北アルプス表銀座の山小屋/燕山荘グループのWEBサイトです

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燕山荘

燕山荘スタッフブログ

燕山荘 スタッフブログ

穏やかな下山日。
2018/11/27




2018年のシーズン最終日は寒さもさほど厳しくなく穏やかな朝をむかえました。今年も冬の歩みは遅く、雪の少ないで中の下山日となりました。秋の週末毎の雨や台風といったこともありましたが、無事に今シーズンを終えられそうです。多くの方々にお越し頂きましてありがとうございました。こうして毎日写真を撮っていると燕岳の美しさを改めて感じることが出来ました。この燕岳の素晴らしさをお伝えすることが我々スタッフの仕事だと感じました。


今シーズンもありがとうございました。12月22日の冬期営業開始まで少しの間、さよならです。

河地

静かな山へと。
2018/11/26



最後のお客様が出発される今朝は、黒い雲が西から流れてきていて、日の出は期待出来なさそうでしたが、その予想に反して、幻想的で美しいご来光を見ることが出来ました。今年最後のお泊りのお客様にとっては最高のプレゼントとなったのではないでしょうか。


日の出時には珍しく、ブロッケン現象も見られ、皆さん大変喜んでいらっしゃいました。


朝、燕岳を目指されたお客様が下山されると辺りは急に静かになりました。なんだか少し寂しいような気分になります。


こうしてヘリポートからの写真が燕山荘からの季節感が最もわかる写真かと思います、おそらく今年も一番たくさん見られた構図ではないでしょうか。燕山荘で働くようになり、10年余り経ちましたが、年々雪の降り出しが遅くなっているような気がします。今年も白くはなっていますがかろうじて雪があるといった感じです。こうした雪の少なさを実感すると地球温暖化のことをもっと勉強しなければと思えてきます。


今日の日中は雲が多くなりましたが穏やかな一日でした。槍・穂高はさすがにすっかり白くなり、美しい姿を見せてくれました。次にこの姿を見かける冬期営業中にはさらに白さを増していることでしょう。



今日一日は片付け作業に集中していたせいかあっという間に一日が終わってしまいました。今シーズンを振り返ってどうのこうのと考えている余裕もありませんでした。恐らくきっと下山した後、今シーズンの様々な出来事が思い出され、ようやくほっと出来ることでしょう。


今夜も夜景がきれいです。今日は寒さも緩み、20時を過ぎてもマイナス3℃程です。明日は片付けを終え、お昼ごろには下山の予定です。こうして雪が少ないと小屋閉め作業は大変楽でいいのですが、雪が少ないのはなんだか寂しく感じます。
河地

穏やかな営業最終日。
2018/11/25


昨夜はほんの少し雪が降ったようで薄っすらと今ある雪の上に雪が積もったようでした。朝はちょっと西風が強く、黒い雲が西から東へと流れて、気温以上に寒い朝でした。



しかし、朝焼けはとてもきれいでその流れてくる雲が紅く染まり、いい朝焼けでした。やはり山の写真の主役は雲ですね。


これが今の燕岳の様子です。やはりこの時期としては雪は少ない状態で今シーズンを終えそうです。


この雪の斜面に付いているものはライチョウが歩き回った後です。今朝は多くの方がライチョウの姿を見れたとうれしそうに話してくれました。



今日の日中は昨日までの賑わいとは違い登ってくる方も少なく、もう間もなく小屋閉めだと感じさせられました。小屋閉め作業で慌ただしく、一日が過ぎてしまいました。


そんな中、日の入時刻頃、窓の外をちらっと見ると窓の外が紅いので外へ出てみると槍ヶ岳は雲に隠れていましたが、その右側が真っ赤に焼けていました。明日の朝、今日お泊りのお客様をお見送りして、今シーズンの営業は終了となります。小屋閉め作業が順調に進めば、27日にはここを下ります。
河地

今シーズンもまもなく終わりです。
2018/11/24


日の出頃、満月が西の空に沈もうとしていました。いつもなら皆さん、日が出る東の空ばかりカメラを向けられているのですが、今日は沈む満月が美しく、東側へ行ったり、西側へ行ったりと忙しそうでした。でも、マイナス12℃の厳しい寒さのなかでは体を動かしている方が良かったのではないでしょうか。



そして、寒い中待っていただけの価値がある美しい日の出を迎えました。先日の雪で白くなった雪面もサーモンピンクの美しい色に染まりました。


連休中日の今日も好天に恵まれました。この天気に恵まれて、昨日以上の賑わいとなりました。この賑わいも今シーズンが今日が最後かと思うとやはりさみしい気分にもなります。


今日の青空に真っ白になった槍・穂高がとてもきれいでした。登って来られたお客様はこの大展望に大変喜ばれていました。


ちょっとした気圧の谷間に入ったのか、午後は少し雲が多くなってきました。でも、寒さは昨日よりも緩んで、日中も外に多くの方がいらっしゃいました。



今日も大変賑やかで一日が慌ただしく一日が過ぎていきました。そんな一日の終わりは美しい夕日で終わり、今日も一日、いい1日だったと思えました。


日が沈んで少しすると長野市の少し右から赤い月が昇ってきました。今日は日の出と月の出の両方を楽しむことが出来ました。
明日は今シーズンの最終営業日となります。
河地

