カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 テラス席を含め、信州でワンコ連れが楽しめるカフェやレストランは本当に少ないというのが実感です。ましてや、室内までOKというレストランは殆どありません。長野県内だと“ドッグフレンドリーを目指す”と観光協会が宣言している軽井沢くらいでしょうか。“ドッグフレンドリー”として定評ある那須高原や伊豆高原に比べると、軽井沢以外は残念ながらどこも見劣りがします。
松本周辺では豊科にドッグカフェがあって、室内もワンコOKなのですが、食べ物がイマイチなのが残念。新橋の奈良井川沿いのカフェもオーナーが犬好きなのでしょう。場合によってはテラス席以外の室内もワンコOKで、提供されるキッシュやパスタなどの食事も本格的。ただ、犬を乗せるには椅子が不安定でワンコが可哀そうなのが残念。
安曇野にも、テラス席はOKという所が幾つかありますが、雨の日は無理だったり、狭くてくつろげなかったり。なかなか「これは!」という所は無いのが実情です。

 そんな中で、今年穂高の大王わさび農場近くに今年オープンしたのがそば&カフェ「Sanpo」。自家栽培したソバを提供しているのだそうですが、カフェとある様に、ソバだけではなくカフェメニューも楽しめるのが特徴です。
ソバも二八ですがしっかりと腰があり、十割より二八の方が個人的には好きなのですが、蕎麦屋としても十分満足出来るレベル。
この店の嬉しいのはL字に両辺ワンコOKの席があり、しかもテラスではなく室内で、片方が椅子席、片方はソファ席。両方とも小さいですが、人工芝のドッグランに面していて、部屋から直接出入り出来ます。人間様だけのテーブル席もあるのですが、ワンコOKの部屋には双方とも入り口は別で、直接出入り出来ます。ワンコにもちゃんと専用の水を持ってきてくれます。
勿論、犬嫌いの人もいますので、どこでもOKという訳にはいきませんし、“人間様”の食事処ですから、犬が一緒では清潔かどうか気にするお客さんもおられましょう。ですので、こうしたドッグフレンドリーの店が増えてくれるのは本当にありがたい限りです。
我々も同様ですが、少しでも長く続いてもらえるように、機会があれば出来るだけ出掛けたいと思うワンコ連れは多かろうと思います。ですので、
 「ごちそうさまでした。また来ます!」

 お盆明けの17日。前回のリベンジ(第1572話参照)で、“阿寺ブルー”の木曽郡大桑村の阿寺渓谷に出掛けました。
8月中は車規制がされていて、最上部のキャンプ場を予約してある車だけがキャンプ場まで行くことが出来ますが、一般の車は阿寺渓谷入り口周辺の駐車場に車を停め、有料のシャトルバスで渓谷中間部の駐車場まで行くか、或いはキャンプ場まで片道6㎞の渓谷沿いを歩くかしかありません。
我々は、前回土砂降りのために100m足らずで終わった散策のリベンジのためのウォーキング故、今回は6㎞を歩くことにしました。帰りは、体力次第で、駐車場のバス乗り場までは歩くしかありませんが、最後はシャトルバスに乗っても良し・・・。

