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燕山荘

燕山荘スタッフブログ

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穏やかな大みそか。
2018/12/31



こんな穏やかな大みそかを迎えたのは何年ぶりなことでしょうか。大抵吹雪で皆さんたいへんな苦労をされて燕岳で年を越そうと登って来られていました。それが今年は打って変わって、素晴らしい冬晴れとなりました。



今年も今日で終わりとなりますが雪が少ない状態は続いています。ヘリポートから眺める燕山荘の様子を見るとよくわかります。例年であれば、本館がすっぽりと覆われているのですが。雪は少ないとはいいますがここから見る景色は真っ白でやはり冬の山は美しいものですね。





11時頃になると燕岳で年越しをというお客様が続々と登って来られ、大変賑やかに活気づいてきました。日中は気温はマイナス13℃ほどでしたが風も弱く、日差しの下では冬としては寒く感じることなく、登山日和な一日となりました。一年の最後がこんな素敵な日になり、今年全てがなんだかいい年だったような気になりました。


そして、今年最後の太陽は美しい夕景を見せてくれて、西の空へと沈んでいきました。



大みそかの今日は夕食におそばと振る舞い酒をご用意し、燕岳での年越しを楽しんでいただきました。今日は日付が変わる時まで発電して、皆さまとご一緒に新しい年を迎えます。


街の夜景もきれいで実際に聞こえてはきませんが、除夜の鐘が聞こえてくるような気分になりました。
皆様にとって、来年が良いお年になりますように。
河地

寒気も山を越え。
2018/12/30


今朝もマイナス19℃と厳しい朝を迎えました。昨日、お泊りの皆様が下山される頃はまだ厳しい冬山となっていました。それでも大展望を望むことは出来なかったのですが、厳しい冬の燕岳に登ったという達成感はかなりなものだったことでしょう。天気は悪くとも山には感動があります。


明日は大みそか、山で新しい年を迎えようと多くの方々が登って来られます。厨房スタッフもその準備に大忙しとなりました。


今回の寒波も峠を越えたのか、以前厳しい低温は続いていましたが雪雲を通して太陽の光が見られる時間帯がありました。



結局今日はすっきりと晴れることはありませんでしたが、再び真っ白になった美しい燕岳が再び姿を見せてくれました。天気予報によると明日は晴れが期待できそうです。そして、初日の出も見られるかもしれません。ただ、元旦は時間が遅くなるにつれ、再び雪なりそうなのでしっかりとした装備でお越しください。また、明日は上下山される方が多くなるのですれ違いで時間をとられてしまうことも考えられます。トレース上は登りの方が優先となりますので皆さんで譲り合って迎えられるといいものですね。
河地

燕山荘HP システム障害について
2018/12/29

日頃より燕山荘グループのご利用並びにHP閲覧頂きまして誠にありがとうございます。

只今、燕山荘HPを管理していますシステムに障害が発生しており、燕山荘HPトップ画面からのWeb予約、並びにWebご予約頂いたお客様への事前気象メール配信ができない状況です。

復旧次第、この燕山荘ブログもしくは燕山荘HPにてご報告させて頂きます。

お客様には大変ご迷惑をお掛けしておりますが、何卒ご了承頂きますよう、お願い申し上げます。

2018年12月29日 18時 燕山荘


12月29日 風雪は続く。


非常に強い寒気が入っていて、今朝もマイナス20℃、日中でもマイナス16℃、風速15mと非常に厳しい天候となっています。トレースが心配だったので男性スタッフ総出でアイゼンとわかんの両方を付け、富士見ベンチまで行ってきました。風が強かったせいか雪は飛ばされ、ラッセルとなるようなところはありませんでした。


合戦小屋付近


富士見ベンチ
今回の寒気では積雪量はあまり変わらなかったようです。冬型の気圧配置で強い寒気といっても風向きによって、積雪量は大きく変わらない場合もあります。この辺りで積雪量がぐっと増えるのは南岸低気圧が通過するときに多くなります。



厳しい天気が続きますが到着されるお客様に少しでも喜んで頂こうと、自分の身長より大きな雪だるま?とかまくらを作りました。出来栄えはいまいちかもしれませんが吹雪の中スタッフ皆で頑張って作りました。