待望の冬景色へ。
2018/11/23


季節の進みの遅かった今年の11月でしたが、ようやくこの季節らしい冬景色となりました。そんな今朝は降雪によって変わった登山道の様子を見にいこうとした時、突然ライチョウが飛んできて、木の枝にとまり、その実を食べていました。細い枝に必死にしがみつきながらエサを食べていました。




今朝はマイナス12℃まで下がり、非常に寒い朝を迎えました。日中でもマイナス7℃と真冬のようでした。10時くらいまでは雪がちらちらとしていましたが、その後は素晴らしい展望が広がってきました。11月としては決して多くはない積雪量ですが、この雪景色に美しさを感じるとともにようやく雪が降ってくれた安心感も湧きました。


この雪を楽しみにしていらっしゃった方々で連休初日は多くの方々で賑わいました。ほとんどの方は冬用のアウターに冬用の登山靴でした。やはりこのくらい寒さが厳しいとこういった装備でちょうどいいかと思います。



日の入は16時半と早く、また久しぶりに賑やかだったため、一日があっという間に過ぎてしまった感じでした。そして、沈むと気温がどんどん下がり、マイナス13℃まで下がってきました。


今日は満月です。白くなった山肌に月明かりがあたり、外は夜なのにとても明るくなっています。月明かりに浮かぶ燕岳もいいものですね。


積雪状況

第2ベンチ


富士見ベンチ


合戦小屋
雪は第2ベンチあたりから出てきます。合戦小屋辺りで10cm、燕山荘あたりでは20cmとなっています。もうアイゼンはあったほうがいいでしょう。登りは良くてもこの連休中多くの方が歩かれているので登山道はツルツルになっています。連休中日の明日は今日で登山口の駐車場は満車となっているのでご注意ください。
燕山荘の営業も24日と25日の2日となりました。初冬の美しい景色が広がっています。どうぞしっかりとした装備でお越しください。
河地

11月23日、今朝。
2018/11/23



11月23日 午前7時30分の様子
昨日の午後から雪が本格的に降り出し、やっと白くなりました。

ご案内です。
燕山荘直下は冬道に付け替えました。
夏道は通れないことはないですが、一部凍結箇所や滑落の危険のある箇所があるため、夏道に入れないように印がしてあります。
冬道を登り切ったら小屋の東側を通ってお越しください。

今シーズン、最後の週末となります。
この雪を待っていらっしゃった方も多いかと思います。

スタッフ一同お待ちしております。

小雪。
2018/11/22


相変わらず雪の少ない11月になっていますが、今夜から明日にかけて10cmくらいの積雪となる予報が出ています。これでようやく少しは白くなるのでしょうか。今朝は朝からどんよりとした空模様でした。そのため、なかなか明るくならなくて、あさの6時を過ぎても街の夜景がきれいに見えていました。



午前中はなんとか天気は持ちこたえて、槍ヶ岳や安曇野の街並みも見えていました。


明日から連休を迎えますが今日あたりから連泊をされる方もちらほらといらしゃいました。
明日明後日とこの時期としては多くのご予約が入っております。小屋締め間際ということで使えないお部屋もあるため、ご不便をお掛けするかと思いますがご理解の程、よろしくお願いします。


今年は雪の降り出しが遅かったのでついついこの作業も遅くなってしまいましたが、冬のルート上に立てる赤旗を300本ほど完成させました。営業中はこの赤旗を目印にお進みください。我々にとっても非常に大切な目印となります。


午後になり気温もどんどんと下がってきて、風雪模様となってきています。先ほども書きましたが予報によると10cmほどの降雪予想となっているのでそれほど多くはないのかもしれませんが山の様子はがらりと変わることでしょう。明日お越しになられる方は念のためアイゼンを準備されるといいかもしれません。これは明日になってみないとわからないことなのですが、安全登山のためにもちょっと大げさ気味の装備でもいいのかもしれません。また、登山口へと通じる中房線も凍結箇所があるかもしれませんのでスタットレスタイヤや滑り止めなどご用意をするといいと思います。
河地

来週の今日は。
2018/11/21





ここでの生活もあと1週間となり、来週の今頃は街の人となっていることでしょう。ただ、片付けもたくさん残っていて落ち着かない日々が続いています。そんな今朝も美しい日の出を見ることが出来ました。天気は下り坂に向かっているせいか少し雲の多い天気でしたが、その分変化に富んで様々な美しい光景を目にすることが出来ました。そして、日の出は時刻が6時23分で両神山の少し右側からでした。