 入り口から1㎞ちょっと歩くと、大正期から昭和40年まで活躍したという旧森林鉄道の鉄橋が現れます。そして雨が降ると現れるという雨現の滝ですが、大雨だった梅雨の影響か、この日も細くはなっていましたがまだ水が落ちていました。2㎞程の所に、狐ヶ淵と狸ヶ淵があり、河原まで下りられます。ここでエメラルドグリーンの“阿寺ブルー”を実感。
そして、昔猟犬も断崖に進むことが出来ず引き返したという犬帰りの淵を過ぎて、シャトルバスの乗降場所となる中間点の駐車場へ。真夏の規制期間以外ならここまで車で来ることが出来ますが、但し途中の渓谷美は(道が狭く道端に駐車不能なので)自分の足で歩かないと実感出来ません。
駐車場脇の東屋に山の清流を引いてきた水舟(丸太をくり抜いて流水を貯める)があり、その水で顔や手を洗って汗を流しましたが、冷たくて生き返りました(松本の湧水に掲示されている様な水質検査の表示が無かったので、飲むことは諦めました)。
ここから上流のキャンプ場まで更に3㎞です。駐車場脇から1.3㎞という遊歩道があったので、その吊り橋を渡り歩いてみました。林の中を歩き、アップダウンがあってちょっとした登山気分でしたが、渓谷美などの景色は見られないのでイマイチ。そこからまた車道に戻り歩いて行くと、熊ヶ淵、牛ヶ淵があり、ここで今回初めてイワナか数匹の魚影が見えました。
そこから間もなくキャンプ場に到着。入り口で検温をしてから入場します。
お盆を過ぎていますが、この日も予約で満杯とのこと。途中の淵などでもそうでしたが、ここでもキャンプに来た家族連れや若者が水着やライフジャケットを着て水遊びをしていました。キャンプ場には水道やトイレ、売店などの設備もあるので、然程お金を掛けずに、涼を求めて自然の中で夏を楽しむのも都会の人たちには良いかもしれません。ここには信州の名水にも選ばれているという“美顔水”という湧き水があり、勿論飲めるそうなので、持って行った水筒やペットボトルの中身と入れ替えて飲んでみましたが、天然のミネラルウォーターは冷たくてとても美味でした。
 前回のバスハイクで頂いた阿寺渓谷のフィールドガイドというパンフレットによると、渓谷入り口からキャンプ場までは6.3㎞で徒歩2時間。遊歩道はプラス1時間とのことですが、我々は2時間半で到着しました。帰りにシャトルバスに乗るにしても、駐車場までの3㎞は歩くしかありませんし、帰りは下りですので結局そのまま全行程歩いて渓谷入り口まで戻りました。
途中、六段の滝の辺りでも水遊びに興ずる人たちが。この六段の滝の河原に行くには遊歩道の途中から川に下るしかありませんが、遊歩道からは滝は見えませんでした。
途中、バスに乗ってきたのか、歩いている人もちらほら。でも歩いている人は極端に少なく、阿寺渓谷はウォーキングよりもキャンプや渓谷での水遊びに(車で)来る人たちの方が圧倒的に多いようです。ただ、キャンプは無理ですが、水遊びだけならむしろ渓谷入り口の阿寺川が木曽川に注ぎこむ河口の方が河原も広く、特に小さな子供たちがいる家族連れにとっては、むしろ安全に楽しめる気がしました。
我々は水遊びではなく、エメラルドグリーンの渓谷美を歩いて楽しむことが目的。往復12㎞は結構疲れましたが、存分に“阿寺ブルー”を堪能しました。
 帰路、昼食を兼ねて、バスハイクの時に教えてもらった地元で人気という食堂に寄って五平餅を食べてから帰りました。
【注記】
掲載した写真の中で、阿寺川の水の色はフォトソフトで一切加工していません。“阿寺ブルー”オリジナルの色です。

 今年のお盆は、コロナ禍もあって誰も帰省して来ません。そこで、お盆のど真ん中だった8月15日(コロナ禍で、なんだかいつもと違った終戦記念日でしたが)に、せめて近間にドライブに行くことにしました。
梅雨明け後は一転して正に酷暑ともいうべき猛暑の日々。あろうことか、“爽やか信州”であるべき松本で、この日38.1℃を記録したのです。40数年前の京都での学生時代に、真夏の京都で生まれて初めて38度台の暑さを二日連続で体験したことがありますが、まさかこの信州松本で自分の体温を超える気温を体験するとは思いもよりませんでした(記録上は昭和17年に38.5℃を観測していて、史上2番目の暑さだったとのこと)。そこで、本当はナナとコユキも一緒に連れて行きたかったところですが、炎天下での散歩を避けるべくワンコたちは涼しい部屋でお留守番。我々だけで出掛けることにしました。
そういえば、昔軽井沢の喫茶店(今風に言えばカフェでしょうか)のママさんが、真夏の炎天下で焼け付いたアスファルトの上を犬連れで歩かせて平気で散歩している観光客の連中の気が知れないと怒りまくっておられましたが、でもその通り。真夏の焼けたアスファルトを歩かされると、ワンコたちは肉球を火傷してしまいます。犬連れをファッションとして真夏の旧軽を連れ歩かれるワンコたちにしてみれば受難でしかありません。また、アスファルトからの熱の反射を大人よりまともに受ける小さな子供たちもまた然り・・・です。