明日辺りから山に登って来られる方も多くなってきて、賑やかとなってくることでしょう。ただ、自分の力量だけはしっかりと把握して、あの人が登っていくから自分も大丈夫などとは思わないで、自分の体力と技術を超えないことが大切となってきます。また、宮城ゲートから一気に燕山荘まで登って来られる方もいらっしゃいますが、皆さん想像以上に疲れたとおっしゃっています。くれぐれも無理だけはなさらないように。
河地

年の瀬。
2018/12/28


天気予報通り、厳しい天候となり、今朝はとうとうマイナス20℃以下の気温となりました。それでも時折燕岳がぼんやりと姿を現すこともありました。



明日あたりから、年末年始の休みに入られる方も多くなってきて、山は賑わいを見せてくることでしょう。その際、やはり一番大切になってくるのはお水です。この時期は水は雪を溶かして作っています。吹雪の中、女性スタッフも含め、全員で雪運びを行いました。


1月1日と2日は餅つきを行います。今日はその練習と鏡餅を作るために我々スタッフだけでしたが餅つきを行いました。いつもより水を少なくすることにより、粘りのあるおいしいお餅が出来ました。


フロント前も正月飾りへと変わりました。


積雪量ですが雪がこの強風で飛ばされてしまったため、思ったほど増えてはいないようです。ただ明日の午前中を中心にマイナス20℃以下で非常に厳しい天候が予想されますので無理だけはなさらないほうがいいかと思います。冬山は天候で難しさが大きく変わってきます。
河地

荒れた天気へ。
2018/12/27



天気予報で皆様もご存知かと思いますが、明日から明後日にかけ、非常に厳しい天気となりそうです。ここ数年は冬の燕岳といっても温暖化のせいなのでしょうか、気温マイナス20℃以下、風速20m以上という大変厳しい天候となることはなかったのですが、今回はどうやらそのようになりそうな予報が出ています。今朝は日の出が終わると次第に風雪模様となってきました。


このように視界の悪いときは赤旗が頼りになることでしょう。しかし、トレースのほうは一瞬で埋まってしまいます。他人のトレースはあてに出来なくなります。


今日は終日吹雪でしたが不思議なことに燕岳だけはずっと見えていました。


この風雪により、雪庇やシュカブラが形成されていきます。人が創ることが出来ない自然の美しさでもあります。

明日以降の登山は非常に厳しいものになるかと思われます。無理だけはなさらないようにしてください。合戦小屋より上部はさらに厳しいものと思われます。ここで引き返すという判断も大切になってきます。
河地

少し静かになって。
2018/12/26


今日は日中はマイナス6度まで気温は上がりましたが、終日雪降りの一日となりました。クリスマスも終わり、年末までは少し静かな日々が続きそうです。登って来られる方が少ないので雪が降るとトレースが消えてしまう恐れがありますのでご注意ください。


少し時間も出来たので玄関の横に大きなかまくらを完成させることが出来ました。雪は見るのもいいですがこうした遊びも楽しいものです。


夜になると少し天気が良くなってきて、街の灯りが見えだしてきました。山の上に居るとよく分からないのですが街の方はそろそろ年末モードになってきたのでしょうか。
明日以降は非常に強い寒気が入ってくるようなので無理だけはなさらないで下さい。ヤマテンの天気予報によると明後日辺りは気温がマイナス20℃の予報となっていて、久しぶりに冬らしい天気となりそうです。
河地

燕岳よりメリークリスマス。
2018/12/25


クリスマスの今日はきれいに晴れ渡りました。少なかった雪も少しずつ増えてきて、真っ白な冬景色となってきました。青空にこの白い冬景色がとてもきれいな一日となりました。



今朝はマイナス14℃と冷え込みました。その分空気も凛と引き締まり、冬の美しいご来光となりました。このくらい冷え込むと手袋をしていてもシャッターを押す指が痛くなってきます。


日が昇り、裏銀座の山々がオレンジ色に染まる頃、満月をすこし過ぎた月がまだ輝いていました。


朝日に染まる槍・穂高


ヘリポート下にあるナナカマドはまだ雪に完全に埋もれることなく、頭の部分が顔を出しています。雪の少なさが少し気になりますが、やはり雪に覆われた景色がきれいですね。


今日の日中は遠くの山々まできれいに見渡せました。雪の少なかった八ヶ岳もだいぶ白くなってきたようでした。


午後になってくるとだんだんと風が強くなってきて、時折雪煙も舞うようになってきました。晴天は今日までなのでしょうか。



今日もケーキと赤ワインで皆様にクリスマスを楽しんで頂きました。街のような華やかさはありませんががんばって登って来た山で迎えるクリスマスはきっと素敵なものになったことでしょう。
河地

