北アルプス表銀座の山小屋/燕山荘グループのWEBサイトです

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燕山荘

燕山荘スタッフブログ

燕山荘 スタッフブログ

寒い。
2018/10/31


この秋一番の寒さの更新です。今朝の玄関先の温度計はマイナス8.7℃を示していました。いくらストーブを焚いてもなかなか温まりません。
夜明け頃東の空が紅くなりだし、富士山も見えていたのでご来光を期待していたのですが、西から黒い雲が流れてきてあっという間に何も見えなくなってしまいました。今回の寒気は今日あたりがピークのようです。それにしても寒い朝でした。








この連日の寒さで先日に出来た霧氷や岩氷は三日たっても落ちずに残っています。今日で10月も終わりになりますが、つい一月前は紅葉がきれいだったのに、今はもう冬の入り口へと入ってきています。時の流れの早さを感じます。


毎日少しずつ降る雪が積もって、小屋の周りではところによっては真っ白になってきました。この気温では雪は解けずに残っていきます。


今日も冬型の気圧配置で東側の安曇野側は晴れ、遠くまで見えているのに西側の山々には雪雲がかかり、時々、その雲がこちらに流れてきては雪がちらちらと舞うという一日でした。


そして、大天井岳も一時だけでしたが、見ることが出来ました。燕山荘まではまだ、ピッケル、アイゼンは無くてもいいのですが、大天井岳方面へ向かわれる方は、軽アイゼンはあった方がいいかと思います。連日のこの気温では雪は解けることなく残ることでしょう。そして、人が歩いたところはツルツルになっていることかと思われます。

この寒さもだんだんと抜けていき、週末あたりは寒さも緩みそうです。しかし、今日は寒い一日でした。

河地

冬型の気圧配置。
2018/10/30



今朝も雪がちらちらとしていましたが、9時過ぎより天気は少し回復してきました。気温が低く風が強いこともあって山荘周辺の雪は風で飛ばされてしまい積雪はあまりありませんが、日に日に雪は増えていっています。




そしてガスが切れて東側が開けてくると霧氷の付いた美しい合戦尾根が見えてきました。その奥に見える安曇野の里山は今、紅葉が見頃といったところで、冬と秋の二つの色の対比がとても綺麗でした。雪が本格的になる前のいまの季節は秋と冬の季節を同時に楽しむことが出来るいい時なのかもしれません。




今日も東側は晴れ、西側は黒い雲に覆われ対照的でした。冬型の気圧配置になった時、寒気がそれ程強くなければ燕岳は晴れることが多いですが、これからの季節天気予報を見る際には安曇野市の天気だけではなく大町市の天気も参考にされると良いかと思います。安曇野市が晴れ予報でも、大町市が雨予報の場合は、登山口が晴れでも燕岳の上部は天気が悪いことがあります。天気を把握してそれに見合った装備をお持ちになることが大切になってきます。
今日現在、合戦尾根を歩くにはまだ、アイゼン、ピッケルは必要ではありませんが、第3ベンチあたりから、雪を踏むことになります。
また、気温が非常に低く、ここしばらく、温度計はプラスをを示すことがありません。手袋も厚手の方がいいかと思います。
河地

東は晴れ、西は雪。
2018/10/29




今日は朝から濃いガスに包まれ強い風吹いていました。その風に混じって雪が降り玄関前は少し白くなりました。また、このガスが気温が低いため岩や木々にびっしりと付いてエビのしっぽとなり真冬のような光景がみられました。実際に本当に寒い一日で気温はプラスになることはありませんでした。


しかし、午後になるとガスの切れ間から燕岳が姿を現す時もありました。西側の斜面の木々にはところによって霧氷が着いて白くなっている所もありました。




西側の空は黒い雪雲に覆われていましたが、街ンおある東側は太陽の光も当たっていて、実際はどうかは分かりませんが、とても暖かそうに見えました。合戦尾根は風向きの影響なのでしょう、南側の斜面の木々にはびっしりと霧氷が着いていました。
今日は西と東、上と下では全く異なる天気で、街は晴れた秋の一日でも山の上は厳しい冬の天候でした。



ガスの切れ間から見えた、聖高原はいい紅葉がきれいなようで、美しい秋色の山肌へとなっていました。うまいことにちょうどそのあたりにだけ太陽の光があたっていました。

明日は冬型の気圧配置となるようで厳しい寒さが続きそうです。これからの季節、街の天気と、山の天気は大きき異なることが多くなります。登山が楽しいものであるためにも、しっかりとした装備、ゆとりのある計画でお越しください。

河地

美しい霧氷。
2018/10/28


今朝は冷え込みました。玄関先の温度計はマイナス6℃を示し、この秋一番の冷え込みとなりました。夜明け前、街の灯りの向こうには富士山がきれいに見えていました。その手前の木がいつもと違って白く見えていました。


非常に寒い朝でしたが、きれいに晴れ渡り、薄明の中、昨日の降雪でより一層白くなった槍ヶ岳が浮かび上がっていました。



日の出前から美しい景色が広がり、寒いのを忘れてカメラ片手に小屋周りをうろうろしていると6時過ぎ、太陽が顔を出し始めました。


そして日が昇ると周りのやまやが太陽の紅い光に染められていました。




今朝は霧氷がとてもきれいでした。夜明け前に富士山の写真を撮った時、木が白く見えていたのは霧氷が着いていたからでした。霧氷が着いて白くなった草木は朝日に照らされると太陽と同じ色へと変わり、より一層美しくなりました。もう、霧氷が楽しめる季節になってきたのですね。久しぶりに興奮を覚えた朝でした。


