カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 7月と8月は我々夫婦の誕生日。
今や、“人間五十年、下天の内をくらぶれば・・・”どころか、百歳も決して珍しくない世の中ではありますが、さすがに還暦過ぎのこの年になるとせいぜい“目出度さも中ぐらい也”程度で、我々自身でお互いを祝う様な事はもうありません。それでも子供たちからのお祝いともなれば、そこは格別です。

 先ずは、次女からのバースデイプレゼント。
それは、東京ドームのVIPシートの巨人VS中日戦。何でも上司の方が(単身赴任のため)毎年シーズンチケットを購入されていて、ドームでの主催ゲームは毎回ボックス席のチケットが送られて来るのだそうですが、仕事が忙しい時や都合が悪い時もあって、毎回は行き切れないので結構無駄にしてしまうのだとか。私メがジャイアンツファンであることを話していたら、誕生日に近い週末の巨人戦のチケットを行けないからと下さったのだそうです。
誠に有難い限りで、その試合は幸いデーゲームだったことから、母とナナの夕食対応だけは妹に頼んで、日帰りで東京に行って来ました。
夏休みの週末でしたので途中の渋滞や松本インター横の駐車場確保に不安もあって、念のため高速バスではなく特急あずさで往復しました。
 当日は早めに新宿に着いてから、次女の招待でランチへ。
娘が予約してくれてあったのは、新宿高島屋の「水たき玄海」。昭和3年の創業と云いますから、今年で丁度創業90年という老舗だそうです。以前、奥さまと娘が二人で来て気に入ったのだとか。既にランチコースの「水たき御膳」が予約されていて、席に案内されてすぐ煮こごりと冬瓜の煮物の先付け二品が運ばれて来ました。水炊きは先ず茶飲みで白濁したスープをいただきます。それが、あっさりとして臭みも全く無い実に上品な味。全てスープ用に用意されているので、何杯もお替りして飲み干して良いのだそうです。
そしてメインの水たき。ぶつ切りの鶏肉だけが入っていて、野菜は別に供されます。鶏肉もホロホロの柔らかさ。聞けば、この水炊き用のスープは鶏を丸ごと8時間煮込み、丁寧に灰汁を取ってキレイに濾しているのだとか。やっぱり家庭では到底出来ない、さすがは老舗の水炊き専門店の味です。
最後の〆は、鶏釜めし、親子丼、雑炊からの選択とのことで、全員水炊きスープを使った雑炊をチョイス。同じ鍋ではなく別に作ってくれるので、水炊きの鍋は空にしてしまって構わないとのこと。その雑炊も絶品で、キレイに完食。私メは生ビールをいただいたので、最後のデザートは奥様へ。
 「あぁ、美味しかった!ごちそ・・・」と、ここでサプライズ!
娘が頼んでくれてあったバースデイプレート。ありがたく気持ちと実物のチョコを一ついただいて、残りは二人へ。
 「大変、おかたじけ・・・。ごちそうさまでした!」
いやいや、本当にありがとうございました♪
 さて肝心の巨人戦。残念ながら一方的な展開で中日の圧勝。でも、漸く誕生した生え抜きのヤングジャイアンツのニュースター、岡本選手と吉川尚幾選手を生で見られただけで満足、満足・・・。高卒入団2年目でプロ初先発だった“松坂2世”高田投手は残念でしたが、
 「みんな頑張れ、頑張れ!」
 娘からの素敵なバースデイプレゼントに感謝して、東京を後にしました。
今回頂いたチケットと日頃娘がお世話になっているお礼に、地酒と後日空港のオフィス宛に信州のお焼きもお送りしました。

 トレッキングのトレーニングを兼ねて、時々早朝ウォーキングで行くアルプス公園。
城山々系のアルプス公園は我が家の裏山の様な位置になるのですが、10年程前に71haへと倍以上に拡張された以降のアルプス公園へのルートは、我が家からは3本。開園当時からの入り口である蟻ヶ崎台経由の南入口と、拡張後のメインとなっている下岡田(神沢~塩倉)経由の東入口。そしてもう一つは、昔の県種畜場時代のアクセス道路だった旧道経由。距離の長短こそあれ、我が家からは標高差200mで、結構な急勾配が続くため、片道2km程度の恰好なトレーニングコースなのです。

