北アルプス表銀座の山小屋/燕山荘グループのWEBサイトです

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燕山荘

燕山荘スタッフブログ

燕山荘 スタッフブログ

晴れた。
2017/07/31


待望の晴れがやってきました。前回、日の出を見たのは一体いつだったのか思い出せないほどです。朝のうちは雲やガスに包まれていたのですが、日の出前頃よりそれらが取れ出し、幻想的でかっこいい日の出となりました。感動的な朝でした。




朝のうち、現れた雲は秋を感じさせられる美しい雲でした。この雨続きの間に季節は夏を通り越し、秋になってしまったのではと少々焦りましたが、その後、気温はぐんぐんと上がり、玄関先の温度計は20℃を超え、山としては暑い一日となりました。




そして、この好天のおかげでヘリにより物資輸送もようやくすべてを終えることが出来ました。これで連日の食材歩荷からも解放されました。改めてヘリコプターのありがたさを感じました。気温も上がり、荷物を運ぶスタッフの顔には汗がにじんでいました。この気温と今日の青い空が夏の到来を告げているようでした。




チシマギキョウ
今日の青空には誰もが心が躍り、夏山の美しさを堪能できたことでしょう。夏の中盤に咲く、チシマギキョウもあちこちに咲いていて、空の青色と花の紫色のコントラストがとてもきれいでした。



夕方になると夏らしく、東から南西方向にかけて空には発達した積乱雲がわいてきました。その下では激しい雷雨となっていたことでしょう。



日の出同様、日の入りを見るのもかなり久しぶりとなりました。気付かぬうちに日の入りも少しづつ早くなっていて、18時45分には太陽が周りを茜色に染めながら沈んでいきました。7月の最終日にしてようやく今年の夏がやってきたようです。これからが楽しみですね。
河地

7月ももう終わり。
2017/07/30


いつもの夏なら青空が広がり、夏真っただ中といったところですが、今年は夏らしい日がなかなかやってきません。今日もすっきりしない天気の一日となってしまいました。朝のうち一瞬だけ見えた青空が見えただけでした。



天候はいまいちの日が続きますが、親子で登って来られる方が多くなってきました。天気が悪く、沈んだ気持ちになりがちですが、親子で登山を楽しまれている姿を目にするとなんだかうれしくなってきます。燕山荘ではお子様の登山を応援しています。小学生以下のお子様には登頂証明書をプレゼントしています。



小屋周辺は終日ガスに包まれましたが、少し標高を下げるとガスがなくなり、曇り空ながらも展望は開けていました。どうやら天気が悪いのは2600m付近より上だけのようでした。



合戦小屋のスイカは相変わらず人気のようです。汗をかきながら登ってきて食べるスイカお味は格別なことでしょう。



チングルマ

ウサギギク
咲く花の様子も少しずつ変わってきています。夏の初めに咲く花から、中盤に咲く花へと変わってきました。これらの花の変化を見ていると山の夏の短さを感じます。今は花の種類も多く、一番きれいな季節です。天気が悪くても、花をみているだけでも十分心が和みます。
河地

朝のうちは・・・。
2017/07/29



一体いつになったら夏空はやってくるのでしょうか。もう7月も終わりです。今朝もガスの多い朝を迎え、ご来光を迎えることが出来ませんでした。それでも5時過ぎより、ガスが切れだし、展望が広がってきました。そうなると玄関前はにわかに活気づきます。やはりここからの眺めはとても素晴らしいものがあります。ここ数日、展望が広がらないので、いつもこの景色を見ている僕たちでさえも、この景色を見ていて喜んでいる方の気持ちがよく分かります。




久しぶりに槍から穂高にかけての稜線を見渡すことが出来ました。展望が望めない数日が過ぎた間に山肌の色は濃い緑の夏の色へと変わっていたようです。いつもならこの時期は晴れの日が続き、連日夏山の景色を満喫することが出来るのですが、今年の夏はどうしたことかなかなか晴れることがありません。こんな夏もあるものだと割り切るしかありません。



朝のうちは天気がもってくれて、伸びに伸びているヘリコプターの物資輸送を行うことが出来ました。しかし、この晴れ間も長くは持たず、全てを終えることなくガスに包まれてしまい、中断となってしまいました。明日こそはと願うばかりです。



日中はガスに包まれ、この天気を皆様ご存じなのか7月最後の週末としては人の流れが少なくなりました。しかし、夜になると雲の切れ間から星が見えだしてきました。昼間は天気が悪く、夜は星が見えるという天気がここ3日程続いています。この天気が逆になってくれればいいのですが。夏よ早く来い。
河地

いつ晴れるのだろうか?
2017/07/28


昨夜はきれいな星空も見えていたのですが、朝になってみるとどんよりとした空へと変わっていました。しかし、夜明け前には低い雲の切れ間からは安曇野の街も望むことが出来ました。



今日こそはと期待した天気でしたが、やはり昨日までのような雨が降ったり、ガスが湧いたりの天気となってしまいました。それでも成城学園中学校の皆さんは元気よく、槍ヶ岳を目指して出発されて行きました。ここから槍ヶ岳までは、コースタイムで約9時間くらいと長い道のりとなりますが、成城学園中学校の皆さんは毎年このコースを歩かれています。





日中になると燕岳が姿を現す時間も多くなり、久々に裏銀座の山々も望むことが出来ました。週末が近づいてきたこともあり、玄関前がにぎやかで街に比べて涼しい山の風で涼みながら、楽しいひと時を過ごしていらっしゃいました。しかし、東側のガスが濃く、今日もヘリコプターによる荷揚げは出来ませんでした。そろそろ物資も乏しくなってきて、明日こそ何とか飛んでもらいたいものです。



なかなかすっきりしない天気が続いていますが、花は元気に美しくどんどん咲き出しています。青紫色の鮮やかなチシマギキョウもあちこちで咲き出してきています。咲く花の変化から、季節の進みを感じることが出来ます。山の夏が早くも中盤へと差し掛かったいるようです。



結局今日も昨日と似たような天候となりました。一体いつになったら夏らしい空がやってくるのでしょうか。と思いながら夜外に出て見れば、きれいな星空が広がっていました。なかなか思い通りの天気とはなりませんね。
河地