 閑話休題。さて、松本市と上田を結ぶ国道254号線にある2500mの三才山トンネル。鉄道や高速道路は大きく迂回していることから、群馬県と長野県中部とを結ぶ大動脈でもあります。
定年までの4年間、上田への通勤路として毎日利用しましたが、例えば群馬県に工場の在るスバルの新車を運ぶトラックが頻繁に走っていましたので、信州中部や飛騨でも人気のスバルの車は、全てこの道路を経て運ばれているのかもしれません。
1976年に開通したその三才山トンネルが、今年の9月1日に漸く無料化されることになりました。

 今回特に目的もなく、結果行ったところは上田市の柳町。江戸時代の北国街道の宿場町の名残が残る街並みで知られていますが、上田に勤務していた時にも来たことが無く、一度来たいと思っていました。
松本同様に上田も猛暑でしたので、炎天下ではなく上田の中心街である海野町の屋根付き駐車場に車を停めて、先ずは駐車場の対面にあった海野町のレストランで昼食です。そこは“町の洋食屋さん”という雰囲気の「ビストロ椎菜」。お盆でも客は我々だけでした。店イチオシというローストポーク丼をオーダー。初めてローストポークを食べたのですが、奥様が、
「これなら、ウチの低温調理器でも作れそう」
レストランのレジで柳町の場所を聞くと、親切に地図まで書いて教えてくださいました。“おもてなし”に感謝です。
 柳町までは、歩いて10分程だったでしょうか。しかし、この暑さ!アスファルトからのうだるような熱気で、気持ちが悪くなりそうです。「こんな猛暑の中を(観光で)歩くものじゃない!」と理解できたのが、この日一番の収穫でしょうか・・・。
さて、柳町は名前の通り柳が植えられていて確かに風情がありましたが、“江戸情緒”という意味では奈良井や妻籠の方が良いかもしれませんし、観光的には意外と客商売の店舗数が少なくて、むしろ松本の中町の方が色々な店が並んでいて街歩きが楽しめる気がしました。
途中、発芽そばの「おお西」の本店がありましたが、若い頃、上田の会社から頼まれて制度説明に上司と一緒に諏訪からお邪魔した時に、社長さんに昼食に連れて来ていただいた店だったことを思い出しました。
 「そうか、あの時の蕎麦屋さんはここだったんだ・・・。」
もっちりした発芽そば以外に十割蕎麦もあり、国宝の八角三重塔で有名な別所の安楽寺の上にも支店があって、以前母方の叔母にせがまれて念願だったという無言館の見学後、支店に食べに行ったことがありました。今回は昼食直後でお腹も一杯のため、残念ながら食べられず・・・。
せっかく柳町に来たので、この街に相応しい、江戸時代から続く創業350年という酒蔵に寄ってお酒を買うことにしました。近年では女性(社長)杜氏で人気の、「亀齢」で知られる岡崎酒造です。
酒造米や醸造の違いにより、幾つか種類が並んでいましたが、個人的にはフルーティーな吟醸酒よりもすっきりとしてキレのある純米酒が好きなので、地元長野県の酒米の一つである「ひとごこち」を使った亀齢の純米を自分へのお土産に購入しました。
 余りの暑さに上田城には回らず、車に戻って帰路の途中にある塩田平へ向かいます。来る時に、先に生島足島神社に寄ってお参りを済ませてありますが、帰りは家内が行ってみたいという、塩田の古安曽にある発芽コーヒーの店に寄ってみることにしました。
その店は塩田から前山寺を経て別所方面へ抜ける道沿いで、古安曽神社のすぐ近くにありました。それは「カフェ・スプラウト」という名前の喫茶店。
世界初(特許取得済み)という「発芽コーヒー」の販売と喫茶の店(塩田にあるイミーという会社の直販・喫茶部門)で4年前にオープンしたそうですが、お店の説明文をそのまま借りると、
『発芽珈琲とは、生豆を発芽させて焙煎した今までにない世界初の新しいタイプのコーヒーです。
発芽された豆は従来のものより栄養成分が高くなります。特に女性に嬉しいアンチエイジングや糖尿病や動脈硬化などの予防も期待できるナイアシンが3倍も増えるのです。
また発芽をすることで“えぐみ”がとれ口当たりがまろやかなでコクのある、飲みやすい珈琲に生まれ変わります。』
とのこと。
その日は、当月のブランド「コロンビア」とイミーブレンドの二種類のコーヒーとデザートや食事類が提供されていて、私メはモカが飲めなかったのでコロンビア、奥様はモカパフェをオーダー。
発芽コーヒーは確かにまろやかですが、コクは余りなく、ストレートがお薦め。ミルクを入れるとむしろ物足りない気がしました。因みに、二杯目のお替りが+200円ととても良心的でした。
テラス席もあったので、涼しくなる秋になったら、今度はワンコたちと一緒にまた訪れたいと思います。

