北アルプス表銀座の山小屋/燕山荘グループのWEBサイトです

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燕山荘

燕山荘スタッフブログ

燕山荘 スタッフブログ

ありがとうございました。
2016/11/25

下山の朝を迎えました。今朝は-12℃と冷え込みました。西の空には寒気による雲がかかっていましたが、東の空は晴れて美しい日の出となりました。この二日間の降雪はそれほど多くはなく、完全な冬景色とはなりませんでしたが、それでもきれいな景色です。








今シーズンも多くのお客様にお越し頂きましてありがとうございました。四季を通して燕岳の写真を撮ってきましたが、どこを撮っても美しく
、改めて燕岳の素晴らしさを感じました。
冬期営業は12月23日から始まります。その頃には燕岳は冬の装いになっていることでしょう。それまでしばらく燕山荘は眠りにつきます。



改めて本当にありがとうございました。
河地

最後の夜。
2016/11/24




昨日で今シーズンの営業を終え、今日は片付け作業の一日となりました。関東地方で雪が降ったりと11月としては非常に厳しい天候となりましたが、ここでは日中一時だけ晴れ、燕岳や裏銀座の山々を望むことが出来ました。この周りには誰もいなくなり、静寂に包まれていました。お客様が誰もいない山というのは寂しくも感じますが、山の神々しさが伝わってきます。


今シーズン最後のお客様です。今日の悪天を想定して、しっかりとした装備でお越しになられていました。新雪は思ったほど積りはしませんでしたが、この雪に大変満足されて下山されて行かれました。今シーズン最後にこの素敵な笑顔に会うことが出来て、シーズンのいい締めくくりとなりました。


天気が良くなった時に燕岳をバックに小屋閉めのスタッフで写真を撮りました。


恐らく今年はここからの写真が一番多く登場したことでしょう。雪の全くなかった昨年と比べれば、雪が多いのでしょうが例年と比べれば、やはり少ない雪の量です。


19時半過ぎ、外に出てみるといつの間にか晴れていました。気温は-14℃近くと非常に寒いのですが、空気は澄んで、街の灯りは眩しいほど明るく見え、東の空よりオリオン座が上りだしてきました。

今夜がここで過ごす最後の夜となりました。外は風もなく我々スタッフ以外誰もいなく、とても静かな夜となっています。今シーズンは明日で終了となります。次は12月23日からの冬期営業でお会いできることを楽しみにしています。
今シーズンもどうもありがとうございました。
明日の朝、もう一度、燕岳の写真をお届けしたいと思います。
河地

霧氷。
2016/11/23



雲に覆われ、日の出を望むのは難しいと思っていたところ、ガスを通して太陽が姿を現しました。昨夜のうちに霧氷がびっしりと付き、なかなか美しい光景が広がっていました。すっきりとは晴れない天候でしたが、こんな時は思いもよらぬ美しい光景に出会えることがあります。その瞬間をカメラに収めようと寒い中、頑張っている方もいらっしゃいました。


明日の天気は関東地方でも雪の予報が出ました。それを心配して足早に下山されて行く方々もいらっしゃいました。ここ燕岳では昨年に続き、雪の少ない11月となっているのですが、このような年に11月に関東地方で雪とはなんとも不思議なことです。地球の気候が変わってきているのでしょうか。



今日の日中は西側は晴れていたのですが、東側はガスに覆われていました。そんな時見られやすいのがこのブロッケン現象です。霧氷の付いたナナカマドの木の上にブロッケン現象が見られ、季節感のあるものとなりました。



今日はとにかく寒い一日で日中でも-6℃位でした。また風もそれほど強くなかったので、霧氷が木から落ちることなく、一日中楽しむことが出来ました。背丈の低いハイマツには霧氷は付いていなく、背丈の高いダケカンバの木々にだけ付いていて、その白と緑と地面の色とのコントラストがなんとも美しく感じました。



今日の天気が意外ともってくれて燕岳は終日姿を見せてくれました。また、槍ヶ岳も夕方には姿を見せてくれました。


今日が今シーズンの営業最終日となります。明日の天気からしてここから見る夕日もこれが最後となるのでしょうか。夕方には気温が-10℃を下回ってきて、寒い中での夕日となりましたが、沈みゆく夕陽を見て今シーズンをなんとか無事に終えられそうでちょっと肩の荷が下りた気分になりました。


そしてオーナー赤沼のホルンの演奏も今シーズン最後でした。明日の天気を気にされて、静かな最終日となりました。

明日一日、片付け作業をして25日にはスタッフは下山します。明日はいったいどんな天気になることでしょうか。冬らしい天気となりそうです。
河地

少し寂しげな空。
2016/11/22


今朝は比較的冷え込みは弱く、朝のうちは雪ではなく、細かい雨が降っていました。今日もまた日の出は見えませんでしたが、その後天気は回復してきました。


日中は穏やかな天候となり、大天井岳~槍ヶ岳にかけての白い峰々は初冬の日差しを受けて、美しく輝いて見えました。きれいな景色なんですが、今シーズンの終わりが近いこともあり、なんとなく寂しく目に映る景色でした。


一方、東側には雲海が広がり、安曇野の街は見ることが出来ませんでした。もう数日すれば、僕らもこの雲海の広がる下での生活が始まります。


平日とあってここ最近は登って来られる方も少なく、とても静かな時間が流れています。燕山荘周りの雪は先日の雨でツルツルの状態となり、サンダルなどで油断して歩いているとツルッと滑ることもあります。今日も日中はプラスの気温でしたが、雪は解けることなく、今ある雪は根雪となることでしょう。


小屋閉め前のせめてものおもてなしということで、食堂の一部をこたつに変えました。営業は明日一日のみとなりますが、このこたつでゆっくりお過ごしください。


夕方になってくると雲が増えてきて、またもや日の入りを見ることが出来ませんでした。明日以降、寒気が入ってきて、24日は冬らしい天気となりそうです。明日、お見えになる方は下山のことも考え、しっかりとした冬山装備でお越しになられる方がいいかと思います。最後まで事故なく今シーズンの営業を終えたいものです。
河地

加速する時間の流れ。
2016/11/21


東の空には雲があって太陽がなかなか顔を出さない朝となりました。この時期は写真撮影を目的に登って来られる方が多くなります。なかなか太陽は顔を出さなかったのですが、もしかしたら何か素晴らしい光景に出会えるのではという期待を持ちながら、皆さん長い間カメラを構えていらっしゃいました。