晴れ間。
2017/07/27


今年の夏は一体どうなっているのでしょう。オホーツク海高気圧が元気なのか太平洋高気圧が弱いのかわかりませんが、夏空がやってきません。今朝も霧雨が降り、皆さん、雨の中、残念そうに下山されて行きました。こんな天気だと当然伸びに伸びているヘリコプターの荷揚げも出来ません。そうなると人力に頼るしかありません。男性スタッフ総出で合戦小屋まで食材を背負いに出かけました。しかし、こんな天気でしたが多くの方が登ってきてくださり、ありがたいことです。




午後になって、急に雲やガスが切れだし、燕岳や青空が広がりました。そうなると急に外にいらっしゃる方々の楽しそうな声が大きくなり、とてもいい雰囲気が広がりました。やっぱり晴れっていいですね。



そして、学生さんたちは夏休みに入ったのでしょう。テント場も多くの学生さんたちで大変賑やかになりました。



日が沈む頃にはまたガスに包まれてしまいましたが、その少し前、太陽の姿をはっきりと見ることが出来ました。久々に太陽の強い光を見ることが出来ました。



天気は一時回復したものの、残念ながらヘリコプターによる物資輸送は出来ませんでした。久しぶりに槍ヶ岳の姿を見ることが出来たのですが、それも長くは続きませんでした。天気予報もなかなか難しいようでコロコロと変わります。明日はいいほうにはずれてくれて晴れてほしいものです。天気が悪い日が続き、ヘリコプターが飛べないとなるとヘリコプターのありがたさを改めて感じます。
河地

久々の山頂。
2017/07/26


今朝も濃いガスに包まれ、ご来光を望むことが出来ませんでした。何日、太陽を見ていないのかわからなくなってきました。それでも皆さんが出発される時間になってくると少しずつ濃いガスも取れてきました。そんな中、成城学園の生徒さんは槍ヶ岳を目指して出発されて行かれました。




そして、しばらくするとガスが取れ、数日ぶりに燕岳が姿を現しました。皆さん、そのタイミングを待っていたようで次々と山頂に向かわれました。こうして雨が続いていた後に見られる燕岳の姿はとても感動しました。




また季節が一歩進んだようです。今までは見かけなかったトンボがたくさん飛び交っていました。どの方向に向けてシャッターを切ってもトンボの姿が写りました。また、様々な虫たちも元気よく、飛び交っていてあらゆる生き物が山の短い夏を精一杯生きているようでした。



雲を通して薄日が差すと気温は一気に上がり、少し動くだけで汗ばむほどでした。コマクサも元気よく咲き誇り、夏真っただ中となってきました。



天気は回復するかと期待したのですが、ガスや雲も多い一日となり、ヘリコプターによる物資輸送は行えませんでした。日が沈む前、短い時間雲を通して太陽の姿を望むことが出来ました。太平洋高気圧が張り出してこなく、夏らしい天気の日がやってきません。今年はいつもと違う夏になるのでしょうか、早く青い空と白い空の夏空が見たいものです。
河地

この雨もそろそろ終わりかな。
2017/07/25



梅雨明け発表後のこの続く雨ふりは、少々残念な気分になってしまいます。一昨日、昨日と登って来られた成城学園中学校と松島中学校はここからの大展望を見ることなく、下山となってしまいました。ぜひともこのここからの素晴らしい景色を見ていただきたかったのですが、天気ばかりはどうしようもありません。それでも下山の際、笑顔で手を降ってくれ「また来ます」という言葉を聞いた時に「また来てね、ここからの景色は本当に素晴らしいんだよ」と思いました。



今日も終日濃いガスに包まれ、雨が降ったり止んだりの天気でしたが、,雨が弱まった時を見計らって、ほとんどの男性スタッフが外に出て、明日のヘリコプターの物資輸送の際、下げる回収物の荷づくりを行いました。これからいよいよ夏山シーズン本番へと入っていき、多くの物資が必要となってきます。明日は天気が回復し、無事ヘリが飛ぶことを祈ります。



小雨の中、この荷づくり作業をしている時、ふと目を下に向けるとシャクナゲの花が雨に濡れながら、美しく咲いているのを見つけました。やく一月前に燕岳への稜線上でシャクナゲが咲いていたのを見つけましたが、ほぼ同じ標高にあるのにこんなにも花の開花が時期が違うというのはちょっと不思議な感じがしました。これはおそらく雪の中から出てくる時期の違いなのでしょうが。天気が悪くとも毎日新たな発見があります。
明日は晴れるといいな。
河地

またもや雨。
2017/07/24


今年の梅雨は前半が雨が少なく、水不足になっていたのですが後半は強い雨が降ったりと陽性の梅雨となりました。各地で水害となるような大雨が降ることも多くありました。長野県も梅雨明けの発表がありましたが、その後、すっきりとしない天気が続き、なかなかしぶとい梅雨となっているようです。昨日、槍ヶ岳を目指して登って来られた成城学園の生徒さんたちはさすがにこの天気では縦走を断念せざるを得ないようでした。それでも小雨となった午前中に元気よく、燕岳を目指して出発していきました。



こんな天気でしたが松本市の松島中学校の皆さんは元気よく登って来られました雨で展望がないのは残念でしょうが、きれいに咲く花々や、街より10℃以上低い肌寒いくらいの山の気温、自分の足で歩いて登った達成感など多くの感動があったことでしょう。小屋に着いた時の生徒さんたちの笑顔がとても素敵でした。



終日、濃いガスに包まれ100mほど先くらいしか見ることが出来ませんでした。そんな中、花を探しながら歩いていると一つだけでしたが早くもトリカブトが咲いているのを見つけました。咲く花の種類は日々変わってきています。



コマクサは今見頃となっています。なかにはこんな立派な株も山荘のすぐ脇で見ることが出来ます。雨で遠出が出来なくても小屋の周りをちょっと歩くだけで他にもたくさんの花があり楽しむことが出来ます。
河地

梅雨へ逆戻り。
2017/07/23



今回のNHKBSの生中継番組は無事終了しました。撮影スタッフの皆さんと最後に全員で記念撮影をしました。一緒に居た時間が長かったのでこれで終わりかと思うとなんだかさみしい気分にもなりました。