 それにしても、猛暑の炎天下では、登山やトレッキングなどはいざ知らず、観光での街歩きなどはするものではない!・・・ということが良く分かった一日でした。

 7月27日、事前に申し込んであった城北地区の公民館行事でのバスハイクで、木曽大桑村の阿寺渓谷へ出掛けました。
平日の月曜日ですので、15名限定だった参加者は殆どお年寄り。我々が一番年下の様な感じです。

 木曽川に注ぐ支流の阿寺川の渓谷沿いの遊歩道が、ここ数年“阿寺ブルー”と称される程の人気で、特に夏休み期間中は狭い谷合に車が入り込んですれ違いも出来ないため、夏の期間だけはマイカー規制がされています。
阿寺渓谷の在る木曽谷の南部に位置する大桑村は、上松町と県境の南木曽町に挟まれていて、松本からだと木曽谷を走る国道19を南下して2時間は掛かります。結構遠いので、阿寺渓谷の評判を知りつつも行くのは躊躇していましたので、自分で運転せず、バスに乗っているだけで連れて行ってもらえるのは本当に助かります。
7月末でまだ梅雨も明けておらず、当日も雨予報はずっと変わらないままでしたが、中止連絡も無いので朝8時過ぎの集合場所に向かいました。
当日は30人乗りの市のマイクロバスですが、密を避けて15名の参加人数で、マスク着用の上お互い離れて座ります。マイカーであれば、木曽へは奈良井川の堤防道路から洗馬経由で、国道には“そば切り発祥の地”本山宿で合流するのですが、バス故に白板からずっと国道19号をひた走ります。
出てからすぐに雨が降り始め、木曽路はずっと雨の中でした。時より小降りになって少し安心していると、また土砂降りの繰り返し。いずれにしても、梅雨前線が南にありますので、長野県も南に行くほど本降りになりそうです。
バスは順調に走行し、最後に木曽川を渡り2時間10分程で阿寺渓谷入り口に到着しました。着いて分かったのは、川は「あでら」川ですが、渓谷名は「あてら」渓谷とのこと。土砂降りでしたので川も濁っているのではないかと思ったのですが(事実木曽川は茶色の濁流が渦巻いていましたが)、阿寺川の川底は岩石で土砂が無いために雨の日でも濁らないのだそうです。

 バスを降りると幸い雨は小降り状態で、これなら歩けそうです。歩き易いようにカッパを着て、念のため傘も持って寺側の渓谷沿いに歩き始めたのですが、少し行くと急に雨脚が強くなり土砂降り状態になりました。そのまま暫くは歩いたのですが、雨脚は全く衰える気配はありませんでした。そのためリーダーである公民館スタッフの判断で、ホンの100m足らず歩いただけで今回は残念ながら散策を諦めてバスに戻ることになりました。
 今回は残念な阿寺渓谷でしたが、松本から2時間足らずで行けることが分かりましたし、次回の参考になる公民館スタッフの方がコピーしてくれた大桑村教育委員会の阿寺渓谷の資料やパンフレットなども頂き、また実際に“阿寺ブルー”と呼ばれる美しいエメラルドグリーンの阿寺川の一端を垣間見られたのは収穫でした。
公民館のスタッフの方は、「出来れば紅葉の時季のリベンジを計画したい」とのことでしたが、お年寄りが多く余り歩きそうもなかったので、その前に自分たちだけで来て、渓谷入り口から上流のキャンプ場まで片道6.3㎞の渓谷を歩くのも良いかもしれません。また、夏のマイカー規制中は中間の駐車場まで有料のシャトルバスが運行されているので、半分や帰路はバスに乗っても良いかもしれません。
 阿寺渓谷の散策が出来ず、予定が随分早まったことから、スタッフの方と市の専属バスの運転手さんが相談して、その後“日本の電力王”福沢桃介(福沢諭吉の娘婿)に因む、南木曽町に在る重要文化財の桃介橋(橋は残念ながら改修工事中で渡れませんでしたが)を間近に望む天白公園で昼食を取り、帰路は久し振りに上松町の木曽川の名勝「寝覚の床」にも立ち寄り、また道の駅で買い物をしてから松本に戻りました。

