北アルプス表銀座の山小屋/燕山荘グループのWEBサイトです

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燕山荘

燕山荘スタッフブログ

燕山荘 スタッフブログ

2018スノーシューツアー始動。
2018/01/29

夏山シーズン中は、大天荘ブログでお世話になります、榊です。


2017-2018年末年始の燕山荘冬期営業を終えて早3週間程が過ぎました。

つい先日、松本市内にある燕山荘の社用駐車場の端をふと見てみると、日陰に残る先週降り積もった雪の中から、ふきのとうが顔を出していました。

殊この1週間程例年にない寒気団が次々押し寄せている中にあって、自然界の動植物はどこかしらで“春”を感じとっているのでしょう。不思議な感じです。



ところで燕山荘では、先日1月27日の土曜日から、2018年のスノーシューツアーが始まりました。
1回目は「栂池自然園大パノラマスノーシューツアー」です。

ツアーの詳細は、近日更新されます燕山荘通信をご覧ください。

とても青空は望めないだろう・・・と半ば参加者の方、我々スタッフ皆諦めムードで栂池に赴きましたが、メインの2日目は奇跡的に午前中中心に晴れ間が広がり、白馬三山はじめとして北アルプスをきれいに眺めることができました。
雪質・量とも申し分ない、スノーシュー日和でした。


本格的な雪山はまだ未経験だけど少し興味はある、という方は是非一度燕山荘のスノーシューツアー体験お薦めです。


次回は2月2日出発「霧氷輝く北八ヶ岳スノーシューツアー」、まだご参加可能です。お申し込みは燕山荘イベント情報からどうぞ。





下山。
2018/01/10



下山日となりました。今日も厳しい冬の天気となっています。ここ数年雪も少なく、気温も高めの冬が続いていましたが、今シーズンは例年並みの冬となったようで、少し安心しました。やはり、冬は厳しくとも冬らしくあってほしいものです。その厳しさの中には、神々しく、息を飲むような美しさに出会うことがあります。それがあるからこそ、冬山登山は素晴らしく、誰もが憧れるのでしょう。燕山荘はより多くの方に大自然の素晴らしさをお伝えする場所としてこれからも頑張っていきたいと思います。

山小屋積雪が最も多くなるのは小屋開け頃となり、まだまだ積雪は増えていきます。

ブログをご覧いただきどうもありがとうございました。
河地

荒れた天気。
2018/01/09


南北に並ぶ4つの低気圧に向かって、暖かい空気が入ったため、昨夜はマイナス2℃まで気温が上がりました。そして、風雪は強く燕山荘に湿った雪がべっとりと着いて、見るからに寒そうな天気となりました。


僕らは明日下山します。すっかりなくなってしまったトレースを付けに合戦小屋辺りまで行ってきましたが、積雪はまた増えているようでした。日中も湿った雪が降り続き、合戦小屋までを往復しただけだったのですが、ウェアもびっしょりとなってしまいました。冬型の気圧配置になる日は何日もありましたが、その際に積雪量はぐっと増えるという事はありませんでした。しかし、今回のように南岸低気圧が通るとこの周辺の積雪量は一気に増えました。どうやら燕岳は今日のような場合に積雪量がぐっと増えることに気が付きました。



岩には氷がびっしりと木々にはきれいな雪の華、と厳しい天候の中、美しい光景が見られました。
明日の朝、最後の片づけをして下山となります。この冬期営業中、多くのお客様にお越し頂きましてありがとうございました。また、合戦尾根においては天気が悪いにも関わらず、大きな事故もなく、悪天時には途中で引き返される方もいるなど適正な判断だと思われることが多くありました。この冬期営業は皆様に楽しんで頂くことが大切なのですが、やはり、この厳しい冬山において事故なく終えられることがうれしく感じられます。今年4月の小屋開けでまたお会いしましょう。
河地

低気圧通過。
2018/01/08


昨日は冬にしては珍しい穏やかな晴天となりましたが、朝になると天気は悪くなっていて今にも雪が降り出しそうな状態でした。それでもなんとか燕岳は姿を見せてくれました。南岸低気圧が接近しているため、いつもとは違い南寄りの風が吹き、気温も高めでした。