梅雨明けの発表があって、晴れの日が続いていましたがスカッと晴れる日はなく、雲の多い日ばかりでした。本当に梅雨は明けたのだろうかと思っていたところ、今日は雨の一日となってしまいました。天気図を見てもとても梅雨が明けたとは思えない配置ですっきりとしない天気が続いてしまいそうです。本当の梅雨明けはちょっとおあずけなのでしょうか。まあ梅雨明けが2度楽しめると思えばそれはそれでいいのでしょうが。




ハクサンチドリ
今日は終日雨となり、展望もほとんどありませんでした。ガスの中、山荘直下のお花畑の黄色い花の色だけが明るく輝いていました。この黄色い花の中心はミヤマキンポウゲです。ちょっと前まで黄色い花の中心といえばシナノキンバイでしたが、シナノキンバイも花びらを落とし始めていて、夏の最初のころに咲き出す花から次の花へと花の季節も進んできています。

夏の山といえども雨が降った日の稜線歩きは風が強かったりすると非常に寒く感じます。時によっては低体温症に陥ることもあります。特に雨の日の稜線歩きは注意が必要で無理だけはなさらないで下さい。
河地

燕岳より生中継。
2017/07/22


日の出は少しずつ遅くなってきて、4時40分過ぎとなってきました。夏はこれからが本番なのですが、太陽の季節の進みは少し先行していて、少しずつ昼間の長さが短くなっていきます。今朝の日の出も雲が多いものとなりましたが、雲の感じが良く、美しい日の出で一日が始まりました。




雲が多かった朝のうちは、太陽の光も少し遮られていたのですが、光線の様子がなかなか良く、夏色の緑となった山肌の色がより一層美しく見えていました。





その後、雲が切れだし、美しい青空が広がっているところもありましたが、空の多くは秋を感じさせられるようなうろこ雲が多く出ていました。なかなかスカッと晴れることがない今年の夏は、一体どうなってしまうのでしょうか。梅雨明け10日といえばもう少し青空が広がることが多かった気がします。



NHKBSの生中継も無事に終了しました。撮影スタッフの方々の皆さんの熱心で真剣な仕事の取り組み方には感動しました。放送終了後の皆さんの充実した表情がとても素敵でした。
河地

夏の空。
2017/07/21


日の出前外にでてみると東の空には月と金星が明るく輝きその上早くもには冬の星であるおうし座やスバルが見えていました。夏が始まったばかりなのに少し不思議な気分になります。




雲海の上から太陽が顔を出す美しい朝ではじまりました。朝の気温は10℃くらいとひんやりとしましたが、その空気が心地よく感じました。





朝のうちは、これが夏の空といわんばかりの青空が広がりました。昨日登って来られた明善中学校と穂高西中学校の皆様はこの青空の中、元気よく下山されて行きました。印象的だったのは「また登りに来ます」と笑顔で手をふってくれる生徒さんが多くいたことです。学校登山を通して、山登りを好きになってくれる子供たちが多くなることをうれしく感じました。山登りってつらいこともありますが、それ以上に多くの感動を得ることが出来ます。



最近、玄関前では巣立って間もないイワヒバリの子供たちが元気よく歩き回っています。まだ警戒心がそれほど強くないのか、僕のそばに寄ってきます。数日前までは親からエサをもらっていたのですが、今日は自分でエサをちゃんと食べていました。元気に育ってくれるといいですね。このかわいらしい姿をみるといつも顔が緩んでしまいます。




明日、NHKのBSの番組内で燕山荘からの生中継があります。この番組制作のためにNHKの方々は何度も足を運ばれ入念に準備をされていらっしゃいました。
NHKプレミアム「にっぽんトレッキング100スペシャル」
7/22 14:00~15:00、18:30~20:00
この時間のどこかで燕山荘からの中継があります。
お時間のある方はぜひご覧ください。
河地

夏ですね。
2017/07/20


いよいよ梅雨も明け、夏らしくなってきました。今朝もご来光を見ようと山荘の東側には多くの方々がいらっしゃって、夏らしい光景となっていました。



昨日から始まった今シーズンの学校登山、オーナー赤沼のホルンの演奏でお見送りです。青空の下、ホルンの音が鳴り響き、なんともいい時間が流れていました。



開成中学校の登山には長野朝日放送の皆さんが同行取材されていました。長野県内の方しか見られないかもしれませんが、「駅前テレビ」という番組で近々放送される予定です。




山肌の木々の緑色は、色濃くなり、すっかり夏の色となってきました。まだ谷筋には雪が残っている所も見られますが、山もすっかり夏色へと変わりました。



今日も学校登山は続き、穂高西中学校と明善中学校の皆さんが登って来られました。自分の足で頑張って登って来た山からの景色、体で感じる空気や風、きっと全てが感動だったことでしょう。


花がどんどん咲き出して、今、燕山荘の玄関先では青紫色の可憐な花のミヤマクワガタがたくさん咲いています。山の花々は短い期間しか咲きませんが、その分美しく輝いています。



午後になると雷雲である入道雲がもくもくと発達してきました。この辺りでは、雨は降りませんでしたがきっとあの雷雲の下では雨となったことでしょう。この入道雲はまさに夏の象徴です。この雲は午後に発達することが多いので、夏山では早出・早着が望ましいですね。



今日の日の入りは雲に霞み、ぼんやりとしたものでしたが外で多くの方々が外でゆっくりとされていて、なんだかとてもいい時間が流れているようでした。梅雨明けの発表もあり、山は多くの人で賑わうようになってきました。いよいよ夏がやってきました。
河地

梅雨明け。
2017/07/19


今朝も肌寒く、雲の多い空となりました。日の出を待つ方は皆さんしっかりと服を着こんでいらっしゃいました。



なかなか真っ青な夏空が一面に広がる日はやってきません。今日の日中も黒い雲が多く見られました。それでも緑の色はどんどんと濃くなっていき、夏が深まっているのを感じます。



