北アルプス表銀座の山小屋/燕山荘グループのWEBサイトです

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燕山荘

燕山荘スタッフブログ

燕山荘 スタッフブログ

新緑は上へ。
2018/05/31


5月も今日で終わりとなります。下から見る燕岳の雪も随分と少なくなってきたのがわかります。今日は寒気の影響で不安定な天気の一日となりました。お昼頃には雨が雪へと変わる時間帯もありました。


第一ベンチ下のカラマツの新緑が今とてもきれいです。


合戦小屋上部でもナナカマドの芽ぶきがだいぶ始まってきていて、残雪の山を背景に新緑がとても色鮮やかです。


三角点上のお褒めの松と呼ばれるカラマツの新緑も日に日に色鮮やかになってきています。ダケカンバの新緑はもう少し後になりそうです。下から新緑がどんどんと始まってきていて、これを楽しみに登るのもこの季節しか味わえない山登りとなります。


合戦小屋の上


三角点の上
雪は日に日に少なくなってきています。雪上歩行に自信のない方はピッケル・アイゼンがあるといいかと思います。


今日は雨が降ったり、雪が降ったり、晴れたりとコロコロと変わる天気でした。寒気の影響を受けて、雷雲が発生し、燕岳の奥にももくもくとした積乱雲が出来ていました。そして、夕方には遠くで雷鳴も聞かれました。気温も0℃近くまで下がってきて、寒い夜となってきました。
ただ明日から週末にかけては、天気は良さそうです。再び賑わいが戻ってきそうです。
河地

静かな雨。
2018/05/30



今日は日の出も日の入もはっきりとした太陽の姿はなく、早朝から激しく雨が降る訳でもなく、雨は降ってはいるけれど景色は見えるし、なーんとなくいつもの雨の日よりも明るいというような、気分的には薄いグレーのような一日でした。


お泊りのお客様も雨の降る前にと足早に下山された方がほとんどで、すっかり静かになり、小屋周りの雪もほぼなくなった燕山荘はぽつんとさみしそうに見えました。


小屋の中ではお客様の少ない時にしか出来ない食堂の床のペーパーかけを総出で行いました。みんな粉だらけになりながら奮闘しています。時間がかかる作業なので明日も頑張りたいと思います。


雨降りだったので、夕日など期待していなかったのですが、なんだか少し明るくなっていたので、外へ出て見ると雲と山の間がほんのりと赤くなっていました。
今は気温が下がってきてはいますが雨も上がり、夜景がきれいに見えています。

稲垣

春めいてきました。
2018/05/29


今日もきれいなご来光を見ることが出来ました。日の出を見て一日が始まるというのは気分がいいものです。街の生活であれば恐らくまだ寝ていることが多い、朝の4時半に起きて見るこの美しい光景というのは山に登って来たからこそといつも感じます。


先日咲き出したミヤマキンバイはさらに花の数を増やして、元気よく咲いていました。花が咲き出すと山は急に明るくなったような感じがします。


カラマツの新芽も雪が少なくなるのに比例して、どんどん色鮮やかになってきています。


また、ヘリポート下にあるナナカマドの木も雪の中からだいぶ顔を出してきました。春の歩みのスピードはこのところ急に速くなってきたような気がします。


今日の日中は曇りがちな天気でしたが、まわりの山々はきれいに見えていました。


今の時期の平日は登って来られる方も少なく、静かでゆったりとした時が流れています。山を楽しむにはいい季節です。
河地

どんよりとした空ですが。
2018/05/28



今日は雲の多い一日でした。しかし、雲を通しての陽射しは強く、サングラスが必要でした。こんな日は意外と日焼けが進みます。稜線の東側にはまだ多く雪が残っています。この雪は場所によっては7月中旬まで残ることがあります。


このテント場辺りの雪が小屋周辺では一番最後まで雪が残る場所となります。雪解けが進んでテントが張れるスペースもだいぶ小さくなってきました。


今日も気温が上がったのでしょうか、槍ヶ岳の右側に見える笠ヶ岳の上にはもくもくとした雲が沸き上がっていました。


こんな天気でしたが、雲の切れ間から光が差し込み、夕焼けはとてもきれいでした。日の入りは18時50分近くになってきています。随分と日が長くなってきました。日が沈む頃の気温は4℃位で、夕日を見ている方は寒い寒いとおっしゃっていました。