昨夜はうっすらと雪が積もったようでした。少し地面が白くなっていました。


日中も雲の多い空でしたが、視界は効いて槍・穂高もかっこよく見えていました。


こうしてヘリポートから燕岳の方を望むと前回の降雪から真っ白な状態が続いています。一方、燕岳の山頂は雪がほとんどついていません。これは日当たりの違いやこの周辺では西から風が吹くため、風下となる東側斜面には雪が多く積もるといった傾向があるからです。なので燕山荘の積雪はどのくらい?という質問があるとその答えがなかなか難しく、風の強い玄関前は今は雪はほとんどなく、東側斜面だと15センチくらいの積雪となっています。これがさらに雪の多い季節になってくるとその差はさらに顕著となり、風の強い西側では積雪が0センチでも東側斜面では数メートルということになってきます。



週末を終え、人の流れは少なくなりましたが、ぽつぽつと登ってこられる方はいらっしゃいます。


営業も明日、明後日の2日だけとなり、いよいよ小屋閉めへのカウントダウンが始まってきました。日中、その作業をしていると時間はあっという間に過ぎていて、気づけば夕方という日々がこのところ続いています。今シーズンの終わりの余韻に浸りながら、小屋閉めを迎えたいものですが、毎年のことながらそうはいかず、ドタバタと過ぎていき、普段以上の時の流れの速さを感じます。


今日の日中はプラス3℃になり、暖かな一日となりました。このところ変わりやすい天気が続いていて、今日も日の入りは見ることはできませんでした。僕らが夕日を見るチャンスはあと3回あります。あと何度見られることでしょう。
河地

もう少し。
2016/11/20


昨日の天気とは打って変わって、夜明け前にはきれいな星空が広がっていました。冬の星座の主役であるオリオン座ですが、明け方になるともう少しで沈んでしまいそうな位置まできています。

今朝の玄関前には日の出を見ようと多くの方々で賑わいました。雨の中を皆さん登って来られたので、今朝のこの晴れに大変喜んでいらっしゃいました。こうした賑わいもおそらく今日で最後となることでしょう。いよいよ小屋閉めが近づいてきました。

昨日は雨でしたが、雪がなくなってしまうことはありませんでした。量はまた減ったようですが、この調子でいけば今年は雪を踏みしめての下山が出来そうです。


昨日は雨だったのでほとんどの方が今朝、燕岳を目指されました。休日とあってのんびりされる方が多く、午前中は活気に満ちていました。


朝のうちは非常に天気が良く、槍ヶ岳もきれいに見えていました。今日一日この天気が続くのと思ったのですが、次第に雲の多い天気となってきて、その後槍ヶ岳を見ることは出来ませんでした。


皆さんがゆっくりされていた理由にはもう一つありました。昨日の雨で水分を多く含んだ雪が、今朝の冷え込みで凍り、朝早くは雪面がツルツルとなっていました。そのため、気温が少し上がって雪面が柔らかくなってから下山すればいいという方が多くいらっしゃいました。雪のある季節は、こういった雪面の状況判断も大切になってきます。


小屋閉め作業も終盤です。


雨戸が入った小屋はなんだか寂し気ですね。


午後になってくると黒い雲がかかるようになってきて、夜には雪が舞い始めました。
営業も残り数日となってきて、小屋閉め作業と並行しての営業となります。ご迷惑をおかけしますが、残り少ない今シーズンの燕山荘をどうぞお楽しみください。
河地

雨の週末。
2016/11/19

今シーズンの営業も残り1週間を切り最後の週末を迎えました。



天気予報通り風雪の朝で始まりました。気温は高めで湿った雪が降り、玄関前にある畦地梅太郎さんの山男にも雪が付いていました。この時登山口では雨となっていたようで、登るか止めるか迷われた方が多かったことでしょう。雨でなく雪であればあまり濡れることはないかもしれませんが、雨だと濡れてしまい、上では風が強いとなると体温があっという間に奪われて低体温症の危険が出てくるのでそれも仕方ないことかもしれません。



降り始めは雪でしたがここでもやがて雨に変わり、皆さん濡れてのご到着となりました。最後の週末だといううのに残念な天気となりました。しかし、昨年の今頃は全く雪がなっかたのに比べ、今年は今日は雨でしたが、全ての雪が解けたわけではなく白い部分も残っていて昨年よりは良かったのではないでしょうか。


今回の雨で今日の日中は雪がグチャグチャになっていました。明日の天気予報を見ていると氷点下にならなさそうなので少し雪解けが進んでしまいそうです。ただ、明日の午前中は晴れの予報となっているので、今日のこの雨の中、登って来られた方々が燕岳の素晴らしい展望を見られるとうれしいものです。ここからの展望はとにかく素晴らしく多くの方々に見ていただきたいものです。そして、その景色に感動されている皆様の笑顔が何より素敵で僕は大好きです。


今日は雨だったので皆さん小屋の中でストーブに当たりながらのんびりと過ごされていました。小屋の中の各所には雪用の支柱も立ち、小屋閉めの雰囲気となってきています。しかし、まだ生ビールやケーキは販売しております。残り少なくなってきましたが、多くの方々に山登りを楽しんでいただけるようもうひとがんばりしたいと思います。
河地

高気圧に包まれて。
2016/11/18


夜明け前、東の空はきれいなオレンジ色に染まりました。段々と明るくなるにつれて見える星の数は少なくなっていきます。明け方の東の空に見えていた星座は春の星座でした。これから冬へ向かうというのにちょっと不思議な気分でした。


その頃、西の空を見ればちょうど槍の穂先の上にシリウスが輝き、その横にはオリオン座も見えていました。星空のきれいな夜明けでした。


日の出前、裏銀座の山々の上には月が輝き、雲もピンク色に染まりきれいな空となりました。



今朝も美しいご来光を見ることが出来ました。そして、太陽が少し昇ると白い雪面がほんのりと色づき、素敵な朝となりました。もう少し雪が多ければさらに美しい景色となるのでしょうが、それは冬期営業中のお楽しみとしてとっておくことにしましょう。