 狭い旧道は車で行っても駐車場も無いため、現在はこの道からの入場が許可されている公園関係車両が使う程度。従って、今では車も人も殆ど通りません。この道沿いに種畜場時代からの桜の古木が植えられていて、その手前は両側にうっそうと茂る林が続き、特に夏のこの時期は“緑のトンネル”状態。
誰もいない、この静かな緑のトンネルの坂道を上って行きます。7時前後の早朝だと、週末はマレットゴルフに興じるご老人の皆さんの玉を打つカーンという乾いた音が時折響いていますが、平日はその音もせず、風と小鳥のさえずりを聞きながらの爽快な緑のコースが続きます。園内を歩き、展望広場からアルプスを一望。人っ子一人いない広大なアルプス公園を“二人占め”。
帰りは、南入口から蟻ヶ崎台を下って帰宅。
 家のすぐ近くにこうした素敵な場所のある有難さ。文化度はともかく、便利な都会暮らしでは味わえない、田舎の里山暮らしの恩恵でしょうか。

 材料が揃ったので、いよいよ竹垣の組立です。
翌日から木枠を組んで、切り揃えた竹棒を挿入していきます。ただ、我が家の敷地も同様ですが、メイン道路から隣家への導入路は坂道。従って道路沿いのフェンスも傾斜しています(我が家は、設計士さんの工夫で、高額な盛り土工事をせずに、玄関フロアから、二階への階段と、一階フロアのリビングへはステップフロアになっています)ので、木枠も傾斜に合わせて斜めにする必要があります(簡易的な計測上、30㎜の角材の幅で3㎜の傾斜)。
また木枠の上部は竹棒を挿入していくために30㎜幅で空けてありますが、下はレール状に30㎜の板材を両側の焼杉でサンドして木ネジで止めて溝状にしてあります。