今日はライチョウはつがいで仲良く、えさを食べてました。オスがメスの後について歩く姿がなんともおもしろく感じました。
河地

咲いた。
2018/05/27


日の出の15分位前から玄関前には多くのお客様が日の出を見ようと集まっていらっしゃいました。刻々と空の色が変わっていくこの一時はとてもいい時間ですね。


ミヤマキンバイが咲き出しました。数日前に蕾を見つけて気にはしていましたが、気づかぬうちにたくさんの花を咲かせていました。昨年よりも早いような気がします。山の上にもようやく春がやってきました。この後イワウメや、シャクナゲの花が咲きだしてくると思われます。お花探しが楽しくなる季節がやってきました。



そして水のポンプアップも順調に出来るようになりました。やはり花が咲き出す頃と水が順調に上がるようになる時は同じです。これで、お泊りの方は水を無料でお分けできるようになりました。



今日はライチョウのメスを小屋の近くで見かけました。そのちょっと前に二羽のオス雷鳥が空中戦をしていたのでそのどちらかがつがいになっているほうでしょう。今年は小屋の近くで可愛いヒナ達が見られるかもしれません。





燕山荘企画の春山登山教室は今回で今シーズンは終了となりました。ご参加いただきました皆様ありがとうございました。この登山教室で雪山技術を学んでその後、雪のある燕へ何度も来て下さるかたもいらっしゃいます。うれしい限りです。


河地

素敵な週末。
2018/05/26


今朝の朝焼けはとても美しいものでした。今の日の出は4時35分ごろですがその15分位前に起きるとこんな素敵な光景に出会えることもあります。


今朝はライチョウが玄関の近くにやってきて見張りなのでしょうか岩の上にしばらくいました。このところ毎日ライチョウの姿を見かけます。ライチョウに出会える機会が多くなる季節です。                                            


やや雲の多い天気でしたが美しい景色が広がりました。残雪と青空。5月の山のいいとこばかりの1日となりました。


この好天もあって多くのお客様で賑わいました。どこからも楽しそうな声が聞こえてきて、とてもいい雰囲気でした。




今日も街では気温が夏のようになったようです。もくもくとした積乱雲が出来ていました。ただ写真をよく見ると皆様ダウンなど着ていらっしゃる方もいらっしゃって、ちょっと面白い光景でした。


そして、一日の終わりも素敵な夕日となりました。
いい週末になりましたね。

河地

続く晴天。
2018/05/25



昨日の澄んだ空と葉違い霞んだ空で始まりました。黄砂の影響でしょうか。日の出の太陽は月のように黄色でした。普段の日の出とは少し違って幻想的でなかなかいいものでした。一方朝日が当たり出す裏銀座の山々は霞みが濃くぼんやりとしていました。




遠くの山々は霞んで見えませんでしたが、近くの山はきれいに見えていました。青空もきれいで、昨日に続き気持ちのいい晴れとなりました。



合戦小屋の工事は順調に進んでいるようです。8月上旬の完成予定です。山の上の厳しい環境の中、トイレを作って下さる職人さんたちに感謝です。その工事現場の脇ではナナカマドの新芽が開き出してきました。季節は着実に進んでいます。


           三角点

         三角点より上

雪がある箇所は日に日に少なくなってきていますが、残っている所も多くあります。まだ、ピッケル、アイゼンはあった方がいいと思います。

明日の週末も晴れが続きそうで賑やかになりそうです。サングラス、はお忘れなく。また、行動中のこまめな水分補給も大切になる季節となってきています。

きれいな青空。
2018/05/24


朝のうちは雲に覆われていましたが、どんどん天気は良くなっていきました。昨日の雨に洗われて空気がとてもきれいで雲海の上に浮かぶ太陽が一も以上にまぶしく感じました。




空の青色がとてもきれいでした。ここ最近では一番の天気となったのではないでしょうか。本当に気持ちのいい一日でした。


今日は気温が高くなりました。夏のように沸き立つ雲が見られました。まだ、先にはなりますが、夏を感じさせる光景でした。


今日登って来られた方はラッキーでしたね。山で暮らしている僕たちでさえうれしくなるような天気でした。



雪囲いが日毎に取れていきます。そして小屋の中もどんどん明るくなっていきます。喫茶のサンルームも営業はまだですが半分ほどスペースを解放出来るようになりました。窓からの景色は雪の壁ですが・・・。