 これでもかと言う程に、毎日雨が降り続いた今年の長梅雨。
そんな梅雨空の中、久しぶりに青空が除いた7月19日の日曜日。家の中だけに居てはカビが生えそうで息が詰まるので、ワンコたちと一緒にドライブへ。
選んだ先は、ニッコウキスゲが見頃を迎えたという霧ヶ峰です。
霧ヶ峰へは、諏訪から登るか、茅野から白樺湖経由のビーナスラインで車山から廻るかですが、上諏訪から行くよりも少し遠回りにはなりますが、せっかくのドライブですので茅野から白樺湖を経由してビーナスラインで車山高原から霧ヶ峰へとドライブすることにしました。

 白樺湖を過ぎて大門峠からビーナスライン(県道40号線)へ入ります。車山や霧ヶ峰を訪れるのは40年振りくらいでしょうか。初めてのスキーで霧ヶ峰に来てから、車山とかにもスキーで何度か来ましたが、子供が生まれてからのスキーは専ら白馬方面となり、こちらに来ることが無くなりました。
ビーナスラインは今では無料化されていますが、そのためか道路の傷みが目立ちます。白樺湖を見下ろす展望駐車場に車を停めてワンコたちのトイレ休憩で一休み。久し振りの青空で眼前に蓼科山の雄姿は拡がりますが、南アルプスなどの山々は残念ながら雲に隠れて望めませんでした。
 暫く走って富士見展望台に駐車。標高1700mとのこと。この辺りの丘陵地にニッコウキスゲの群生があるとのことで、多分100台くらい停められるであろう駐車場は満杯です。しかも県外車が目立ちます。ワンコたちを抱いて遊歩道を登り始めましたが、人が多くてすれ違いにも苦労するほどなので、途中で諦めて写真だけ撮って引き返すことにしました。
更に車を走らせると、テラス席にはワンコも入れる山小屋「コロボックルヒュッテ」も200台の駐車場がある「旅の駅霧ヶ峰ビーナス」もどこも満車。いくら週末とはいえ、このところの感染拡大を受けての自粛ムードもどこへやらで、かなり県外車も入り込んでいるようです。因みに、ここから少し先になる八島湿原だけはペット禁止ですが、この辺りだと遊歩道も広くてワンコ連れでも歩き易そうですし、しかも先程よりもたくさんのニッコウキスゲが咲いていました。しかし駐車場も一杯で順番待ちの様なので、駐車は諦めて松本へ帰ることにしました。
従ってニッコウキスゲだけを見るなら、富士見台よりもこの霧ヶ峰に車を停めて散策した方が良さそうでした。しかし知らないと、やはり最初に見掛けた場所に車を停めてしまいそうです。その意味では、上諏訪から上がって茅野に下った方が、ニッコウキスゲを愛でるドライブルートとしては良いかもしれません。
しかし乍ら、霧ヶ峰から角間新田を経て上諏訪へ下る道沿いにはレストランや喫茶店など観光で立ち寄れるような施設や店は皆無で、蓼科や白樺湖へ向かう茅野からのルートとは雲泥の差でした。しかも、道路も狭く急なカーブも多かったので茅野からの道路の方が広くて走り易い気がしました。
 以前の記憶では、高原の丘陵一面が黄色に染まる程の群落がみられた霧ヶ峰のニッコウキスゲ。鹿に拠る食害で一時は見る影も無くなり、その後電気柵で囲い保護に努めてきた結果、以前ほどではないにしても次第に復活しつつあるように思いました。ゆっくりと走る気持ちの良い緑の草原とニッコウキスゲ。昔の“さわやか信州”ではありませんが、夏の高原の絶好のドライブコースだと思います。

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