日の出の太陽の姿もかろうじて雲を通して見ることが出来ました。お客様が下山される最後の日になんとか日の出を見ることが出来てうれしく思いました。


しかし、皆様が下山される頃より風雪模様となってきました。ただ、暖かい空気が入ってきていたので気温はさほど低くはなく、雪煙が舞い上がっていましたがどことなく安心感はありました。そして、午後には下では雨の予報があったので皆様足早に下山されて行かれました。雨に濡れずに帰れてたらいいのにな。冬の雨が厄介な理由はいろいろありますが、装備面でいえばウェア、手袋などは雨を想定していないのでびしょびしょになってしまい、場合によっては身の危険となる場合もあります。下山の時であれば多少の我慢で済むのですが、下で雨の中を歩き、上がってきて厳しい風雪となれば低体温症になる恐れがあります。


今シーズンの営業を終え、皆様が下山され、とても静かになりました。今日の午後は非常に荒れた天気となり、ものすごい風が吹いていました。トレースもやがてかき消されてしまうことでしょう。山は自然の姿へと戻っていきます。僕らがここにいるのもあとわずかとなってきました、明後日には下山予定です。
河地

高気圧に覆われて。
2018/01/07


営業最終日の今日は高気圧に覆われて、とても素晴らしい天候となりました。冬にしては珍しく移動し高気圧にすっぽりと覆われたため、風も弱く穏やかな一日でした。



この天気とカレンダーの巡りあわせが良かったこともあり、今日は多くの方が登って来られました。吹雪いている時は行動中に長い休憩を取ることは体が冷えてしまい、いいことではありません。でも今日のような天候であれば合戦小屋できれいな景色を見ながら、のんびりと休憩することも可能です。ただ、冬山ではどんな天気になるか分からないので簡単に食べれる行動食を持って来られるといいかと思います。途中でラーメンなんかを作ったりするのも楽しいのですが、悪天時は出来なくなってしまうこともあります。


今シーズン最後の冬山ツアーにも多くの方にご参加いただきました。三角点を過ぎても風は強くなく、まるで春山を登っているように気分良く、安曇野の街をバックに気持ちのいい山歩きが出来ました。営業最終日の今日がこんな素晴らしい天候に恵まれ、本当に良かったと思います。



今日の春を思わせるような日差しを受けて、山々は輝いていました。今日、特に美しいと思ったのは縦走路の東側斜面、特に蛙岩下辺りの山ひだの縞模様でした。


今日は北部も晴れ渡っているようで、燕岳の山頂からは剣・立山がかっこよく見えていました。


また、燕岳から望む北燕岳方面の東斜面にはここ数日で起きたと思われる雪崩の跡が見られました。


長野県は雪の多い所と思われているかと思いますが、麓の安曇野辺りは雪はほとんどありません。しかし、その隣の大町市辺り(写真のところ)は白くなっています。大町市辺りまでは日本海側の気候になり、安曇野辺りは内陸性の気候となります。ここ山の上から見るとその様子がよく分かります。今の時期、ここ燕岳の天気は安曇野市の天気予報を見るより、大町市の天気予報を見る方が近いように思われます。
明日、下山されるお客様をお見送りすれば、冬期営業は終了となります。我々スタッフは片付け作業があるので、あと二日程ここにいる予定です。明日以降、天気が悪そうですが山の状況を最後までお伝えしていきたいと思います。
河地

明日天気になぁれ。
2018/01/06


朝からずっと吹雪いた天気となり、周りの景色といえば、ただ真っ白でした。気温はここ数日に比べればやや高めとなりマイナス12℃位でした。それでも登って来られるお客様にとっては想像以上の寒さだったことでしょう。


新春恒例の「書初め」は5日までの予定でしたが、小屋閉めまで続けたいと思います。習字なんて何年ぶりだろうと皆様楽しそうに思い思いの言葉を書いて頂いています。



もっと早くお伝えするべきだったのでしょうが、アイゼン、わかん、登山靴などの冬装備は皆さん同じようなものを持って見えます。お取り間違いのないように荷札を付けて頂く等の案内をしていますが、寒い中到着し、小さい荷札に字を書くのは大変です。しかし、装備の取り間違いはシーズン通してあり、とても悲しいことです。特にこの時期は装備が多いので、到着し玄関から部屋まで行く間の取り違いもあります。そうならないように買われたらすぐに名前を書く、他と区別がつくように目立つ印をつける等されるといいかと思います。

明日は冬期営業の最終宿泊となります。先ほどまで真っ白だったのですが、街の夜景が見えだしてきました。徐々に天気は良くなっていきそうです。
稲垣

高曇り。
2018/01/05



今日は雲の多い一日となりました。ただ、その雲は高い所にある雲で視界はとてもいい一日でした。日の出前には東の空はほんのりと赤く染まりました。今朝は、マイナス14℃程と冬としては厳しい冷え込みではありませんでしたが寒いには変わりありません。そして、今日のような曇りの日は気温の変化は少なく、日中でもマイナス13℃位でした。今日から暦の上では小寒、しばらくは寒い日々が続きそうです。