今日の日中は少し寒さも緩み、穏やかな風景が広がりました。天気が崩れる前は気温が上がることが多いです。


今年はどこも雪が遅いことでしょう。北の方に目をやると鹿島槍より北の山は真っ白ですが、その手前の爺ケ岳はまだ茶色です。


今日一日頑張って、外回りの片づけは8割がた終えることが出来ました。天気予報を見ていると明日明後日と降雪となりそうなので、なんとか今日中に終えておく必要がありました。作業を終える頃、西の空には幻日が現れていました。


天気は下り坂へ向かっているようでしたが、日の入りまでなんとかもってくれて美しい日の入りを見ることが出来ました。明日明後日と天気は冬の様相になりそうです。ピッケル・アイゼンも必要になってくるかもしれません。燕岳にも本格的な冬がやってくるかもしれません。ちょっと気を引き締めていきたいものです。
河地

寒いけどきれい。
2018/11/20



今朝は冷え込みました。マイナス11℃とこの冬一番の冷え込みとなりました。いくらストーブを着けてもなかなか温まりません。小屋が雪で埋まればもう少し暖かくなるのですが、今のところ雪は非常に少ない状態が続いています。そんな今朝は美しい雲海と日の出を見ることが出来ました。寒いながらも皆さんしっかりと着込んでこの美しい景色をご覧になられていました。


雪があると白い雪面が紅く染まり、とてもきれいです。すでに白くなっている槍・穂高は美しい朝日の色に染まり、とてもきれいでした。


そして、日中はきれいな青空が広がり、少し白くなった燕岳とのコントラストがとてもきれいでした。


合戦小屋


合戦の頭
今日は日中でもマイナス4℃位までした気温は上がらず、昨日降った雪はほとんど解けませんでした。登山道上の雪の状況は昨日と変わっていませんでした。すれ違う方々の中にはアイゼンを使われている方もいらっしゃいました。アイゼンがなくとも歩くことは出来ますが、やはり靴はもう冬靴の方が適しているような気がしました。靴底の柔らかい夏靴では雪でスリップしてしまう可能性が高くなります。


天気の変化を見ていると22日辺りは低気圧の影響により、山の上では降雪となるかもしれません。大町市の天気予報を見ていてもこの辺りは雪マークがついています。なので散々迷いましたが、本館の各所にも今日明日中には雨戸を入れてしまうことにしました。


23日には満月となります。そのため、今でも充分月明かりがあり、夜でも山の薄っすらと明るくなっています。月明かりに浮かぶ山の景色もなかなかいいものです。


このところ小屋の周りでもライチョウを見かけることが増えてきました。今日も夏道と冬道の分岐あたりで一羽のライチョウを見かけました。
明日も天気は良さそうですが気温は低い状態が続きそうです。暖かい防寒具等しっかりとお持ちください。
河地

少し積もりました。
2018/11/19


昨日までは晩秋の風景が広がっていましたが今朝になってみると一面真っ白な景色が広がっていました。小屋周りで10cmほどの積雪となりました。この時期は一晩にして山の様子が変わってしまうことがあります。これからの季節、登山される際には上山日の天気だけでなく下山日の天気も把握しておくことも大切になってきます。


合戦小屋


クサリ場付近


夏道と冬道の分岐点
今回の降雪は合戦小屋の下辺りまでのようでした。合戦小屋は週末のみの営業となっていおりますが冬期用のトイレと休憩場所は利用可能です。今回の降雪はそれほど多いものではありませんでしたが、合戦小屋より上はほとんど雪の上を歩くことになります。今日も数名の方が上下山されたので明日以降の気温をみているとツルツルになることが考えられます。心配な方は軽アイゼンがあるといいと思われます。靴も夏用よりも冬用のほうが適しているといえます。



午後になって晴れそうでしたが、結局、晴れずにちょっとだけ一日が終わってしまいました。それでも木々には霧氷がびっしりと付き、それがとてもきれいでした。


夕方、ガスの切れ間から燕岳が少しだけ姿を見せてくれました。


喫茶サンルームのスペースは今日サポートを立てたので今シーズンのご利用は終了しました。しかし、人気のケーキと生ビールは売店にて販売しておりますのでどうぞご利用ください。
週末前の22日は天気の崩れる予報も出ているので、明日辺りには本館の雨戸も入れようかと思っています。山小屋も冬の雰囲気へと変わってきています。
河地

雪は積もりませんね。
2018/11/18



今朝は美しい朝焼けが見られました。久しぶりに賑わったこの週末、多くの方々がこの美しい朝焼けを見られたことでしょう。たくさんの方々と一緒に見るご来光もいいものですね。




燕山荘の営業は今週で終わりとなりますが、未だに積雪はなく、晩秋のような景色となっています。雪がなくて残念な方もいらっしゃるでしょうが、雪がないため、装備が無くても11月の燕岳を楽しむことが出来る方もいらっしゃって、それはそれでいいかと思います。日曜日の今日は日帰りで登って来られる方も多くいらっしゃいました。



つい最近までいたイワヒバリもどうやら下へ降りて行ってしまったようですっかり姿を見かけなくなってしまいました。なんだかさみしく感じます。しかし、今日はヘリポートの下のナナカマドの木でその実を食べるウソを見かけました。するとその下では2羽のライチョウが落ちたナナカマドの実を食べていました。ウソとライチョウの両方を同時に見ることが出来、ちょっとうれしくなりました。


