北アルプス表銀座の山小屋/燕山荘グループのWEBサイトです

北アルプス表銀座の山小屋/燕山荘グループのWEBサイトです

燕山荘

燕山荘スタッフブログ

燕山荘 スタッフブログ

夏が来た。
2018/06/30


梅雨明け発表があったものの今朝は街は晴れているのに山には雲がかかっていました。やはり北陸の梅雨が明けないと山にはスカッとした晴れはやって来ないのでしょうか。それでも水田の稲は青々としてきて北アルプスの残雪も少なくなり、夏が近づいて来たことを感じさせられました。


梅雨明けの発表があったせいか6月なのに山は夏のような賑わいとなりました。そんな時、登山道もすれ違いで渋滞する箇所があります。登山道では登りの方が優先となります。そんなルールを守るだけでも安全で楽しい登山となります。


合戦小屋はトイレ工事のため、休憩スペースが狭くなっていますが、皆さん譲り合ってゆっくりと休憩されていらっしゃいました。今の時期、合戦尾根では体にまとわりついてくる小さな虫が発生しています。防虫ネットや虫よけスプレーがあると快適に登山が出来ることでしょう。




今日は早くも夏山シーズンが始まったかと思わせるような賑わいとなりました。午前中はガスが多かったのですが、午後より青空も出てきて、皆さん楽しそうに過ごされていらっしゃいました。また、コマクサも例年より咲き出しが早くすでにたくさん咲き出してきています。


とうとう生まれました。山頂の北側でライチョウのヒナを見つけました。6月中にヒナを見かけるとは思いもしませんでした。これも雪解けが早かったのでライチョウのエサとなる植物の成長が早かったためでしょう。
ちょっと気になったのはヒナが1羽しかいなかったことです。通常ライチョウは7つくらい卵を産みます。その中で立派に成長できるのは1羽いればいいところなのでしょう。もし全部が大きくなればライチョウだらけになってしまい、それはそれで困ったことになってしまいます。自然の世界は厳しいものですね。
河地

梅雨の終わり。
2018/06/29


昨日のお天気から日の出は期待していなかったのですが、朝起きてみると雨は上がって、雲の切れ間が薄っすらと赤くなっていました。皆様、期待に胸を膨らませ、その時をじっと待ってみえました。


風が強く、ガスの流れと押し迫る雲の間から、幻想的な日の出を見ることとなりました。


もうひとつ、幻想的な光景を見ることが出来ました。ブロッケン現象です。ブロッケン現象は夏はよく見られるもので、すごく珍しいというわけではないのですが、今朝は朝日に照らされて高瀬側にブロッケン現象が見られたのです。これはなかなか見られるものではありません。


登山道整備もなかなかタイミングが難しいのですが、夏に向けて進めていかなければなりません。こんなお天気の日はお客様の通りも少ないのでチャンスといえます。


今日も雷鳥くんをを見かけました。朝のご飯の時間でしょうか。6月に入るとお客様からは「どこでライチョウが見られますか」「いつライチョウが見られますか」と聞かれることが多くなります。この雷鳥くんが毎日決まった場所に決まった時間に出てきてくれると助かるのですが・・・こちらも生き物なのでなかなかそうはいきません。しかし、生き物なので食べなくてはなりません。そう考えるとライチョウの朝夕のお食事時間帯は狙い目かもしれませんね。追いかけたり、びっくりさせるようなことはせず、もうじき生まれるであろうヒナを想い、ただ、遠くでそっと見守ってください。

関東甲信越地方の梅雨明けが発表されました。6月に梅雨明けとは聞いたことないような気がします。この辺りは北陸地方が梅雨明けしないと安定して天気は良くなりません。今もかなりの雨が降っています。明日の天気予報は少し良くなっているいるようなので、明日登って来られる方が雨にあたらないといいなと思います。
稲垣

梅雨前線活発に。
2018/06/28


昨日から強い雨と強い風は今日も続いていました。登山道を雨水が川のように流れていました。先日は小屋から登山口まで登山道上を雨水が流れるとえぐってしまうので流れる水を脇に流してやる道を掘ったのですが、それでも今日の強い雨は登山道を川のように流れてしまいました。自然の力に勝てないものですね。


こんな雨の日はついつい下を向いて歩いてしまいますが、面白い発見もあります。新しい花を見つけたと思い、よく見ていれば先日笹刈をした笹に上から落ちてきたオオカメノキの花びらが偶然くっついていただけでした。ちょっと面白い光景でした。


そして合戦の頭の少し下では、真っ白なイワカガミを見つけました。薄ピンクのイワカガミをよく見かけるのですが、ここまで白いものは初めてでした。


合戦小屋のトイレ工事ですが、だいぶ形になってきたようです。あと1ケ月位で完成しそうです。雨の中、作業されている職人さんに感謝です。


今日は学校登山の先生方の下見登山に同行しました。激しい雨の中、なかなか大変な登山でしたが、午後になって雨も上がってきました。新緑が美しくそのトンネルの中を歩くのは気持ちいいものでした。


昨日までは雪の上を歩く箇所もあったのですが、昨夜の雨で解けてしまい、燕山荘まで雪の上を歩くことはもうなくなりました。ただ、登山道では足首をひねったりするケガも多いのでスニーカーやロウカットの靴はあまりお勧めできません。


昨日から今日にかけて、稜線ではものすごい風が吹きました。そのせいかメガネ岩近くにあるハクサンイチゲは早くも花びらを落してしまっていました。


燕岳より標高の高い所ではガスがかかり続けていました。前線の動き次第で天気予報もコロコロと変わっていて、なかなか難しいようです。天気図だけをみていると前線が本州より上にあがっていて、このまま梅雨が明けてしまいそうにも感じました。そのなると水不足の問題等もでてくるので、梅雨は梅雨らしくもう少し続いてもいいのかなぁと思ってしまいました。
河地

