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デパス、アモバン 第三種向精神薬に指定 | Home | 化血研 日本脳炎ワクチンも承認と違う方法で製造 NHK
2016/10/03 17:00 | 印刷

日本脳炎の発生について -特に幼児や高齢者は注意が必要です-
https://www.pref.nagasaki.jp/press-contents/258935/


蚊(主にコガタアカイエカ)が媒介する感染症である日本脳炎患者が、対馬保健所管内で4例発生しました。
 今年、初めての発生であり、県内では平成25年9月以来の発生となります。
 蚊の活動時期は、秋ごろまで続きますので、感染予防の周知にご協力をお願いします。

予防には

日本脳炎ワクチンの接種(最も効果的)
 標準的な定期予防接種は、1期接種(3歳で2回)、1期追加接種(4歳)、2期接種(9歳)の方が対象です。ワクチン接種により、日本脳炎の罹患リスクを75から95%減らすことができると報告されています。定期予防接種は、市町からの案内に沿って接種を受けて下さい。
 任意接種することも可能ですので、かかりつけ医にご相談ください。

蚊に刺されない工夫
 日本脳炎は蚊(主にコガタアカイエカ)によって媒介されるので、蚊に刺されない対策や、蚊を増やさない環境づくりが重要です。

蚊の活動時間帯(夕方から夜明け)には屋外で過ごすことを避ける。
戸外で過ごすときはできるだけ皮膚の露出を避ける(長袖、長ズボン等の着用)。
虫除けスプレー等を活用する。
屋外の水溜りを減らし、ボウフラの発生源をつくらない。
十分な休息
 休養、栄養、睡眠を十分にとり、過労を避けて、免疫力を維持して発症を予防しましょう。

日本脳炎とは
 日本脳炎ウイルスによって起こるウイルス感染症であり、人にはウイルスを持っている蚊(主にコガタアカイエカ)に刺されることにより感染します。患者発生は西日本に多く、蚊の発生時期である夏から秋にかけて報告されています。人から人への感染はなく、また感染者を刺した蚊に刺されても感染することはありません。

潜伏期間:6から16日
症  状:数日間の高熱、頭痛、嘔吐などで発病し、急激に、光への過敏症、意識障害(意識がなくなること)、けいれん等の中枢神経障害(脳の障害)を生じる
発 病 率:感染者およそ100から1,000人に1人
致 死 率:脳炎を発症した場合20から40%(幼児や高齢者では危険が高くなります)

日本脳炎の定期予防接種について

 日本脳炎の予防接種後に重い病気になった事例があったことをきっかけに、平成17年5月30日から平成22年3月31日まで、日本脳炎の予防接種のご案内を行っていませんでした(いわゆる「積極的勧奨の差し控え」)。その後新たなワクチンが開発され、現在は日本脳炎の定期予防接種を通常通り受けられるようになっています。
 このため、平成7から18年度に生まれた方は、平成17から21年度に日本脳炎の予防接種を受ける機会を逃していることがありますので、母子健康手帳などをご確認いただくとともに、今後、市町からのご案内に沿って、接種を受けていただくようお願いします。

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