午後になってくると西から段々と雪雲が迫ってきました。この辺でもちらちらと舞いだし、降雪になるかと思いきや雪雲は裏銀座の山々を超えることなく、そこに留まっていました。なかなか白くはなりません。その分、小屋閉め作業の方もはかどり、助かる部分のほうが多いのですが。営業もあと1週間となり、小屋締め作業もいよいよ終盤となり、なにかとご迷惑をお掛けすることになりますがご協力の程、よろしくお願いします。
河地

天気の崩れは小さく。
2018/11/17



こうして週末を迎えるのも今日を含め、あと2回となってしまいました。今年は9月以降、週末ごとに天気が悪く、残念な思いをされた方も多かったのではないでしょうか。そんな今朝は静かな日の出で始まりました。毎日書いていますが11月の半ばを過ぎても燕岳にはほとんど雪がありません。




今朝は槍ヶ岳から穂高にかけて、レンズ雲が現れていました。上空の風が強く、天気が崩れる前によく現れるこの雲ですが刻々と形を変え、見ている分には美しさを感じます。


そして、遠くの富士山の上にも暈雲がかかっていました。これらの雲が物語っているかのように9時頃より雪がちらつき出しました。


しかし、雪は短い時間で終わり、その後は天気も回復して日中の気温は0℃を少し超え、プラスの気温でした。営業期間が残り僅かとなってきていることもあり、久々に賑わった週末となりました。ただ、雪を楽しみにされている方には少々残念だったかもしれません。


天気の崩れは小さく、夕方になるにつれ天気は良くなってきました。比較的気温の高かった一日でしたが夜になるとやはり気温は下がってきて、マイナス4℃以下となってきました。
河地

11月も半ば。
2018/11/16


今日もマイナス7℃近くまで下がる寒い朝を迎えましたが、天気は良く、日の出前から富士山もはっきりと見えていました。このところ連日富士山がきれいに見えています。そして、そこから少し左上に目をやると他の星が見えなくなったなかでの明るく輝く金星が見られました。


日の出頃が気温が一番低くなります。今朝は日が昇る頃は西風が強く、気温以上に寒く感じました。きれいな朝焼けが見られたのですが寒くて写真を一枚撮るごとに小屋へ入ったり出たりを繰り返しました。



そして、朝焼けは美しく雪で白くなった槍ヶ岳はその雪面が紅く染まり、まだ茶色い燕岳はその茶色い斜面がほんのりと紅く染まり、それぞれの美しさがありました。


雨戸を入れると小屋の中が暗くなってしまうのでギリギリまで待ちたいところなのですが燕山荘は大きな建物なのでそろそろその作業を始めていかなければなりません。雪がないなかその作業をするのは不思議な感じがします。しかし、ここにいるのもあと10日程となってきたので天候にかかわらず、小屋閉め作業を進めていかなければなりません。


夕方になってくると雲がだんだん多くなってきました。明日は再び雪が降るかもしれません。


天気の崩れは意外とゆっくりで月がきれいに見えています。写真ではわかりづらいですがその月のそばには赤く輝く火星が見えていました。
早いもので11月ももう半分が過ぎてしまったのですね。
河地

寒さは厳しくとも。
2018/11/15



こちらの2枚の写真は昨日のものです。昨日は霧氷がとてもきれいでした。そして、面白いことに稜線付近は霧氷も積雪もなく、茶色い山肌が見えていたのですが山荘直下から合戦の頭にかけては霧氷が美しく、第3ベンチ辺りまでは降雪が見られました。こういったこともあるものですね。


ここからは今日の写真になっていきますが合戦小屋まではほとんど雪は残っていません。ここを過ぎると薄っすらと積もった雪の上を歩くことになります。


そして、これも昨日の降雪によるものなのでしょうが、燕岳には雪はほとんどないのですが有明山は白くなっていました。


合戦の頭からは雪の上を歩くことになりますが、薄っすらと積もっている程度で特に問題はないかと思いますが場所によっては滑りやすくなっている所もあります。ただ心配な方は軽アイゼン等があるといいかと思いますが、アイゼンがあるといいなと思う場所はほんのわずかとなっています。


今朝は非常に冷え込みました。松本でも氷点下近くになり、ここマイナス7℃まで下がりました。しばらく暖かい11月が続きましたが気温だけ見ればようやく冬らしくなってきたと言えるでしょう。しかし、この写真のとおり燕山荘周辺には雪はほとんどなく、あと10日あまりで今シーズンの営業を終えるという実感が湧いてきません。



今日も日中はきれいに晴れ渡り素晴らしい展望が広がりました。


こんな天気がいい日は外仕事をしたいものですが、残りの営業日数が少なくなってきたので、小屋を雪の重さから支える支柱をそろそろ立て始めていかなくてはなりません。とても大切な作業なので時間をかけ、丁寧におこなっていきました。