雨と風と風。
2018/06/27


屋根を叩く雨音で何度も目が覚めました。予報通り、やっぱり雨なんだなぁと思いながら朝を迎えました。


景色はほとんど望めず、時々雨脚が強くなったり弱くなったりと不安定なお天気となりました。燕山荘付近でも時折、ものすごい風が吹きました。ハクサンイチゲも飛ばされまいと頑張っている感じです。

6月の雨はまだまだ冷たく、こんな日の稜線歩きはとても大変で且つ危険を伴います。



雨の日の女子のお仕事の定番です。夏に向けて売品を山ほど巻いて包装します。簡単ではありますが、ひとつひとつ手作業で準備しています。



夕方近く、燕岳と街を望むことが出来ました。かなりの強風にガスが一気に飛ばされて突然現れたという感じで本当に少しの間でした。
今はまたかなりの風雨となっています。

天気予報はコロコロと変わっています、直前のお天気予報を参考にして計画を立てましょう。
6月は梅雨の中休みに中れば、コマクサにライチョウに新緑に青空にと盛りだくさんの素敵な登山が出来ることでしょう。
稲垣

今日も梅雨の中休み。
2018/06/26


今日は昨日よりは雲が多かったのですが、今日も梅雨の中休みで夏を思わせる一日でした。6月は思っている以上に晴れの日が多く、新緑と咲き出す花々の美しいとてもいい時期です。うろこ雲がきれいな朝でした。


日中、青い空に筋状の雲が刻々と形を変える美しい空が広がっていました。このところ少しずつ登って来られるお客様も増えてきています。夏が近づいていることを感じます。


6月の太陽の光を受け、ナナカマドの新緑がとても色鮮やかに目に入ってきます。6月って本当にいい季節なんですね。


コマクサがあちこちで咲き出してきています。燕岳周辺は砂礫地が多く、たくさんのコマクサがあります。コマクサを楽しむにはとてもいい所です。


今日も暑い一日となりました。いつも見かける小屋の近くにいる雷鳥くんも暑いのか木の陰でおとなしくしていました。その後、メスも出てきて砂浴びを始めました。そのメスは砂浴びを終えるとすごい勢いでエサを食べたかと思うと大きなフンをひとつ落としてハイマツの中へと入っていきました。この行動は卵を温めている時のものです。今年は植物の成長も早いのでもう間もなくヒナが見られるかもしれません。


夕方になり、雲が厚くなってきました。その太陽の周りには暈も出来ていました。梅雨の中休みも一旦終わりなのでしょうか。


今日、ヒュッテ大槍のスタッフが小屋へと入りました。これで燕山荘グループの各小屋すべてにスタッフが入ったことになります。営業は6月30日からとなります。
河地

夏のような日差し。
2018/06/25



今日は気温も上がり、強い日差しで稜線にいても暑いと感じる一日でした。昨日とは明らかに違いました。なんだか夏が来たような一日でした。
合戦の頭より上でも新緑が進み、今は一番美しい時なのかもしれません。夏のような日差しを受け、すべての植物がいきいきと輝いているようでした。

align="left" alt="" class="photo" />
あちこちでナナカマドの白い花が咲き出しています。


登山道上の雪も雪解けが一気に進んだようです。もう軽アイゼンも必要ではありません。今日のような気温と日差しがあれば、登山道上の雪は数日でなくなってしまいそうな気がしました。また、今日のように気温が上がった日には登山をしていると非常に暑いのでこの雪を手に取って額などに当てて、体を冷やすととても気持ちのいいものでした。


今日の昼間の玄関前はまるで夏の時のようでした。生ビールをおいしそうに飲んでいる方も多くいらっしゃいました。



それにしても暑い一日でした。空の感じといい今日の気温といい一気に夏が来たと感じさせられました。花々も次から次へと咲き始めています。


今日はメガネ岩の近くで偶然にも砂浴びをする雷鳥のメスに出会いました。僕らがしゃがんでその姿をじっと見ていても気にする様子もなく、必死に体の汚れを落していました。そして、よく見てみるとお腹の毛がないように見えました。雷鳥のメスは卵を温めるためにお腹の毛を自分でむしります。砂浴びをしながら慌ててエサを食べていた様子などからもこのメスが卵を温めていることがうかがえました。順調に育ってくれるとうれしですね。
山にも夏がすぐそこまでやってきているようです。
河地

素敵な日曜日。
2018/06/24

今日は日曜日。梅雨時としては朝からお天気は最高といえるくらい気持ちのいいものでした。昨夜お泊り頂いたお客様ものんびりと山頂へ行ったり、ベンチでくつろいだりとこの空気と景色をしっかりと楽しんでいる様子でした。



昨日、午後から降った雨も夕方過ぎにはやみましたが、ガスで白くなったりして景色は期待するものにはならなかったと思います。
しかし、今朝は皆さんの期待を裏切らない美しいご来光となりました。

へリポートから皆様がカメラを向けているその先には、

美しいご来光です。





一日中雲の変化が美しく、日の入も空が赤く染まりきれいなものでした。

昨夜お泊り頂いたお客様は今日のこの景色に笑顔で帰ることが出来たでしょう。
日帰りのお客様は空の青さと肌に感じる空気に満足できたことでしょう。
常念方面からのお客様はこんなお天気での稜線歩きは最高だったことでしょう。
素敵な日曜日なったことでしょう。
稲垣

明るい雨。
2018/06/23




今朝は真っ赤に染まるとても美しい朝焼けで始まりました。4時前にすでに北東の空は赤く染まり始め、その赤い部分がどんどんと広がっていき、日の出の15分くらい前がピークでした。昨日登って来られた自由学園の生徒さんたちもこの美しさに大変感動しているようでした。それもそのはずこんなに赤く染まるのはそうそう見れるものではありません。