水源地から眺める燕岳


ここ燕岳周辺では雪はまだありませんが、2900mより高い山はすでに白くなってきていて、標高の高い所から冬がやってきています。ここ燕山荘でも水のポンプアップが凍結により困難となってきたので、今日水源地の閉め作業を行ってきました。営業はあとひと月ほどありますが、この後はタンクに貯めた水だけでやっていくことになります。節水にご協力お願いします。


この時期毎年恒例のそばまつりをおこないました。今年もヒュッテ大槍支配人の井村が本日ご宿泊のお客様に手打ちそばを振舞いました。
河地

前線が通過して。
2018/10/27


前線が通過する前は燕岳では雪ではなく雨が降っていました。気温は1℃台と非常に冷たい雨でした。


10時くらいになってくるとその雨も止んできて雲の切れ間から大天井岳が姿を現すようになってきました。ここでは雨だったものが200mほど標高の高い大天井岳では雪となったようでした。大天荘周辺の積雪状況については詳しくは大天荘のブログをご覧ください。


そして、裏銀座の山々も時々顔を見せてくれました。こちらは面白いことに野口五郎岳だけ白くなっていました。風向きの違いなのでしょうか。



前線が通過する頃は非常に強い風が吹きましたが、その後は天気は回復してきて、東側はきれいな青空が広がりました。そして、群馬県や埼玉県などの遠くの山々まできれいに見えていました。しかし、気温は下がり出し、風が強いこともあって非常に寒く感じる一日となりました。


一方、東側の空は黒い雲に覆われていました。恐らく次にみられる立山や槍ヶ岳は真っ白になっているのではないでしょうか。
今のところ燕岳周辺では積雪はありませんが隣の大天井岳周辺では積雪となっているようです。装備等に不安な方はお気軽に小屋にお問い合わせください。秋から冬へと変わっていく今の時期は日毎に山の状況は変わっていくので最新の情報を得てお越しください。そろそろピッケルアイゼンの出番が必要となりそうです。
河地

周期定期に変わる天気。
2018/10/26



昨日満月の月は朝になっても西の空に明るく輝き、薄っすらと白くなった槍ヶ岳がその月明かりに照らされ、薄明の中、ひときわ輝いてみえました。



今朝もきれいな朝焼けとなり、茶色くなった山肌が美しく赤色になりました。いつも思うのですが日の出は同じものはなく、毎日違った美しさがあります。



今日の日中はきれいに晴れ渡り、日差しの下では暖かく感じました。こんな天気を狙って、今日はペンキ塗りを進めました。寒くなるとペンキ塗りも出来なくなってきます。午前中はまだ良かったのですが、午後になってくると次第に風が強くなってきて、寒さに震えながらの作業となってきました。


紅葉も随分と下へ降りて行ったようで今は大峠の下の斜面がとてもきれいです。今日は一日中作業をしながら美しい景色を見ることが出来、山小屋の仕事もいいものだなと感じる一日でした。


午後になり、雲はさらに増えてきました。明日はどうやら初めのうちは山の上でも雨の予報となっています。そして、前線が通過した後は寒気が入ってきて、厳しい寒さとなります。このような天気の時の登山は低体温症への注意が必要となってきます。無理だけはなさらないほうがいいかと思います。今の時期、雨に濡れると体温を奪われ、想像以上に寒いものです。これからの時期、体が濡れるという事は最も警戒しなければならないことです。急いで登って大汗をかくのも雨に濡れるのと同じことです。
河地

晩秋と初冬の間。
2018/10/25


登山口辺りでも紅葉が見頃を少し過ぎたといった感じで晩秋の気配が濃くなってきています。第1ベンチ下のカラマツの黄葉が今とてもきれいです。このカラマツは5月の新緑もきれいですが秋のこの色もいいですね。


合戦小屋を過ぎて少しすると槍ヶ岳が見えだしてきますが、先日の雪で白さを増していました。


三角点より見る燕岳


槍から穂高にかけての3000mを超える山々はだいぶ白くなってきました。今日はきれいな青空が広がり、空気は冷たくとも日差しは暖かく、絶好の登山日和となりました。恐らく街ではまだ紅葉も始まっていない所も多いことでしょうが燕岳に登れば紅葉と白い山の両方を楽しむことが出来ます。


やはり夏のようにもう賑やかになることはありませんが、連日晩秋の燕岳を楽しみにお客様は登って来られます。山の上では季節の変化を一足早く体感することが出来ます。それも登山の楽しみのひとつかもしれません。



今日の夕景は高瀬渓谷に雲海が入りとてもきれいでした。17時前には樅沢岳あたりに太陽は沈んでいきました。それにしても日の入りが早くなってきましたね。外作業が出来る時間も限られるようになってきました。連日少しづつですが冬支度を進めています。今日のように天気がいいともう少し作業を先延ばししてもいいのかなと思ってしまいますが、突然冬はやってくるのでセオリー通りに作業を進めていかなければなりません。



今日は満月。月明かりがとてもきれいです。
河地

雪から晴れへ。
2018/10/24

昨夜の雨は夜中のうちに雪に変わったようで、朝起きると薄っすらと白くなっていました。午前中はガスに覆われ、どんよりとした感じでした。気温もそれほど低くはなかったので、雪はみるみる解けてしまいました。