週間予報を見ているとこの先晴れマークが続いているのでそろそろ梅雨が明けるのかと思っていたところ、お昼のニュースで長野県も梅雨が明けたことを知りました。ただ天気図を見るとまだ夏の気圧配置とはなっていないようなので、完全に「夏」といった空にはならないのかもしれません。また、北陸地方も梅雨が明けていないようなので、長野県で梅雨明けとはいっても山の上では安定した晴天が続くようになるにはもう少しかかるかもしれません。明日の天気予報を見てもお昼頃、雷の可能性があるようなので注意が必要です。



コマクサはどんどんと咲き出していて、今は見頃となってきています。立秋を過ぎると早くも秋の気配が濃くなってきます。山に咲く花々はその短い夏に精一杯咲き誇っているのでその美しさがより一層際立ちます。



開成中学校


穂高東中学校
学校登山が始まりました。今日は開成中学校、穂高東中学校の2校の皆さんが登ってこられました。東側は夏特有のガスに覆われていたため、ガスの中を登ってくることとなりましたが、小屋より西側は展望が広がっていて、その展望を目にした瞬間の皆さんの笑顔がとても素敵で印象的でした。
明日も2校の学校登山があって、何かとご不便をお掛けすると思いますが、故郷の山を登る学生さんたちをどうか温かい目で見てあげてください。
河地

肌寒い一日。
2017/07/18



今日は夏とは思いえない肌寒い一日となりました。日中の気温は10℃になるのがやっとで黒い雲が広がり、寒々しい光景でした。ダウンを着ていらっしゃる方もちらほら見かけました。北の冷たい空気のエリアに入ったからなのでしょうか。例年この辺りの梅雨明けは、7月の20日頃なのでまだ梅雨が明けなくても特に驚くことではないのですが、今日の肌寒い気温には少々驚きました。




燕山荘直下のシナノキンバイのお花畑が今とてもきれいです。登って来られる方の多くはここで足を止め、花の美しさに感動されていらっしゃいます。また、この近くのテント場下の斜面には気づかぬうちにニッコウキスゲが咲き出していました。次々と花が咲き出し、季節の進むスピードを実感出来ます。ゆっくりなようで実はとても早いものだなと感じます。





午後になると雨が降り出し、遠くで雷鳴が聞こえましたが夕方ごろより青空も見られるようになってきました。ひんやりとした空気が雨でしっとりとして余計に肌寒く感じましたが、雨上がりの風景はやはり美しいものでした。



今日のこの肌寒さに似合う花を見つけてしまいました。トウヤクリンドウです。この花は夏の終わりに咲き出すものであり、こんなに早く咲くのは珍しいことなのですがたまたま一輪だけ花を咲かせていました。



日が沈んでしばらくすると槍ヶ岳の上にある雲がほんのりと赤く染まりました。気温は7℃で風もあり、とても寒い夕方となりました。
河地

花がたくさん。
2017/07/17


ガスの濃い朝となり、日の出は見られませんでしたが6時頃よりそのガスが切れだし、朝日を受けてキラキラと光る松川村や池田町の街並みがきれいに見えました。





日中はこれぞ夏空といった空が広がる訳ではありませんでしたが、展望も広がり、夏山らしく多くの人で賑わっていました。



シナノキンバイ

テガタチドリとミヤマキンポウゲ
咲く花の種類がどんどんと増えてきています。最初に咲き出し始めたミヤマキンバイやハクサンイチゲは花びらを落とし始めたものも出てきましたがそれに代わり、シナノキンバイやテガタチドリ、ヨツバシオガマ、ハクサンフウロなどが咲き始めてきました。青や紫系の花が咲き出してきたことにより、山は色とりどりとなり、短い山の夏が始まり出しました。二枚目の写真のミヤマキンポウゲにはライチョウのものでしょうか、白い羽毛が付いていました。ちょっと面白い発見でした。



ほんの数日前まで雪に覆われていたテント場ですが、雪を砕いたり、このところの気温の上昇により、かなりなくなってきました。これからの夏山シーズン中は多くのテントで賑わいことでしょう。とくに週末はたいへんな賑わいとなり、お昼前にはいっぱいとなってしまうことも多々あります。
花がどんどんと咲き出し、夏が急加速で進んでいるようです。コマクサもどんどんと咲き出してきて、花を楽しむにはいい季節がやってきました。これらの美しい花々を守るためにも登山道やロープからはみ出さないようご協力をお願いします。
河地

ちょっと肌寒い一日。
2017/07/16


連休中日の今日もまだ梅雨の明けきらない空となり、ご来光は望めませんでしたが午前中は曇り空ながらも展望は広がっていました。連休という事もあって、小さなお子様もたくさん登ってきて元気な声があちこちから聞こえてきました。お子様が多くなってくると夏がやってきたのだなと感じます。



今日は日差しがなかったので動いていないと少し肌寒さを感じました。半袖でいる方のほうが少なかったような気がします。最高気温でも10℃を少し超えた程度でした。それでも午前中は雨が降っていなかったこともあり、外のベンチで多くの方が楽しそうな時間を過ごされていらっしゃいました。




午後になってくると天気予報通り、雨が降り出してきました。どんよりとした空となりましたが、コマクサのピンクの色鮮やかさが余計に際立って、美しく見えました。




燕山荘の小屋のすぐ下でライチョウのヒナを見つけました。昨年は一度も見かけることがなかったので1年ぶりのヒナとなりました。エサを食べるヒナを優しく見守るお母さんがとても印象的でした。人をあまり恐れないライチョウですがさすがにこの時期は神経質になっているようで、親鳥は近づくとなんだか落ち着かない様子でした。なので数枚だけ写真を撮らせてもらい、その場を離れました。ライチョウのヒナって本当にかわいいですね。元気に育ってほしいものです。




午後からは雨が降ったり止んだりの天気となりましたが、20時頃、街の夜景が美しく見えました。
河地

夏山シーズン開幕。
2017/07/15




梅雨明けはまだしていませんが、まずまずの天気で海の日の連休ははじまりました。日の出こそ雲に遮られ見られませんでしたが、その後は夏らしい空が広がりました。花もたくさん咲き出してきて、夏山シーズンもいよいよ始まりました。