お待たせいたしました。本日より合戦小屋ですいかとうどんの販売が始まりました。早速皆さんすいかを楽しまれているようでした。合戦小屋のトイレ工事も順調に進んでいて、雨の中、大工さんが一生懸命工事を進めていました。合戦小屋では今ナナカマドの花がきれいです。



今日はお昼頃より雨が降り出しましたが、それほど強い振りではなく、遠くの山まで見ることが出来、新緑や咲き出した花々がきれいだったこともあり、雨の中なのに楽しく歩くことが出来る明るい雨でした。新緑の木々が雨が降ると美しく見えるのは、きっとこの雨がうれしいからなのでしょうか、ふとそんなことを感じました。


日が沈む前、天気は回復してきて、再び燕岳が姿を見せてくれました。夜になって街の明かりがきれいに見えだしてきました。


今日は今シーズン1回目の「ライチョウ観察会」が行われました。夕方、小屋の南側でメスの姿を見ることが出来ました。オスは毎日のように見かけるのですが抱卵期のメスは今時期見る機会は少なくなっています。メスの姿はオスと比べると表情が優しく感じます。かわいいヒナたちが見られるのが楽しみです。
河地

新緑と青い空。
2018/06/22



今朝は1度台まで気温が下がり、寒い朝になりました。夏至になっても山の朝晩はまだまだ冷え込みます。その分空気も澄んで美しい日の出で一日が始まりました。


山荘直下の夏道と冬道の分岐点ではナナカマドの花がきれいに咲いています。夏道もだいぶ出てきていますが、まだ雪が残っている所が何か所もあり、開通まではもう少しかかりそうです。



ここ最近では一番といえるくらい青空のきれいな一日でした。そこには空に刷毛でいたずら書きをしたかのような雲の巻雲が現れ、とても美しい空となっていました。ただこの巻雲は前線の前面に現れることが多く、明日の天気が気になる所です。


三角点より上ではダケカンバの新緑がとても色鮮やかです。今日のようにカラッと乾いた空気と青い空の下ではその美しさが一層際立っていました。



三角点から燕山荘直下までの間にはまだ雪が残っています。ただもうアイゼン等はなくても良いかと思われます。登山道の雪切りをするのもあと1、2回で終わりそうです。小屋開けからどれだけの雪をスコップでかいたことでしょう。おそらくものすごい量だと思われます。しかし、これもあと少しとなるとなんとなくさびしい気持ちになります。


自由学園男子部中等科の皆さんが登って来られました。前回の女子部の皆さんに続き、好天に恵まれ、ここからの眺めにとても感動しているようでした。


今日の午後は小屋の南側で作業をしているとこの雷鳥くんがエサを食べながら辺りをうろうろしていました。ただ今日は雷鳥くんにとっては暑かったのか時々口を開けて体温調整をしている姿も見られました。今日も多くの方々がこの雷鳥くんの姿を目にすることが出来たでしょう。



青い空と白い雲が美しく、素晴らしい天気の一日でした。今日登って来られた方々は本当に皆さんうれしそうでした。その一日の締めくくりも美しいものでした。ただ、朝程ではありませんが日が沈頃になると気温が低くなってきてダウンジャケットが欲しくなるような気温でした。それにしても天気のいい一日でした。
河地

夏至。
2018/06/21


今日は夏至。昼間の長さが最も長くなる頃です。ただ今日は雲が多く、太陽の姿が雲を通してしか見られませんでした。
夏至がやってくると夏までもう少しですね。


しかし、こうして合戦尾根を見下ろせばまだ雪の残るところが0あちこちにあります。これらの雪は7月の上旬まで、場所によってはもっと遅くまで残ります。


午前中はなかなかガスが取れませんでしたがお昼頃より燕岳もきれいな姿を見せてくれました。



今日はヘリコプターの荷揚げ日でした。夏に向けての生ビールやジュース、食料などがたくさん上がってきました。女性スタッフも男性スタッフに負けじと荷物を運んでいました。大変な作業でしたがこうした作業をみんなでやることにより連帯感が深まっていきます。今年もこのメンバーで最盛期を乗り切っていきます。


ついこの間まで雪の下だったところが今はもう地面が出てきてもうたくさんの植物が生えてきました。山荘直下のここはたくさんの花が咲く所です。まだ花は咲いていませんがそのお花畑になるところにロープを張りました。もうちょっとたくさんの花々が咲き出すことでしょう。楽しみですね。


日の入こそ見られませんでしたが反対の東側の空が赤く染まりました。


今日も見かけたこの雷鳥くん。のんびりとえさを食べていました。このところメスの姿をあまり見かけないのでもしかしたら卵を抱えているのかもしれません。今年は雪解けも早くヒナのエサとなる植物の成長が早いのでいつもより早くヒナと出会えるかもしれません。
河地

梅雨らしい一日。
2018/06/20


今日は朝から雨で展望のない一日となりました。しかし、こんな雨の日は草木がとても美しくなります。特に新緑の葉っぱの緑の美しさが際立ちます。ヘリポート下のナナカマドの葉っぱが今とてもきれいです。


ハクサンイチゲが広がるお花畑にはシナノキンバイが咲き出してきて、白い花だけだったお花畑が急に色鮮やかに感じられるようになってきました。雨で展望がなくても楽しみはたくさんあります。


小屋周りで一番成長が早いと思われるこのコマクサはすでに一番美しい時を迎えているようです。コマクサの成長も場所によって様々なので8月上旬頃まではコマクサを楽しむことが出来ます。
今日は梅雨らしい一日となりました。晴れの日が続いていて、久しぶりに雨音がやけに大きく聞こえる一日となりましたが、こんな日はなんだか気持ちも穏やかになっていいものですね。明日は夏至です。夏の足音がさらに加速していきます。
河地