本日より、燕山荘直下を冬ルートに変えました。積雪量が増えたためではなく、少ない雪がツルツルのアイスバーンになっていて、夏道は危険なため、雪のついていない冬ルートへと変更しました。決して夏道が通れないわけではありません。安全を考えてのことです。冬道を登り終えて玄関までの小屋の東側はまだ通行できるので悪天時は西側ではなく、東側の喫茶前を通るといいです。



今日は高気圧にすっぽりと覆われて、日中はきれいな青空が広がりました。気温も若干プラスとなりました。ただ、窓から見える日差しはとても暖かそうで、外は暖かいものと思って出てみると意外と寒く感じました。この時期相応の気温なんですね。


午後になってくると空の雲の量が多くなってきました。明日は再び下り坂へと向かう予報となっています。初めは雪でも日中は雨に変わるかもしれません。防水性の高い衣類を身に着けてお越しになるといいかと思います。この時期に雨になると気温も低いので低体温症の心配も出てきます。無理だけはなさらないで下さい。ちなみに明日は合戦小屋は営業しておりますので、ご休憩にご利用ください。
河地

雪の華。
2016/11/17



今朝の日の出は縞模様の少し面白い太陽でした。しかし、日が昇ると同時に、西から雲が流れてきて、この周辺はこの雲に包まれ、展望はなくなってしまいました。あまりにも急激な天候の変化に少々驚いてしまいました。


その雲が出てきた時、朝日を背にする形となり、ブロッケン現象が見られました。朝日を背に見るブロッケン現象はあまり見ることがありません。ちょっと珍しい光景でした。朝焼けの効果もあり、ほんのりと赤っぽいブロッケン現象でした。


その雲は徐々に取れてきましたが、そのガスに包まれている間に草木には霧氷が付き、すっかり枯れてしまった草には雪の華が付いて、とても美しい姿を見せてくれました。


燕山荘直下


三角点上部
降雪直後に比べ、積雪はだいぶ少なくなってきましたが、三角点より上では相変わらず雪はツルツルで、特に下りではアイゼンがほしくなります。


午後になってくると天気はさらに回復してきて青空も見られるようになってきました。明日は高気圧にすっぽりと覆われ好天となりそうです。


今日の日中は西側はすっぽりとガスに包まれていましたが、太陽が西に大きく傾きかけて、気温が下がってくるとそのガスも徐々に動き出してきて、縦走路の東側にかかるガスの動きがとてもかっこよかったです。


日没は16時40分より早くなってきました。その頃には気温は-6℃を下回ってきて、寒い日の入りとなりました。しかし、その分とてもきれいな日の出を見ることが出来ました。


まだ、西の空が薄っすらと紅くなっている頃、ちょうど槍ヶ岳の上には金星がひと際明るく輝いていました。今夜もきれいな月夜を楽しめそうです。


満月から少し日が経ち、じゃがいものような形の月が東の空から昇ってきました。昨日のようにオレンジ色の月でした。今日は雲海が広がり、街の夜景は見ることが出来ませんでした。その分、星空がきれいです。
河地

月。
2016/11/16


-6℃とやや寒い朝を迎えました。空気はキリッとして、夜明け前の東の青らはきれいなオレンジ色に変わりだしてきました。これから寒くなってきますが、こんなきれいな空を見られる機会が多くなってきます。


一方、その時間に反対の西の空を見てみると十六夜の月が傾き、その下にはオリオン座が輝いていました。白くなった峰々は月明かりに照らされ、浮かび上がり、なんとも美しい夜明けの空でした。スーパームーンこそ見られませんでしたが、ここ数日は月に楽しませてもらえそうです。


日が昇る直前、西の空はビーナスラインの美しいピンク色に変わり、その中にまだまん丸に近い月が美しく輝き、とてもいい光景でした。


日の出はもう6時20分近くになってきました。随分と遅くなってきたものです。今日もお昼過ぎまでは安曇野の上には雲海が広がり続けました。


今日のような天気のいい朝は紅く染まる槍ヶ岳も見ることが出来ます。こんな日はカメラ片手にあっちへ行ったり、こっちへ行ったりとなかなか忙しい朝になります。



今日の日中は少し風はありましたが、東は暖かく、この時期としては穏やかな天候でした。小屋閉めが近づいてきたこともあり、小屋の中で作業をしている時間が多かったのですが、ふと外に出て見られるこの光景の美しさは何度見てもうれしいものです。


夕方になって雲が多くなってきたため、日の入りは見えませんでしたが、夕日を浴びて紅く染まる富士山が美しく見えました。この富士山、映画の最初に出てくる富士山に似ているような気がしました。


今月の18日まで夕食時にはお味噌汁に変わり、あったか鍋をご提供させて頂いています。寒くなるこの時期、体があったまると大変ご好評いただいています。


すっかり暗くなり、街の夜景が美しくなってくる18時半頃、長野市の夜景の少し右側より、真っ赤な月が昇りだしてきました。日の出は毎日のように見ているのですが、この月の出というのはなかなか見る機会がありません。この美しさに感動を覚えました。今日は日の出前に沈む月を、日の入り後に昇る月と、一日に2度、月を楽しむことが出来ました。
河地

積雪は増えず。
2016/11/15


昨夜はどうやらプラスの気温になったようでミゾレだったようです。屋根から落ちる雪の音も、湿った雪のためいつもより大きく聞こえました。
また、落雪の音に混じって時折雷鳴も聞こえました。
朝玄関の外にでてみると確かに雪は少なくなっていましたが、解けていない方が多く少し安心しました。この時期に雪がないのは寂しいし、おかしいからです。




日中天気は思ったほど回復はしませんでした。しかし、時々燕岳や合戦尾根を見ることができました。雪は少しは少なくなったようですが、あまり変わっていない感じです。日中はプラスの気温でしたが夕方から気温は下がりだしてきて20時にはマイナス5℃になってきました。今日のべちゃべちゃ雪も明日にはカチカチになっていることでしょう。下りではアイゼンが欲しくなるかもしれません。ただ、まだ前爪のあるアイゼンが必要なほどの雪の量ではありませんが。



気が付けば今シーズンの営業は残すところ一桁の日数になってきました。
本当に早いものです。雪の重さから小屋を支えてくれる支柱をそろそろ立てる頃となってきました。今日は喫茶室(サンルーム)にその支柱を立てました。これで、喫茶室のスペースは使えなくなってしまいましたが、ケーキ、生ビールは売店にて販売しています。





