7月1日から営業が始まりますが、現在の登山道の状況をお伝えします。
小屋の周りもまだまだ雪があり、槍沢のルートもかなり下の方から雪渓上を歩くようになってます。
槍沢の雪渓。まだまだべったり埋まっています。

槍沢からヒュッテ大槍へ直接登るルートも埋まっています。上部はこんな感じでかなり急斜面です。
同じ場所から下を見た様子。踏み跡はないです。
殺生ヒュッテから大槍へのトラバースのルートは雪の斜面を切ってますので、大槍へお越しの際しばらくは、槍沢を一度殺生ヒュッテまで上がってから、このトラバースルートを通って来ていただくことをお勧めします。

東鎌尾根の西岳方面は、大槍から少し下ったカブリ岩付近が埋まっていて急斜面のトラバースになっています。このすぐ先にも毎年大きく雪渓が残る場所がありますし、他にも埋まっているところがあると思われますので、一般的に縦走できるようになるのはもう少し先です。順次雪渓はルートを切っていく予定ではありますが。

小屋開けを手伝い？に来てくれた燕山荘OBの池田さん。男手たいへんありがたかったです。

井村

22日に入山して、営業の準備をしてます。
去年の小屋開けの時はほとんど雪は無かったのですが、今年はまだまだ小屋周りの除雪をしているところです。



昨日は小屋に入ってから初めて雨が降って、やっと「水」にも困らなくなりました。できればもう少し雨がつづいて欲しいところではありましたが、今日はまた前線が下がったので朝から晴れました。
雨上がりで景色はきれいです。


夕方も雲が赤くなりました。


今シーズンも、どんな景色に出会えるか楽しみです。

井村

今シーズンの入山も近くなってきたので、６月３日・４日で様子を見に行ってきました。

河童橋の近くから定番の写真ですが、前日の降雪で稜線が真っ白に輝き、新緑とのコントラストがきれいでした。

徳沢付近も新緑がまぶしく、清々しい感じです。

ババ平からは沢を埋めた雪渓の上を歩きます。

槍沢上部は上高地の新緑とは別世界の、広い雪の斜面です。

小屋から見た南岳から穂高にかけての稜線と、槍沢。

当然ですが小屋もこんな感じで埋まっています。
去年とは違い雪が多いので、今度小屋開けで入山してからしばらくは、除雪の日々になりそうです。


井村