お昼を過ぎた頃から急にガスが抜け、青空が見え隠れし始めました。皆さん突然の出来事に慌ててあっちこっちとシャッターを切っておられました。


ガスが抜け、見えてきた裏銀座の山々の上の方は白くなっていました。下の方はまだ紅葉しています。


今朝の燕山荘玄関前の様子


気付けば玄関前には雪はほとんどなくなり、誰かさんの作ってくれた雪だるまも小さく傾いていました。


日の入 16時58分
もう17時前です。この時間になるとさすがに氷点下近くになり、写真を撮るのもかなり寒いです。


日が沈んだと思えば、今度は反対の東側からはお月様が上がってきました。写真を撮られる方はさぞ忙しかったことでしょう。

日の出こそありませんでしたが、午後からはお天気の変わり方が目まぐるしく、なんとなく慌ただしい一日となった気がします。
稲垣

雲の演出。
2018/10/23


秋の天気は周期的に変わっていきますが、今日は天気は下り坂に向かっているようで雲の多い朝を迎えました。こんな時は気温の下がりは緩くなるので寒さのあまり厳しくない朝を迎えました。そして、雲が多かったことにより、その雲が朝日に照らされとてもきれいなものでした。



晩秋の時期、朝焼けが紅いと山肌の茶色がとてもきれいな色に染まります。今日はそんな朝でした。


日中は風も弱く、穏やかな一日でした。残り2回となったヘリコプターの荷揚げも順調に進みました。今日上げたものは来年の春の燃料などがメインとなりました。燕山荘の営業もこれであとひと月となり、早くも来シーズンの準備が始まり出しています。



日中はきれいな青空が広がっていましたが、次第にレンズ状の雲が多くなり、上空の風が強いことがわかりました。ちょっと恐ろしような雲でしたが、これが美しくも感じました。


西の空はどんどんと雲がやってきていたのですが、東の空は晩秋(初冬?)の暖かな光があたり、とてもきれいでした。太陽が傾きかけてくると山の陰影がよりはっきりとして、これもまたきれいでした。紅葉も随分下まで下がったようで、大峠あたりのカラマツが黄金色に輝いていました。


夕方になりさらに雲は多くなってきました、浅間山の上あたりから明後日満月を迎える月が顔を出してきました。今日は珍しく氷点下にならない夜を迎えています。そして雪ではなく雨がパラパラと落ちてきました。
河地

好天続く。
2018/10/22


日の出もすっかり遅くなり、夜明けが始まって東の空の色がオレンジ色に変わり出す時刻も5時位と夏に比べれば随分と遅くなってきました。今朝はすっきりと晴れ渡り、美しい夜明けで一日が始まりました。


このところ朝は連日の氷点下。すっかり寒くなりました。その分、日の出が見られれば凛とした美しい朝焼けを見ることが出来ます。ここ数日、好天が続いています。


先日の雪はほとんどなくなってしまいましたが、谷筋には所々残っています。秋枯れの山肌の色に白い部分が混じり出し、季節が冬へと近づいていることを感じます。


ヘリポート下にあるナナカマドの実も日毎に落ちていき、少なくなっています。いつもならこの実を求めてライチョウがやってくるのですが今年は現れません。めがね岩近くでの目撃情報は多くあるのですが。


今日の日中はきれいに晴れ渡り、本当に気持ちの良い一日でした。空気はひんやりと冷たいのですが日向では寒く感じることもなく、外のベンチでゆっくり過ごされる方も多くいらっしゃいました。


穂高連峰


立山・剣
北アルプスの山々は3000mを超える山でもまだ積雪はあまり多くはないようです。富士山や甲斐駒や北岳などの南アルプスの山々はここから見ても頂上付近は白くなっていました。


今日の夕方はちょっと珍しい光景を目にすることが出来ました。日が沈む頃、雲が厚くなってきて夕日は見られませんでしたが縦走路を東から西へといつもと逆方向へ雲が流れ、なかなか素敵な光景でした。
好天は今日までのようで明日の午後からは雪の予報も出ています。秋は周期的に天気は変わっていきます。
河地

雪は解けて。
2018/10/21


積雪のあった今朝は白くなっている部分が多いため、夜明け前がいつも以上に明るく感じました。昨日は天気が悪かったにも関わらず、テント泊の方が意外と多く、白い雪面の中、カラフルなテント村となっていました。



そして、今日は天気がとても良く、期待通りの美しい日の出で一日が始まりました。長野県は盆地が多く、その盆地には霧というか雲海が入っていて、より一層美しい朝の光景を演出してくれました。この雲海は日が昇るにつれて消えていきました。


昨日は天気が悪かったのでほとんどの方が下山前に山頂を目指されました。街に比べ随分早い雪に皆さんたいへん感動されているようでした。


槍・穂高など標高の高い山はもっと白くなっているかと思いましたがそうでもありませんでした。立山など北部の山もあまり白くなっていませんでした。それより富士山や南アルプスなど南の山の方が白くなっていました。


今日は非常に天気のいい一日となりました。気温は低かったのですが日差しの下では暖かく感じました。太陽の光が暖かく感じるようになってきました。



この日差しで雪はほとんど解けてしまいました。ただ、日影部分などには残っている部分があるのでご注意下さい。夏でもそうですがスニーカー等は登山には不向きです。


西日に照らされる燕岳がとてもきれいでした。この写真を見ると昨日雪が積もったとは思えないことでしょう。本格的な降雪はもう少し先になるかもしれませんが、天気予報で雨マークの時はどっと雪がふってもおかしくない季節になっています。山の状況を知りたい方は気軽にお問い合わせください。事前に山の状況を知っておくことが大切な季節になってきています。


日の入は17時位になってきました。やはり日が沈むと気温は急激に下がってきます。今日も氷点下の夜となります。今夜は13夜の月が美しく見えています。明日の朝はぐっと冷え込みそうです。
河地

晩秋と初冬の間。
2018/10/20



ここ数日、連続して雪が舞っていましたが、昨日降った雪は今朝になっても残っていて、真っ白とまではいきませんが白くなっていました。この雪面が朝日をあび、とてもきれいでした。季節は晩秋から初冬へとすっかり入れ替わったようです。