今日は中での作業が多くあまり外には出なかったのですが、いつも雷鳥の写真を撮りにいらっしゃるお客様が、雷鳥がいるよと教えて下さり、わざわざその場所まで案内してくださいました。するとそこには三羽の雷鳥が。数日前に見かけたのに比べ随分と白くなっていました。まだ、山肌は真っ白にはなっていないので雷鳥の白さが何だか輝いているようにみえました。ちょうどその頃、横殴りの雪が降り出してきて寒いのと顔が痛いのですぐに小屋に戻ってしまいましたが、こんな中でも外で生きている雷鳥のたくましさを感じました。


夜になって気温は下がってきましたが、空はきれいに晴れてきました。そして先日のスーパームーンは残念ながら見えませんでしたが、それでもまだ明るい月が、雲海をきれいに照らして美しい夜となりました。
河地

雨になるか雪になるか。
2016/11/14


朝から雲に覆われ日の出のない朝となりました。天気は下り坂へと向かうようです。


夏道冬道の分岐

2600m付近の鎖場


三角点より燕山荘
週末多くの方が歩かれたので登山道はつるつるになっています。下りでは6本刃位のアイゼンが欲しくなります。
もうヘリコプターによる荷揚げはないのでゴミも全て歩荷で下げていきます。一シーズンに何回も歩くスタッフにとっても今日のつるつるの雪面は気を使いました。雪はまだ少なく岩や地面が出ている所も多くスリップすればケガにつながりかねません。


朝のうちは槍ヶ岳も見えていたのですがあっという間に雲に覆われてしまいました。


そして上空は風が強いのかクラゲや翼を広げた鳥のような形をした雲が現れだしてきました。こういった雲は見ていて楽しいのですが、こいうう雲の後はたいてい天気は崩れるので素直には喜べません。

そのような雲が現れてすぐに天気が崩れると思いきや意外と曇りの状態が続きました。しかし雲はどんどん厚くなり裏銀座の山々の2800mラインには横一直線に雲が出来ていました。


やがて15時過ぎ雪ではなく雨がポツリポツリと降りだしました。昨年のように一度積もった雪が11月の雨で全くなくなってしまうのでしょうか。気温は0℃をいったりきたりしています。この雨も19時頃には雪になってきました。明日の朝はどう変わっているのでしょうか。
登山道の様子は日毎に変わります。最新の情報を得てお越しください。
河地

再び静かな山へ。
2016/11/13


昨日に引き続き、穏やかな朝で始まりました。ただ昨日よりは雲が多かったせいか、紅く染まる朝焼けとはなりませんでしたが、今日は今日で美しい日の出でした。


昨日はお泊りの方がこの時期にしては多かったので、今朝は日の出を見ようと玄関前には多くの方がいらっしゃって、久々に活気のある朝となりました。やっぱり賑やかなのはいいのですね。


今日の太陽は両神山の左側から昇りましたが、少しすると両神山の真上に太陽は昇りました。


アイゼンを使われる方が少しずつ多くなってきています。登りより下りの方が滑りやすいので、下りだけ付けていかれる方もいらっしゃいます。アイゼンがなくてもまだ歩くことは出来ますが、雪面の状況によっては欲しくなる時もあります。使う使わないにしろ、そろそろアイゼンはあってもいいのかもしれません。



日中は穏やかな天候となり、槍・穂高も美しく、かっこよく見えていました。また日曜日ということもあり、日帰りの方も多く登って来られ、玄関前は賑わいを見せていました。


ただ天気は早くも下り坂に向かっているようで、空一面に薄い雲が広がっていました。その時間になってくると日帰りの方は下山されて、再び静かな山が戻ってきました。急に静かになるとなんだか寂しく感じてしまいます。




明日は満月、しかもスーパームーン。そのため今夜の雲を通してぼんやりとした月ではありますが、月明かりが明るく、ヘッドランプなしでも歩けるくらいです。そして、月明かりに照らされた周りの風景が美しく浮かび上がっています。遠くは長野市の街灯りまで見えて、夜景のきれいな夜となりました。
明日の月が楽しみです。しかし、天気は・・・。
河地

初冬の登山日和。
2016/11/12


高気圧に覆われて穏やかな天気の一日となりました。燕山荘の営業は今月23日のお泊りまでとなり土曜日と重なるのも京都19日の二回だけとなりました。そのうちの一回である今日はまさに登山日和な一日となりました。
日の出前、富士山もきれいに見えていました。気温の違う空気の層によって、そうなったのかわかりませんが中腹部が歪んで見えました。


気温は-5℃位まで下がり、寒い朝となりましたが、日の出前の西の空に現れるほんのりとピンクび染まるビーナスラインがとてもきれいでした。


そして、空気が澄んでとてもきれいな朝焼けとなりました。白く染まる槍ヶ岳を初めてする山々が、朝日を受けてほんのりと紅く染まりました。冬の朝の楽しみは、この白い山肌の色が今日はどんな風に変わるのか見ることです。今日はとにかくきれいな色に染まりました。



きれいな青空が広がり、白い峰々が太陽の日差しを受け輝き、初冬の山の素晴らしい景色が広がりました。


日中は風も弱く、日差しの下では暖かさを感じ、外のベンチでのんびりされる方が多くいらっしゃいました。週末とこの好天が重なり、多くの方々に楽しい時間を過ごしていただくことが出来て、なんだかうれしい気分になってきました。


雪をかぶる山々が日に日に増えてきています。ここからも東側によく見える浅間山も頭の上だけ白くなっているのがわかりました。


今日もきれいな夕日が見られました。太陽が樅沢岳より南側に沈んでいくようになりました。


14日に満月を迎える月は今日も明るく、暗闇の中、白い山々を浮かび上がらせていました。ちなみに野口五郎岳の後ろ辺りがほんのり明るいのは富山の街の灯りなんでしょう。今夜もきれいな夜空が広がり、外でそれを多くの方が楽しんでいらっしゃいました。
河地

湿った雪。
2016/11/11


昨夜は降雪となりました。朝になっても雪は降っていましたが、10時頃より、燕岳が姿を現してきました。今回の雪はかなり湿った雪で、小屋周りで20センチくらいの積雪でした。