日中は今日もやはりガスが湧いてきましたが西側の展望は開けていました。ガスがあったおかげで涼しく過ごせたのではないでしょううか。山の上は涼むにもいいですね。なんといっても風がさわやかです。


今日の日中はなかなか忙しくほとんど外にも出られなかったのですが、夕方少し落ち着いた時間に外に出て見れば東の空には夏らしい入道雲が沸き上がっていました。この雲を見ると夏を感じます。
多くの方で賑わった連休初日。今年のメンバーで臨む初めての忙しい日でしたが、無事に乗り切ることが出来て今はほっとしています。

夏山シーズン開幕です。
河地






夏が始まる。
2017/07/14


夜露なのか朝起きると地面はしっとりと濡れていました。夜露が降りるようになると夏の到来を感じます。山の上では夏になると夜露に濡れる日が多くなります。そんな今朝も美しい日の出を見ることが出来ました。梅雨は終わっていないのにこのところ連日日の出を見ることが出来ています。



日が高くなるにつれ、光が満ち溢れ、夏の始まりの山肌の色はとても色鮮やかに輝き始めました。夏の始まりを感じました。


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このところ変わりやすい天気が続いていたため、ヘリコプターによる物資輸送も途中で中断してしまうことも多かったのですが、今朝無事にすべてを終了することが出来ました。今回の物資はこの先の食料などが中心であり、これらがそろったことにより漸く安心して明日からの夏山最盛期を迎えることが出来ます。変わりやすい天候の中、荷物を運んでくださった東邦航空の皆様ありがとうございました。



朝のうちは本当にきれいな空が広がっていたのですが、やがて穂高方面の上にはレンズ雲のようなものが現れだし、その後雲やガスに包まれていきました。このところの天気は、このように日中になると雲やガスの湧きやすい天気となっています。ただ雨はほとんど降っていません。




雲やガスが多かったものの時折、ガスが切れれば夏らしい山の光景が広がりました。夕方には北東方向に発達した積乱雲が見られました。
気温が下がり出した夜になるとこれらのガスも取れ、夏の星座のさそり座や天の川なども見えだしてきました。さぁ、夏が始まります。
河地

梅雨もあと少し。
2017/07/13


ヘリポート下のナナカマドの花がとてもきれいになってきました。今日も晴れたものの梅雨らしく、ガスや雲の湧きやすい一日となりました。青空の見られる時間は少なかったのですが、その時に見たこのナナカマドの花の白と空の青と葉っぱの緑のコントラストがとてもきれいでした。



コマクサもどんどんと咲き出してきています。燕岳といえばやはりコマクサですね。小屋の周りを少し歩くだけでたくさんのコマクサを楽しむことが出来ます。見頃はもうちょっと先となりますがこれからが楽しみです。



やはり梅雨が明けていないせいか雲が多く、槍ヶ岳にはまとわりつくように雲が出ていました。結局、昨日から残っているヘリコプターによる物資輸送は出来ず、外のことばかり気になる一日となりました。



外ばかりが気になる一日でしたが、天気の変化が大きく、それはそれで楽しいものでした。今日も街では気温が上がったのでしょうか、午後になってくるともくもくと雲が沸き上がってきました。



今日辺りまでは比較的静かな山となっています。明日辺りから登って来られる方も多くなり、いよいよ夏山シーズンの到来となりそうです。




ヘリコプターがいつ飛べるかと一日中外にいたら、こんな微笑ましい光景に出会えました。巣立ったばかりのイワヒバリのヒナはまだエサを自分で取れないので、親からエサをもらっています。今日も元気よく飛び回るイワヒバリをよく見ているとエサを食べるのではなく、口にくわえてせっせとヒナに運んでいました。そんなヒナですが親鳥が離れている間、何かをついばんでいるようでした。しばらくすればこのヒナも親離れするんでしょう。元気に育ってくれるとうれしいですね。



夕方になり、気温が下がり出してくると東側に湧いていたガスも取れて視界が広がってきました。すると、夏らしいもくもくとした積乱雲が現れていました。この周辺では最近雷が発生していませんが、夏の午後は雷が発生する確率も高くなるので注意が必要です。



なかなかすっきりとした日にはなりませんが、夏を感じさせられるようになってきて梅雨もいよいよ終盤となってきたのでしょうか。
河地

曇り時々雨、時々晴れ。
2017/07/12




今日は朝からガスにすっぽり包まれ、小雨も降っていました。その後は曇ったり、雨が降ったり、晴れたりととても変わりやすい天気の一日となりました。さて燕山荘直下の夏道も通行可能となりました。ここにはシナノキンバイがお花畑を形成し、とても美しく心癒されます。



また、ここは風下になるため、稜線で咲く花とは違う花も見られます。サンカヨウの花びらが雨に濡れたため、透き通ってとてもきれいでした。新たな発見です。



変わりやすい天気の一日の中で安曇野の街まで見通せる時がありました。合戦尾根の色も新緑の淡い緑色から濃い緑色の夏色へと変わってきました。




今日はとても天気が気になる一日でした。といいますのも今日はヘリコプターによる物資輸送の日だったのです。天気予報は良くはなかったのですが、一時的に良くなった時間帯があり、一度の中断をはさみ、半分ほど終了することが出来ました。日没ギリギリまでへりは飛んでくれたので、スタッフ総出での片付け作業となりました。こんな時スタッフの絆はぐっと深まります。



日没頃、槍の姿は見えていましたが、灰色をした雲により日の入りは見ることが出来ませんでした。

予約や問い合わせの電話が多くなっていますが、いまだ電波状況が安定しないのか、今現在も燕山荘への直通電話が繋がりにくかったり、途中で電話が切れてしまったりという時があります。ご迷惑をお掛けしております。
河地

20℃超え。
2017/07/11



先日の大雨以来、雨は降らなく曇りがちながらも晴れの日が続いています。今朝もきれいな朝焼けが見られ、真っ赤な太陽が顔を出しました。ここ数日の朝焼けはどれもとてもきれいなものでした。雲が全くない空もいいのですがこうして雲があると毎日全く違う光景を楽しむことが出来ます。