こんな天気のいい一日の日の入りは当然ながら美しいものでした。


日の入が美しいだけではなく、反対の東の空もピンク色になり、雲海がびっしりと広がるその奥には赤く染まる富士山も見られました。


日が沈んでしばらくするとさっきまで広がっていた雲海が消え去り、街の夜景がきれいに見えていました。この短い時間の変化に少々驚きましたが、今夜は夜景がいつも以上に綺麗です。
河地

雲海の上は。
2018/11/14



予報通り、マイナス7℃と寒い朝を迎えました。ガスに覆われて真っ白だったのですが日の出頃にはそのガスも取れ、素晴らしい霧氷の世界が広がりました。



今日登って来られた方は雲の下から登り出し、雲の中を歩き、ずっと景色が見えないまま歩いてこられたようです。しかし、上から下って来られた方々皆さんが「上はきれいだよ」という言葉を励みに頑張って来た甲斐があったようです。
槍ヶ岳も燕岳も雲の上に浮かんでいるようです。



さすがに気温が低いので朝日を見るのも夕日を見るのも皆さん完全防備です、上下ダウンの方も少なくありません。


今日現在の燕山荘前の様子です。雪はほとんどありませんが、日中でも気温が低いのでほとんど解けていません。残っている部分は固くなって滑りやすいです。
稲垣

天気は回復して。
2018/11/13


昨夜の降雪はほんのわずかだったようで朝になっても昨日とあまり様子は変わってなく、薄っすらと雪化粧といった感じでした。その雪の多くも日中には解けてなくなってしまいました。


日の出は雲とガスに阻まれ、見ることは出来ませんでしたが、7時頃より太陽の姿を見ることが出来ました。そして、今日もまた白い虹を見ることが出来ました。



そして、また今日は霧氷のきれいな一日でもありました。日中になっても気温はそれほど高くなかったことと風もあまり強くなかったため、お昼を過ぎても霧氷は落ちることなく残っていました。今日は平日の割には登って来られる方も多く、この美しい景色に大変感動されていらっしゃいました。



稜線の東側半分は終日ガスに包まれていましたが、西側はきれいな青空が広がり、白くなった槍ヶ岳もきれいに見えていました。


合戦の頭


合戦小屋
現在、登山道上にはほぼ雪はありません。軽アイゼンを必要とするような箇所もほんのわずかとなっています。ただ、木の階段などは朝早いと霜が付いていて滑りやすくなっているので注意が必要です。ヤマテン予報によると明日は日中でも氷点下と寒さの厳しい一日となりそうです。防寒具、手袋、ニット帽などお忘れなく。
河地

薄っすら雪景色。
2018/11/12


今日は本州を囲むように3つの低気圧があり、どんな天気になるか興味がわく一日でした。しかし、やはり天気は良くなく、朝から雲の多い一日でした。それでも日の出頃は浅間山の上が紅く染まりました。




そして、やはりこの3つの低気圧の影響なのか西側の空には面白い雲が現れていました。また、雲によって日の当たる所と当たらない所があって、それがまた美しい光景を見せてくれました。



稜線を吹く風が強く、日中はプラス1℃位の気温でしたが外で作業をしていると気温以上に寒く感じました。そして、お昼ごろになると西側の山々には雪雲がかかり、雪が降り出したようでその雪が風に流されこの辺りでも雪がちらちらと舞いました。



西側から黒い雪雲が流れてきていましたが、裏銀座の山々がそれをせき止めてくれたおかげで東側は晴れていました。合戦尾根のダケカンバの幹の白さは今日は光の加減がちょうどよかったせいかとてもきれいでした。



夕方になるとこの辺りでも雪が降り出してきました。玄関前も薄っすらと白くなりました。明日は日中でも氷点下の予報となっています。11月とは思えない暖かい日が続いていましたがどうやらこれも今日で終わりのようです。
河地

穏やかな一日。
2018/11/11


5時20分過ぎ、東の空はオレンジ色へと変わり出します。今日も晴れの一日となりました。遠くには富士山が見え、だんだんと星が見えなくなってくる頃、東の空には金星がひと際明るく輝いていました。


昨日に続き、風も弱く穏やかな一日となりました。日曜日とあって日帰りの方で日中は賑やかになりました。小屋周りに雪はほとんどなく、一瞬今が11月であることを忘れてしまいそうでした。



槍穂高など3000mを超す山々は真白ですがそれより標高の低い山々は雪はかなり解けてしまったようです。この周辺で営業している小屋は燕山荘だけとなったので稜線を歩かれる方も非常に少なくなりました。なお、大天井岳まではすでに冬ルートに変えてあります。


今日の日中はまさに小春日和といった感じで、日が当たる所ではぽかぽかと暖かく、外作業もはかどりました。いつもならこの時期の外作業は凍えながらとなるものですが、今年の11月は今のところ冬が足踏みをしているような状態です。



明日は少し天気は下り坂に向かうようで午後になると西の空から雲が多くなってきましたが、南東方向にある富士山はきれいに見えていました。こういう景色を見ると天気は西から変わってくるのだと改めて感じるものでした。