天気回復。
2018/12/24


昨夜は終日雪となり、小屋周りでは積雪量が少し増えたようでした。しかし、7時頃になると天気は回復し出し、早速皆さん燕岳を目指されました。ただ昨日までと違い気温はぐっと下がり、マイナス12℃まで下がりました。



その後、天候はみるみる回復して、真っ白になった美しい景色が広がってきました。昨日の吹雪の中登って来られた皆さんはこの素晴らしい景色に大変感動されていらっしゃいました。登るのが大変だった分、感動も大きかったことでしょう。


クリスマス登山の締めくくりは、合戦尾根上の木々にはびっしりと霧氷が付き、霧氷のトンネルをくぐりながらとなりました。最高のクリスマスプレゼントとなったことでしょう。



営業が始まり、上山される方が多くなってきたのでトレースもしっかりとしてきて歩きやすくなってきました。このトレースはみんなで作った大切なものです。そこを尻セードなどをされないようお願いします。合戦尾根上では尻セードは過去に事故もあったりしたのでされないほうがいいでしょう。


一方、中房線のほうは凍結している所もあり滑りやすくなっています。ちょっと荷物が増えてしまいますが不安な方はチェーンスパイクがあると結構有効です。



今日は日中非常に天気も良く、最高の一日でした。そして、また日の入りも美しいものでした。霧氷は夕方になっても落ちることなく付いていて、夕日がそれにあたりとてもきれいでした。燕岳も美しいピンク色に染まりました。


19時前、長野市の夜景の右上に大きな月が昇ってきました。今夜はマイナス16℃と非常に寒い夜となっていますがクリスマスの明日も天気は良さそうです。


第1回目の冬期燕岳登頂ツアーは山頂に立つことが出来、無事に終了しました。次回は12月29、30日です。
河地

クリスマスイヴイヴ。
2018/12/23


登山口付近の様子
昨日の晴天は日の出頃までしか持たず、日の出が見えることもなく、雪が降り出して、終日雪となりました。ただ日中でもマイナス4℃と気温は高めでそれほど厳しい天候ではありませんでした。
登山道の様子ですが昨日の雨もしくは湿った雪の影響でだいぶ雪面が固くなり、トレースもしっかりとしてきました。今日は登山口からアイゼンでよく、わかんの出番はありませんでした。ただ冬は一晩で登山道の様子は変わってしまうことが多いので念のため、わかんをお持ちいただいた方がいいかと思います。


合戦小屋
今日は終日吹雪模様でした。合戦小屋を過ぎるとやはり急に風は強くなってきます。ここより上部ではさらに強くなってくるので、その中で服を着たりというのは非常に困難になるのでここでの装備、衣類調整が大切となります。


先日、ようやく合戦小屋より上の部分も冬ルートに変えることが出来ました。まだまだ積雪量は少ないですが少しずつ増えています。富士見ベンチから合戦小屋に関してはまだ冬ルートにはなっていません。


決していい天気ではありませんでしたが、第1回目の冬期燕岳登頂ツアーの皆さんは無事に燕山荘まで到着することが出来ました。


今日はクリスマスイブイブです。年末前ですが、連休とあって賑やかになりました。小屋の中もクリスマスのイルミネーションに飾られ、皆さん山でのクリスマスムードを楽しんでいらっしゃいました。



クリスマスといえばやはりケーキですね。このクリスマスケーキを楽しみに登って来られる方も多くいらっしゃいます。




昨日の写真ですが「雨氷」です。霧氷に比べて見られる機会は非常に少ないです。
河地

営業開始。
2018/12/22


昨夜は月明かりで白くなった山が明るく浮かび上がり、その奥には街の灯りも見え、とてもきれいでした。



今朝は雪で始まりましたが10時頃より青空が広がり、美しい景色が広がってきました。やっぱり冬山っていいなと思える時です。


今朝は中房では雨だったようです。ここでもマイナス1℃と気温が高く、非常に湿った雪となりました。お昼前には最初のお客様が到着されました。いよいよ営業が始まりました。


昨夜は冷え込みが弱かったため、湿った雪が雨となったようでした。そのため霧氷ではなく、雨氷となったようでした。合戦尾根上部のダケカンバにも付いていて、午後の光を受けキラキラと美しく輝いていました。雨氷は霧氷に比べて見る機会はあまり多くありません。この時期に燕岳で見られるというのも珍しいものです。