今日も水源地へ水揚げの準備へ行ってきました。その帰り道ちょうど太陽が沈む所でした。いつもとちょっと違うところから眺める夕日もいいものですね。
週末にかけ天気はよさそうです。新緑と残雪を楽しめるいい季節です。
河地

見張りの季節。
2018/05/23


日の出前東の空が赤く染まりましたが、雲がどんどんと厚くなってきました。そんな時雲の切れ間から差し込む光がなかなか良かったです。


その後、松本平の上にちょっと面白い低い雲が出来てきました。そして立山辺りで雨が降り出しやがてここでも雨となりました。この雨が降り出すまでの短い時間の雲の変化はちょっと面白いものでした。


雨の一日となり、登ってこられる方も少なく静かな一日となりました。
気温は最高でも4℃と低く、この雨で濡れたらさらに寒く感じることでしょう。しっかりとしたレインウェアーが必要です。雪の季節から雨の季節へと変わる今の時期、雨対策も必要となります。雪より雨の方が厄介なこともあります。気温が低い時は特にです。


こんな雨の日は小屋の中の作業を進めます。売品のディスプレイを夏用に変えたり、はげてきた床のニスをサンドペーパーで削り新たにニッスを塗る作業など行いました。夏に向けた準備を少しずつ丁寧に進めています。


雨で展望もない一日でしたが、山荘のすぐ近くにいるオスの雷鳥が岩の上にたって見張りをしている姿を見つけました。これからしばらくはオスのこういった姿を見かける機会が多くなってきます。ライチョウを見つけるチャンスが多くなります。ただ、あまり近づきすぎると嫌がるので望遠レンズなどがあるといいですね。

河地


春の足音。
2018/05/22


きれいな日の出でした。昨日に続き東寄りの風が吹いていたので、日の出をもっとよく見ようと石垣の縁へと行くと風はさらに強く、寒くて長くは見ていられませんでした。でも穏やかでなかなか美しいご来光でした。



日中は気温はあまり上がりませんでしたが、気持ちのよい晴天で外作業日よりでした。早く水をポンプアップ出来るように今日も水源地へと長いパイプを担いで行ってきました。あと2,3回行けば何とか水は上がるかなといったところです。こんな作業をしていると改めて山の上での水のありがたみを感じます。


この水源地へ行く道中の楽しみがこの景色です。燕山荘からだと立山が半分しか見えないのですが、ここまでくると立山、剣岳がかっこよく見えます。


           稜線上


    三角点より少し上  お褒めの松
春の遅い山の上でも春の足音が聞こえだしてきています。カラマツの新芽が出てきました。まだまだ小さな緑の点にしか見えないのですが、何だかうれしくなってきます。


また、この木の幹の周りに出来る穴の大きさも春の訪れを知らせてくれますね。


雪解けが進むにつれこの作業が大切になってきます。この写真の辺りはスリップすると嫌なところです。まだ、アイゼン、ピッケルはあった方がいいですね。



夕方になるにつれ雲が多くなってきました。明日は冷たい雨になりそうです。

ゆったりとした時間の流れ。
2018/05/21


今朝は長野市の奥に見える志賀高原辺りの空が真っ赤に焼けました。いつもとは違い東風が吹く朝でした。






朝のうちは雲が多かったもののだんだんときれいな青空が広がってきました。今の時期は登って来られる方も少なく、静かにこの美しい景色を楽しむことができます。ただ、それには雪山を歩ける装備が必要です。ピッケルとアイゼン(前爪のあるもの)はまだあった方がいいです。雪面の状態は時間帯や天気で大きく変わります。使わなくて済む場合もありますが、雪山を楽しむには、これらの装備をお持ちください。安曇野の水田は今日も美しく輝いていました。街は初夏でも山の上はまだまだ雪があり、氷点下になる日もあり季節の進みは随分と遅いものです。


稜線に雪はほとんどありませんが、風下となる東側斜面にはまだ雪が多く残ります。そのため、ここでは上の方が先に花が咲き出します。もう少しすればミヤマキンバイが咲き出すのかな。楽しみです。


雲の多い日の入りとなりましたが、北の空までほんのりと赤く染まりました。今日も0℃近くまで気温は下がってきました。
河地







美しい青空。
2018/05/20






氷点下の寒い朝を迎えましたが、空気は凛と引き締まり、雲海も広がり、とても美しい日の出見ることが出来ました。こんなきれいな日の出を見たのは小屋開け以来初めてのような気がします。日の出の美しさに久しぶりに興奮する朝でした。