まだまだ続く雷鳥の戦い。
2018/06/19


雲の多い朝で始まりましたが、朝焼けで雲が真っ赤に染まり美しい朝でした。この朝焼けが一番きれいなのは日の出の10分から15分前です。


日の出で赤く染まる雪面の面積が日毎に少なくなっていく一方、柔らかな新緑の面積がどんどん増えていくのを見るのがこのところの楽しみです。


新館の南側にはとてもりっぱな株のミヤマキンバイがあります。合戦尾根を登りきって疲れているところにこの花が皆様をお出迎えしてくれます。



今日も街の気温は上がったのか9時を過ぎると東側から濃いガスが湧き出してきました。西側の山々は見えていたのですが、山荘周辺もこのガスに覆われ、なんとなく暗い一日でした。


毎日のように見かけるこの雷鳥くん。岩の上で毛繕いをしながら今日も見張りをしていました。


その様子をしばらく見ていると遠くで別のオスの雷鳥の声が聞こえ、急に立ち上がりグエーっと威嚇の声を上げていました。


そして、そのもう一羽の雷鳥は近くにやってきてオス同士の戦いが始まりました。どちらの雷鳥か途中で区別がつかなくなってしまいましたが、勝った方の雷鳥が再び岩の上で見張りを始めました。
明日はどうやら雨となってしまいそうです。でもこの雨で木々や花々はより一層いきいきとしていることでしょう。
河地

また晴れた。
2018/06/18


今朝は久々にご来光のない朝を迎えました。しかし、日の出時刻をしばらく過ぎると浅間山の麓の雲海がきれいに染まりました。


その後も天気はあまり良くならず、槍ヶ岳の上には雲がどんどん湧き出してきました。今日こそは雨がふるのかなぁと思っていたところ・・・


お昼頃より、きれいな青空が広がってきました。今日こそ雨かと思っていたので、この青空はとてもうれしいものでした。


引き続き、山頂直下の登山道直しです。すべて終えるにはまだまだ時間がかかりそうですが、コツコツと直していきたいと思います。


その道直しへ向かう道中、ミネザクラが咲いているのを見つけました。、青空をバックにとてもきれいでした。


山頂直下から見る槍ヶ岳はここから見る槍ヶ岳とはまた違った迫力があります。こうしてみると下から新緑がどんどん上がってきて、残雪が少なくなっているのがわかります。


道直しから帰る頃、辺りはすっかりガスに包まれてしまいました。そのガスの中で見つけたハクサンイチゲがなぜかとても美しく感じました。稜線でも今、花がどんどん咲き始めています。


最近は雲海が広がっていることが多かったので見ることが出来なかったのですが、今夜は久しぶりに街の明かりが見えています。今日は思いのほかいい天気になってなんだか得をしたような一日でした。
河地

賑やかな日曜日。
2018/06/17




今朝もきれいな雲海が広がり、素敵な日の出を見ることが出来ました。今の時期は4時前に東の空が明るくなり出すため、その頃から外には多くの人がいらっしゃいました。そこから日が昇るまでの30分余りの間で空の様子は刻々と変わっていきます。それを見ている時はなんともいい時間ですね。山小屋に泊まってこそ見られる光景です。


合戦尾根の雪もこのようにだいぶ少なくなってきていますが、今朝のように気温が下がった日は、雪が固くなっています。靴底の柔らかい方は下るのに苦労されたかもしれません。そんな時はちょっと待てば雪は柔らかくなってくるので、ちょっと遅めに下山を開始するのも安全に行動するひとつの方法です。




小屋のすぐ下まで春がやってきています。ダケカンバの新緑やミネザクラが今日のきれいな青空に映え、とても気持ちのいいものでした。山荘直下の夏道もかなり姿を現してきています。そんな今日の天気に誘われてか、日帰りの方でお昼ごろはかなりの人で賑わいました。今日登って来られた方々は6月の山の良さを実感できたことでしょう。今は本当にいい季節です。


燕山荘グループの大天荘スタッフが今日小屋へと入りました。営業は6月23日からとなります。北アルプスも営業が始まり出す小屋が増えてきて、だんだんと賑やかになっていきます。
河地

晴れた。
2018/06/16


一時は雨マークも付いていた今日の天気ですが、うれしことに晴れとなりました。週末に晴れるとたくさんの方々の笑顔に出会えるのでうれしくなります。雲海の上にきれいな朝日が顔を出しました。


今日は終日美しい雲海が広がり続けました。おそらく登っている途中はガスの中だったのでしょうが三角点を超えた辺りから、急にガスが切れ、展望が広がったので感動はなおさらだったのではないでしょうか。


稜線の東側には雲やガスがかかっていましたが、西側にはきれいな青空が広がり、週末らしく楽しそうな雰囲気に満ちていました。


燕岳の東側に湧きたつ雲が燕岳をかっこよくしていました。夏にはよく見られる光景です。またこんな時はブロッケン現象を玄関前で見ることも多く、今日も何度も現れていました。


週末とあってテント場も賑わいました。7月くらいまでここの雪は残ってしまいますので、保温性の高いマットをお持ちください。マットが薄いと寒くて寝れないということになります。


今日は好天が一日中続きました。そして、夕日も大変美しいものでした。ただこのころになると気温は2度台まで下がってきて、皆さん寒そうでした。夏が近づいても山の上ではまだまだ防寒着が必要です。
河地

静かな雨。
2018/06/15


久しぶりに日の出のない朝を迎えました。朝のうちは見えていた槍ヶ岳もやがてガスに包まれ、雨の一日となりました。強い雨ではなく、降ったり止んだりの静かな雨でした。


ここから見る合戦尾根は雪解けのスピードが加速しているようです。そして、下から緑の部分がどんどんと広がってきています。燕山荘直下の夏道も雪がかなり少なくなってきています。このままいけば例年より早く通行可能となりそうです。