雪が少ない冬となっていますが槍・穂高はさすがに真っ白です。


小屋の中もクリスマスを控え、飾りつけをしています。12月23、24、25日は手作りケーキもご用意いたします。山でのホワイトクリスマスをどうぞお楽しみください。


今年も玄関の脇にかまくらを作り始めました。完成まではもう少しかかりそうですが楽しみにしていてください。
今日は冬至です。今日が昼間が一番短い日で明日以降は長くなっていくと思うとなんだか明るい気分になってきますね。いよいよ冬期営業が始まりました。楽しい登山になるよう、しっかりとした装備無理のない計画でお越しください。
トレースはだいぶしっかりとしてきましたが、わかんはお持ちいただいた方が確実に歩きやすいです。
河地

穏やかな冬晴れ。
2018/12/21


今日は高気圧にすっぽりと覆われ、この時期には珍しく穏やかな冬晴れとなりました。こんな日が営業期間中であれば良かったのになぁ。営業は明日からとなります。今夜は中房温泉さんに何名様かお泊りになられているようです。


日の出 6時50分頃


西日に染まる燕岳


日の入 16時30分頃
今日は本当に天気が良く、また風も弱く、登山にはもってこいの一日でした。日の入と日の出の両方を見ることが出来ました。冬になるとなかなかこういった天気に出くわす機会は少ないものです。それでも北アルプスの中では北アルプスは晴れの多い山域となっています。この冬期営業期間中、あと何度このような天気になることでしょうか。



登山道の様子

有明荘付近
先日、中房でも15㎝くらいの積雪となりましたが中房線には雪が残るものの除雪車が入っていて、雪は少なくなっています。


第1ベンチ付近


富士見ベンチ下


合戦小屋
先日の降雪で登山道の雪はぐっと増えました。この時期は1回の降雪で登山道の様子は大きく変わってくるものです。現段階では合戦尾根は我々スタッフしか歩いていないのでトレースはまだしっかりしたものではなく、わかんを着けないとズボズボと埋まってしまい、かなりの体力と時間を消費してしまいます。営業開始間もなくはわかんが活躍することでしょう。


合戦小屋にはこのような看板を立ててあります。合戦小屋より上は特に悪天時は別世界となります。森林限界より上に出るので風が非常に強くなり、また気温も低くなるので、ここで今一度装備の確認と服を多く着るなどの準備をする必要があります。天気が悪く、トレースもないような状態ならここで引き返すことも大切な判断となります。また今年建て替えた合戦小屋のトイレには小さいですが更衣室もありますのでどうぞご利用ください。


合戦の頭


山荘直下
今日、再び上山しましたが、春のような暖かさでとても気持ちよく歩くことが出来ました。ただ、気温が上がり、雪が重く、足を取られることもありました。現在、富士見ベンチから合戦の頭はまだ雪が多くないため、一部だけ冬ルートになっています。合戦の頭より上はなんとか冬ルートになっています。赤旗を立ててありますのでそれを目印にお越しください。


これは先日のトレース付の様子です。猛吹雪の中、男性スタッフ総出で出掛けました。今年は雪が少なかったため、トレースの下地がなかなか出来てきません。雪が少ないというのも大変なこともあります。

いよいよ明日から今シーズンの営業が始まります。冬山は厳しい面の方が多いですが、その分、感動も大きくなります。そして、冬が創り出す美しい光景に出会うことが出来ます。先日は吹雪の中白くなったライチョウを3羽見ることが出来ました。

12月21日現在の積雪量
第1ベンチ  20㎝
第2ベンチ  25㎝
第3ベンチ  40㎝
富士見ベンチ 50㎝
合戦小屋   80㎝
小屋周り  150㎝~

河地

14時の青空。
2018/12/20



昨日からの風雪は朝になって少し落ち着いてはいましたが、まだまだ風の強い一日となりました。天気は徐々に回復傾向にあるものと思っていたのでいつ燕岳が顔を出すかと楽しみに度々外を覗いていました。時々明るくなり、風が強いせいか、かすかに燕岳が見える瞬間はありましたが、なかなかドカンと姿を見せてはくれませんでした。
14時ほんの少し前、突然明るくなったので外を覗くと青空バックに燕岳が現れました。このひとときだけ安曇野や有明山も見ることが出来ました。その後はまたすぐに風と白い世界に戻ってしまいました。