日中も寒い一日でしたが、空気は澄んで、青空もきれいで5月の太陽に照らされ全てが輝いていました。今日のこの美しい景色を見たら山が病みつきになってしまうことでしょう。本当にきれいな眺めでした。


登山道の雪はだいぶ少なくなってきましたが、ピッケル、アイゼン(前爪のあるもの)はあった方がいいかと思います。慣れた方で靴底の堅い靴をはいていてキックステップがちゃんと出来る方ならもうアイゼンはなくてもいいかもしれませんが、雪に不慣れな方はまだまだアイゼンは欲しいところです。軽アイゼンやチェーンスパイクではこころもとないと思います。また、スリップした時はピッケルでないと止められません。ストックでは止まるのは困難です。


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今日は松本平の水田のキラキラがとてもきれいでした。安曇野は水田の多い所だなとと改めて感じました。この景色は今しか見られないものです。
この景色が僕はとても好きです。

河地

寒いですがきれい。
2018/05/19


昨夜は屋根を叩く雨音が大きく聞こえていたので、しっかりとした雨だったのでしょう。雪解けがまた進んでいました。歩きにくい所が出てきたので、一部道を付け替えました。いつもならこの場所の雪切りをするのはもう少し後なのですが、今年は雪解けが早いようです。



天気は9時頃から回復してきてきれいな青空が広がってきて久しぶりに富士山を望むことができました。こちらも雪が随分と少なくなっているのが分かりました。






天気はどんどん良くなりましたが、日中でも2℃位にしかならず、しかも風が強く寒い一日でした。しかし、その分空気は澄んで眺めはとてもきれいでした。特に安曇野の光る水田と白い合戦尾根と山麓の新緑のコントラストが色鮮やかでした。皆様いい週末を過ごすことが出来たのではないでしょうか。


今回は雨の後冷たい空気が入ってきて寒くなりましたが、その空気の境目なのでしょうか積乱雲が出来ていました。この雲はおそらく群馬県辺りと思われます。山の上にいるとこういった雲の様子を見るのも面白いです。



寒さに震えながら見る日の入りとなりましたが、こちらもとても美しいものでした。寒いですが、空気が澄んで景色がとても美しい一日でした。

河地

水源地へ。
2018/05/18




今朝は久しぶりに、空が赤く染まる美しい日の出となりました。雲が多かったので期待していなかったのですが窓の外どんどんと赤くなっていったのであわてて外へと飛び出しました。本当にきれいな朝でした。



朝から風の強い一日でした。槍ヶ岳も朝のうちだけ見えていましたが、やがて雲に覆われてしまいました。



こうして見るとほんと雪は少なくなりました。同じ5月といっても上旬と中旬では雪の量が随分とちがいます。ゴールデンウィーク頃の上旬はまだまだ冬の気配が強いのですが、今は春の気配の方がが強くなってきています。



今日は水源地へ水揚げの準備へと行ってきました。今年も例年より雪が少ないため水源地の掘り出しもいつになくスムーズでした。ただ、今年は水を送るパイプの交換などあるため、ポンプアップ出来るようになるまではもうちょっとかかりそうです。また、水が順調に上がるようになる頃というのは雪がもっと少なくなって、たいていイワウメやミヤマキンバイが咲き出す頃なので、そういう意味でもやはりもう少し先になりそうです。

河地

走り梅雨?
2018/05/17



7時頃より降り出した雨は強くなったり、弱くなったりでしたが止むことはなく終日雨となりました。天気図を見ると前線がかかり梅雨のようです。しかし、このまま梅雨入りしてしまうわけではなさそうです。ちょっとさきの予報をみてみると晴れマークがついています。まだまだ5月の晴れ空を楽しみたいものです。


日中はガスも湧いて展望はほとんどありませんでした。そんな中でも雷鳥の鳴き声は聞こえてきました。今、雷鳥達はつがいになる時期で動きが活発です。除雪も順調に進んでいて、もう少しで小屋の中の支柱も全てはずせそうです。

河地

ぼんやりとした空。
2018/05/16


今日も日の出頃の太陽はまるで月のようでした。昨日より空の霞み具合は強くなっていました。


昨日以上に気温は上がり、雪があるのが不思議に思えるような気温でした。今日一日で雪解けや植物の成長も進み、季節の歩みはスピードを速めたことでしょう。





山頂までの道には雪はほとんどありません。今日の霞んだ空のもとイルカも何となく眠たげに感じました。春の晴れた日は時間がゆっくりと流れていきます。


昨日、今日で除雪は随分と進みました。もう少しで終了となりそうです。ただ、不思議なもので、、雪が少なくなってうれしいはずが、もうなくなってしまうと思うと、何だか寂しい気分になってきます。
ちなみに燕山荘周辺ではテント場辺りが最後まで雪が残り、例年7月上旬まで雪が残ります。