その一方、テント場も雪が少なくなり、テントが張れるスペースがどんどん少なくなっています。テントを張れる場所は今のところ雪の上だけとなっていますので、夜は気温以上に寒くなりそうです。しっかりとしたテントマットがあるといいかと思います。


雨で展望があまりない一日でしたが、小屋の南側には早くもハクサンイチゲのお花畑が形成されていました。そして、ところどころに黄色く見えるのは、シナノキンバイなのでしょうか。お花畑を見ると気分はもう夏といった感じになっています。


こんな雨の中、いつもの雷鳥は縄張りの見張りをしていました。その近くでは別のオス雷鳥がいて、時々グエーグエーと威嚇をしていました。どうやらこの二羽の縄張り争いはまだ決着がついていないのでしょうか。それにしても今年はよく雷鳥を見かける年となっています。
河地

梅雨の中休み続く。
2018/06/14


昨夜は久しぶりにきれいな星空が広がりました。21時前には南東方向にさそり座が見られ、星座の季節も春から夏へ変わってきています。さらに条件が良ければ、天の川も見られます。


今は夜がもっとも短くなる頃です。4時前には北東の空が明るくなり出し、今朝はその空が美しく赤く染まっていました。


今朝は長野盆地をすっぽりと覆いつくす雲海が広がり、そこから顔を出す朝日がとてもきれいでした。日の出の美しさに順位はないのですが今朝の日の出はかなりきれいなものでした。



昨日登って来られた自由学園女子部高等科の皆さんは梅雨時でありながらも好天に恵まれ、昨夜はきれいな夜空、今朝は美しい雲海と日の出、さらに新緑とこの時期のいいところ満載の登山となりました。楽しそうに下山されて行く皆さんの姿が印象的でした。


ここから合戦尾根を見下ろすとダケカンバの新緑がどんどん上に上がってきている様子がよく分かります。昨日一日で随分と緑が濃くなったのが分かりました。また、山荘直下の夏道も急激に地面が見えだしてきています。この調子でいけば夏道開通はいつもより早くなりそうです。


こんないい天気でしたが夕方になると黒い雲が広がり、どんよりとした空となってきました。


先日、男性スタッフ総出で運んだ丸太で早速登山道直しです。あれだけたくさん運んだつもりの丸太もあっという間になくなってしまいます。山頂直下の道をすべて直すにはもう少し時間がかかりそうですが、なんとかがんばってみなさんが歩きやすい登山道を作りたいものです。
河地

雲海と沸き立つ雲。
2018/06/13


今朝はガスで日の出を見ることができませんでしたが、ガスが取れると美しい雲海が広がっていました。その後、天気はどんどんと回復して、いい天気の一日となりました。




夏前の梅雨の中休みの晴れといった感じの空が広がりました。やっぱり6月は晴れの日が多いものです。6月は静かで残雪と新緑の美しさを楽しめるとってもいい季節ですね。


こんな天気のいい日は外作業も気持ちいいものです。山頂近くの階段を直すために30キロ近い丸太を担いで、2往復しました。これでもはしごは二つくらいしか作れません。登山道整備においてもっとも大変なのはこの丸太運びとなります。なかなかたいへんな作業ですが、作業中多くの方々からありがとうございますと声をかけていただき、とても励みになりました。


今日も夏のように稜線の東側にはガスがわき上がっていました。夏がすぐそこまで来ていることを感じました。


今日は東京の自由学園女子部高等科の皆さんが大勢登ってこられました。梅雨時ながら好天に恵まれ、また雷鳥にも会え、本当にいい登山となったのではないでしょうか。楽しそうにはしゃぐ皆さんの姿がとても印象的でした。


今日は雲海のきれいな一日でした。雲海は山に登ってこそ見られる風景です。


日の入りもまた美しいものでした。夏前の夏が近くまでやってきていることを感じさせられるいい一日でした。
河地

梅雨らしい一日。
2018/06/12


週間予報を見ていると雨マークが多かったのですが、最新のものを見ると雨マークはなくなり、晴れマークが並ぶようになりました。この時期の予報は良く変わってしまうのですが、このままであってほしいなと思います。朝のうち一瞬だけ燕岳が姿を見せてくれましたが、ムシムシとして梅雨らしい一日でお昼ごろには激しい雷雨もありました。このムシムシした日は汗を多くかくので、こまめな水分補給をされると良いかと思います。


第3ベンチ辺りのダケカンバの新緑です。今の時期は雨が降ると新緑がとても色鮮やかになります。こんな中を歩くのもまた気持ちがいいものです。


合戦小屋ではナナカマドの白い花が美しく咲いています。トイレの工事も順調で基礎の部分が完成しました。


合戦小屋の上部の様子です。この辺りの雪はほとんどなくなり数か所に残る程度となっています。


ダケカンバの芽吹きは三角点辺りまできています。このやわらかい緑色はなんとも美しいものです。


三角点より上部では雪が何か所かまだ残っていますので、雪切りをだいぶしたので底の堅い靴ならアイゼンはなくても大丈夫かと思います。ただ雪に不安な方は軽アイゼンくらいあるといいかと思います。スニーカー等の靴底の柔らかい靴は不向きです。


小屋の直下でもミネザクラが咲き出してきました。サクラが咲くのを春とするならば、小屋のすぐ下まで春がやってきたことになります。いつもより早い春の訪れとなっています。
河地

雨の日は。
2018/06/11

今日はほぼ一日中雨となりました。朝のうちはまだ濃いガスのような感じだったのですが、午後になってくると雨音が途切れなく聞こえるようになっていました。


雨粒をかかえるコマクサ
コマクサの株はまだまだ小さいのですが、だいぶ増えてきて歩いているとよく目に付くようになってきています。今年はやはり少し早いのでしょうか、小さなつぼみをつけたものも結構見かけます。