朝のうちは天気は良かったのですが、その後再び雪が降り出してきました。そして、みるみる地面は白くなってきました。



この雪は16時位まで降り続きましたが、薄っすら白くなった程度でした。ただ氷点下と気温が低いので解けることなく残ったようでした。まだ、アイゼンやピッケルがいるような積雪量ではありませんが、滑りやすい所が多いので注意が必要です。アイゼンが使えないような少ない雪の時は意外とスリップによるけがが多いので慎重に歩かれるといいかと思います。


明日の午前中は今日以上に厳しい冷え込みとなりそうなので、この雪は残ってしまうかもしれません。ただ、その後は気温も上がりそうなので雪が解けてしまいそうです。


天気が回復すると槍ヶ岳も姿を現して来ました。ガスが面白い具合にかかり、いつもの槍ヶ岳とは違った感じに見えました。槍の穂先と独標がまるで別々の山に見えてきました。


皆さんの服装もダウンやニット帽、手袋とすっかり冬の服装に変わってきています。それもそのはず、今日はプラスの気温になることはなく一日中氷点下でした。


日の入時刻もどんどんと早くなってきています。恐らく、明日辺りから16時台へとなっていくのではないでしょうか。この時期は朝早すぎると気温が低く、地面が凍結していたりするので夏のような早い出発がいいとばかりは言えません。状況によっては遅い出発の方が安全な場合もあります。しかし、日の入りは短くなっているようで行動できる時間は夏に比べるとぐっと短くなっていることを念頭において計画や行動することが大切になってくるかと思います。山はもう初冬です。
河地

突然の吹雪。
2018/10/19


今日は天気予報で午後は雷があるかもしれません。と言っていましたが朝から雲の感じがなんとなく変な感じだったので、午後は気を付けた方がいいなと合戦小屋の上まで登山道整備に出かけました。


合戦尾根から眺める燕岳は茶色一色となっています。その手前にあったナナカマドの紅い実がいいアクセントになっていました。


三角点の少し上にあるお褒めの松と呼んでいるカラマツはとてもいい色具合でハイマツ帯の中にあって、その木だけ浮かび上がっているように黄金色に輝いていました。



作業前


作業中
合戦小屋から少し上がったところの登山道が雨水にえぐられ、それがどんどんとひどくなってきたので今日はそこを直しに行ってきました。もう少しすれば地面もカチカチに凍ってしまい登山道整備が困難になってきます。今日は作業中は半袖でもいいくらいでした。


合戦小屋


作業を終え、燕山荘に帰ってくる頃に雷鳴が聞かれるようになった途端、突然の猛吹雪となり、地面がみるみる白くなってきました。夏の雷雨も今日のように急に冷たい風が吹き出した時にやってくることが多いのですが、今日も恐らくそのような気象状況だったのでしょう。気温が低かったのでそれが今日は雪へとなりました。


そして雪が降り出すと気温も急激に下がってきました。気温が低いので見る見る周りが白くなっていき、慌てて一部に雪囲いの屋根をはめました。



この雪は短い時間で止み、日が沈む頃には夕日に燕岳は照らされていました。今日の雪は晴れれば解けてしまう程度の雪でした。ただ今日のこの突然の雪には少々驚きました。天気予報を見ていると明日もこのように同じ状況になる時間帯もありそうですので注意が必要です。今夜はこの秋一番の冷え込みとなっていてマイナス3℃以下となってきました。明日も寒い一日となりそうです。
河地

薄っすら雪景色。
2018/10/18



昨日は燕岳周辺でも小雪が舞いましたが積雪とはなりませんでした。標高の高い山ではどうだったのかと思い、今朝も氷点下の寒い中外へ出てみると槍ヶ岳や水晶岳などが薄っすらと白くなっていました。残念ながら北部の山々は雲に覆われて見ることが出来なかったのですがどうだったのかわかりませんでしたが、北アルプスにもいよいよ冬がやってきました。


今朝も雲に遮られ、ご来光はありませんでしたが雲の間から差し込む朝日が盆地に発生する雲にあたり、それがとてもきれいでした。また浅間山は今日は少し噴煙をあげているようでした。



不思議なことにヘリポート下の数本の木にだけ霧氷が付いていました。ナナカマドにも霧氷が付き、赤と白の組み合わせがなかなかきれいでした。


陽射しのない朝でしたが、雲が様々な演出をしてくれ、笠ヶ岳がいつもよりかっこよく見えていました。



氷点下で寒い朝でしたが、様々な美しい自然現象が見られ、寒さを忘れてあちこちの写真を撮っていました。そんな時、2羽のイワヒバリが玄関前の看板の上にやってきてかわいらしい姿を見せてくれました。恐らく小屋のそばで生まれた子供たちでしょう。いつも毎日のように玄関前にやってきます。このかわいらしい姿に心癒されます。でももう少しすれば下へと降りて行ってしまいます。



今日の日中も小雪が舞いました。こうなると雪への準備を急がねばという気持ちが強くなってきます。夏の間、小屋の各所にしまってあった雨戸をいつでも使えるように移動したり、一部には雪囲いも入れました。これから徐々に営業しながら雪への準備を進めていくので何かとご不便をおかけするかもしれません。燕山荘は11月25日の宿泊までの営業です。
河地

再び小雪舞う。
2018/10/17


今日は雲が多く、ご来光も見られませんでした。あきらめムードの中、日の出時刻を少し過ぎた6時過ぎから雲が切れだし、燕岳が姿を見せてくれました。


そして、ガスが縦走路を東から西へと流れていくその奥には槍ヶ岳も姿を現してくれました。いつもとは違った感じの風景がかっこよく見えました。



その後は次第に濃いガスに包まれ、展望はなくなってしまいました。そして、雨ではなく雪がちらちらと舞いだしました。気温は2℃位あり、地面に落ちるとすぐに解けてしまうものでしたが枯れた植物の上には所々積り、すっかり花の季節を終えた草花に再び白い雪の華を咲かせていました。


