県は12日、県内全域にインフルエンザ注意報を出した。9日までの1週間に県内80の定点医療機関が届け出た感染者数は1定点当たり11・51人で、注意報を出す基準の10人を超えた。注意報発表は昨年より1カ月ほど早く、感染者数は前週の3・70人の3・1倍と急増。県内全12保健所管内別では、飯田が32・71人と警報の基準30人を超えた。
3~9日に県内定点医療機関が届け出た感染者数は計921人。保健所管内別の1定点当たりでは、飯田が前週から29・42人増、上田が6人増の16・75人、諏訪が10人増の13・83人と続いた。休校は小学校1校、学年閉鎖は保育施設や小中高校など計10施設、学級閉鎖は計21施設だった。
一方、同期間に届け出た新型コロナウイルスの1定点当たりの感染者数は0・37人減の3・05人。保健所管内別では飯田が最多の7・14人、続いて木曽が7・00人、長野が4・20人だった。
百日ぜきも同期間の感染者数が18人と例年より多い水準が続いており、県は手洗いやマスク着用など感染予防を呼びかけている。