今日の日中はここ数日の中では最もいい天気となり、空に青が占める率が最も高くなりました。ナナカマドの花も咲き出し、写真を撮れば飛び交う小さな虫が映ってしまうように花もたくさん咲き出し、様々な生命が満ち足りる夏がやってきたような午前中となりました。そして、気温もぐんぐんと上がり、玄関にある温度計が20℃を超えていました。山の上で晴天の下の20℃超えとなれば、とても暑く感じるもので外作業をしているとまるで夏バテにでもなったかのようになかなか暑くて大変なものとなりました。登って来られる方も晴れた日には山の上といえども暑さ対策が必要になってきます。そして、水分も気持ち多めに持って来られるといいかと思います。今日は久しぶりに剣・立山もきれいに見えていました。




午前中はいい天気でしたが午後になると次第に雲が多くなってきました。穂高の上空には先日と同じようにレンズ雲状の黒い雲が現れていました。そして、その後は小屋周辺はガスにすっぽりと包まれて、展望はなくなり小雨も降り出してきました。ちょうどその頃麓の安曇野ではどしゃぶりの雨だったようです。





展望のなく今日の一日が終わると思っていたころ、17時半過ぎより気温も下がってきたためか、ガスが切れだし、雲の間から太陽も顔を出し、とても素敵な光景を見ることが出来ました。この天気の急激な回復に皆さんとても感動されていらっしゃいました。山にいると自然を間近に感じられ、こうした感動を味わうことが出来ます。今日の夕暮れ時の皆さんの笑顔はとても素敵でした。
河地

きれいな空。
2017/07/10


朝4時過ぎ、外へ出ると東の空には雲が多かったのですが、その雲が紅く染まり出していました。とても美しく、日の出まで時間、その様子が刻々と変わっていき、素敵な朝焼けショーとなりました。



反対の西側の空を見ると槍ヶ岳の右肩、笠ヶ岳の前上には月齢17と少し満月を過ぎた月が明るく輝いていました。月もここしばらく見ていなかったのでとても感動的な光景でした。




今日も雲が多かったため、真っ赤な太陽が顔を出しました。ここ数日は梅雨の中休みといったところで連日日の出を見ることが出来ています。




このところ10時を過ぎるとガスに包まれてしまう天気が続いていたのですが今日はガスの沸き上がりもなく、きれいな青空を望めました。そしてそこにある雲がなかなかいい感じでとても素敵な空が広がっていました。その分、日中の気温も上がり20℃まではいかなかったのですが、体感的に今シーズン一番の暑さとなりました。ちなみに麓も松本でも30℃を超え、かなり暑かったようです。気温だけを見ればもうすっかり夏ですね。



そんな空の眺めが素晴らしい一日だったので、刻々と変わっていく空の様子を絶えず眺めていました。穂高の上には一時レンズ雲のようなものが現れてきたので、この後天気は崩れるのかと思っていましたが大きな天気の崩れのない一日となりました。



久しぶりに安曇野の街を見ることが出来ました。もう少なくなってしまいましたが、まだまだ残る雪の向こうには30℃を超える暑さとなった松本の街を見ることが出来、ちょっと不思議な感じがしました。



夕方になると東の空には夏の象徴とも言える入道雲が現れてきました。この辺りでは雷の発生はありませんでしたが、県内の所々では夕立もあったようです。雷に注意が必要な季節ともなってきました。



夕方は一時曇り、遠くで雷鳴も聞こえましたが、その後晴れてきて東の空には月が昇ってきました。こうして月の見える夜を迎えるのも随分久しぶりのような気がします。まだ、梅雨明けはしていませんが夏はもうすぐそこですね。
河地

気温も上がってきました。
2017/07/09



昨夜は寝苦しいといったらおおげさですが、床にはいると暑いなと感じる夜でした。このところ山の上でも気温が高くなってきて、夏を感じるようになってきました。とはいっても山の上、朝晩は10℃を切ることもあり、街と比べると10℃以上は気温が低くなります。さて、今朝は昨日に引き続き雲の多い朝を迎えました。日が昇る30分ほど前から、東の空は赤く染まり出し、その様子は刻々と変わっていき、目が離せない朝となりました。昨日お泊りのお客様が多かったことから、小屋の東側は大変賑わっていました。




今日も青空はなく、曇りがちな空となりました。それでも雲を通して差す日差しもあり、また風も弱かったこともあり稜線上を歩いても暑く感じました。合戦尾根を登って来られた方はなおさら暑く感じたことでしょう。水分は多めに持って来られるといいでしょう。先日も書きましたが山での水分不足は体調不良の原因となります。また、汗を多くかくので塩分の補給も大切になってきます。




今日も街では30℃を超える所が多くあったようです。ここでも10時を過ぎると東側は気温上昇によって沸き上がるガスに包まれました。ここ数日晴れてはいても安曇野の街を望むことがありません。



今日の夕暮れも穏やかなものとなりました。まだ夏山シーズンの入り口という事でいらっしゃるお客様もそれほど多くはなく、のんびりとした時間が流れていました。
河地

夏山シーズンの入り口。
2017/07/08


今日は湿気が多いのか春のように霞んだ空の朝を迎えました。その湿気の多い空気を通して、真っ赤な太陽がほんのりと周りを朝の色へと変えていきました。こんな穏やかな朝もなかなかいいものです。



雲は多いもののまずまずの天気の週末を迎えました。緑が日に日に濃くなっていき、山にも夏が訪れて来ています。それでも3000m級の槍ヶ岳などの山の谷筋にはまだまだ雪が残っています。



黄色い花々が多い中、青色の花も顔を出してきました。小屋の石垣のところに決して派手さはありませんがかわいらしく、ミヤマクワガタが咲いていました。これからどんどん花の数も増えていき、山の短い夏は色鮮やかになっていきます。




まずまずの天気に恵まれた今日は夏山シーズン到来を感じさせられる賑わいとなりました。午後にはガスが湧いてきてしまいましたが、外からは楽し気な声があちこちから聞こえてきて、とてもいい雰囲気でした。来週の平日はまた静かな日々に戻りそうですが、来週末辺りから山は本格的な賑わいとなっていきます。



日中はガスに包まれてしまった槍ヶ岳も夕方には再び姿を見せてくれ日の入りこそ見られませんでしたが、外でいい夕暮れ時の時間を皆さん過ごされていらっしゃいました。
河地