小雪舞う寒い一日でしたが、10月も半ばを超えてきたので小屋閉め作業を進めないわけにはいきません。今日はテント場のトイレを閉じました。これ以降、テント泊の方は小屋のトイレをご利用いただくことになります。


夜になると晴れてきれいな星空が広がってきました。玄関前に立ち、南の空を見ればちょうど半分になったお月様とその左には赤く輝く火星、右側には夏の星座のいて座やさそり座がきれいに見えていました。今夜も氷点下の夜となります。
河地

美しい朝焼け。
2018/10/16


今朝も氷点下となり、朝起きて最初にするのストーブに火を付けるのがこの頃に日課となってきました。まだ街の灯りが残る頃、東の空の色が変わり出してきたので、外へ出てみると昨日初冠雪した富士山のシルエットがきれいに見えていました。



雲が結構多かったのでご来光は見えないものと期待していなかったのですが見る見ると空が紅く染まり出し、感動的な朝焼けショーとなりました。


その赤い光に晩秋の燕岳も照らし出されきれいでした。



午前中は雲が多かったのですが、お昼ごろには5℃位まで上がり、ここ最近では暖かく感じました。登ってくる方は少なくなりましたが、ちらほらと登ってくる方はいらっしゃって晩秋の燕岳を楽しんでいらっしゃいました。


紅葉もすっかり終わり、山肌は茶色一色となっています。この山肌の色が白くなるのもそう遠くはないのでしょうか。


午後になってくるときれいな青空も広がり出しました。


日中は比較的暖かかったので水のポンプアップも順調に進みました。しかし、満水とまではならず、明日以降の気温をみているとちょっと心配になってきます。


北燕岳周辺の緑ロープを回収しました。このロープのおかげでコマクサの数はぐっと増えました。しかし、冬の間強い季節風によりロープが揺られると地面をえぐってしまうため、この時期にいつもこの作業を行っています。ついこの間までは多くの人で賑わっていたのに今はとても静かです。ロープの回収をしながら夏の賑わいを思い出していました。
河地

鉛色の空。
2018/10/15


10月半ばになって季節が一気に進んだようで寒い日が続くようになってきました。今日も氷点下の朝を迎えました。日の出は雲に遮られ、ほんの少し東の空が明るくなる程度でした。太陽の光があれば寒くてもなんとなく暖かい気分になるのですが、この天気ではより一層寒く感じてしまいます。


ちょうど日の出頃、富士山の姿を霞んだ空の中に見ることが出来ました。すると頭の部分が白くなっていました。恐らく初冠雪なのでしょう。どうやら北アルプスより富士山の方が早かったようです。



午前中は鉛色の空が広がり、気温もなかなかプラスまで上がらず、見た目とも寒々しい午前中でした。こんな寒い日が続くと凍結や雪対策を急がねばと焦ってきます。


午後になって青空が見られるようになり、気温も4℃位まで上がってきました。そして、このところよく見られるのですが今日もブロッケン現象が見られました。ブロッケン現象は夏に多く見られ、この時期に見られるのはちょっと珍しい気がします。また、今日見れたブロッケンは全身が写る大きなものでした。


毎年この時期になるとこの角度からの燕岳の写真が多くなります。これは水源地へ向かう途中からのものです。凍結により、水のポンプアップがうまくできなくなり、度々水源地へと向かうことになるからです。今日は14時過ぎ何とか水が上がってくれて一安心。この先の気温を見ていても水の確保がだんだんと難しくなっていきそうです。改めて水の大切さを感じます。


寒くてもやはりきれいな景色を見たいものですね。夕暮れ時沈む夕日を見ながら外で過ごされる方もいらっしゃいました。夜も星空がきれいです。これを楽しむにはしっかりとした防寒着が必要ですね。
河地

小雪舞う。
2018/10/14


今日は雲多い一日でした。その雲の隙間から太陽の光が所々差し、下へと降りて行った紅葉した斜面を照らし出し、それがとてもきれいでした。


週末を終え、人の流れは再び少なくなり、しみじみとした秋を味わうにはちょうどよかったのではないでしょうか。


日中は今日も寒く、最高でも4℃位でした。外にいらっしゃる方も皆さんしっかりと着込んでいらっしゃいました。寒い割にはもくもくとした雲が沸き上がり、夏のような雲でちょっと不思議な感じがしました。


午後になると黒い雲が西から流れてくるようになったと思ったら短い時間でしたが空から白いものがちらちらと舞い降りてきました。すぐに止んで積もるようなものではありませんでしたが、今日のような気温であれば降るものは雨ではなく雪になります。


雪が降ったと思ったら今度は日が差し、目まぐるしく天気が変わる一日でした。夜になって外に出てみるとすでに霜が降りていてベンチは真っ白になっていました。連日書いていますが、山の上の気候はすでに街の冬と同じようなものです。防寒着、手袋等お忘れなく。また、日没も早くなってきていますので夏山感覚での登山は危険です。とにかく気温が低いので山の難度はワンランク上がったような気がします。
河地

すっかり寒くなりました。
2018/10/13


寒い朝を迎えました。玄関先の温度計はマイナス2度を示し。水溜まりにはしっかりとした氷が張っていました。また。朝のうちは雲で日差しが弱められ余計に寒く感じました。もう秋ではなく冬ですね。


