院長の望月です。12月20日、今年最後の研修を東京にて受けてきました。


今回は今年導入した再生医療機器の使用に関してより知識を深めるためにハンズオンも含め受講しました。当クリニックは再生医療に大変力を入れており、失ってしまった歯茎(軟組織)、歯槽骨(硬組織)の再生処置を数多く行っております。軟組織はほとんど自身の歯茎の移植で対応できていますが、硬組織の再生には様々なバイオマテリアルを使用します。これは状況に応じて選択しており、これ一つでパーフェクトというものはありません。理想的には生物学的に安全なバイオマテリアルが必要になります。
今年導入した血液生成物を利用した再生治療法は、患者さんから採血した血液からフィブリンゲルを作製し創傷部へ填入することにより体が傷を治す過程をより迅速かつ痛みを抑えて進行させることのできるマテリアルです。このマテリアルを抜歯、インプラント、歯周病治療に応用し良い結果を得ています。
何よりも自身の血液を使用していることによる、安全性と生物学的に理にかなった真の再生を達成できる点が素晴らしいと思っています。
やはり患者さんに低侵襲で痛みがなく、安全に使用できる治療法を提供できるよう努力していきたいと思います。今回も情報量がとても多い研修で、頭を使いすぎ帰りのあずさでは爆睡状態で松本に帰ってきました。(今年も何十回あずさに乗ったかわかりません・・・)
来年も本当に価値ある研修を受講して皆さんに貢献していきたいと思っております。