北アルプス表銀座の山小屋/燕山荘グループのWEBサイトです

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燕山荘

北アルプス 大天荘

大天荘 スタッフブログ

営業前夜。
2017/06/30

さかきです。


明日は7月1日、2017年シーズンの大天荘営業開始となります。
代表電話(090-8729-0797)は、明日から開通致します。
なお、ご宿泊される方は、お一人からでもご予約して頂けると助かります。燕山荘のホームページよりインターネット予約が可能となっています。電話は煩わしい・・・という方、24時間対応ですので、是非ご活用頂ければと思います。電話での予約は従来通り承っております。


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歴代2つの看板がここ大天荘にはあり、いずれも様々な歴史を刻んできている大事なものです。
明日からこの看板を再び掲げるわけですが、この看板に恥じることのない、お見えになる登山者一人一人におもてなしを差し向けられるよう努めていきたい、営業前夜にして改めて思うところです。



改めまして今シーズン、燕山荘グループの一つであります大天荘、お引き立てを賜りますようお願い申し上げます。




ちなみに、
今日は梅雨空に戻りました・・・


まだ蕾。
2017/06/29

さかきです。


梅雨の中休みは今日も続きました。

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▲大天井岳と大天荘
あさってから営業開始を目前に、雨が降らないうちに準備すべき外作業、今日も急ピッチで進めたところです。


ということで、今日はなかなかシャッターを切る機会が無い中、ここ数日気にかけていた、ある花の生育状況を、夕方チェックしに、ほんの少し小屋を抜け出しました。
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そう、コマクサです。まだまだ葉っぱだけの株ばかりが目立つ中、蕾をつけた一株をようやく発見。ここ大天井岳周辺の本格的な開花ラッシュは、7月半ばに入ってからでしょうか。


さぁ、明日も営業準備に精を出すことにします。




営業準備。
2017/06/28

さかきです。


営業開始まであと3日。
徐々に館内の体裁を整えはじめています。

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本館に影響を及ぼしていた残雪処理も数日前にめどがつき、ようやく越冬対策で昨年小屋閉め間際に施したサポート、緩み始めた所から徐々に外せるまでに至ってきました。また、本館とトイレを繋ぐ簡易連絡通路の施工にも着手。事故怪我のないように、明日以降も急ピッチで営業準備進めていく予定です。



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▲夕方の大天荘
ちなみに今日の空模様は、梅雨の中休みではありましたが、晴れるわけではなく、どんより曇り空、時折霧に覆われたりといった具合。


・・・といった今日一日でした。

夏道開通。
2017/06/27

さかきです。


本日、大天荘直下の夏道が開通となりました。

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 ▲スコップで作業中の図
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燕山荘方面からの縦走路を経て、切通分岐からトラバースして大天荘に登り上げる夏道、例年通り2ヶ所程の雪渓が残っていますが、スコップでL字状にカッティングしましたので、基本アイゼン等無しで登り下りできる状態としました。途中赤旗も立てましたので、迷うことはないかと思われます。
とは言っても、道を外れますと、まだまだ数百メートルに及ぶ雪渓ゆえ、くれぐれも転倒・滑落のないよう、慎重に通過願います。



さて、今日はこの夏道の開通の他、午前中はヘリコプターの空輸作業がありました。
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SA315Bラマ(SA 315B Lama)の勇退から数年、今ではすっかり空輸のメイン機体となっている「アエロスパシアル式AS350B3エキュレイユ」。今シーズンもお世話になります。



・・・と、午前中はヘリコプターの空輸に支障のない、今日も梅雨の晴れ間となりました。
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     ▲槍ヶ岳
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 ▲剣・立山連峰方面 手前 高瀬ダム
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 ▲裏銀座の峰々
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 ▲常念岳方面
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 ▲大天井岳直下に咲くミヤマキンバイ
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 ▲夏道脇に咲き乱れるキバナシャクナゲ
この一週間程は、適度なお湿りもあったため、今日のように晴れ間がのぞき、陽が照れば、花は鮮やかさが際立ちます。



まだ、営業開始ではありませんが、まだ当分大天井岳周辺の人通りはまばら。道中ゆっくり静かに花を観賞しながらのこの時期の縦走もまたよし!です。




逃した夕焼けは大きい・・・
2017/06/26

さかきです。


絶好の機会を逸してしまいました。今先ほどの夕景、大天井岳山頂で見られたら、どんなにすごかったことか・・・

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▲槍ヶ岳
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▲燃える大天井岳(大天荘前から)
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▲高瀬の雲海の先、剣・立山連峰
まだ今シーズン始まったばかりでこんなこと言うのも何ですが、恐らく数本の指に入るくらいのいい夕焼けだったことでしょう。作業に夢中で、気付いたら窓越しの空、真っ赤ではないですか。急いで靴履いて外に出たものの、とても山頂までは間に合いそうもなく、テント場辺りで右往左往。撮れるだけとった結果が、上の3枚でした・・・