その後はきれいな青空が広がって日差しの下では暖かく感じ、太陽の光がありがたく感じました。



週末にようやく晴れ空となり賑やかになりました。秋らしく、うろこ雲も広がり、きっと気持ちのいい登山が出来たことでしょう。

氷点下になる日が多くなってきました。テント泊の方はしっかりとしたマットと厚めのシュラフがあるといいかと思います。

山の上はすっかり寒くなりました。
河地

寒気が入ってきて。
2018/10/12



前線が通過して朝には雨が上がっていて、やがて青空が見えだしてきました。うろこ雲が広がり、これからどんどん天気が良くなっていくと思うとなんだか嬉しくなってきました。


しかし、思った程天気は回復せず、稜線の東半分は濃い霧に覆われていました。こんな時は白い虹が見えることがあるのでもしやと思い、太陽が姓になる見えそうな位置へと移動すると思った通り、白い虹を見ることが出来ました。


前線が通過してすぐに冷たい空気が入ってくるわけではないので、午前中はさほど厳しい寒さではありませんでした。日射しがあって暖かいうちにと飲料水を溜めるタンクの掃除を行いました。これからは寒くなるので小屋の中に水を蓄えていく必要があります。


今日の日中は思った程天気は回復しませんでしたが、夕方になって急に視界が広がってきました。午後になり気温はどんどんと下がり出し、18時頃には氷点下となりました。寒気が入って来たようです。この秋一番の冷え込みではないでしょうか。とにかく寒くなりました。もう晩秋ではなく初冬といっていいのかもしれません。



寒さは厳しかったのですが今日の夕焼けショーはちょっと感動を覚えるくらい美しいものでした。皆さんダウンやニット帽、手袋などを身に着けてこれを楽しんでいらっしゃいました。


日が沈んだ後の小焼けも雲が紅く染まり、久しぶりに素敵な日の入りとなりました。
この数日で気温は一気に下がりました。日中でも一桁、朝晩は氷点下の気温です。防寒具、手袋、ニット帽などお忘れなく。
河地

冷たい雨。
2018/10/11


今日は冷たい雨の一日となりました。気温が一桁台の雨というのは本当に寒く感じるものです。また、風もやや強く吹いていっそう寒い一日でした。大天荘までを断念してここに宿泊された方もいらっしゃいました。これからの時期稜線歩きは慎重にならなくてはなりません。ヘリポート下のナナカマドの実の赤色が美しく感じる一日でした。この実をライチョウがよく食べに来るのですが、今年も見られるのでしょうか。



山荘のそばにあるカラマツの黄色がガスで真っ白な中輝いているように見えました。


こんな天気でしたが、ガスが風で飛ばされて燕岳が姿を見せてくれることもありました。明日は冬型の気圧配置となってかなり寒くなりそうです。そろそろ水をポンプアップするのに苦労する頃となってきそうです。それに備えてて小屋の中に水を溜める準備を進める一日でした。そろそろ冬支度を本格化させる時期となってきたようです。今日の気温と冷たい風がそう言っているように感じました。
河地


次第に雨へと。
2018/10/10



昨日までの晴天と違い、少し雲の多い朝を迎えました。でもその雲が朝日に染まりきれいでした。また、気が付けば太陽が昇る位置が浅間山より随分と離れていました。この太陽が昇る位置も季節の進み具合を教えてくれます。


そして、燕岳の上にうろこ状の雲が広がり、その雲が美しい光景を造り出してくれました。



雲が美しいのは良かったのですが前線が近づいてきているようで、これらの雲はその天気が下り坂へ向かっていくことを知らせてくれるものでもありました。


雲の様子は刻々と変化していき、お昼ごろには西の空には灰色の雲が現れ、ちょっと恐ろしくもあり、見方によっては美しいと思える光景でした。


この天気が崩れる前になんとかヘリコプターによる物資輸送もギリギリセーフといったところで終了しました。今シーズンのヘリの荷揚げもあと2回となりました。今の時期、荷揚げしているものはすでに来年の燃料などです。


午後になって雨は本降りへとなっていきました。合戦尾根のダケカンバはすっかり葉を落としているようです。白い幹が目立つようになってきました。すっかり晩秋の光景です。この雨のあと気温はまたぐっと下がりそうです。もしかしたらまた雪が見られるかもしれません。一雨ごとに秋は深まっていきます。
河地

晩秋を満喫。
2018/10/09




今日も秋晴れが続きました。こうして晴天が続くのは随分と久しぶりのような気がします。そして、今朝もきれいなご来光となりました。昨日と同じように雲海が広がり、ご来光をご覧になられている方々の姿を後ろから見るとまるで海から昇る太陽を眺めているかのように見えました。今朝も本当にきれいなご来光でした。


朝日に照らされる燕岳は昼間とはまた違った表情を見せてくれます。

槍ヶ岳も朝日に美しく照らされました。この槍ヶ岳の東鎌尾根の上部にある燕山荘グループのヒュッテ大槍は今シーズンの営業を終えました。営業を終える小屋がだんだんと増えていくので縦走される方は下調べが大切になってきます。そういう意味でも宿泊予定の山小屋にはご予約を入れられるといいかと思います。

晴天が続いていることもあって平日の割には人の流れが多い一日でした。日中気温が低くても日向では暖かく感じるので外ベンチでゆっくり過ごされる方も多くいらっしいました。

現れる雲も秋の雲で山の晩秋を満喫できる一日でした。

日中、稜線の東側には夏のようなガスが湧いていました。そのガスが秋枯れのダケカンバの木々にまとわりつく様子は秋らしい趣のある光景でした。

太陽が傾くとやはり気温は急に下がってきます。夕日を見ていらっしゃった方々は寒い寒いと小屋へと戻っていらっっしゃいました。体が寒さに慣れていない今の時期は気温以上に寒く感じることでしょう。秋は日に日に深まっていきます。
河地