本来の竹垣であれば、竹を割って削り並べて板材に固定させて行くべきなのでしょうが、割って平らに削るのも時間が掛かりますし、竹板を裏表何百枚も用意しないといけませんが、今回はたくさんの竹を頂けたので丸い棒状のまま挿して30mm幅のレールの上に横に並べ、一本ずつ麻紐で縛ることにしました。太さはマチマチですし、中には曲がっている竹もありますので、上下を変えたり向きを変えたりしながら試行錯誤して、出来るだけ隙間が空かない様に組んで行きます。
フェンスの支柱の長さに合わせて1.8mと0.9m、更にL字部分が0.9mの竹垣を作成します。また裏表上下に割った竹材で棒状の竹材を数ヶ所縛って動かぬ様に固定。空いている天井部分には、1.8mと0.9mの竹の棒を半分に割って蓋の様にして上に載せ、同様に麻紐で縛り付けます。
 それにしても、電動ドライバーの便利なこと!といったら想像以上でした。
そのまま釘や木ネジを金槌で打ち付けると、薄い板や竹材はすぐに割れたりしてしまいますので、先ずは電動のドリルで穴を開け、今度は電動の+ドライバーに付け替えて木ネジで止めていくのですが、金槌だと曲がったり真っ直ぐ打ちこめなかったりしますが、電動ドライバーなら素人でも失敗なし。それに、釘に比べて木ネジの方が抜け難いので、強度的にも一石二鳥。確かに、これなら“か弱き”女性でもDIYで簡単に作れる筈です。
作成過程で一番大変だったのは、竹棒を固定するための麻紐で縛ることでしょうか。かなりの力を入れて、しっかりと弛まない様に縛らないといけません。
最初に完成させた1.8mの竹垣を運ぶのにその重いこと!やはり、竹が板材ではなく棒状のためにかなりの重量になっていましたが、簡単に作成するためには致し方ありません。フェンスには針金で縛って固定。
 続いて、半分の大きさの0.9mの竹垣を二つ作成します。後で直角に組むのではなく、固定し易い様に最初からL字型に組むことにしました。この直角に組む方法をどうするか、そしてその直角に交差する部分の作成が一番苦労したところです。
直角に交差させるため、且つ出来るだけ段違いではなく連続して見える様にするために焼杉の板をずらして30mm×30mmの角材に直角に交差させて固定しました。L字型の部分は足となる角材の長さが違うので竹棒を挿入せずに、先ずL字に組んだ木枠を現場に運んでから竹を挿して完成させました。
 道路から目隠しになる様に、事前に測った高さと竹材の幅、L字型も工夫。
据え付けた後で道路からチェックしましたが、ほぼ想定した通りに道路からの視線を遮る事が出来ました(注:フェンスのブルーシートは、晩秋に購入する薪ストーブ用の薪を積んで置くのですが、その薪の雨除け用です)。
中学までの工作や技術家庭での実技程度のDIYでの所詮素人の造作ですので、売られているプロの竹垣に比べれば見栄えも悪くて全くのお恥ずかしい限りですが、素人ながら目的はそれなりに達成出来ましたので、コストを掛けられぬ“年金生活者”としては十分に自己満足出来る仕上がりとなりました。
今回のDIYでの制作コストとしては、板材が5千円程度、電動工具と木ネジ、防腐剤に麻紐で〆て4千円弱。従って、出来合いの竹垣を購入すれば5~6万円するところですが、全部の合計額が1万円弱で今回作成することが出来ました。
 完成後、まだ明るい夕刻に、ブラインドを上げてお風呂の窓を全開し入浴してみました。ちょうど雨降りで、雨に濡れたヤツデの緑の葉が瑞々しくて、露天風呂の様な爽快な気分での入浴タイムに、
 「あぁ、極楽じゃ、極楽じゃ!」
・・・と相成りました。

 我が家の北側の隣家への道路沿いにフェンスがあります。
その北側に面しているのは、1階のトイレ、バスルーム、物置、キッチン、洗濯スペースと勝手口。外側にはエコキュートと床暖房用の機器が設置してあり、バスルームとフェンスの間のスペースにはヤツデとモミジが植えてあります。この二本の木。ヤツデは子供たちの通っていた小学校の体育館横に植えられていた大きなヤツデの子供。夏休みに体育館で行われていた合唱部の練習の送迎時に見つけた、3㎝くらいだったヤツデの“子供”をいただいて来て植えたモノ。そしてモミジも、道路沿いの隣家の庭に植えられている大きなモミジの種子が“竹コプター”の様に飛んで来て自然に生えたモノ。二本とも20年近く経って随分大きく育ちました。

バスルームの窓から見ると、そこは“坪庭”風で良い目隠しにもなっています。しかし、完全な“目隠し”ではないので、入浴時にはブラインドを閉めて入らざるをえません。
そこで、開放感溢れての入浴のために、道路沿いのフェンス側に目隠しになる「竹垣」を設置したいとずっと考えていました。
ホームセンターなどに行くと、園芸用品売り場などに竹垣や木製の垣根、フェンスなども並んでいます。その大きさにもよりますが、どれも1万円から2万円位していて、“目隠し”状態にするためには長さは最低でも3m。最適なL字形にするためには4m位は必要になり、そのためには5万円~6万円は必要になってしまいます。結構な高額出費ですので、“年金生活者”にはどだい無理な話です。そこで・・・、
 「だったら、自分で作っちゃえ!」
と考えた次第・・・です。
 そこで必要となるのは・・・竹。最低でも高さは1m位は必要ですので、太さにも依りますが、結構な本数が必要です。細いマダケであればホームセンターでも売っていますが、1本200円程度と、もし50本必要ならそれだけで1万円・・・です。
我が家の周辺にも竹林が無いではありませんが、そこまで大量の本数となると入手困難・・・と、実際にDIYで自分で作るとなると材料確保もなかなか大変です。
そこに“恵の雨”ならぬ、私メにとっては“時の女神”の登場!