河地

黄色い太陽。
2018/05/15


気温が高めで寒さをあまり感じない朝を迎えました。とは言ってもストーブは必要なのですが。春らしくぼんやりとした空で、日の出の太陽もぼんやりと黄色いものでした。春らしくのんびりとした気分の朝でした。


先日はミヤマキンバイの新芽を見つけましたが、さすがにダケカンバはまだです。しかしこの雪解けの進み具合からしていつもより早くなりそうです。新緑の季節が楽しみです。



合戦小屋の少し上では雪解けが進み、植物の上を歩くようになってきたのでルートを少し変えました。これからはこんな作業が増えていきます。高山植物を守るためにもかかせません。


日中は気温も上がり日差しも強烈でした。ただ、空は霞んで景色はぼんやりとしていました。夏の足音が聞こえだしてきそうな天気でした。



日が傾いてくるとさすがに肌寒くなってきます。そんな頃つがいのライチョウが仲良くエサをついばんでいました。エサをたべる朝と夕方は行動も活発になるので出会えるチャンスが多いかもしれません。


日の入も黄色い太陽でした。まるで月の入りのようでもありました。
人の流れも少なく、のんびりとした空気が流れています。静かな山を楽しむにはいい季節ですね。


合戦小屋の工事は順調に進んでいるようです。街での工事と違い大きな重機を使えないので人力に頼ることが多く中々大変な作業かと思います。職人さんたちに感謝です。




河地

初夏。
2018/05/14


朝はガスと雲で視界はなく日の出も見られませんでしたが、その後天気は回復して日差しは強く初夏らしい空が広がりました。その陽射しによって出来た雲なのでしょうか、ここと街の間には雲が湧きたち天気は良くても街並みを見ることは出来ませんでした。夏のような天気でした。


昨日の雨で雪解けはかなり進んだようです。縦走路もハイマツノ部分が随分と多くなってきてきました。初夏の陽射しを浴びる白い槍ヶ岳は雪を反射して眩しいほどでした。




今日の気持ちの良い晴れのもと除雪作業も随分とはかどりました。小屋開けのころは小屋の三階まであった雪ですが、こつこつと作業を進めて今日ようやく地面が出てきました。本当にうれしい瞬間です。


例年より雪解けは早く進んでいて、もしかしてそろそろかなと思い探しているとありました、ミヤマキンバイの新芽。花はまだですが季節は着実に夏へと向かっています。

河地

雪を解かす雨。
2018/05/13


天気予報通り雨の一日となりました。日が昇る頃はまだ何とか持ちこたえてくれて、松本の街灯りの奥には富士山も見えていました。





しかし、次第に鉛色の空が広がってきて皆様が出発される頃から雨が降り出してきました。この空の色はきれいとは言えないかもしれませんが、
水墨画のようで美しさを感じました。




日中は本降りの雨となりました。水を溜めるチャンスと、雨どいを増やしたり、ポンプで水の移動をしたりとなかなか忙しくなりましたが、水がたくさん取れて恵みの雨となりました。雨でしたが除雪作業を進めていると、一羽のオスの雷鳥が小屋のすぐ下の斜面を横切っていきました。このところ小屋の近くでライチョを見かける機会が増えています。雨の中の作業が楽しいものに変わりました。


夜になって雨は上がり待ちの灯りが見えてきました。明日は青空が見られそうです。今日の雨で雪はまた少なくなったことでしょう。

河地

雲が多いながらも。
2018/05/12


連休明けの週末の今日は、昨日晴天をもたらしてくれた高気圧が東へと移動していったので雲が多くなってはきましたが、まずまずの晴天となりました。今朝もきれいな日の出を見ることが出来ました。氷点下にはならず、冷え込みもゆるみました。



やや霞んだ空でしたが、富士山はきれいに見えていました。11時前に長野県北部を震源とする地震があり、ここでも揺れを感じましたが、この周辺では被害はありませんでした。


入山したころに比べ随分雪は少なくなりましたが、合戦小屋より上にはまだまだ雪は残っています。どんよりとした天気の日でも紫外線は強いのでサングラスはお忘れなく。雪目になると目が痛くて大変です。