ということで、今日は再び梅雨の中休み。
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▲槍・穂高連峰
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▲大天井岳と大天荘
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▲燕山荘方面
やや雲は多めでしたが、その隙間から差し込む陽ざしは、暑かった・・・
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この陽気で午前中から除雪作業や布団干し。長靴履いてのこの時期の除雪作業は、体全体が汗ばみます。ちなみに、この除雪場所は本館の屋根。木造の建物ゆえ、真上からの雪の重みはなんとか凌げても、横から加わる重みには弱い、つまり今本館の建物は、歪んでいる状態で、それを何とか一日も早く解消してあげなくてはなりません。
しかし、この汗ばむ陽気も手伝って、何とか屋根の際を全て出すことができたので、とりあえず一安心。この屋根の上に乗っかっている雪も無くなれば、小屋は徐々に起き上り、館内の開かない扉等が開くようになってくるんです。



さて明日はヘリコプターの空輸作業。今のところ明日も梅雨の中休み続きそうです。


無事フライトなることを願いつつ、除雪での心地よい疲れを癒す、“缶ビール”で一杯といきましょうか・・・



肩すぼめるミヤマキンバイ。
2017/06/25

さかきです。

※今朝、長野県南部を震源域とする地震がありましたが、ここ大天井岳はじめとする北アルプス南部一帯においては、今のところこの地震による支障等の情報は入ってきておりません。

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 ▲霧雨に咽ぶ大天荘
今日は風こそほとんど無かったものの、終日雨が降ったり止んだり。梅雨本来の空模様といったところでしょうか。
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今大天荘の周りは、ミヤマキンバイが一斉に咲き出したところですが、今日の陽気で少し肩をすぼめたよう。我々人間と一緒、今度晴れた日には、眩しい陽ざしを思いっきり花びら全開で浴びる様が見てとれるでしょう。


・・・と、今この界隈で見ることのできる花の種類にはまだまだ限りはありますが、咲き出したものばかりで、フレッシュ、色鮮やかです。昨日の写真ではありますが、東天井岳までの道中で咲いていたものを何点か。
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 ▲イワウメ
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 ▲ミネズオウ
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 ▲オヤマノエンドウ
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 ▲ウラシマツツジ
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 ▲ホシガラス
最後は花ではありませんでしたね。里にたくさんいるカラス達も、この子くらい愛嬌があるといいのに・・・見るたびにそう思います。姿形こそやや大きいですが、じつにかわいい鳥です。


ヤマテンの予報ですと、この稜線界隈は明日明後日、梅雨の中休みになるようです。


本館周りの残雪の処理を一気に進められたらと思いますが、どうなりますか・・・



2017年、大天荘始動。
2017/06/24

約半年ぶり、この大天井岳の地に戻ってまいりました、大天荘 榊(さかき)です。

我々小屋開けスタッフは、去る6月20日に入山し、7月1日(土)からの営業開始に向け、日々準備に勤しむ毎日を送っています。ようやくインターネット環境が整い、本日よりのブログ再開となりました。

2017年シーズン、改めましてよろしくお願い致します。

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  ▲大天井岳(6/20表銀座縦走路より)
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  ▲槍・穂高連峰(6/20大天井岳山頂より)
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  ▲大天荘と大天井岳(6/22)
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  ▲大天荘と常念岳(6/20)
ご覧のとおり、今年は小屋周り含め、所々の登山道にはしっかり残雪があります。従いまして、今しばらく燕山荘から縦走される際、最後の大天井岳への登りは、冬ルートとなります。切通分岐からの夏ルート(トラバース)は、営業開始までには開通させる予定です。
なお、燕山荘~切通分岐も所々夏道と冬道の混合になりますこと、予めご承知おき願います。
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特に、大下りの頭を下った後の数百メートルは、上の画像のように残雪上を歩きます。


一方、大天荘から常念岳方面は、東天井岳を回り込むところに、目立った残雪があります。
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要所に赤旗等を立ててあります。通過の目安にしてください。

取り急ぎ燕山荘~大天井岳~東天井岳の登山道状況をお伝えしました。この時期の残雪状況は、日々刻々変わります。その都度このブログ上で近況アップ致します。




今日の最後は、この方のご登場で締めくくり。
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日中、外作業をしていて、ふと視線を下に向けたら・・・わかりますか?
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雷鳥です。小屋の目の前で堂々と砂浴びを数十分しておりました。


今年も、一羽でも多くの雷鳥達に出会えるといいですね。


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北アルプス大天井岳(2,922m)まで10分の場所にある大天荘スタッフが目にする自然の息吹をお届けします。

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