その雲のお陰で赤く染まる美しい夕焼けを楽しむことが出来ました。暖かな11月が続いていましたが明日以降気温は下がってくるようです。
気が付けば燕山荘の営業も残すところ、あと2週間となってきました。
河地

小春日和。
2018/11/10


今日も気温が高めな一日でした。朝のうちはガスに包まれ、展望はありませんでしたが10時位になると西側からガスが取れ出し、きれいな青空が広がってきました。今日の日中は風も弱く、太陽の陽射しがぽかぽかと暖かく、まさに小春日和の一日でした。



山の上は天気が良かったのですが、東側には終日ガスがかかり続け、麓では曇り空の一日となったようでした。そのため、上まで上がって来られた方々はこの青空に大変喜ばれていらっしゃいました。また、このような天気の時はブロッケン現象が見られることも多く、長い時間この白い虹を見ることが出来ました。この虹は太陽が沈む直前まで楽しむことが出来ました。


燕岳方面も雪はすっかりなくなってしまい、写真だけを見るといつの季節の山なのかわからないかもしれません。夕方、西日を受ける燕岳がとてもきれいでした。




今日の夕焼けショーはとても素晴らしいものでした。日が沈む頃になるとガスが動き出し、そのガスに夕日があたり、刻々と様子が変わっていきました。その一瞬しか見られない光景を目に焼き付けようと多くの方々が夕日を眺めていらっしゃいました。それにしても久しぶりい美しい日の入りでした。


暖かな一日でしたがさすがに日が沈むと氷点下へと変わっていきました。日が沈んで暗闇が広がってくる中、わずかに残るオレンジ色の光の中、三日月が輝いていました。暖かい日が続いていましたが、明日以降、再び寒い日が続きそうです。


今月の16日まで夕食時には鍋まつりと称して、日替わりで鍋を振舞わせて頂いています。日に日に寒くなっていきますので、どうぞこの鍋で温まって下さい。
河地

暖冬?
2018/11/09



昨日から11月とは思えない暖かさが続いています。今日は前線が通過するため朝から不気味な雲が見られました。天気が崩れる前の朝焼けというのは不気味ですが、真っ赤に染まることもあり、今日もそうですが美しくも感じます。


日の出が終わった後、雲はさらに多くなっていきましたが、その雲の隙間から差し込む光がとてもきれいでした。


9時頃からは雨となり、終日降ったり止んだりでした。今回の前線が通過した後は再び気温は下がるようですが、今年も暖冬となるのでしょうか。燕山荘周辺には雪はほとんどありません。


11月9日現在 登山道の様子

登山口あたりの木々はすっかり葉を落しています。今は宮城のゲートあたりの紅葉がきれいです。


登山道上に雪はなく、枯葉の上をカサカサと音を立てながら歩くのもこの時期ならではの楽しみかもしれません。合戦小屋は土日だけの営業となっておりますが休憩スペースはいつでもご利用いただけます。


合戦の頭


燕山荘直下
日影部分には雪が氷上になっている所が数か所あります。ツルツルで非常に滑りやすくなっていますので慎重に歩いてください。不安な方は軽アイゼンがあるといいと思います。ただ使う所はほんのわずかとなっています。
河地

空の変化。
2018/11/08


日の出前のほんのり色づき始めた時間でしたが星がきれいに見えていました。真夜中はもっときれいだったことでしょう。この時期は雪を目当てに来られる方も多いですが、星の写真を撮りに来られる方も多いような気がします。



昨日もそうでしたが朝は濃い雲海で、一日中雲海の上にいるようでした。富士山がぽっかりと浮かびあがり、日の光を受け、さらに美しく大きく見えました。



11月に入ったのにとても暖かく、雪はどんどんなくなってしまい燕岳にはほとんど雪はありません。裏銀座の山々の雪もだいぶ減ったような気がします。しかし、槍ヶ岳は白さを残し、冬へ加速しているような感じです。


今日は大天荘スタッフが11月3日に営業を終え、小屋を閉めてみんな下山していきました。お天気も良く、ぬかりなくしっかりと仕事を終えてきたといった感じで笑顔で下っていきました。事故・ケガ無く、無事にシーズンを終え、本当にお疲れさまでした。
(並んでいる影は見送る燕山荘のスタッフです。)
稲垣

立冬。
2018/11/07


今日は立冬です。山の上はすっかり冬になっていますが、ここ数日は寒さも緩んで朝でも氷点下1度くらいにしかなりません。先日のマイナス9度の寒さがありましたが季節が逆戻りしたような日が続いています。






今日は雲海がきれいな一日でした。高瀬側にも雲海がびっしりと入り、その奥に見える槍ヶ岳や裏銀座の山々はまるで海の向こうにある山のように感じました。この雲海は長い時間消えることはなく、素敵な景色を楽しませてくれました。


反対の東側も今日は雲海が取れることなく広がり続けていました。今日は西にも東にも雲海があり、雲上だけ晴れているようでした。こんな時はちょっと得した気分にもなります。