先日の降雪により白くなっていた燕岳ですが日中の暖かさにより、一日でだいぶ解けました。外で生ビールなどを楽しんでいらっしゃる方もいらっしゃいました。週末らしく楽しそうな声があちこちから聞こえてきました。
河地

気持ちのいい晴天。
2018/05/11


今朝は-3度と寒い朝を迎えましたが。真っ赤な太陽が昇るきれいな日の出で始まりました。


そして太陽が少し高く昇ると、その姿が水田に映りもう一つの太陽があるかのように眩しく輝いていました。この時期にしか見られない光景です。



昨夜お泊りのお客様が出発されるころ、太陽の周りには幻日と幻日環が現れていました。すぐに見えなくなったので気が付いた方は少ないかもしれません。


きれいに晴れ渡った今日は、空気も澄んで遠くの山まできれいに見えていました。昨日積もったのでしょう、浅間山のてっぺんだけ白くなっていて、帽子をかぶっているうように見えました。




冬のようだった昨日までとは違って、高気圧におおわれた今日は太陽の光が降り注ぎ暖かな一日となりました。その天気に誘われてか思った以上に多くの方が登ってこられました。
連休後最初の週末となる明日も天気はよさそうで、賑わいそうです。先日降った雪はまだ残っていて、連休中より白い景色となっています。


合戦小屋のトイレ改修工事が今日より始まりました。休憩スペースが狭くなっていますので譲り合ってご利用ください。

河地

冬のような美しさ。
2018/05/10



お昼前まで雪が降っていましたが、、その後きれいな青空が広がり出しました。底ぬ広がる景色は、真っ白で、木々には霧氷が付き冬のような美しさでした。霧氷の奥に見える安曇野は水田に水が張られ春といった光景でしたが、こちらは冬と変わらぬ光景で山の上と下での季節の違いを感じました。



その後天気はさらに良くなりましたが、とにかく寒い一日となりました。日中でも氷点下でした。昨日まで柔らかった雪は固くなり除雪作業の進みも遅くなりました。小屋はだいぶ雪の中から出てきています。例年より作業の進み具合は早くなっています。ただ、4月は晴天の日が多かったので、もう雪は降らないだろうと安心していたところ5月に入って冬のような日があり降雪もありました。少し気が抜けていたところもあり、今回の降雪で改めてまだまだ、緊張感をもって行かなければと思いました。


昨日降った雪は気温が低かったためほとんど解けませんでした。燕岳は真っ白なままで、それが夕日に照らされとてもきれいでした。日の入りを見たのは随分久しぶりでした。

河地


湿雪。
2018/05/09


昨夜から降り出した雪は今朝になって20~30cmの積雪となっていました。地面が出ていた玄関前も再び真っ白になっていました。昨日は除雪も順調に進み、このまま雪もなくなっていくものと思っていたので、この積雪には驚きました。山の上ではそう簡単には春はやってきません。



日中はガスを通して太陽の光が届きいつも以上に眩しく感じ、サングラスをしていないと、空と雪面の境が分かりにくくなりました。これがもっと進むとホワイトアウトになるのでしょう。
除雪作業をしていて、スコップで雪の塊を斜面に投げるとちょっとした雪崩となりました。表層雪崩です。昨日の雪は重たい湿雪で、それが固くなった雪の斜面に積もったため、ちょっとした衝撃で大きな雪崩となったのでしょう。



夕方気温が下がりだしてきてガスが取れるのを期待したのですが、残念ながら燕岳は見えませんでした。
明日は気温が結構下がるようです。今日のこのぐちゃぐちゃな雪はカチカチになるかもしれません。雪面状態が大きく変わるので注意が必要です。
河地

雪解け進む。
2018/05/08




朝になると雨は上がっていて日の出は見られなかったものの雲の切れ間からは青空が見えていました。雨上がりという事もあってこの空の青がとても美しく思えました。昨日の雨で雪解けが随分と進み景色がだいぶ変わって着せTが進んだような感じがしました。



山荘のすぐそばでは2羽のオスの雷鳥が追いかけっこをしていました。そろそろ縄張りを作る季節なのでしょうか。最近は山荘の近くでライチョウを見かける機会が多くなってきています。


日中はガスに包まれることが多かったのですが、雪は柔らかく除雪は随分とはかどりました。本館の東側の雨戸を全てはずすことが出来ました。これで小屋の中が明るくなります。


