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燕山荘

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全く別の山へと。
2017/10/25


燕山荘直下の夏道と冬道の分岐点
天気予報で雨マークになっていましたので、雪になることは予想していましたが、思っていた以上の降雪となりました。燕山荘周辺でも20センチくらい、吹き溜まりでは30センチ以上の降雪でした。今日、上山してきたスタッフによると雪は第3ベンチ辺りから積もっていて、所々あります。富士見ベンチからは急に多くなっています。降雪は増えましたが燕山荘直下の夏道はまだ通行可能ですが、様子を見て冬道へと変えるかもしれません。


この思った以上の降雪により、慌てて雨戸を入れないといけない箇所も出てきました。ここ数年、雪の少ない年が続いていたので雪対策がなんとなく年々後ろにずれていたのですが、やはり、セオリー通りに作業を進めていかなければいけないことを実感しました。




日中、雪は絶え間なく降り続き、積雪量はどんどんと増えていきました。昨日までの山とは全く別の山へと変わってしまいました。16時頃、雪が止みだし、展望は広がり出してきました。そこに広がったのは真っ白な世界でした。、先日の降雪とは比べ物にならないくらい白さを増していました。有明山の上の方にも雪が降ったようでした。


こんな天気でしたが何名様か登って来られました。燕山荘までならまだ軽アイゼン、ストック程度でいいかと思いますが、大天井方面や常念方面へと縦走される方は、もうピッケル、アイゼンが必要な冬山の世界へと変わっています。いつものことですが、こうして山に冬は突然やってきます。


合戦尾根上部は真っ白となり、そこにだけ傾きかけた太陽の光があたりきれいでした。冬山は厳しさの反面、こうした美しい光景を見せてくれます。


今回の積雪は風の強いところでは、玄関前のようにほとんど積もっていなところもありますが、吹き溜まるようなところではひざ下くらいまで積もりました。スパッツが必要になってきました。


日の入り頃、ちょうどガスが湧いて日の入りは見えませんでしたが、その後、燕岳が姿を見せてくれました。気温は-5℃以下となってきて、非常に寒い夜となりそうです。ただ、明日は天気予報も良く、気温も上がりそうなので雪はだいぶ解けてしまうかもしれません。これからの季節は日に日に登山道の状況は変わるので、気軽にお問合せください。明日のご来光がとても楽しみです。

燕岳周辺はすっかり冬の装いとなりました。我々スタッフも突然の天気に少々戸惑っていますが、いよいよ冬山が始まったと緊張感をもってやっていきたいと思います。
河地

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