中房辺りでも雪が降ったようですが、気温は高めの雪だったこともあり、解けてしまったようです。合戦尾根も積雪量は若干増えたようですが、見た目は昨日とあまり変わらない様子です。


今回の積雪による登山道のルートの変更はとくにはありませんでした。燕山荘直下はまだ夏道が通行可能です。


2600m付近のクサリ場。


三角点と合戦小屋の間。
三角点より上ではほとんど雪の上を歩くことになりますが、三角点より下では早くも雪が解けて地面が出てきている所もありました。明日の日中はプラスの気温になる予報になっているので、さらに雪が解けてグチャグチャになってくるところがありそうなので、スパッツはお忘れなく。また、雪道に不安な方は軽アイゼンもしくは6本歯のアイゼン、ストックがあるといいかと思います。


合戦小屋は土日の営業となりました。メニューも少なくなっております。行動食は必ずお持ちください。また、無人の日でも風をよけて休憩できるスペースはありますのでご利用ください。これからの季節、体を冷やさないことがとても大切になってきます。休憩する際には、服を一枚余分に着るといいでしょう


日中日差しもあって雪はだいぶ解けました。それでも残っている雪の方が遥かに多くこのまま根雪となりそうです。今年は何とか順調に冬がやってきそうです。


数日前に見つけたこの時期には珍しいミヤマキンバイの花は、雪が降ってもまだ花を咲かせていました。雪とミヤマキンバイ、なかなか見られない光景です。



日中は姿を見せなかった槍ヶ岳ですが、夜になると雲も取れ、月明かりに照らされ、白く美しく浮かび上がっていました。その上には金星が明るく輝き素敵な夜空となりました。


燕岳も月明かりに照らされ、美しい姿を見せてくれました。これからしばらくは月が明るいので夜も楽しみです。昼間とは違った美しさがあります。
河地

穏やかな曇り空。
2016/11/10


昨夜はとても厳しい冷え込みで-13℃を下回る気温でしたが、朝になると幾分寒さは和らいでいて、-7℃となっていました。その冷え込みのせいで小屋の中にある水道も凍るほどでした。今回の晴天は束の間のようで雲の多い空で朝は始まりました。



雲が多いため、空は紅くなったものの太陽の姿を見ることは出来ませんでした。ちょうど太陽が昇ると思われるもっとも紅くなった辺りには埼玉県の両神山のシルエットを見つけることも出来ました。天気の割には視界のいい朝でした。



日中になって、雲が少しづつ増えていき、高曇りとなりました。こんな日は晴れた日とは違い、光が均等にあたり、周りの景色はいつもとは違った感じで見られます。これが意外と美しく、曇り空の日もなかなかいいものです。


日中はかろうじてプラスになるかならないかで、風がさほど強くなかったこともあり、少し暖かく感じました。裏銀座の山々も少しだけ見ることが出来ました。人通りも少なく、とても静かな時間が流れていました。


午後になってくると雲はさらに厚くなってきて、天気は下り坂に向かっていることがわかりました。


こんな天気でしたが富士山は姿を現していました。富士山も5合目あたりまで白くなっていました。また、大峠あたりは紅葉した部分と雪が付いている部分と混じっていて、なかなかきれいでした。



今日のやや暖かな気温で雪解けは少し進んだようです。午前中見た燕岳と午後に見た燕岳のほうが雪が少なくなったのが分かります。ただ、今夜は再び雪となる予報となっています。解けたり、増えたりしながら、少しずつ積雪量は増えていきます。
河地

新雪の美しさ。
2016/11/09


この時期としては強い寒波の襲来で、ここ山の上では昨日から吹雪模様となりました。今朝は-12℃近くまで下がり、とにかく寒い朝となりました。積雪量ですが小屋周りで10~15cm、合戦小屋で7、8cmとびっくりするほど増えませんでした。今のところ、燕山荘直下はまだ夏道が通行できます。


お昼前位より、寒気も抜け出してきて、燕岳が姿を現しだしました。この降雪直後が最も美しくなる時で、燕岳は昨日までは全く違い白い雪をまとい、とても美しい姿になっていました。


木々にはびっしりと霧氷が付き、真冬のような光景を見ることが出来ました。


さらに天気が回復してくると槍から穂高にかけても見られるようになってきました。こちらの山々はだいぶ白さも増して、雪煙が舞い続け、とても厳しい冬山へと変わったようです。


また安曇野の街も見えだしてくると、街と山の上では随分季節が違うことが分かります。山の上ではもうすっかり冬です。



これだけ雪が降ってしまうと鳥たちも下へ降りてしまったものだと思っていたところ、ここ最近よく見かけるウソのつがいがナナカマドの実を食べているのを見かけました。雪の付いたナナカマドの実を食べているせいか、口の周りに雪をいっぱいつけているのがなんとも面白かったです。


日中でも気温が低かったせいか、霧氷はほとんど落ちることがありませんでした。この霧氷はまさに気に咲く雪の華ですね。本当にきれいです。
今日の日中は日差しがあり、サングラスがないと目が痛いくらいでした。これからの季節はサングラスも必要になってきます。



とにかく寒い一日でしたが日が傾きかけるとさらに寒くなってきて、-11℃位まで下がってきました。こうなると夕日の写真を撮りに行くにも完全装備でなくては寒くて外にいられません。今日の夕日はちょうどそこにだけ雲があって、紅く染まりませんでしたが、南アルプスの甲斐駒、北岳、仙丈ケ岳の雪で白くなった部分は、ほんのりとピンク色に染まりました。ここだけでなく標高の高い山から順に冬が訪れているようです。
今日は本当に寒い一日で、ここ燕岳はもう完全に冬山になったと感じさせられる一日でした。
河地

晴れから吹雪へ。
2016/11/08


今朝の気温は-3℃と冷え込みはそんなに強くなかったのですが、ただ非常に風が強く、気温以上に寒く感じました。天気予報を見ているとこの先の天気は下り坂ということで、やはり今朝の朝焼けは真っ赤に染まりました。


空には薄っすらと雲があり、燕岳の後ろまでほんのりとピンク色に染まりました。


6時11分、今日も昨日に引く続き真っ赤な太陽が顔を出しました。小屋の東側の雪面もわずかにその色に染まり、なかなかきれいな朝焼けでした。ただ風は非常に強く、寒さとの戦いでした。


