松本市 パン屋 カフェのBonne-journee[ボンヌ・ジュルネ]


最近すっかり春めいた陽気になり日中はだいぶ暖かですね。
暖かくなってくると身も心もウキウキしてくるものですが、
今年はどうもそんな気にはなれないような案配です。
まずは花粉症。
今年の花粉飛散量はいつもの10倍なんて言ってますから
敏感な方はもうすでにマスクが必需品になっているかも知れません。
ワタクシはそれほど酷くはないのですが薬を飲まなければいられないかも...。
それから原油やコーヒー豆の高騰。
新興国の需要増に加え、投機マネーの流入で価格上昇。
円高でも吸収しきれないのでじわじわ家計を圧迫します。
それにしても民主党のガソリン暫定税率廃止って話はどこに行ったのでしょう?
さらに野菜や穀物も。
4月から輸入小麦の政府の売り渡し価格が18%も値上げだそうです。
パン屋にはきついわ〜。
大手ならともかく小規模店で18%なんてとても吸収できる数字じゃございません。
Wikiで調べたら輸入小麦の流通と価格決定にはこんなカラクリが。↓

「日本に小麦を輸入する際には国内生産農家保護のためとして、
輸入関税と麦等輸入納付金、およそ90円(1kgあたり)を納付しなければならない。
日本政府は商社が輸入した小麦を購入した上で
政府売り渡し価格を製粉会社に提示、引き渡す制度になっている。
製粉会社はマークアップと呼ばれる上乗せ金 16,868円/tを政府に、拠出金 1,530円/tを
農水省OBが中心の組織、製粉振興会に支払うことで原料を購入する事ができる。
売り渡し価格は年3回、10%程度の増減幅で見直されているが、
上記の情勢や天候に大きく左右されれば国際価格に影響を受ける。」

この製粉振興会って組織....天下り団体じゃないっスか?
急激な価格変動にはこういう中間マージンを調整したらどうでしょうかねぇ...。
結局のところ末端の消費者や、まじめに商売してるお店が貧乏くじを引く仕組みなわけです。
大企業にはあれだけ救済措置をとるのにね。(¬¬)