七夕。
2017/07/07



七夕というとこの辺りでは大抵梅雨の真っただ中で、雨となることがほとんどなんですが、今年の場合は雲やガスが多いながらも晴れとなりました。今朝の日の出は雲の切れ間から真っ赤な太陽が顔を出しました。雲の間からの日の出だったため、朝日が当たる部分もまだらとなり、ちょっと面白い光景でした。



そして日が昇ると新緑に染まる合戦尾根が見事な色になりました。この緑色ももう少しすれば、濃い緑色となってしまうので、夏の始まりの今しか見られないものです。



ヘリポートのすぐ下のミネザクラは満開となっていました。この花が咲き出す頃になるとライチョウのヒナがかえる頃となってきます。今日は燕岳へ行く途中でヒナを見かけたというお客様がいらっしゃいました。この小屋の近くにもつがいがいるのでそのヒナたちが見られるのが楽しみです。





小暑の今日はここでも気温が上がり、暑さを感じる程でした。きれいな青空が広がり、夏山シーズンがすぐそこまでやってきていることを感じさせられました。今日のように気温の上がる日は、まめな水分補給を心がけるといいと思います。山小屋について体調を悪くされる方の多くは水分不足が原因の場合が多いように感じられます。



新館の外壁工事を行っているため、小屋の東側は通行できなくなっています。西側を通って頂いています。ご迷惑をお掛けします。また、山荘直下の夏道ですがほとんど通行可能の状態に近いのですが、まだ地盤が柔らかくなっている所もあり、もう少しお待ちください。海の日までには通行できるかと思います。



今日は夏らしく午後になるとガスが湧いてきて、展望は少なくなってしまいました。気温が下がってもこのガスは取れなく、残念ながら今のところ彦星と織姫は見ることが出来ていません。夜中になったら見られるのでしょうか。また、写真からも分かるようにテント場にはまだ雪が残っているため、テントは雪の上に張って頂くことになります。また、テント場は限りがありますので、遅い到着の方は張るスペースがない場合もあります。ご注意ください。
明日は天気予報もそれほど悪くないようで、かなり混雑となりそうです。いよいよ夏山シーズンが始まり出しましたね。
河地

夏はすぐそこまで。
2017/07/06



ずいぶん久しぶりのような気がします。今朝はきれいなご来光を見ることが出来ました。日が昇る時間も一時より少し遅くなっていて、4時半になっていました。雲海が広がり、そこから太陽が顔を出し、山の上ならではの素敵な朝となりました。たださすがに朝はまだ気温が一けた台まで下がり、ダウンがいる程ではないまでもひんやりとした朝となりました。




梅雨はまだ明けていませんがまるで夏がやって来たかのような一日となりました。気温も高く、日中はもう半袖でも十分な程で少し動けば汗ばむほどでした。夏が近づいてくるとなんだか気分もわくわくしてきます。夏はもうすぐそこまでやってきていますね。




咲く花の種類や数が日毎にどんどんと増えてきています。まだ残雪を残した夏山本番を前にした今だけの景色を楽しむことが出来ます。



まだ登って来られる方も少なく、静かな山を楽しむことが出来ています。今週末辺りからご予約も非常に多くなってきて、夏山シーズンの始まりの序章といった感じになっています。今週末、燕岳へお越しのご予定の方は中房の駐車場が満車になることが予想されますので、穂高市内の駐車場に車を止め、公共交通機関でのお越しになられることをお勧めします。



午後になってくると夏らしく東側は気温の上昇によって湧くガスに包まれてしまいました。まさに夏の光景です。夕方になってもガスは取れず日の入りは見られませんでしたが夏はもうすぐそこまでやってきているのだなと感じさせられる一日となりました。
河地

雨上がる。
2017/07/05


今日は、雲が多いながらも時折青空の広がる天気となりました。雨が続いていたので今日の晴れはとてもうれしいものとなりました。



この晴天を利用して第3ベンチより下の登山道整備へと行ってきました。大きく痛んでいる所はあまりないのですが、歩きやすくするために治したいところはたくさんあります。なかでもこの第3ベンチ付近は上からも下からも遠くなかなか手を付けていませんでした。この作業中、防虫ネットは欠かせません。ものすごい数の虫が寄ってくるので集中して作業が出来なくなってきます。夏山の最盛期はもうすぐとなってきますが、時間がある限り登山道整備に充てたいものです。



そんな作業中、ふと脇に目をやるとイワハゼがかわいらしく咲いていました。



登山道上の雪もほとんどなくなり、三角点の上にわずかに残るだけとなりました。登山道の雪切り作業もこれが最後となりそうです。あんなにたくさんあった雪もひと月半あまりですっかりとなくなってしまい、なんだか不思議な感じがします。




思ったほど天気は回復しませんでしたが、燕岳も姿を現し、晴れの日はやっぱりいいものだと感じました。




日中、姿を見ることが出来なかった槍・穂高も日の入り頃、気温が下がりひんやりしてくるとガスが取れ、姿を現してくれました。特にガスの中に見え隠れする穂高連峰はかっこよかったです。



そんな日没頃、小屋の近くにライチョウのつがいがやってきました。オスはメスに寄り添うようにしていて、メスを守っているようでした。ただそろそろヒナがかえる時期なので、ちょっと心配にはなりましたがたまたまエサを食べに外に出てきただけなのでしょうか。ライチョウのヒナたちのエサとなる植物の新芽もどんどんと増えています。そろそろヒナの姿を見られる頃になってきています。



久しぶりに見る日の入りはとても美しいものでした。ただ今日はちょっと肌寒く、長袖シャツを着ていても寒く感じました。明日明後日と青空が望めそうな天気予報となっています。梅雨明けはまだですが晴れの予報が出るとうれしくなってきます。
河地

この雨が上がれば。
2017/07/04


雨は降り続きます。台風に梅雨前線となれば、こんな天気になりますね。中房川も水かさを増し、轟音をたてながら流れていました。6月は雨が少なかったので水不足のニュースが各地から流れていましたが、この雨で解消されたことでしょう。とはいっても今回の雨はちょっと降りすぎなような気がします。




