|  ー10月24日(金)ー 北アルプスの山々も紅く色づき始めた10月下旬。開催時刻(午前8時)の気温は6℃未満と10月一番の冷え込みとなった中、「ため池の景観整備イベント」が開催されました。 今年の会場となった「居谷里ため池」は、1号~3号まである管内最大級のため池です。1号・2号で貯水された水は、3号で調整された後、市街地東側の山麓沿線地域を中心に潤しています。 ため池周辺には遊歩道もあり、昔からピクニックや魚釣りなど子供たちの遊び場や市民の憩いの場として、長年にわたり地域の方々に親しまれてきました。 そうした歴史のあるため池の整備に、各関係機関・地域住民の方々含め計35名の方にご参加いただき、ため池周辺・遊歩道の草刈り、木々の伐採、流木の撤去やゴミ拾いなどの作業を行っていただきました。 ・ため池の堤体内外の草刈り ・遊歩道の草刈り 約1時間30分かけて作業を行っていただいた結果、 <1号ため池>  ・流木の撤去・ゴミ拾い 作業終了後、軽食として「豚汁とおにぎり」を振舞いました。イベント開催中の気温は13℃程度、作業終わりも相まって皆さん、お替りをしていました。 そして「お楽しみ抽選会」を開催! 昨今の異常気象により、ため池の重要性はより高まっています。「居谷里ため池」も例外ではなく、夏の渇水時期には、ため池に貯水された水を農業に活用している一方、大雨時には洪水調整の機能を果たしています。近年では令和2年度から3年度にかけて国・県が主体となり改築工事が行われ、現代の豪雨災害時の被害を防止するとともに、守り続けられています。 そのような私たちの生活を支えるため池の重要性を多くの方々に知っていただき、後世へと引き継いでいけるよう、今後も取り組んでいきたいと思います。  | |
|  10月21日(火)~北小4年生 水路学習~ 我々は、大町新堰西口沈砂池(大町温泉郷北側)にて排砂門の開閉操作を行い、児童たちに沈砂池の構造により生じる水の量や流れの変化などを見学してもらいました。 児童たちは、郷土史研究家の荒井今朝一さんの説明をよく聞きながら、排砂門の開けたことによって次第に水位が下がっていく沈砂池の様子や、ひょうたん池に流れていく水量が減っていく様子を興味深く見学していました。 児童たちは、この学習を通して近くを流れる水路の名前や歴史などを学んでいきます。今年は熊の出没が多いため、見学箇所を縮小しての見学となったとのことですが、引き続き用水の流れなどについて学習し、児童たちが農業用水や水路・水利施設の重要性について考えてもらう機会となればと思います。 | |
|  次第に暑さが和らぎ始めた9月下旬。稲刈り作業から約20日経過した9月30日(火)、米作り体験最後の「脱穀作業」が行われました。  脱穀作業では、まず児童たちにはハゼ掛けした稲を脱穀機まで持ってきてもらう作業をしてもらいました。 籾袋がいっぱいになったら、協力して畔まで運びます。 作業も順調に進み、ハゼ掛け棒を片付けたら、最後は平林さんに事前にご準備いただいた切った藁を、満遍なく撒き散らします。 約1時間半ほどで、脱穀作業も無事終了。最後に、いっぱいになった籾袋とともに記念撮影!この日収穫したお米は、収穫祭で振舞われるとのことです。児童たちからは、「美味しくできたかな?」「早く食べたい!」という声が聞こえていました。 半年間にわたる「米作り体験」、今年度も無事全作業が終了となりました。初めて体験する作業ばかりの中、全員で協力し合いながら取り組む児童たちの姿を見ることができ、私たちも嬉しく思いました。 来年度の学校再編により、「大町西小学校」としての「米作り体験」も最後となります。長年にわたり協力させていただいた中で、毎年、田植えや稲刈りの作業終了後、来年の児童たちが使いやすいよう、後片付けなどを丁寧に行っている姿がありました。そうした次へ繋ぐことの大切さや、平林さんをはじめとする周囲の方たちへの感謝とともに、皆で協力して作ったお米の味を忘れずにいてくれることを願っています。 | |