裏銀座



鹿島槍


今日のような高曇りの日は、太陽の光が弱いのでいつも見る景色となんとなく印象が違います。ちょっと水墨画のようになります。こんな景色もなかなか美しいものです。


今日の日中はいつもに比べれば風は弱く、時折、雲が薄くなったところから太陽の光も届き、穏やかな天候でした。冬山において一番やっかいなのが風ではないでしょうか。その風が強くないというのは助かります。


日の入が近づいて来た頃、ちょっと面白い光景が見られました。東の空にはレンズ雲が現れ、その下にある四阿山から志賀高原辺りの山々にだけ日があたり、なかなかきれいでした。


そして、西の空を見れば笠ヶ岳の左側へと沈んでいこうとする太陽から幻日が現れていました。今日のような巻層雲が出て、高曇りの日に幻日はよく見られることがあります。今日は青空は見られませんでしたが、空の変化が楽しい一日でした。
河地

高曇り。
2018/01/05



今日は雲の多い一日となりました。ただ、その雲は高い所にある雲で視界はとてもいい一日でした。日の出前には東の空はほんのりと赤く染まりました。今朝は、マイナス14℃程と冬としては厳しい冷え込みではありませんでしたが寒いには変わりありません。そして、今日のような曇りの日は気温の変化は少なく、日中でもマイナス13℃位でした。今日から暦の上では小寒、しばらくは寒い日々が続きそうです。


裏銀座



鹿島槍


今日のような高曇りの日は、太陽の光が弱いのでいつも見る景色となんとなく印象が違います。ちょっと水墨画のようになります。こんな景色もなかなか美しいものです。


今日の日中はいつもに比べれば風は弱く、時折、雲が薄くなったところから太陽の光も届き、穏やかな天候でした。冬山において一番やっかいなのが風ではないでしょうか。その風が強くないというのは助かります。


日の入が近づいて来た頃、ちょっと面白い光景が見られました。東の空にはレンズ雲が現れ、その下にある四阿山から志賀高原辺りの山々にだけ日があたり、なかなかきれいでした。


そして、西の空を見れば笠ヶ岳の左側へと沈んでいこうとする太陽から幻日が現れていました。今日のような巻層雲が出て、高曇りの日に幻日はよく見られることがあります。今日は青空は見られませんでしたが、空の変化が楽しい一日でした。
河地

厳しい寒さ。
2018/01/04


厳しい寒さとなりました。朝の気温はマイナス19℃、日中でもマイナス14℃でした。そんな寒い朝の日の出前に外に出て見ると満月を少し過ぎても月明かりは明るく、燕岳がその光に照らされ、美しく浮かび上がっていました。



7時頃、太陽が顔を出してきました。1月2日に見えたぼんやりとした太陽が初日の出だとは思うのですが、今日はとてもきれいでもしかしたら今日を初日の出と言っていいのでしょうか。いい具合にガスがかかり、とても幻想的で美しいものとなりました。写真には写りませんでしたが空気中に見られるキラキラとしたダイアモンドダストが見られました。


今日の日中は気温は低かったのですが、いつも吹く強い西風がそれほどでもなかったので、燕岳へ向かわれる方もいらっしゃいました。今日の気温で20m近い風となれば、いくら天気が良くても凍傷や低体温症の危険があります。



今日は晴れそうでなかなか晴れない一日となりました。時折、太陽がぼんやり見えることがあったのですが、青空は見ることが出来ませんでした。


20時頃、ガスが取れて、東の空から月が昇ってきました。今晩もマイナス19℃まで下がってきて寒い夜となりましたが、月明かりに照らされる山肌と街の夜景がきれいです。明日は松本市でも最低気温がマイナス8℃と非常に冷え込みそうです。これからが寒さが一番厳しい時期へと入っていきます。
河地

正月三が日。
2018/01/03


昨夜は小屋がガタガタとするほどの非常に強い風とやや多めの降雪となりました。トレースもだいぶ吹き溜まってしまったようなので、合戦小屋までトレースを付けに行きました。年によってはこの作業をする必要のない冬もあったりしますが、今年は2度目の出動となりました。


