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インフル猛威 引き続き注意を | Home | 安曇野は雪
2012/02/13 7:43 | 印刷

インフルエンザ 解熱後も注意
NHK NEWS WEB 1月31日 19:55更新  田中陽子記者


全国で猛威を振るうインフルエンザ。
新しい治療薬が次々と登場する一方で、意外な問題が指摘されるようになりました。
治療薬の普及がもたらした問題とは。
科学文化部の田中陽子記者が解説します。
インフルエンザの流行状況は?

インフルエンザは去年12月に全国で流行入りしたあと、年明けから急激に患者が増えました。

国立感染症研究所の調査では、1月22日までの1週間で患者は全国で推計111万人に上り、流行は2月上旬にかけて、さらに広がるとみられています。

新たなインフルエンザ治療薬

そのインフルエンザの治療薬。
「タミフル」や「リレンザ」がよく知られていますが、昨シーズンから「イナビル」という治療薬が登場しています。

タミフルやリレンザと効果はほぼ同じですが、いちばんの特長は手軽なこと。
服用の方法は、容器の管をくわえて粉末の薬剤を一気に吸い込みます。
たった1度の服用で解熱効果が得られるということです。
こうした治療効果の高い薬が次々と登場する中で、意外な問題が指摘されるようになりました。

小児科の診療所では何が?

1月27日の金曜日、39度を超える熱で東京・足立区の小児科を受診した小学3年生の男の子は、簡易検査でインフルエンザと診断されました。
処方された薬は「イナビル」。
男の子は、薬剤師から吸入のしかたを教えてもらい、容器の中の薬剤を吸い込みました。

かかった時間はわずか1分ほど。
これで治療は終わりです。
様子を見守っていた母親は「1回で済むのはとても楽だと思いました。これで効いてくれればよいと思います」と話していました。
3日後、男の子は改めて診察を受けました。
39度あった熱は、薬を服用した翌日には36度台のほぼ平熱まで下がったと言います。

男の子は、熱が下がるとすっかり元気になり、家の中を走り回るほどになったと医師に報告。
早く学校に行きたいと話しました。
しかし、医師は体内にまだウイルスが残っていることを説明し、あと数日は家で安静にするよう指導していました。

取材した診療所の院長で、東京小児科医会理事の和田紀之院長は「治療が1回だけなので、熱が下がると治ったつもりになって、学校に行ってもいいんじゃないかという気持ちが出てきやすいようだ。しかし、実際には熱が下がって状態がよくなっても、せきやくしゃみにウイルスが含まれていることを分かりやすく説明する必要がある」と話していました。

解熱後もウイルスを排出?

熱が下がってもウイルスが出ているとはどういうことでしょうか。

インフルエンザは、症状が出たあと、体内からウイルスがなくなるまで7日ほどかかるとされています。
このうち高い熱が出るのは3日程度です。
それが治療薬を服用すると高い熱が出る期間は半分程度に短くなります。
ただ、ウイルスがなくなるまでの期間も一緒に短くなる訳ではありません。
言いかえれば、ウイルスがまだあるのに、熱が下がった状態の期間はむしろ延びてしまったというわけです。
この状態で学校に行ってしまうと、感染を広げてしまうおそれがあります。
タミフルでも、こうした懸念はありましたが、1度の服用で済むイナビルの登場によって、一層早く治ったという錯覚を起こしやすくなっていると、医療関係者は指摘しています。

戸惑いは学校でも

東京・葛飾区の小学校に勤める養護教諭、岩切直子さんは、インフルエンザにかかった児童の連続の欠席日数が以前より短くなったと感じています。
以前は、インフルエンザと診断されると、1週間休むのが当たり前でしたが、タミフルなど治療薬の普及で症状が出てから、4日や5日で登校してくる児童が増えているということで、ほかの児童に感染を広げるのではないかと懸念しています。


このため、岩切さんの学校では、従来にない対応を取りました。
インフルエンザの感染のリスクを極力減らそうと、学級閉鎖の期間を3日から1日伸ばして4日にしたのです。
校長の西崎泰生さんは「もう少しゆっくり休ませて、『回復を待って』登校できるようになれば、感染を防げる場合もあるかなと思っている」と話していました。

私たちはどうすれば?

インフルエンザからの回復をどう判断すればいいのか、教育現場が苦慮する中、文部科学省も対応に乗り出しました。
インフルエンザによる出席停止の期間が、新しい薬の普及で現状にあわなくなっているという指摘が数多く寄せられたため、法律で「熱が下がったあと2日後まで」と定められた期間を、長くする方向で検討しているということです。
インフルエンザの治療薬は、患者の負担を大きく減らしますが、熱が下がっても、しばらくはウイルスを出して感染を広げるリスクがあることを医師がしっかり伝えることが大事です。
また、患者もこうしたことをしっかり理解して医師の判断を仰ぐとともに、マスクを着用するなど周囲への配慮をすることが重要です。

(1月31日 19:55更新)

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