槍ヶ岳方面は朝から雲がかかっていましたが、穂先と東鎌尾根、北鎌尾根だけはきれいに見えていて、ちょっと面白い光景でした。


日中になってもこの様子は変わらなく、槍ヶ岳は見えてもその隣にある大喰岳、南岳、穂高岳は姿を出すことはありませんでした。


お昼頃になるとさらには怪しい雲が現れだし、風は一層強くなってきました。鹿島槍の上にはちょっと変わった雲が現れていました。この天気が崩れる前というのはいつもとは違った気象現象が見られ、空を眺めるのが面白いものです。


小屋閉め作業は天気を見ながら進めています。今日は第1別館に雨戸を入れました。雨戸を入れるタイミングというのは簡単なようで意外と難しく、出来る限り小屋の中を明るくしていたいという思いから、ギリギリまで待っています。かといってタイミングが遅れてしまえば、一度埋まった窓を掘り起こして、雨戸を付けるということになってしまいます。このタイミングには毎年悩まされます。



午後になってくると燕岳は雲に隠れ、やがて横殴りの雪が降り始めました。玄関前の雪はほとんどなくなってしまいましたが、今回の雪でまた白くなるのでしょうか。今回のこの寒波は11月にしてはかなり強いようです。明日は日中でも-10℃以下の予報となっています。このまま冬になってしまうわけではなく、また寒さは緩むかもしれませんが、今年はどうやら去年のように雪のまったくない小屋閉めとはならなさそうです。
河地

立冬。
2016/11/07


今日から立冬。山の上ではすでに冬となっていますが、暦のうえでも冬に入りました。しかし、今日は朝でも氷点下にはならず、かぜも弱く穏やかな天候の一日となりました。今朝の太陽は、春霞の中から登る太陽のようでした。霞を通しての光だったのでいつもの力強さはありませんでしたが、太陽のかたちが分かる、そんな日の出も美しいものです。また、今日も雲海が広がり、(写真の右下)雲海から顔を出す山が海を泳ぐクジラのようにも見えました。



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前回の降雪の後雪は少しづつ少なくなってきていますが、槍ヶ岳は白い部分が多く残っています。

日中は気温は5℃くらいまで上がりひざしの下では暖かさを感じました。寒い日が多くなってきましたが、11月だとまだこんな日もあります。まさに小春日和でした。ただ、登って来られる方は非常に少なくとても静かな時間が流れていました。


この穏やかな天気もきょうまでのようです。明日以降は再び雪となりそうです。その雪が降る前に、冬の間、雪の重さから小屋を支えてくれる支柱を小屋の中へと運びました。このため、喫茶室のサンルームは倉庫となり今シーズンは終了となりました。ただ、コーヒー、ケーキ、生ビールは売店にて販売していますので、これらを楽しみに登ってこられても大丈夫です。

暖かな一日でしたが、燕岳の影が有明山に映る頃になってくるとさすがに寒くなってきます。

昨日に続き静かで穏やかな日の入りでした。多くの方々と一緒に眺める夕日と、今日のように周りに誰もいない中見る夕日とは随分違う感じがします。どちらもそれぞれの良さがありますが。




街の夜景と星のきれいな夜となっています。槍ヶ岳の上には金星が明るく輝き、寒さをちょっと我慢して星を眺めるのもいい夜となりそうです。
河地

雲海。
2016/11/06


今朝はガスに包まれ、日の出は見られませんでしたが、その後、ガスが取れ、終日晴れの一日となりました。昨日は好天となって多くの方が登っていらっしゃいました。テントの方も多く、テント場にはカラフルなテント村が出来ていました。


今日も0℃を少し上回る気温となり、燕岳の雪はほとんど解けてしまったようです。しかし、日当たりの悪い部分の雪は解けることなく残っていて、合戦尾根の登山道上にはツルツルになっている所もあり、軽アイゼンや6本歯アイゼンを装着されている方もいらっしゃいました。


日中はやや霞んだ空でしたが、裏銀座の山々はきれいに見えていました。午後の光を受ける水晶岳は凹凸がくっきりと見え、なかなか美しい姿を見せてくれました。こちらの方の山もだいぶ白くなってきました。


ここ山の上は晴れの一日となりましたが、この雲海の下となった中房では濃いガスにすっぽりと包まれ、視界がかなり悪かったようです。雲海の上と下では随分と天候が違ったようです。


一方、午後になってくると高瀬側にも雲海が入りだし、西を見ても東を見ても雲海となり、ここにいるとまるで海の上にいるような気分になってきました。


このところ、すっかり姿を見かけなくなり、寒くなってきたので下へ降りてしまったと思っていたイワヒバリでしたが、玄関前に元気な姿を見せてくれました。このピョンピョンと歩き回る姿がとてもかわいらしく、見つけるたびにいつもしばらく見入ってしまいます。今年はいつまでこの姿が見られるのでしょうか。


日没は16時44分頃、樅沢岳と双六岳の間に太陽は沈んでいきました。本当に日の入り時間が早くなりましたね。昨日同様、雲が少なくすっきりとして美しい夕日を見ることが出来ました。


また、高瀬渓谷には雲海が広がり続け、その奥の山々に沈んでいく今日の日の入というのはとても感動的な美しさがありました。

明日も引き続き、好天となりそうですが明後日辺りはまた雪になるかもしれません。明日、お越しの方は下山の時、雪でも対応できる装備をお持ちになられるといいかと思います。ニット帽、雪対応の手袋、スパッツ、冬用の登山靴、場合によってはアイゼン、ピッケル、ゴーグルといったこれまでは必要でなかった装備も必要となってきます。前回も書きましたが、下山予定日の天気予報まで把握して、登山計画を立てられるといいかと思います。

今日で合戦小屋の営業は終了となりました。この先は土日のみの営業となり、飲み物やカップ麺のみになります。風をよけて休憩できるスペースとトイレはいつでも利用できますが、平日は無人になることもありますので行動食は必ずお持ちください。
燕山荘もいよいよ本格的な小屋閉め作業が始まり、何かとご迷惑をおかけすることかと思いますが、売店は通常通り営業しております。喫茶サンルームはスペースのみになりましたが生ビールやケーキは売店で引き続き販売しております。
また、中房線の定期バスも金土日の運行になります。ホームページ等でしっかり確認をお願いします。
河地