11月の平日ともなれば、晴れていても登って来られる方は少なく、静かな山を楽しむことが出来ます。今日は立冬ですが太陽の光にはぬくもりを感じ、風も弱く穏やかな一日でした。


夕方になると再び、高瀬渓谷に雲海が入りました。今日は雲海を一日中楽しむことが出来る一日でした。
河地

雨の一日。
2018/11/06



11月に入ったのに気温が高めな日が続いています。そのせいか今日も降る者は雪ではなく雨でした。燕山荘周辺では雪はかなりなくなりましたが、それでもカチカチつるつるになっている所が若干残っています。今週はこの時期としては気温が高い傾向にあり、季節が少し逆戻りしてしまったような感じがします。



そして今日もライチョウが小屋の近くにやってきました。今日はなんと8羽もいました。恐らく2家族が一緒になっていたのでしょう。だいぶ体が白くなったライチョウたちですが雪がないと逆に目立ってしまいますね。


連日、小屋閉め作業を進めています。喫茶サンルームも今は3分の2は倉庫となっています。あと3週間あまり時間があるようでありません。毎日少しづつ作業を進めています。作業をしながら営業しているのでご迷惑をおかけしますがご理解の程をお願いします。
河地

最終へり。
2018/11/05


夜明け頃、東の空を見れば細くなった月が輝き、その下には雲海が広がり、有明山の頭だけが見えていました。街灯りが見えないのでいつもとは違った感じの夜明けでしたが人口の光が全く見えないこういう景色もまたいいものでした。


そんな静かな夜明けでしたが、太陽が昇ると雪で白くなった槍ヶ岳が紅く染められとてもきれいでした。先日、隣の大天荘も営業を終え、山がなんだか急に静かになってしまったようです。しかしその分、山々がより一層美しくなったような気がしました。



日中はきれいな青空が広がり、気温もプラスまで上がりました。ここ数日の晴天で燕山荘周辺の雪はかなり解けました。それでも日影部分には雪が残っているようで注意が必要です。



今日は今シーズン最後のヘリコプターによる物資輸送の日でした。今シーズン全ての物資輸送が無事に終わりほっとしています。今の時代、ヘリコプターなしでは考えられません。今シーズンもたくさんの荷物を運んでくださった東邦航空の皆さんありがとうございました。燕山荘はまだ3週間ほど営業がありますがこの後の荷物の上げ下げは人力になります。こんな時はヘリコプターのありがたさを感じるものです。


そして、ヘリ荷を片付け終わる頃には気づけばすでに太陽は沈んでいました。ちょうど太陽が沈んだと思われるあたりから一直線に光が伸びていました。これは太陽柱というのでしょうか、それとはちょっと違うような気がします。あまり、見かけない光景でした。



今日はスタッフ5人が小屋閉めを前に勤務終了で下山していきました。山小屋で長く働いているとたくさんの出会いがある一方別れもあります。やはり別れは寂しいものですね。寂しくなりますが残った我々で小屋閉め迄
しっかりと燕山荘を守っていきたいと思います。
河地

雪ではなく雨へ。
2018/11/04



天気はちょっとづつ下り坂へ向かっているようで雲の多い朝を迎えました。ただ天気が下り坂へ向かう時は冷え込みは緩く、氷点下になりましたが先日よりも寒さは緩いものでした。今朝は意地悪な雲があってなかなか太陽が顔を出しませんでしたが、その雲の脇から差し込む光が雲を赤く染め、とてもきれいでした。


皆様が出発される頃、裏銀座の山々は早くも雪が降り出してきました。するとそこにはきれいな虹が現れました。下山される皆様にはいいプレゼントとなったようです。



下山される皆様で朝の玄関前はとても賑やかでした。こういった賑やかさを見るのは随分と久しぶりのような気がします。また、半数近くの方が軽アイゼンやチェーンスパイクなどを着けていらっしゃいました。積雪が少なく雪がツルツルになっている時にはこのような装備は有効かと思われます。


9時を過ぎると昨日大天荘にお泊りになられた方が続々と戻っていらっしゃり、再び賑やかになりました。大天荘も営業を終え、これから北アルプスは静かになっていきます。なんとなくさびしくなりますがこれからはもしかしたら白銀の世界を楽しめる美しい光景に出会えるかもしれません。自然環境が厳しくなればなるほど、美しさは増していきます。



天気はどんどん下り坂へと向かい、午後になって空から落ちてくるものは雪ではなく雨でした。そんな中、2羽の雷鳥が玄関前へとやってきました。燕山荘周辺では夏以降、雷鳥をみかけていなかったのでここで雷鳥に出会うのは随分と久しぶりでした。それも白い部分が多くなっていました。小屋の周りで木の枝をついばんだ後、どこかへ消えていきました。また、そのうち会えるでしょうか。楽しみが増えました。
河地