外のマイナス10℃に比べたら館内は暖かいのですが、まだ使っていない客室の準備となれば、しっかりと着込み、手袋をしなければ布団も冷たくて持てないほどです。着々と週末の営業に向けて準備が進んでいます。




客室の準備も進めつつ、クリスマスの飾りつけも進めていきます。今年は男性スタッフががんばってくれ、「男子イルミ」の完成です。点灯はまた後程のお楽しみです。

今は風も止み、月明かりに照らされた燕岳と街の夜景がきれいに見えています。明日はお天気も回復しそうで、予報では気温も高めなようです。上山してから日の出も日の入も見れていないので明日こそはと期待が高まります。

昨日からの雪で中房線、登山道も積雪が増えたようです。明日金曜日から中房線を歩く方が増えてくると思います。踏み固められて滑りやすくなっている箇所もあると思います。また、登山道のトレースもまだまだしっかりとしたものではありません、吹き溜まっている所もあると思います。時間に余裕のある計画、装備でお願いします。
稲垣

風雪。
2018/12/19


上山2日目の朝は日の出こそ見られなかったものの、燕岳が真っ白な姿を見せてくれました。降雪直後はひと際白く、美しくなります。冬山は厳しい面もありますがこんな素晴らしい光景に出会うこともあります。



しかし、その後天気は風雪模様となってきました。気温はマイナス10℃とさほど厳しいものではありませんが、上山間もないこともあって体が寒さに慣れていないせいか、非常に寒く感じました。ヘリポートから見る燕山荘、雪の少なさが伝わりますでしょうか。


今日のような天気の日は岩氷がびっしりと付き、メガネ岩もこの時期にしか見られない姿になっていました。



22日の営業開始に向け、早速準備を開始しました。今日は山頂まで目印となる赤旗を立てに行ってきました。今のところまだ雪は少ないですが、日に日に増えてきています。営業が始まる頃にはもっと増えていることでしょう。
日も落ち、暗くなると一層、風の音を強く感じます。
河地

2018冬期営業スタッフ上山。
2018/12/18


今シーズンの冬期営業開始(12月22日~1月6日)に向け、スタッフ10名で本日、上山しました。今年はいつになく雪の少ない年となっていて、松本から眺める燕岳も1週間ほど前にようやく白くなりました。


冬期営業中は宮城ゲートから中房線の13キロは、車が入れないので歩くことになります。その中房線ですが最初の発電所を過ぎたあたりから雪の上を歩くことになります。ただ、積雪は少ないのですが凍結してつるつるになっている所もあるので注意が必要です。写真は有明荘付近です。


雪は登山口からあります。


先日、下見がてら合戦の頭までトレース付に行ってきました。昨夜少し雪が降ったようで、積雪は少し増えていました。第3ベンチから今日はわかんを使いました。


富士見ベンチ辺りまで来ると積雪はぐっと増えてきます。この辺りまで来ると天気が悪い日は風が強くなってきます。今日もこの辺りから風雪模様となってきました。


合戦小屋あたりで積雪は50cm位です。例年と比べると非常に少なくなっています。富士見ベンチから通常であれば冬ルートに変わるのですが、今年は今のところ合戦の頭までは夏ルートとなっています。


合戦の頭から先はひざ上、所によっては腰くらいまでのラッセルとなりました。雪が少ないからといってもやっぱり冬山です。気温はマイナス12℃、風が15mくらいでこのラッセルとなると冬山の厳しさを少し感じました。もっと悪天となればさらに厳しい状況となります。


スタッフ10名で先頭を交代しながらラッセルをしても合戦小屋から燕山荘までは4時間くらいかかりました。冬山は天気によってコースタイムは大きく変わってきます。雪が少ないといっても気象条件が悪ければ、なかなか大変になります。


小屋に到着して改めて雪の少なさに驚きました。
22日の営業開始に向け、明日から準備を本格化していきます。

尚、登山道の情況に付きましては一晩でガラッと変わってしまうこともありますので最新の情報を得てお越しください。くどいようですが雪が少ない=冬山のレベルが簡単になるということではありません。
河地

12月18日現在の積雪量
第一ベンチ  5㎝
第二ベンチ 10㎝
第三ベンチ 15㎝
富士見ベンチ30㎝
合戦小屋  50㎝
小屋周り 100㎝

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北アルプス燕岳(2,763m)の山小屋燕山荘のスタッフがリアルタイムでその日の出来事をお伝えしています。

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