秋晴れ。
2018/10/08


昨日に続き秋晴れの一日となりました。この連休に登って来られた方はきっと秋山を満喫出来たのではないでしょうか。例年なら水道の凍結に苦労するのですが、今年は気温が高く、その心配はなく、随分と助かりました。そんな今朝は日の出前に東の空には明日新月を迎える細い月が雲海の上に輝いていました。



今朝は雲海がとてもきれいで久しぶりに美しいと感じる朝でした。こんな素晴らしい雲海は山に登ってこそ見られる光景です。



そして、朝の山荘周りは多くの方々で活気づいていました。縦走される方は少なくなってきて、のんびりと過ごされる方が多く、午前中はとても賑やかでした。こんなに天気が良ければ恐らく下山するのも名残惜しかったことでしょう。



今日本当に素晴らしい秋晴れの一日でした。恐らくこの秋一番の天気と言ってもいいような一日でした。


夕方になってもこの気持ちい天気の中、外で過ごされるお客様は多くいらっしゃいました。今日で体育の日の連休は終わりとなりますが、初日の台風のことなどすっかり忘れてしまうくらい今日の天気は本当にいい天気でした。


日の入はガスに隠れてしまいましたが、幻想的でこれもまた美しい日の入りでした。明日も好天が予想されます。秋晴れって本当に気持ちのいいものですね。
河地

秋晴れの連休中日。
2018/10/07


昨夜は非常に強い風が吹きテントを壊されて小屋へ逃げ込んでくる方が多くいらっしゃいましたが、大きな被害もなく、朝になると風もだいぶ収まっていました。そして天気も回復してきれいな街の灯りが見えていました。


昨夜の強い風で合戦尾根の木々の葉っぱの多くは飛ばされてしまったようで、ダケカンバの白い木の幹がより目立つようになりました。この晩秋の光景も紅葉の時期とは違った美しさがあります。強風により空気中の塵が飛ばされ空気も澄んで、この光景がより一層美しく見えました。


日中はまだ台風のもたらした湿った空気が残っていたせいか、2800mより高い所には雲がかかり続けていました、が燕岳周辺は晴れとなっていました。


昨日とは違いテント場は賑わいを見せました。連休中日の今日は日程を今日に変えられる方も多く、昨日より賑やかとなりました。


今日は寒くもなく登山をするにはいい陽気となりました。スタッフの数も少なくなってきて、忙しい一日でしたが登山を楽しまれているお客様の笑顔が何よりも良かったです。登山をされる方のお役に立つことが僕たちの仕事だと思います。


いい天気の一日となりました。今年の秋はとにかく天気が悪かったのですが今日明日の天気がいいことにちょっとだけ救われたような気がします。
秋のこの光景は今しか見られないのですから。
河地

またもや台風の週末。
2018/10/06


週末しか山に行けない方にとってはつらい週末が続きます。またもや台風がやってきてしまいました。しかし、今回の台風は当初の予報より離れた所を通るようになってきて、今朝はきれいな月と夜景を見ることができました。


台風が近づいた時の朝焼け、夕焼けは普段見ることができない程美しくなることがありますが、今朝も美しいものでした。それに、台風に向かって暖かい空気が流れたため寒さも緩んで、この美しい朝焼けショーを見るにはもってこいでした。



そして、天気の大きな崩れもなく、終日、晩秋の美しい光景を見ることが出来ました。

台風を避けて、山に来られる方は少なくなってしまいましたが、雨が降ることもなく、また寒くもなく、外で過ごすにはちょうどいい気候でした。


いつもの週末ならテント場はお昼にはいっぱいになってしまうのですが、さすがに今日は静かです。


夕方になって風が非常に強くなってきて小屋もガタガタと揺れるようになってきました。今夜は風の音で落ち着かない夜となりそうです。明日は天気は回復して晴れとなりそうですが、倒木などの被害がないといいのですが。今年は台風による倒木が多く出ています。この台風が過ぎた後は木の葉もさらに落ちてより晩秋の光景へと変わっていることでしょう。
河地

深まる秋。
2018/10/05


紅葉はどんどん下へと降りて行っています。登山口辺りでも葉っぱの色は変わってきています。第一ベンチ辺りではオオカメノキの紅い葉っぱがとてもきれいです。


今日は雲海となりましたが、第二ベンチを過ぎるとその雲海の上に出ることができました。雲海の雲と紅葉した木々の組み合わせも趣があっていいものでした。雲が多く日差しのない一日でしたが、秋の静かな登山道を歩くのは賑やかな夏の登山道を歩くのとは違いこれもまたいいものでした。


スイカの販売が終わった合戦小屋では今お汁粉を販売しています。こちらも好評です。


合戦の頭より少し上がったところにあるカラマツはまだ黄葉が始まり出したところといった感じです。周りのダケカンバは葉っぱを落し始めていますがこちらはこれからがきれいになっていきます。


稜線近くはすっかり晩秋の景色です。


ナナカマドも赤い実だけになっています。


今日の天気予報はあまりいいものではなかったのですが、雨が降ることもなく、この時期としては気温が高めでまずまずの登山日和といった一日でした。風も弱かったので山頂までの稜線をのんびりと散策される方も多くいらっしゃいました。


改修前


改修後
山頂直下の登山道の痛みが激しいので今シーズンはちょことちょこと回収作業をおこなっていますがここだけではなく改修の必要があるところがたくさんあり、なかなかすべてをやるというわけにはいきません。歩きにくい所もあるかと思いますが少しづつ治していきたいと思います。


今日は槍の穂先には終日雲がかかり続けました。今回の台風は明日の夜がこの地域への最接近となりそうです。大きな被害が出ないことを祈ります。
河地

ゆっくりゆったり。
2018/10/04


平日なのでお客様も少なく、時間がゆっくり過ぎているようでした。
紅葉も下へ下へとゆっくりと降りて行っています。


待望のご来光は雲の隙間が紅くはなったものの太陽は出てくれませんでした。
しかし、一日を通して、なんとなく雲は多かったものの景色は見渡せ、気温も低いわけではなく、昨日の秋晴れとは逆にこの感じが心地よく感じられる一日でした。