少し寒さは緩んで。
2016/11/05


今朝の玄関先の気温計はマイナス3℃と昨日のマイナス9℃に比べ幾分寒さは緩みました。日の出前、雲が少なく星空がきれいでした。そんな中、八ヶ岳の奥にだけ雲がかかりその雲は雷雲なのか時折明るく光っていました。この時期の雷とちょっと珍しかったです。


雪で白くなった山肌が紅く染まる朝焼けはこれからの季節の楽しみとなります。雪がまだそれほど多くない今朝は思ったほど紅くはなりませんでしたが、この時期らしい美しい朝でした。



そして日が昇り、周りの山々に日が当たりだすと雪をかぶり白くなった槍・穂高は輝き、とても美しい姿を見せてくれました。ハイマツ部分にはまだ雪が積もっていなくて、白と緑色の混じったちょっと面白い色になっていました。


日中はわずかでしたがプラスになりました。11月に入って初めてのことです。週末もあって久々に賑わいも戻ってきて、今シーズン初の雪に皆さん大変喜ばれているようでした。雪山ってやっぱりきれいですね。


今日の天気で燕岳の雪はほとんど解けてしまったようですが、その脇に見える立山は積雪量が多いようで白い姿を見せていました。


今日は空気が澄んで、遠くの山まで非常にくっきりと見えました。南アルプス南部の 塩見岳、荒川岳、赤石岳、聖岳も山頂あたりは白くなっているのがわかりました。


また、安曇野の街並みもくっきりと見え、こちらもだんだんと秋の深まった色に変わってきているようでした。白くなった合戦尾根の色とは随分対照的でした。


空気が澄んで、きれいな空が広がった今日の夕日は雲もなく、とてもクリアで美しい夕日でした。写真では逆光になってしまい分かりづらいのですが、夕日を眺める皆様の服装はもう完全に冬のものでした。


一方、日が沈む方向とは逆の東側の空はビーナスラインの淡いピンク色がとてもきれいでした。この色は寒さが厳しくなるほど美しくなってきます。また、ビーナスラインの下に広がる黒い部分は地球の影にあたる部分で、そのラインが段々と上がっていき夜が迫ってくるのが分かります。
週末と降雪後の好天が重なり、多くの方々がこの素晴らしい景色に大変感動されていらっしゃいました。初冬の美しい景色を満喫できる一日となりました。
河地

青い空と白い雪。
2016/11/04



寒い朝となりました。気温は-9℃と今シーズン一番の冷え込みとなりました。ただ朝焼けはsこのさむさにふさわしく美しいものとなりました。今日の日中でもプラスの気温にはならず11月になってからまだ一度もプラスの気温になっていません。まるで冷凍庫の中にいるようです。そのため雪はなかなか解けてはいきません。



そんな冷え込みの厳しかった今朝は、とても美しい霧氷を見ることが出来ました。合戦尾根の木々は、まるで降雪直後のように霧氷で真っ白になっていました。あちこちの木々には霧氷がびっしりと付き、まるで真冬のような光景が広がっていました。青空もきれいで冬山の美しさを一足早く満喫することが出来ました。



今日は今シーズン最後のヘリコプターによる荷揚げでした。昨日降り積もった雪を除雪しての荷揚げ作業となりましたが、風も穏やかで天気も良く、周りに見える景色も美しく、気持ちよく作業が出来ました。今の時代、山小屋にはヘリコプターは欠かせません。今シーズン中、何度も荷揚げをしていただいた東邦航空の皆さまありがとうございました。青空と雪山の中を飛ぶ350B-3はとてもかっこよかったです。


日中は気温は低かったのですが、日差しもあったおかげで寒いにはかわりませんが気温以上に暖かく感じました。皆様の服装も冬用のジャケットの方が多くなってきて、すっかり冬山の気分となっています。


この辺りに比べ、北部の山々の白さは際立っています。鹿島槍も真っ白でした。


平日の割に賑わいを見せた今日は美しい日の入りで終わりました。日が沈んだ後も星空がきれいで寒さも少し緩んだおかげもあるのでしょうか、多くの方がこの星空を眺めていらっしゃいました。


小屋開けから一緒に過ごしてきた1年目のスタッフが今日下山していきました。みんなのこの楽しそうな顔は、このひとシーズンを物語っていることでしょう。今日まで一緒にやってきたので急にさみしくなってしまいますが、残り3週間余り、残ったスタッフでがんばっていきたいと思います。下山とヘリコプターの荷揚げが重なってしまい、お別れを言えなかったのが少々心残りですが、本当にありがとうございました。いい仲間と出会えてよかったです。
河地

冬型の気圧配置。
2016/11/03


日本海を低気圧が通過し、その後、冬型の気圧配置となったため、ここ山の上では真冬のような厳しい天候となりました。しかし、麓の安曇野市は晴れていたようで冬の典型的な天気でした。先日も書きましたが冬型の天気の時は麓の街の天気と山の上の天気では大きく異なることがありますので、街の天気ではなく山の天気予報を見てお越しください。もしくは燕山荘に直接お問い合わせいただいても結構です。


このところヘリポート下のナナカマドのあたりで雷鳥をよく見かけます。雷鳥もだいぶ白くなってきて、雪の上では目立たなくなってきました。昨年の今頃は雪が少なく、地面が出ていたので保護色である白い色が逆に目立ってしまい可哀そうでした。


真冬のような天気で岩に岩氷もびっしりついていました。


風は終日強かったのですが、午後になってくると雪は止んできて、安曇野の街を見渡せるようになってきました。有明山では雪が降っていないようで、どうやら雪が降っていたのはこの辺りだけのようでした。


風が強かった今日は合戦尾根にも時折、雪煙が舞い上がっていました。


ガスに包まれていたせいか、木々にはびっしりと美しい霧氷が付いていました。午前中はなかなか厳しい天気でしたが、何人かの方は登って来られました。皆様の服装はカッパではなく、冬用のジャケットの方の方が多かったです。なかには軽アイゼン等を付けてこられる方もいらっしゃいました。まだまだピッケルや前爪のあるアイゼンを必要とする積雪とはなっていませんが、滑りやすくはなっていますので、心配であれば軽アイゼンくらいはあるといいかと思います。ただ、縦走を予定される方に関しては、そうとは言えません。さらにしっかりとした装備が必要かと思われます。今日をもってこの近辺で営業しているのは燕山荘だけとなりました。