今日のような天気ではトレースはすぐに消えてしまうので、皆さんまとまって下山されて行かれました。風雪が強かったので、ゴーグルとバラクラバは必要でした。ただ、バラクラバをしていると口から出る息がゴーグルを曇らせてしまうので、ちょっと工夫が必要です。


合戦小屋の周りも随分と積雪が増えました。上山した時より1mくらい積雪が増えたようでした。



午後になってくると雪雲が薄くなって、太陽がぼんやりと見えるようになってきました。今日の天気は決していいとはいえませんでしたが、思っていたより、合戦尾根上では強い風ではなく、お昼過ぎより到着されるお客様が出てきました。上から下ったお客様のトレースがあったので、いいタイミングですれ違いが出来たことでしょう。


晴れそうでなかなか晴れない天気でしたが、周りの山々が全く見えない中にあって、燕岳だけが姿を見せてくれました、燕岳は晴れやすい山なのでしょう。


正月三が日も今日で終わりとなり、山小屋は静かになってきました。そして、今日からまたこたつを出しました。そして、夕食後はこたつでオーナー赤沼の山のお話を行いました。この時期しか出来ないことです。


夜になって気温はどんどんと下がってきて、マイナス19℃まで下がってきました。ガスがなかなか取れませんでしたが、月がぼんやりと見え、街の夜景もきれいに見えていました。明日は天気が良くなりそうです。
河地

初日の出。
2018/01/02


朝になっても雲が広がり、雪がちらちらと舞っていました。それでも雲を通して丸い月がぼんやりと見えていたので、もしかしたらと思っていたところ、雲を通してのぼんやりとした太陽ですが、7時過ぎに見えてきました。今年の初日の出です。北アルプスの中では比較的晴れの多い燕岳ですがここからの初日の出は年によってはもっと遅い時もあります。



大晦日と元旦を山小屋で過ごされた方の多くが今日下山されて行かれました。燕山荘企画の冬期登頂ツアーの皆様は、燕岳へも登頂出来、とても満足そうな顔で下山されて行かれました。




ゆっくりとした天気の回復でしたが、9時頃より青空が広がり、真っ白になった燕岳や槍ヶ岳が姿を現しました。この晴天は束の間のもので、3、4時間ほどで風雪へと変わってしまいました。疑似好天というのでしょうか。このわずかな時間のワンチャンスをうまく利用して、快適な登山が出来た方も中にはいらっしゃたことでしょう。


昨日に続き、今日も餅つきを行いました。このころになってくると風雪はさらに強くなってきたので、玄関の土間で行いました。山の上でもまだまだ正月ムードは漂っているようです。

明日はかなり厳しい天候となるようです。森林限界を超える合戦小屋上、特に三角点より上では、樹林がないため、まともに風を受けるようになります。トレースもあっという間にかき消され、想像以上に体力を要し、時間がかかる場合があります。そんな場合、登るより下山した方が安全な場合もありますので、その見極めをしっかり行ってください。厳しい天候の際は低体温症の心配が出てきます。この症状は自分自身では気づかない場合もあります。単独行ではなく誰かと一緒に登られるといいかと思います。今年の冬はなかなか厳しいものになっているようです。
河地

明けましておめでとうございます。
2018/01/01


2018年が風雪で始まりました。気温はマイナス10℃程とそれ程強いものではありませんでしたが、風が非常に強く、体感温度はマイナス30℃近くになったのではないでしょうか。それでも午後になってきて今年最初の燕岳が姿をぼんやりとながら見せてくれました。


小屋の中もすっかりお正月の飾りつけに変わりました。


そして、今朝はおせちとお雑煮で新年を祝いました。


オーナー赤沼からはちょっとしたプレゼントもあり、皆様大変よろこんでいらっしゃいました。外は吹雪でしたが小屋の中は正月ムードでいっぱいでした。


山で年越しを迎えられた方の半分以上は連泊され山でのお正月を楽しんでいらっしゃるようでした。また、今日下山された方は厳しい風雪の中、下山されて行かれました。それでもやっぱり山で正月を迎えるというのは人それぞれ何かがあるものです。なかなか厳しい環境の中の営業ですが、そんな皆様のご期待に添えられるよう頑張っていきたいと思います。


今日は午後になって、若干天気は良くなり、そのタイミングで玄関前で餅つきを行いました。また、風雪には変わらなかったのですが、今年最初の燕岳へと向かわれる方もいらっしゃいました。
2018年が始まりました。今年も皆様にとって良いお年になりますように。
河地

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北アルプス燕岳(2,763m)の山小屋燕山荘のスタッフがリアルタイムでその日の出来事をお伝えしています。

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