イワウメ
小屋に近い縦走路でも見かけます。岩にびっしりとくっついているので多少の雨風でも平気なのかな。


ハクサンイチゲ
この風と雨にぐっと耐えているようでした。頑張り屋さんですね。

雨の日はこんな花たちに元気をもらうのですね。



館内では普段出来ない畳を上げての大掃除や毎年必ず手先の器用なスタッフがいるので、少しずつディスプレイを変えてみたりと雨の日ならではの作業をしています。
稲垣

雲上の世界。
2018/06/10


台風の接近と前線の活発化により、天気予報の良くない週末となってしまいましたが昨夜はきれいな星夜となりました。


期待していなかった日の出も美しく、どうやら天気の崩れはだいぶ遅くなっているようでした。

雨どころか朝のうちはきれいな青空が広がり、ななかまどの新芽の成長もより一層進み、日に日に緑濃くなってきています。


今日の日中は稜線をはさんで、安曇野側と高瀬渓谷側の両方に濃い雲海が入り、雲上の世界が広がっていました。街は曇り空でも山の上では晴れているのはまれにあります。なんだか得をしたような気分でした。


日中、雲はどんどん多くなっていましたが、ちょうど日が沈む所だけ雲が切れていて、太陽が沈む直前、突然光が差し込み、辺り一帯が急激に夕日の色に染まり出しました。こんな素晴らしい夕日を見ることはそうそうあることではありませんでした。


そして、日が沈んで15分位した後、外に出てみると美しい小焼けを見ることができました。天気予報が良くない一日でしたが、今日はたくさんの素敵な光景を見ることが出来ました。山は登ってみないと何が起きるか分からないものですね。


今日もいつものオスの雷鳥をよく見かける一日となりました。6時過ぎに見かけた時はエサを必死に食べていました。朝晩にはこうしてエサを食べている所をよく見かけます。


隠れる雷鳥


見張る雷鳥
この2羽の雷鳥の距離は50mもないくらいの近さでした。この2羽恐らく数日前空中戦をしていた2羽なのでしょうか。見張りをしている方の雷鳥はなんだか強そうに見えました。一方、岩の影から見張りをする雷鳥を見ている方の雷鳥はなんだかおどおどしているような感じがしました。僕らは雷鳥の姿を見て楽しんでいますが、当の本人たちは生きるために必死なことでしょう。僕らにはこの雷鳥が生活できる環境を残していくことが大切だと思いました。
河地

静かな週末。
2018/06/09


梅雨に入ったばかりなのに台風が接近とはちょっと珍しい天候となっています。そのためか賑わうはずの週末の今日は人の流れが少なく、静かでした。それでも天気は良く朝もきれいなご来光で始まりました。


初夏を感じる気持ちの良い空の下、ハクサンイチゲも気持ちよさそうに花を咲かせていました。


思いのほか良い天気で登って来られた方々は、今日登ってきて良かったと思われたことでしょう。初夏のこの美しい眺めに皆さんとても喜んでいました。


今日も各地で30℃を超え、暑くなったようですね。今日も、安曇野側にはガスが沸き上がり、西側は晴れているという夏のような雲の現れ方でした。合戦尾根を登っている最中はずっとガスの中だったことでしょうが、稜線に出た途端、大展望が広がり、感動も一層大きかったことでしょう。


今日も雷鳥を何度も見かけましたが、午後に見かけた時はメスが砂浴びをしている傍らでオスが周りを警戒しながら、寄りそっている姿がなんとも微笑ましいものでした。今日登って来られた方もたくさんの方が雷鳥を見たと言っていました。こうして毎日見かける雷鳥ですが、非常に数が少なくなってきています。詳しい数はわかりませんが1000とか2000とかそのくらいの数しかいないようです。写真を撮る際も驚かさないようにしてあげることが大切なような気がします。



今日の夕方は久しぶりに高瀬側にも雲海が入り、美しい光景が広がりました。明日以降は雨の日が続いてしまうのでしょうか。でもこの雨で草花や木々の成長や雪解けも進み、また、より多くの花々が咲き出すことでしょう。雨が季節を進めてくれます。
河地

稜線にも春が。
2018/06/08


燕岳といえばコマクサですね。雪解けの早い今年はコマクサの開花も早く、中にはすでに蕾を付けているのもあちこちに見られます。


ということで山頂と北燕岳の間にロープをはりに行きました。このロープのおかげでコマクサの数はぐっと増え、素晴らしいコマクサ畑が形成されるようになってきました。美しいコマクサの群生地を守るためにも登山道からはずれないよう、ご協力お願いいたします。


シャクナゲ


イワウメ
稜線上に咲く花の数がどんどん増えてきています。この作業をしに北燕岳まで行ったときにシャクナゲやイワウメが咲き出しているのを見つけました。シーズンの最初に新しい花を見つける感動はなかなか大きいものがあります。


そして、燕岳の山肌を見ると山肌の色が薄っすらと緑色に変わってきていることも分かります。春がどんどん山の稜線まで上がってきています。


山頂より見る燕山荘
稜線の雪も随分となくなってきています。


15時を過ぎると急に冷たい風が吹き出してきて、気温がぐっと上がり出してきました。黒い雲が広がり出し、雨がぽつりぽつりと降り出してきました。このように急に冷たい風が吹き出したときは発雷の可能性もありますので、注意が必要です。しかし、夕方になって突然雲が切れだし、そこに現れた燕岳の姿はなんともかっこいいものでした。


