったようで、きれいな星空が見られたそうです。
そして、そのまま晴天は続き素晴らしい朝を迎えることが出来ました。



天気も良く、シナノキンバイの写真を撮ろうとしゃがんでいたら、ピーピーという声が聞こえてきました。もしかしたらと良く見て見ると小さな雷鳥のヒナ達がちょこちょこと歩きまわっていました。全部で6羽くらいいたのでしょうか。まだ、こんなに小さくとても弱々しいですが元気に育ってほしいものです。



雷鳥のメスを久しぶりに見ました。これからはオスよりもメスのほうがよく見かけるかもしれません。あんまり近寄るとメスが気を使うのでそっと見守ってあげましょう。




今朝は起きると風が強く、気温もひんやりとしていました。4時過ぎ、東の空がオレンジ色に変わり出しました。
ここ最近見られなかった美しさです。





日の出は4時35分頃でした。夏至の頃に比べて、少しずつは遅くなってきているようです。
それにしても感動するほどの美しい朝焼けでした。




午前中はとてもきれいな青空が広がっていたのですが、お昼過ぎより雨が降り出しました。明日はヘリコプターの荷揚げ予定日でしたが、順延になりそうです。燕山荘は合戦小屋から荷物をヘリコプターであげているのですが、合戦小屋のスタッフは荷物に慌ててブルーシートをかけていました。ヘリコプターの荷揚げは天気に左右されてしまいます。こればかりはいたしかたありませんが、早く荷揚げが出来るといいものです。
河地

本格的な雨。
2014/07/07

七夕の今日はやはり雨になってしまいました。七夕は梅雨末期の雨が降りやすい時とかぶるのでこうなることが多いです。
しかもこれまでは雨が降っても一時的なことが多かったのですが、今日は屋根を叩く雨音が大きく小屋の中まで聞こえてきました。
また、今日は小暑でもあります。暦どおりの天気の一日でした。最近、気温が上がってきてストーブをつける時間も短くなってきました。


しっかりとした雨の降る一日でしたが、日が沈んだ後、突然ガスが切れだし、山頂が姿を現わしました。まさか今日のこの天気で山頂が見えるとは思いませんでした。



山荘直下の夏道はまだ開通していませんが、早く通ることが出来るように毎日雪切りを進めています。写真のこの雪がなくなれば、そこは一面のお花畑になります。



小屋から少し離れた稜線上にアオノツガザクラを見つけました。日に日に咲く花が増えていき、雨の中でもこの花を探すのが楽しいものです。



合戦小屋ではナナカマドの花が咲いています。雨の日でも合戦小屋では雨をさけて休憩するスペースがありますので、ぜひ、ご利用下さい。



雨の日は登山道を修理するチャンスでもあります。人通りも少なく、また、雨水の流れるところが分かるのでそれを考慮しながら登山道を直すことが出来ます。



七夕の星空を期待したいところですが、今のところ見えそうにもありません。その代わり松本の夜景が短い時間でしたがきれいに見ることが出来ました。
河地

梅雨本番。
2014/07/06

台風の進路が気掛かりになってきました。
梅雨の時期に台風が来ると大雨になることが多いので大きな災害が起きないことを祈ります。





今日も昨日のような天気となりました。朝のうちの短い時間だけ、雲の切れ間から青空を見ることが出来ました。
梅雨本番ですっきりしない天気が続いているのですが、山頂が見えない日は不思議と多くはないです。



このところオスの雷鳥を見かける機会が少なくなってきました。今日見かけたオスはもくもくとエサを食べていました。
もしかしたら、もうヒナがかえっている頃なのでしょうか。



山荘の東側の斜面の雪はほとんどなくなり緑の部分が多くなってきました。雪がなくなるとその下からは緑が広がり、場所によっては高山植物が可憐な姿を現わします。



シナノキンバイも咲き始めました。これが咲きだすと夏がまた一歩近づいたような気がします。




今日はたまたまプライベートで見えていた国際山岳医の千島氏から新聞紙と包帯を使っての応急処置の方法を教えて頂くことができました。
完全に固定してしまうのではなく、その状態で近くの山小屋までなんとか移動出来るための固定法で、我々山小屋スタッフは知っておく必要があると思いました。
お忙しい中、ありがとうございました。
河地

一瞬の青空。
2014/07/05

梅雨らしい天気が続いていますが、朝のほんの短い時間だけ青空を見ることが出来ました。その後は弱い雨が降ったり雲の間から太陽の光が見えたりと変わりやすい天気でした。
登山道上の雪が少なくなるにつれて、週末の賑わいも多くなってきました。天気はすっきりとはしませんでしたが、週末らしい賑わいとなりました。






お客様が朝食を終えられたころから青空が広がりだしました。
一部の空だけでしたが、きれいな青空でした。



ちょうどその頃、東側には雲海が広がり、街は雲の下となっていました。すぐ近くの大町では大雨警報が出ていて、なんとも不思議な感じがしました。



日中はあいにくの天気となってしまいましたが、大天井方面へ縦走される方もちらほらいらっしゃいました。
そんな縦走路上にイワヒゲを見つけました。この花を今まで知らなかったのですが、とてもかわいらしい花でした。イワウメはもう花が開ききっているものが目立ちました。



テント場は現在雪の上となっていますが雪解けとともに狭くなってきてしまいました。このところ一人用テントの方が多くなってきましたが、燕山荘のテント場はスペースが限られますので、譲り合ってお使い下さい。