この天気では登って来られる方は非常に少なく、とても静かで雨音がやけに大きく聞こえていました。この雨の中、緑が日に日に濃くなっていき、雪解けもどんどんと進んでいます。登山道の雪は三角点から上に少し残るだけとなってきました。この雨が夏を連れてきてくれているようです。




日中、強い雨が降りましたが少しだけ見通しが聞く時間帯もありました。小屋周りでも緑がすごい勢いで濃くなってきています。そろそろライチョウのひなたちが生まれる頃となってきました。今年は見られるかな、楽しみです。



ミヤマキンバイの花は雨の日は花びらを少し閉じています。今日も強風と強い雨にじっと耐えていました。



雨は降り止むことはありませんでしたが、夕方、合戦尾根を見ることが出来ました。ほんの数日で山肌の色は夏の色へと変わっていることに驚くとともにこの色の美しさに感動しました。夕方になり、中房線は雨量規制のため通行止めとなりました。雨が落ち着けば、明日には解除になると思います。
河地

雨と風と晴れ。
2017/07/03


白い花の中でも大きいので目立つハクサンイチゲです。燕山荘周りでもよく見かけるようになりました。



ずっと降り続いていた雨が一旦、止み間を見せました。麓を覗けば、緑・青・白ときれいなグラデーションに見えていました。久しぶりに見たような気がして、とても新鮮な感じに見えました。





降り続く雨のおかげで燕山荘直下の夏道もかなり出てきました。しかし、このテント場脇の部分だけは待っていてはなかなか通れるようにはなりません。除雪を進めてはいますがあともう少しといったところです。それまでは小屋の西側を回って尾根へ出る冬道のご案内になります。
常念方面からいらっしゃる方にはとても分かりづらいかもしれません、縦走路から燕山荘まで来て、また上り?と思われるかもしれませんが、この「中房」という看板を目印にお願いします。(下の写真)



今日は雨だけではなく、風もかなり強い一日でした。雨だけなら外作業もがんばりますが強風のため外作業は一旦お休みです。いつもならつなぎにスコップと作業しているはずの男性スタッフが夏の準備に向けて、布団カバー付をがんばってくれました。頼りになります。


夕方になると雨が再び降り出しました。
カッパを着ていても下からずっと雨ではびしょ濡れになります。濡れたままでいるとどんどん体温が下がってしまい体調を崩される方もいらっしゃいます。その状態で風に吹かれれば、この時期でも低体温症になってしまう可能性もあります。特に縦走予定の方はご注意願います。小屋泊予定の方も到着したら、早めに着替えましょう。
各所で30℃を超えるところもありますが、山ではまだ10℃以下の日もあります。
稲垣

いつまで続くこの雨。
2017/07/02


梅雨も後半に入り、雨の日が続くようになってきました。金曜日から降り出した雨は止み間があるものの、断続的に降り続いています。幸い今のところ登山道に異常もなく、中房線も通行止めにはなっていませんがこんな日が続くとちょっと心配になってきます。それでも今日一瞬だけ雲が切れ、燕岳が姿を見せてくれました。




この雨で雪解けも進み、登山道の雪を掘りに三角点辺りまで出かけると燕山荘周りは雨なのに下は雨が降っていなく、視界も開けていました。おそらく、山の上にだけ雲がかかり続けていたようです。雨に濡れたダケカンバやナナカマドの新緑がとても瑞々しく、ガスに包まれモノトーンの視界の中、ひときわ美しく見えました。



燕山荘直下の夏道を開通させるために小屋のすぐ下の雪を掘り始めています。雨により雪解けはどんどん進んでいますが、掘らなければなかなかなくなるものではありません。春の雪と違って非常に硬い雪となっていて、思うようにははかどりませんが、根気よく作業を続けています。



雨の日が続きますが咲く花の種類が日に日にと増えてきています。テント場下の東側斜面にはシナノキンバイも咲き出していました。雨に濡れる花々はなんて美しく感じるものなんでしょうか。暗い気分になりがちな天気が続きますがこうした花々の開花が明るい気分にさせてくれます。
河地

大雨。
2017/07/01


ギンリョウソウ


ゴゼンタチバナ
今日は7月1日。燕山荘グループの大天荘、ヒュッテ大槍も今日から営業が始まり、いよいよ夏山シーズン到来です。しかし、今日はあいにくの天気、しかも非常に強い雨となりました。この辺りは例年7月の上旬辺りから梅雨本番となることが多く、この先の天気予報を見ていてもそのようになりそうで、ちょっと辛抱な日々が続きそうな感じです。こんな雨の日の楽しみは、雨に濡れて美しさを増す新緑や高山植物の花を見ることです。



合戦小屋より上ではダケカンバの新緑がとても色鮮やかです。ちょっと前までは雪に埋まり、木の枝さえ見えなかったところが青々とした斜面に変わっていて、季節の移り変わりの速さに驚きます。



今日は非常に強い雨が降り、カッパを着ていても中までびっしょりになってしまいました。三角点より上には所々雪が残っていますが、もうアイゼンは無くても歩ける状態となっています。この先の雨でこの雪も解けてしまうことでしょう。この雨が夏を連れてきてくれることでしょう。



三角点辺りでもイワカガミガ咲き出してきました。このイワカガミの葉っぱは花が咲く前は茶色でしたが、こうして花が咲き出す頃になると光合成が始まるので緑色へと変わっていきます。まだ花が咲き出したばかりのイワカガミの葉っぱは所々茶色い部分も残っていました。



カヤクグリが二羽仲良く、シラビソの木にとまっていました。イワヒバリは小屋の周りでよく見かけますが、このカヤクグリはほんのちょっと下がった木々の多い辺りで見かけます。うまく住み分けが出来ているようです。


とにかく今日は雨がよく降りました。幸いこの周辺では災害はありませんでしたが、登山口に通じる車道の中房線は雨量が多くなると一時的に通行止めとなる場合があります。詳しくは安曇野建設事務所のホームページ等を参考にされるといいかと思います。
河地

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北アルプス燕岳(2,763m)の山小屋燕山荘のスタッフがリアルタイムでその日の出来事をお伝えしています。

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