北燕岳から東沢乗越にかけては、残雪が登山道のトラバースになる部分にまだびっしりと残っているため、7月上旬までは通行が困難です。


今年は本当に雷鳥をよく見かける年になっています。今日は燕岳山頂でも見張りをするオスを見かけました。燕山荘の近くで見かけるオスは先日もほかのオスと追いかけっこをしていたのに比べ、このオスは随分と余裕があるのかドンと座って見張りをしていました。背景に見えるのは鷲羽岳です。こちらはまだまだ雪が多いようです。
河地

早くも梅雨の晴れ間。
2018/06/07


梅雨入りした途端晴れとなりました。この時期の天気は前線の動き次第で変わってしまうのでなかなか難しいようです。だから、雨予報となっていても晴れたなんてこともありそうです。今朝はうろこ雲が広がり、その雲の隙間から差し込む光がとてもきれいでした。


新緑がどんどん下から上がってきていますが、花も下からどんどん咲き出してきています。今、第2ベンチから第3ベンチあたりではたくさんのイワカガミを見ることが出来ます。


合戦小屋より上ではまだ雪がありますが、三角点より下は所々に雪が残る程度となってきました。


三角点より上にはまだ雪が多く残る箇所もありますが、地面の上を歩いたり、雪の上を歩いたりとなります。もう前爪のあるアイゼンは必要ないかと思いますが、雪の上を歩く部分もまだまだありますので、軽アイゼン等をお持ちになられるといいかと思います。スニーカー等は不向きです。靴底の堅い靴でお越しください。


合戦小屋より少し上がったところでもダケカンバの新芽が開き始めています。このダケカンバは第1ベンチ辺りから稜線までの間に分布しています。第1ベンチ辺りではすっかり葉は広がっていますが、稜線辺りではやっと新芽が出だしたくらいです。このダケカンバだけを見ながら下から上がってくるのも面白いものです。


気温の低かった昨日と違い今日は夏のような気温となり、稜線の東側では夏のようにガスが湧いてきました。


美ケ原の奥にはもくもくとした夏を感じさせるような入道雲が現れていました。その雲を見ながら登山道の雪を切るのはなんか不思議な感じでした。


今日もオスの雷鳥の縄張り争いが活発でした。夕方になると勝負が着いたのか、このオスの雷鳥がいつもの場所でじっと見張りをしていました。
河地

梅雨入り。
2018/06/06

そろそろ梅雨入りかと思っていたら、やはり関東甲信越地方は梅雨入りとなりました。ほぼ例年通りといった感じでしょうか。


最近、雷鳥の目撃情報が多いのですが、今日は特に多く見かけた気がします。

大きな槍ヶ岳とポツンと雷鳥


テント場の雪の上で


近寄るなと言わんばかりの雷鳥


人の気配が少ないからなのか、こんな勢いよく飛んでいる雷鳥はなかなか見かけません。たぶん、テント場にいた雷鳥と同じかと思われます。
写真に納めるにはタイミングがなかなか難しかったのですが、何度も私たちスタッフの前を飛んでいました。


今日は雨が降ったり、止んだりの繰り返しで雲の動きも多く、景色も見え隠れの不安定な一日となりました。しかし、こんな天気なので外は出歩けませんが、サンルームの窓からぼーっつと景色を見ていて飽きない一日でもありました。
稲垣

晴れも今日までか。
2018/06/05


週間天気予報を見ていると、そろそろ梅雨入りが近いことが伺えます。それでも今日は美しい朝焼けで始まりました。日の出は4時半より早くなっていて、少々早起きしないと見えないようになってきています。それでもこんな美しい日の出であれば、早起きするだけの価値はありますね。


朝のうちはきれいな青空が広がり、夏真近といった感じの空が広がりました。今日の日中はいつも見る雷鳥なのでしょうか、二羽のオスが空中戦をしている様子を何度も見かけました。まだ、縄張りが確定できていないのでしょうか。




稜線のあちこちにはミヤマキンバイがたくさん咲いてきて、また、つい最近雪の中から出てきたナナカマドも芽吹き始め、あっという間に季節は夏へと進んでいます。ただその夏の前には梅雨という少々我慢の期間もあるのですが・・・



今日はヘリコプターによる物資輸送の日でした。明日は雨が予想されるので、一日早くの荷揚げとなりました。夏に向けての食料やビール、工事用の資材がたくさん上がってきました。スタッフ総出での荷物運びとなりました。こうして、たくさんの物資が届くと夏が近いことが感じさせられます。
今日より1週間ほど本館客室の工事を行いますのでご迷惑をお掛けするかもしれませんが、ご協力をお願いします。なお工事があってもご宿泊には影響はありません。
河地

梅雨入り前の晴天続く。
2018/06/04


この辺りの梅雨入りの時期が近づいてきました。しかし、連日晴天が続いています。今朝も真っ赤な太陽が昇る美しい日の出となりました。写真ではわかりづらいかもしれませんが太陽柱のようなものも見られました。


朝焼けはほんのりと赤く染まるものでしたが、その山々の上には月が浮かび、美しく静かな朝でした。


この天気に誘われてか、日帰りで登って来られる方も多く、一時、玄関前は賑やかとなりました。今日のような天気となれば山に登りたくなりますね。


今日はいつもと違って東側から風が吹いていました。この東風が吹く時は台風の接近の場合によくありますが天気図を見てもよく分かりません。地域的なものなのでしょうか。よく晴れ渡り富士山もきれいに見えていました。そして、その左上には巻雲が出て、ちょっと面白い光景でした。


稜線上のカラマツの新芽もどんどん大きくなってきています。今日の青い空に映え、新緑の緑が一層鮮やかでした。


きれいな青空の広がる気持ちのいい一日でしたが、午後になると少し雲が多くなってきました。そのおかげで幻日を見ることが出来ました。


このところ雷鳥を小屋の近くで見かけない日はほとんどありません。今日も小屋の近くの岩の上でオスの雷鳥は見張りをしていました。また別の場所では二羽のオスが空中戦をしているのを見かけました。今年は雷鳥を見る機会が多い年となりそうです。今日もこの同じ雷鳥を3度ほど見かけ、3回目にあった時にはまたおまえかと言われたような気がしました。