合戦小屋は11日よりトイレの建て替え工事が始まります。この日に工事が始められるように今年は除雪作業を早く進めました。もう地面が出ている部分もあります。
8月の完成までは機材や資材置き場で場所を取りますので休憩スペースが狭くなります。またトイレも仮設となります。何かとご不便をおかけします。山の上で建物を建て替えるというのは大変な作業です。


三角点上部の様子です。ダケカンバやハイマツがだいぶ出てきましたがまだまだ雪はたくさんあります。ピッケルとアイゼンは必要です。



先日も書きましたが山荘直下から山頂まではもう雪はありません。この看板がある所でアイゼンをはずすといいでしょう。登山道がだいぶ痛んでしまいました。ご協力お願いします。ここで外すとアイゼンがどろどろにならなくていいですよ。

河地

雨の静かな一日。
2018/05/07





先日は雪でしたが、今日は雨。連休も終わり登って来られる方も少なく静かな一日となりました。玄関前の雪も再びなくなり地面が出てきました。雪解けもぐっと進んだようです。


こんな天気でしたが夕方、燕岳が姿を見せてくれました。





河地




静かな雨。
2018/05/07


先日は雪となりましたが、今日は雨。連休明けとあって登って来られる方も少なく雨の静かな一日となりました。玄関前の雪も葉歌旅解けて地面が出てきました。今日の雨で雪もグッと少なくなったことでしょう。

山は静かに。
2018/05/06


今年のゴールデンウィークは分散化して一日にお客様が集中するという事がなく、ゆったりと過ごして頂くことが出来て良かったです。また、おおきな事故もなく今はほっとしています。最終日の今日は春らしいぼんやりとした日の出で始まりました。


下山されて行かれるお客様は何度も振り返りながら、ここからの大展望を眺めていらっしゃる姿が印象的でした。この景色をいつも見ている僕でさえ何度見ても素晴らしいと感じます。たまにしか登ってこれない方々や初めての方のの感動はきっとさらに大きいことでしょう。そんな方々のためにも、連休が終わってほっとしてはいますが、さらに頑張らなくてはと感じました。



今日は日帰りの方がちらほらで急に静かになり、時間のながれもゆったりとなったような気がしました。そして除雪作業の再開です。これからしばらくは除雪作業の日々となりそうです。


また新人スタッフの雪上歩行と滑落停止の訓練を行いました。雪山において、一番大切なことは転ばないことです。また、靴底が柔らかい靴を履いていたスタッフは、うまく歩けなく、雪の上では底の堅い靴の重要性を知ったようです。しっかりとした装備も大切ですね。


夕方になって灰色の怪しい雲が現れてきました。上空の風が強い時に現れるレンズ雲のような雲があちこちに見えていました。刻々と姿を変え美しさも感じましたが、やはり不気味にも感じました。その後雨が降りだしました。
河地。

このところ電波状態が良くなく更新がうまく出来ない日があります。

天気は回復して。
2018/05/05


やはり、5月5日は晴れの特異日ですね。昨日の厳しい寒さと風は残りプラスになるかならないかのきおんでしたが、日差しがあったので、昨日と比べ随分暖かく感じました。


通信状態悪くこのくらいしか情報がお届け出来ません。
河地。

冬に逆戻り。
2018/05/04


昨日玄関前の雪は雨で解けてほとんどなくなってしまいましたが、今朝になると再び真っ白になっていました。気温もマイナス7度と低く冬に逆戻りしてしまいました。ただ、これは珍しいことではなく、ゴールデンウィーク頃といえばまだまだ雪が降ります。


この時期のウエァー選びはなかなか難しいものです。今日のような日は冬用のアウターでないと厳しいものがあります。しかし、晴れてひざしの強い日なんかは半袖いいくらいです。冬と春の入り混じる今の時期はどちらでも対応出来る装備が必要になります。



今日は登山口の中房でも薄っすらと降雪があったようです。ただ、ここでも積雪量が増える程の雪ではありませんでした。今日下山された方は季節の逆戻りに驚かれたかもしれませんが、5月の山の厳しさを体験出来ていい経験になったのではないでしょうか。