数日前まではそれほど大変ではなかった外作業ですが、そろそろ大変な季節となってきました。風雪の中の作業はなかなか大変なものですが、小屋を維持していくためには欠かせません。



とにかく寒い一日でした。最高気温でも-5℃くらい、風速は10m以上あり、体感温度は-20℃近かったことでしょう。11月に入り、山は完全に冬となりましたので、しっかりとした装備、早出早着の行動予定でお越しください。天気予報の事前確認も非常に大切になってきます。
河地

冬の始まり。
2016/11/02


昨日を境に山はすっかり冬の様相へと変わってしまいました。まだまだ積雪は少ないのですが、寒さが非常に厳しく、日中での氷点下の真冬のような一日でした。外作業に出るスタッフの服装も昨日までとはガラッと変わり、ニット帽にダウン、厚手の手袋と長くつと完全に冬の格好となりました。その服装でなければ寒くて作業に身が入りません。


青空が見られず、雲の多い一日で日差しも弱く寒々しい空が広がりました。


昨夜は有明山でも雪が舞ったようで有明山の山肌も薄っすらと白くなっていました。昨日、合戦尾根を歩いている時は気が付かなかったのですが、上からこうしてみると合戦尾根も結構白くなっています。


日中でも氷点下のこの気温では昨日降った雪はほとんど解けずに残りました。明日はさらに低い気温となりそうなので、この雪は解けることがないかもしれません。


縦走路上の積雪は決して多くはありませんが、岩稜帯のようなところではアイゼンがほしくなるところがあるかもしれません。今回の積雪はあまり多くはありませんでしたが、登山の難易度はぐっとあがりました。明日をもって営業を終了してくる山小屋も増えてくるのでご注意を。



今日は水源地の撤収作業へと行ってきました。ここ数年比較的遅い時期まで水揚げが出来るようになっていますが、ここ数日の冷え込みでさすがにもう限界となりました。これからは蓄えてある水だけですべてを賄っていかなければならないので、水はとても貴重なものとなりました。何度も通ったこの道から見る燕岳は今シーズンはこれが最後となりそうです。最後に枯れることなく、水が湧き出している水源地に手を合わせてお礼を言いました。山で働いていると水のありがたさを強く感じます。


突然、冬の様相となって冬の準備を急ピッチで進めだしています。雪が降った時に登山道に立てる赤旗作りを始めました。これが始まると本格的な冬が近づいてきたことを感じます。

明日、安曇野市の天気予報はいい予報となっていますが、山は荒れ模様でとても気温の低い予報となっています。くれぐれも無理だけはなさらないようにしてください。燕岳は秋山ではなく、もう冬山へと変わりました。
河地

積雪。いよいよ冬山へ。
2016/11/01

今日から11月。松本の街中でも紅葉が始まってきていていますが、ここ山の上には一足先に冬がやってきました。

合戦小屋付近


三角点より下


三角点上部
昨夜の雪は合戦小屋より上では積雪となりました。今シーズン初の積雪です。ただ量はそれほど多くはなく、まだピッケルやアイゼンを必要とする量ではありません。


三角点より上の「お褒めの松」は葉がだいぶ少なくなり、もう少しで冬の装いになりそうです。



朝のうちはガスに包まれていましたが、お昼頃よりそのガスも取れて、燕岳が姿を現してきました。また、真冬の真っ白な姿には程遠いのですが薄っすらと雪化粧したこの姿もなかなか美しいものです。


午前中はガスがかかっていたおかげで、木々には霧氷が付いて美しい光景となっていました。その背景に見える安曇野の街の色もすっかり秋の色となってきました。


燕山荘直下の夏道と冬道の分岐点の様子です。この程度の積雪ならまだ夏道を通ることが出来ます。


玄関前にも薄っすらと雪が積もり、昨日までと全く違った世界が広がっていました。ひとたび雪が積もると山は全く別のものに変わってしまいます。今の雪の量であれば、ちょっと暖かい日が続けば解けてなくなってしまいそうなのですが、明日以降の天気を見ていると非常に気温が低い日が続きそうなので、もしかしたら根雪となってしまうかもしれません。
特に3日の天気には注意が必要となりそうです。安曇野市の3日の天気予報は晴れとなっていますが、山の上では吹雪になるかもしれません。これからの季節は街と山の上での天気が大きく異なってくることが多くなってきます。県北部の白馬や大町などで雨マークがついている時は、山の上では要注意の天気となることがあります。


槍方面も決して積雪は多くなかったようです。ただ、雪の付いた登山道はこれまでとは様子がだいぶ変わり、岩稜帯では非常に難度が上がります。山はもう冬だと思っていただいていいかと思います。


日が沈むと気温はグングン下がりだし、-6℃台まで下がってきました。西の空には細い月が昇り、ちょうどその月の横を飛行機が横切っていきました。寒さが厳しくなればなるほど、夜空が美しくなってきます。


また、ちょうどその頃、槍ヶ岳の上には金星と土星が美しく輝いていました。

明日は好天となり、薄っすら雪の積もった燕岳を楽しむには良さそうです。ただ、その翌日の天気予報は風雪となっているので、お泊り予定の方はご注意を。登るときには必要でなかったピッケルやアイゼン、スパッツ等の雪山装備が必要となる場合があります。これからいよいよ本格的な冬山シーズンへとはいっていきますが、登る日の天気だけでなく、下山予定の日の天気もしっかりと下調べをしてお越しください。下れないなんてことが出てきてしまうかもしれません。装備が非常に大切になってきます。もうスニーカーでの登山は出来ません。底の堅いしっかりとした登山靴でお越しください。

積雪といってもまだ大した量ではありませんが、周りに雪があるとこれまでとは違った美しい世界が広がり我々スタッフもうれしいのですが、その反面、これまでとは違い厳しい天候の日も出てくるので、山に対する緊張感が高まってきます。
河地

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北アルプス燕岳(2,763m)の山小屋燕山荘のスタッフがリアルタイムでその日の出来事をお伝えしています。

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