大下りの頭から見る大天井方面


大天井方面から燕岳へ向かう際の為衛右門吊岩付近
今の時期、大天井岳へ向かわれる方は何か所か夏とは違うルートを通ることになります。蛙岩はもう夏道を通行出来ますが、大下りから為衛右門吊岩にかけてと大天井岳直下へは冬ルートとなっています。大天井岳から燕山荘へ向かわれる際、為衛右門吊岩の所では必ず冬ルートを通行してください。この付近の夏ルートは雪解けが進み、夏道が見えている部分も出てきていますがまだ雪が残っていて、そこでのスリップは許されません。冬ルートへ入れば雪は全くありません。大下りの鞍部はまだ雪が残っていますが。今の時期はまだ残雪があり、ここから常念岳方面へ行かれる際は、しっかりとしたルート取りが必要となってきます。不安な方は無理をなさらないで雪がなくなるまで待った方がいいでしょう。
河地

きれいな青い空。
2018/06/03



今朝は少し冷え込んで外のベンチには霜がびっしりと付き、水溜まりには薄氷が張っていました。その分空気は凛と引き締まり、美しい朝焼けとなりました。週末とあって多くの方々がこの美しい光景をご覧になられていました。



今日の日中は東風がやや強く吹いていましたが、強い日差しで少し動けばすぐに暑くなりました。少なくなりつつある雪ですが、場所によってはまだたっぷりと残っていて、今日の青い空の美しさを引き立てていました。


安曇野の水田の稲も少しずつ大きくなっているのか、街がなんとなく緑っぽく見えるようになってきました。その緑に負けるものかと小屋の近くのカラマツの緑も日に日に濃くなってきています。


午後のなってくると冷たい風が吹いて雲が湧き出してきたと思ったら、霧に包まれてしまいました。しかし明日も天気は良さそうです。小屋の周りではイワヒバリのかわいらしい鳴き声が響き渡っています。のんびりとした時間が流れています。
河地

晴れの週末。
2018/06/02


昨夜はきれいな月の出を見ることが出来ました。雲の中から赤い月が顔を出してきて、その下には美しい夜景が広がり、眠りにつく前のほんの短い時間でしたが、素敵な時間でした。


そして、今朝起きてみると昨夜見た月は槍ヶ岳の上にまだありました。日の出前の西の空には美しいビーナスラインが出来ていました。


日の出は随分と早くなってきて4時半過ぎには太陽が顔を出します。6月の中旬ぐらいまで日の出はさらに早くなっていきます。早起きを少々がまんすれば、こんな素敵な風景に出会えます。



日中は雲が多かったのですが、晴れとなり美しい展望が広がりました。また、その雲の影が有明山に映り、ちょっと面白い光景も見られました。


ちょっと前までは日中でも外ではダウンを着ている方もいらっしゃいましたが、今日辺りは皆さん薄着で外でのんびりとされていらっしゃいました。お客様の服装からも季節の進み具合が分かります。


今日からサンルームがオープンしました。まだスペースも3分の1でメニューもフルメニューではありませんが、ここからの素晴らしい景色を見ながら人気のケーキ、生ビール、コーヒーを楽しみながら過ごす時間というのもいいものです。
河地

6月の雪。
2018/06/01


今朝、外へ出てみるとあたりは白くなっていました。どうやら昨夜は降雪となったようです。今日から6月というのに山の上ではまだ雪が降るんですね。



その雪は晴れてくると6月の強い日差しに照らされて、あっという間になくなってしまいました。気温が高いのかガスが湧きやすい天気でしたが、そのガスの切れ間から広がる青空がとてもきれいでした。


今日より小屋の東側の通行が可能となりました。この部分は小屋開け当初は三階まで雪があったのですが、日々の除雪によりこうして歩けるようになったことは非常に感慨深いものでした。


明日の週末に備え、登山道の歩きにくくなっている部分の雪切りを行いました。雪の上を歩く箇所は少なくなってきていますが、もう少しの間はピッケルとアイゼンはあったほうがいいような気がします。また、スニーカーなどで登って来られる方がいらっしゃいますが、つるつると滑って見ていてもハラハラドキドキしてしまいます。靴底の堅い、しっかりとした登山靴でお越しください。




今日も小屋の近くでライチョウを見かけました。槍をバックに、燕岳をバックにといい位置にきてくれました。オスはこの時期縄張りを見張るためにこうして見晴らしの良い場所にいることが多いので今は見つけやすい時期です。


今日の日中は夏のように東側半分がガスで覆われるような時間帯もありました。ガスの動きのおもしろい一日でもありました。今日は雪景色で始まり、この素晴らしい夕景で終わるいい一日でした。
河地

プロフィール

北アルプス燕岳(2,763m)の山小屋燕山荘のスタッフがリアルタイムでその日の出来事をお伝えしています。

カテゴリー

カレンダー

2018 6月
      1  2 
 3  4  5  6  7  8  9 
 10  11  12  13  14  15  16 
 17  18  19  20  21  22  23 
 24  25  26  27  28  29  30 
5月  |  Today  |  7月

お問合せ・ご予約

燕山荘直通電話

TEL090-1420-0008

株式会社燕山荘 松本事務所

TEL0263-32-1535

(月〜金曜日 9:00〜17:00)

facebookページ
株式会社燕山荘

松本事務所

〒390-0874 長野県松本市大手2-3-10
TEL:0263-32-1535 FAX:0263-32-0898

©株式会社燕山荘 All Rights Reserved.

ページ上部に戻る