山荘直下は現在冬道となっていますが、夏道を通れるように雪を掘り始めました。この時期の雪は春の雪と違って、氷のようにカチカチで掘るのがなかなか大変です。もう少し時間がかかりそうです。
河地

夏山シーズンを前に。
2014/07/04

梅雨は後半に入ってきました。もう少しの我慢ですね。
我々スタッフは、夏山シーズンを前に着々と準備を進めています。ただ、梅雨末期には大雨となることも多いので注意が必要ですね。





雨の日が多くなってしまいそうですが、今しか見られないものもあります。
新緑を見られるのは今だけです。
三角点の下で新緑をバックにミネザクラがとても鮮やかでした。






夏山シーズンを前に行わなくてはならないものに、登山道整備があります。先日、東沢ルートへと行ってきました。登山口からブナ平までの笹刈りを行いました。今年は雪が多かったせいかいつになく倒木が多かったような気がします。今回はこの部分しか行きませんでしたが、先日、燕山荘からこのルートを下山されようとした方がいらっしゃいましたが、北燕岳の先で残雪が多く、断念されたようです。仮にそこが通れたとしても沢沿いはまだ水量が多く、渡渉がたいへんだったことと思います。こちらのルートについてはもう少し待った方が良さそうです。



スッタフも増えてきました。今日は新人のスタッフが6名上山して、小屋は賑やかになってきました。




名物の合戦小屋のスイカは多くの方が楽しみにされているようです。合戦小屋へは燕山荘からスタッフが通っています。




今日も梅雨らしい天気となり、雨が降ったりやんだりでした。夕方、少し雲が切れて、有明山や合戦尾根を見ることが出来ました。
河地

待ち遠しいです。
2014/07/03

梅雨前線の活発化により、各地大雨になっているようです。
中房線も一時的に雨が降り、昨日の夜間は通行止めになっていました。(早朝、解除になりました。)
昨日に比べて、今日は雨の降り出しが早く、気温も低めです。夕方からは風も吹いて、かなり寒く感じました。



日が出る前に撮ったものなのですが、なんだか日が沈んだ後のようです。



今朝はなんとか雲の中からでしたが、日の出を見ることが出来ました。






コマクサのつぼみも目立つようになってきました。
これは山荘のすぐ西側なんですが、まだ緑色の株が多いです。
山頂まで行く途中のほうがもう少し色づいています。

青空の下、ピンクのコマクサが咲いている景色が早く見たいです。
待ち遠しいですね。
稲垣

半夏生。
2014/07/02

あまりなじみのない言葉かもしれませんが、二十四節気をさらに細分化した七十二候のひとつで、半夏という花の咲く頃という意味で、古くはこの日までに稲を植えないとうまく育たないとされた日だそうです。
山の上、自然の中で暮らしてていると、季節の変化をはっきりと感じられるせいか、カレンダーに書かれた、こうした言葉がついつい気になってしまいます。







昨日に続ききれいな青空が広がりました。
イルカも気持ちよさそうに天を仰いでいます。
花崗岩の燕岳には面白い形をした岩がたくさんあります。
それを見るのも面白いですね。ゴリラ岩、メガネ岩、ライオン岩、ちょうちょ岩などがあります。




青空とは本当に気持ちがいいもので気持ちも晴々としてきます。ハクサンイチゲの奥には雪をまだ多く残した、野口五郎岳などの裏銀座の山々が見えます。




大天岳までの縦走路上の雪はほとんどなくなりましたが、一部はまだ冬ルートになっています。






こんなに青空だったのに、10時過ぎにはガスで真っ白になっていました。
時々、明るくなり山々や街が見えていましたが夕方にはポツポツと雨になりました。
しかし、雨が降っているのにも関わらず、燕岳や槍ヶ岳は見ることが出来、もしかして夕焼けが見られるかなと思って外に出て見ましたが雲の共演で幕を閉じました。
河地

7月ですね。
2014/07/01

まだ梅雨の最中ですが、「7月」この言葉を聞くと、夏はすぐそこまできたんだと感じさせられます。そしてあの賑やかな夏山シーズンが始まるまでのんびりしている時間はそうは多くないなと、緊張感も高まってきます。





7月はこんな美しい青空で始まりました。夏が来たようでした。
だだ、完全に夏になった訳ではありませんでした。
気温が違います。日中でもまだ一桁の気温でした。
太平洋高気圧に覆われないと本当の夏が来たとは言えないですね。



ハクサンイチゲも太陽の光をあびて生き生きとしてきました。



テント場から見る合戦尾根です。新緑がだいぶ上まで上がってきているのが分かります。
山荘直下の夏道もだいぶ姿を現わしてきましたが、通れるようになるにはもう少しかかりそうです。



燕山荘周辺では、雪がかなりなくなってきましたが裏銀座の山々を見るとまだまだ雪がたっぷりありそうです。




3日ほど見かけなかったオスの雷鳥ですが、今日は岩の上でまた見張りをしていました。白いお腹の部分の毛が茶色くなっていたのは、砂浴びをしていたのでしょうか。しばらく見ていると砂礫の斜面へ下りていき、餌をついばみ始めました。
花々の間を歩き回っている雷鳥はなかなかかわいらしかったです。
河地

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北アルプス燕岳(2,763m)の山小屋燕山荘のスタッフがリアルタイムでその日の出来事をお伝えしています。

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