カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 奥さまのお友達が今年も何度か持って来てくださった、ご親戚がやってらっしゃる穂高のワサビ田のワサビの茎(花)とワサビの芋、そして清流に自生しているというクレソンとフキノトウ。たくさんいただきました。
お嬢さんに「馬じゃないんだから・・・」とたしなめられたそうですが、年を取ると草食系になりますので、有難く“馬並みに”頂戴しました。

 ワサビの“茎”は、最初はまだ花があまり咲かないからと、茎を切って。そして、三度目は米粒のような白い花が一杯に咲いていて、これで今年の分は終了とのこと。一緒に、その根っこの“芋”も持って来てくれました。
ワサビは、花を咲かせたままにしておくと実に養分が回って根が太らないため、栽培農家では必ず花を摘む(茎を切る)必要があるのだそうです。そして、これが「ワサビの花」として、地元のスーパーなどに出回り、春ならではの食材として地元で珍重されています。
クレソンは湧水が絶えず流れる穂高ならではで、冬も枯れないのでしょう。春先故とても柔らかで瑞々しさで一杯です。また、私メが水耕栽培で育てているのを知って、根付きのクレソンも一緒に持って来ていただきました。
フキノトウは、我が家のリンゴ園の隅にも毎年出るのですが、今年はその場所に冬に抜根したリンゴの根が積まれているので諦めていました。

 早速、奥さまは、ワサビの茎や花は熱湯で湯引きをして砂糖で揉んで漬けます。ただ醤油をかけただけで食べるのが一番ですが、温蕎麦の具材にしても辛味が効いて乙な味でした。フキノトウは、微塵切りをして味噌で炒めてフキ味噌に。今回はたくさんいただいたので、いつもより味噌を少な目にしたのだとか。そのためフキノトウが多めで、苦みが効いて野趣溢れる早春の味。またクレソンは、たくさんお皿に盛ってサラダに。それが驚く程の柔らかさ。やみつきになりそうです。
ワサビの“芋”は、手入れがされた栽培用ではなく、ワサビ田の端に自然に生えてくる“天然物”なのだとか。そのため、小さくて売り物ではないそうですが、辛味は栽培している物より強くてビックリ。卸して刺し身と別の日にたくさん卸して古城そばの薬味にして。また、刻んで酒粕にまぶして、ワサビ漬けにもしてくれましたが、こちらもその辛いこと、辛いこと・・・。
どれも、酒の肴として暫く楽しめそうです。

 安曇野の春の息吹を感じながら、北アルプスからの雪解け水で育まれた“春の恵み”を存分に味わうことができました。

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