午後になって青空が見られるようになってきましたが、非常に厳しい寒さとなり、風が強く雪が舞い上がりまるで冬のようでした。


テントでがんばっている方もいらっしゃいましたが、多くの方がテントをあきらめて小屋泊まりに変更されました。明日もこの強い風は残りそうです。天気は良くても縦走は慎重な判断が必要となりそうです。風は体温と体力を想像以上に奪っていきます。山の上はまだまだ冬です。しっかりとした装備とゆとりのある計画でお越しください。素晴らしい景色と感動が待っています。

河地

メイストーム
2018/05/03


昨夜の雨は恵みの雨となり天水をたくさん取ることが出来ました。
この雨で玄関前の雪はほとんど解けてなくなり。地面は氷だけとなり、滑ると危ないので氷を砕きました。この頃より雨は上がりましたが、寒気が入ってきて、猛烈な風が吹き出してきました。気温も急激に下がり出してきました。玄関前でも立っていられないほどの強い風でした。メイストームと呼ばれる今回の低気圧の恐ろしさを体感しました。




この強い風は数時間で弱まり出しきれいな景色が広がりました。合戦尾根も昨夜の雨で随分雪解けしたようです。


雨の上がった8時過ぎに登り出した、第三回目の春山登頂ツアーの皆さんは雨に濡れることなく、ここまで登って来られました。今日のような天気は登るか止めるか判断の難しいものでしたが、気象情報と経験をうまく利用すれば、安全に登ることが出来ます。ただ、この判断はなかなか出来るものではありませんね。無理をしないことが一番だと思います。


晴れても気温はどんどん下がり夕方にはマイナス4度まで下がってきました。明日の朝はさらに冷えそうです。雪面はカチカチになることでしょう。スリップに注意です。こんな時は転ばないことが一番大切です。

河地。

雨へ。
2018/05/02


朝焼けは見られないものと思っていましたが、天気の崩れは遅くきれいな朝焼けを見ることが出来ました。何だか得をした気分でした。


麓の池田町、松川村の水の張られた水田には朝日が反射して美しく輝いていました。この時期らしい光景です。


二回目の春山登頂ツアーの皆さんは燕岳を満喫されたようでとても満足そうに下山されていかれました。天気の崩れを心配して、いつもより早めの下山でした。きっと雨に降られることなく下山出来たことでしょう。


このところ雪解けは随分進んできました。合戦尾根は稜線の方が雪が少ないので雪解けも早く、燕山荘直下で雪はなくなります。そこから山頂まではアイゼンは不要ですので、ここでアイゼンをはずすといいでしょう。


ちょうどその辺りでつがいの雷鳥に出会いました。メスはまだだいぶ白いです。ライチョウの住処はハイマツの中です。雪解けが進みハイマツが出てきた今の時期、その上をアイゼンを履いて歩けばハイマツは枯れてしまいます。ライチョウの住処を守るためにも赤旗を立てハイマツノ上を歩かないようにしています。


午後からは雨となりました。ただ、雨で雪が柔らかくなり除雪ははかどりました。屋根が出てきたので、そこに雨どいをかけることが出来ました。今夜は水がたくさんとれそうです。

この雨のあとはいったん晴れてその後雪の予報となっています。この晴れた時間帯と皆様上下山される時間が重なればいいのですが。
河地

気温は高め。
2018/05/01


昨夜は月明かりのきれいな夜となりました。月明かりに白い山肌が浮かび上がり、その奥にはキラキラと輝く街の明かりがとてもきれいでした。冬とは違って寒さは厳しくなくのんびりとこの景色を見ていられました。




今日もきれいな日の出が見られました。幸先いい5月の始まりとなりました。ただ昨日よりは湿気が多いのか霞んだ空でした。月の入りは少しずつ遅くなっていくので、今日は太陽が顔を出しても昨日より高い所に月はありました。




人の流れがやや落ち着いて少しのんびりとした空気が漂っていました。槍ヶ岳も春霞の中きれいに見えていました。このところ除雪作業はストップしていますが、雪解けが進んで小屋の屋根も少しずつ頭を出してきています。今日も、連休後半に向けて、水を作るための雪をひたすら運ぶ一日でした。


夕方になると黒い雲に覆われてきました。しかし、気温が高めで日没後も外で自炊されていらっしゃる方もいらっしゃいました。

明日以降の天気が少し気になります。今日のこの気温が高い状態で寒気が入ってくると雷が発生したり強い風が吹いたり激しい雨になったりすることもあります。無理だけはなさらないで下さい。
河地。

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北アルプス燕岳(2,763m)の山小屋燕山荘のスタッフがリアルタイムでその日の出来事をお伝えしています。

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