晴れた文化の日。
2018/11/03


11月3日の文化の日は晴れの特異日となっています。その言葉通り、晴れの一日となりました。


ただ槍方面にだけは雲がかかり、その雲は終日同じような位置にかかり続けました。いつもと違った感じの雲の付き方で普段とは違った光景を見ることが出来ました。



晴れの週末とあって山には賑わいが戻ってきました。寒さも今日は幾分和らいで日中はプラスの気温になり、風の当たらない日当たりのいい所では外でのんびりと過ごされる方も多くいらっしいました。隣にある燕山荘グループの大天荘は今日で営業が終了となりますが北アルプスのほとんどの小屋も同じように営業を終えます。北アルプスも静かになっていきます。燕山荘はあと3週間ほど営業しているので、冬へと変わっていく山の変化を楽しむことが出来ます。


槍ヶ岳は時々雲の切れ間から姿を見せることはありましたが、同じような雲がずっとかかっていました。その雲の変化を見ているのも楽しいものでした。


夕方になって気温は氷点下になってきました、先日ほどの冷え込みはないもののやはり寒いものですね。それでも星空がきれいなので皆さん外で星空を楽しまれる方も多くいらっしいました。
燕山荘の営業も残り3週間となり、雪対策や小屋閉め作業を加速していきます。生ビールやケーキは営業最終日まで販売する予定ですが、喫茶スペースは順次縮小していきますのでご了承ください。
河地

快晴。
2018/11/02


先日までの寒さはピークを越したようで、マイナス9℃を体感した後の今朝のマイナス6℃はあまり寒く感じませんでした。そして、日の出前にまず目にするのが松本平の夜景の奥に見える富士山です。今朝は空気も澄んで街の灯りがいつも以上に明るく見えました。


日の出は6時3分位になってきました。そして、日が昇ると雪で白くなった山々がピンク色に染まり出します。雪のある時期ならではの美しさです。


先日までの寒さでもう溶けないと思っていた雪も昨日と今日の気温と日差しでだいぶ少なくなりました。しかし、日影部分は雪が残っていて人が歩いて踏み固められたところはツルツルになっている所もあります。特に富士ベンチと合戦小屋の間がそのような状況になっているようです。不安な方は軽アイゼンがあったほうがいいかと思います。靴も夏用より冬用の方が適しているものと思われます。



今日の日中は風も弱く、気温は0℃近くまで上がり、日差しの下では暖かく感じました。明日はさらに寒さが緩みそうです。とはいっても朝晩は氷点下になりますので、手袋、帽子、防寒具等お忘れなく。


この陽気に誘われてか2日間ほど姿をみなかったイワヒバリも玄関前へやってきて、気持ちいいのかピーピーと鳴いていました。


隣の大天井岳にある大天荘も明日が営業最終日となります。登山道の様子については大天荘のブログをご覧ください。



この時期としては暖かな一日でしたがやはり夕暮れ時ともなると急に気温が下がって氷点下となります。日の入りは16時45分頃です。夏に比べ、行動できる時間が短くなってきていますのでご注意を。


今日は新しい発電機がやってきました。ヘリコプターの荷揚げにはもってこいの天候でした。山小屋に大きなものを上げるというのは非常に大変なことと改めて感じました。

この週末は天候に恵まれ、久しぶりに賑やかとなりそうです。ただ、山の上はもう冬に入りつつありますので、装備、計画等はしっかりとお越しください。
河地

美しい冬景色。
2018/11/01


今朝はマイナス9℃まで下がり厳しい冷え込みとなりました。しかし、昨日までは西の空には黒い雪雲がかかり続けていたのですが、今日はきれいに晴れ渡っていました。日の出前、西の空は薄っすらピンク色に染まり、その下にある裏銀座の山々は数日前とはまったく違い、すっかり冬の装いとなっていました。





数日ぶりに姿を現した槍ヶ岳は真っ白で冬の装いへと変わっていました。そして、太陽が昇ると雪で白くなった峰々が紅く染まり、とてもきれいでした。マイナス9℃の寒い中でしたが、この息を飲むような美しい光景が一瞬だけ寒さを忘れさせてくれました。しかし、このくらい冷え込むとニット帽をかぶり、手袋をして、冬用のアウターを着込んでちょうどいいくらいでした。


今日のような美しい景色を見るにはダウンなどの保温性の高い防寒着があるといいですね。



昨日まで強かった風は今日は収まり、また日差しもあって暖かく感じました。とはいっても最高気温はマイナス1℃くらいでした。


数日ぶりに姿を現した立山もすっかり冬の装いへと変わっていました。

合戦尾根の雪の情況ですが、雪は第3ベンチ上あたりから出てきます。富士見ベンチから合戦小屋下辺りでは雪が凍ってツルツルになっている所が何か所かあるので軽アイゼンくらいあるといいかと思います。靴も夏靴より冬靴の方が底が固いので、そのような箇所は適しているかと思われます。標高の高い所はすっかり冬の装いとなってきました。
河地

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北アルプス燕岳(2,763m)の山小屋燕山荘のスタッフがリアルタイムでその日の出来事をお伝えしています。

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