燕山荘は玄関を入ると一番目につくのが売店です。他の山小屋に比べるとTシャツ等品揃えも多いと思います。特に女性のお客様はお買い物もそうですがただ見ているだけでも楽しいようです。品薄になっている商品もありますがTシャツはまだまだ色もサイズも選べます。試着も出来ます。
燕山荘に登って来たからこそ楽しめる時間です。
稲垣

秋晴れ、快晴。
2018/10/03


今朝は冷え込みは若干緩んで氷点下とはなりませんでした。それでも寒いには違いない朝となりました。今朝の日の出は雲海が広がり、朝日が昇るとその雲海が照らされ雲の凹凸がはっきりとわかり、美しい光景が広がりました。


朝日が昇るにつれて山肌にも日差しがあたりだし、その刻々と変わっていく光景を見ているのはなんとも美しく、素敵な時間に違いありません。



今日はヘリコプターによる物資輸送の日でした。真っ青な秋空にヘリの機体がとてもかっこよく見えました。今日は水を溜めるタンクが上がってきました。10月になると凍結により水揚が困難になってきます。水が上がらないために水源地まで足を運ぶ日が多くなります。こうして水を溜めるタンクが届き、貯水量が増えることは非常にありがたいことです。


今日の日中も太陽の光が降り注ぎ、外でゆっくりされる方も多く秋晴れの気持ちいい天気の一日となりました。


午後になって雲が多くなってくると西の空には幻日が見られました。


秋になってくると日の入時刻がどんどんと早くなってきます。太陽が西の空に傾いてくると山の陰影がはっきりとしてきていつも見える山々が普段よりかっこよく見えたりもします。


日の入前の燕岳もまたそうです。


今日の日の入はおもしろい雲があったおかげで、また高瀬渓谷に雲海が入り、なかなかいい日の入りでした。今日のような秋晴れの日に登山をされた方はきっと秋山が好きになられたことでしょう。本当に天気の良い一日でした。
河地

初雪。
2018/10/02


昨夜から寒気が入ってきて気温もぐっと下がり、夜中には少し雪が降ったようでした。積もるというような雪ではありませんでしたが、場所によっては白くなっている所がありました。これが恐らく燕岳の今シーズンの初雪でしょう。10月に入った途端一気に季節は冬へと進んだようです。


日が昇る頃になっても西からはどんどん黒い雲が覆いかぶさってきましたが、その隙間から美しいご来光を見ることが出来ました。


今日の合戦尾根の様子


今日は昨日の強い風もおさまり、気持ちのいい秋晴れの一日となりました。こんな日は外作業も心地よいものです。朝晩は寒いですが日中は少し動けば汗ばむほどです。



この秋晴れに誘われて平日の割には賑やかな一日となりました。テント泊の方も結構いらっしゃいました。ただだいぶ寒くなってきているので、テント泊の方は冬用のシュラフでもいいかもしれません。寒くて寝られなくて小屋泊に変えられる方もいらっしゃいます。あとしっかりとしたマットも重要になってきます。


秋晴れの気持ちのいい天気の一日でしたが午後になってくると稜線の東側が夏のようにガスに包まれてしまいました。


こんな時にはしばしばブロッケン現象が見られることがあります。燕岳は夏から秋にかけてブロッケン現象が見られることが多いです。
夕方になり雲が多くなってきました。そのせいか昨日よりも若干冷え込みが緩むようです。今夜は水道の凍結の心配もなさそうです。明日も秋晴れが期待できそうです。
河地

台風一過の秋晴れ。
2018/10/01


台風24号は燕山荘の東側を通過していったのでこの周辺では燕山荘には大きな被害はありませんでした。ただ中房線では一部崩落があり、しばらくの間、夕方18時から翌朝6時まで夜間通行止めとなりますのでご注意ください。台風が過ぎ、吹き返しの風が今日一日残りましたが台風一過の秋晴れの一日となりました。


台風の風で葉っぱもだいぶ落ちたようで合戦尾根のダケカンバの白い幹がだいぶ目立つようになってきました。今日は空気が澄んで安曇野の街もくっきりと見えていました。街でもだいぶ涼しくなってきたのではないでしょうか。山の上は涼しいというより、もう寒くなってきています。


小屋の近くのカラマツも黄葉が始まってきています。


今日の晴天を利用して屋根のペンキ塗りを行いました。しかし、16時を過ぎると気温は急激に下がり出し、作業は終了となりました。これからの季節外作業が出来る時間も短くなっていきます。秋の夜は日に日に長くなっていきます。


夕方になると西から黒い雲がどんどん流れだしてきました。まるで雪が降り出しそうな感じでした。そして雲の切れ間から差し込む光がちょうど紅葉のきれいな所にだけあたり、そこだけ明るく浮かび上がり、とてもきれいでした。


19時を過ぎると気温は氷点下となってきました。夜景はきれいなのですが風も強く非常に寒い夜なのでシャッターを押すと慌ててストーブの灯る暖かい小屋へと戻りました。今日から10月ですが山の上はもう東京などの冬と変わらない気温となってきています。



秋の企画として喫茶サンルームでケーキフェアを開催中です。ケーキセットご注文のお客様はケーキのおかわりが200円です。フェア期間中は通常よりもケーキの種類を少し増やしています、もちろん定番人気のケーキもあります。燕山荘では食欲の秋も楽しめます。
河地

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北アルプス燕岳(2,763m)の山小屋燕山荘のスタッフがリアルタイムでその日の出来事をお伝えしています。

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