こんにちは、歯科医師の山口です。
この半年間東京の銀座にて「JIADSのペリオコース」で歯周治療について学んできました。「JIADS」の研修コースでは、アメリカのDr.Nevinsらの臨床歯周病学・補綴学の考えに基づき、予後のより確実な治療結果を得るためにはどのように患者様に治療をすべきか、また「永続性」「予知性」「清掃性」のコンセプトに基づいた治療法を学ぶ事を目的としたスタディーグループです。


歯周病は歯周ポケット内に細菌が増殖して感染する事で進行していく病気です。30歳以上の80%以上の方が歯周治療にかかっていると言われている程の病気にも関わらず、症状がでにくいという所が最も怖い所です。

歯周病が進行してしまい歯周ポケットが深くなると、中の細菌が取り切れなくなることがあります。そんな時に「外科治療」を行います。今回はその「外科治療」に重点を置き勉強してきました。
科学的根拠を持って治療を行い口腔内で清掃しやすい環境作り、安定した口腔内を作る事が必要だという事を今回の講習にて学ぶ事ができました。
私自身、治療後何十年も変化がない症例を見て、衝撃を受けました。私たちだけが歯周病の治療を行っても良くなりません。日々の歯ブラシに加え、定期的にメンテナンスを行っていく事が重要になります。
ご心配な事があるようでしたら、どんな些細な事でも構いませんのでご相談下さい。