 ナント、“向こう三軒両隣”的に隣家同士でこの春お花見をした際に、道路を挟んだ北側のお宅の庭の竹林が枯れてしまい、景観的にも見苦しいので業者の方に伐採を依託したとのこと。その伐採した竹も、片付けるとなると、廃棄するためにはお金が掛かります。だったらお互い“渡りに舟”で、必要な本数をいだくことで快諾いただけました。業者側も本数が減れば廃棄額が減って助かるので、お互いにメリット(三方両得?)があります。
その後、業者の方が除草剤を1本ずつ注入して根まで完全に枯らした上で、6月末に伐採。運ぶまで2~3日庭の隅に置いてあるので、その間に必要な本数を持って行って良いとの連絡をいただき、枝を落として50本程の竹をいただいて来ました。
 一番肝心の竹が用意できたので、DIYで竹垣の作成です。
お隣から細い竹(マダケ?)を50本いただけたので、早速竹垣作成に必要な材料や道具をホームセンターへ行って購入して来ました。
 我が家には、昔父が購入した電動ノコはあるので、先ずは欲しかった電動ドライバーを購入。マキタなど高価なモノは2万円程度はしますが、DIYで年に一度使うかどうかなのでプロ仕様でなくとも安いモノで十分。定期購読しているdマガジン配信の雑誌の中に、コスパの良い家電や各種道具の“ベスト・バイ”の紹介があり、以前電動ドライバーのジャンルで激賞されていたのがカインズ製品。そこで豊科にあるカインズホームへ行って、充電式の小型ドライバー(ナント2千円!)と木ネジを買って来ました。
それから、今度は地元庄内にある綿半ホームセンターで、焼杉(耐久性を増すために表面を焼き焦がした杉板)を半分にカットしてもらい、30mmの角材、30㎜幅の板材と「防腐剤、そして竹を縛る黒い麻紐を購入。
因みに、日本の家の間取りは一間というように今でも尺貫法が基準。従って、ホームセンターなどで売られている板材や角材も、一間の長さでメートル法での1820㎜や、半分の長さである3尺(1尺=10寸=30.3mm)91㎝だったりします。
家に戻り、角材に防腐剤を塗布して翌日まで乾かし、その間に竹を長さ90㎝の長さに電動ノコで切り揃えました。その数、先ずはほぼ100本。
【追記】
電動ドライバー(安いのでケースは無し)や道具類は、近所の100均ショップで購入したプラケースに整理を兼ねて入れています。最近の100均ショップ、なかなか便利で侮れませんね。

 猛暑、酷暑、炎天、熱波・・。言葉では簡単に表現出来ない様な、異常なほどに熱い日が続いています。一番ピンと来るのは・・・“クソ熱い!”でしょうか?・・・。
 先日は遂に41℃越えとか・・。まるで砂漠の様な日本列島。ここ信州松本でも35℃を超えて36℃近い日もあったりと、異常な熱さです。最近は知りませんが、90年代前半に駐在していた赤道直下のシンガポールでも35℃前後で、確かにタイのバンコクは38℃位にはなった日もあった様に記憶していますが、今の日本列島の真夏は当時の熱帯よりも熱い様な気がします(但し、シンガポールは湿度がほぼ100%。皮製品は定期的に陰干ししないと、直ぐにカビてしまいます)。一体この先、地球はどうなるのでしょうか?・・・。
(それにしても、米国TV局の支払う高額な放映権により、いくら米国内スポーツのオフシーズンとなるこの8月の開催を求めているとしても、2年後のこの“クソ熱い”時期にオリンピックなんてやっても大丈夫なんでしょうか?それこそ、1984年8月開催だったLA大会での女子マラソンで、スイスのアンデルセン選手のフラフラになりながらのゴールシーンの様に、命に関わるような暑さに因る脱水症を以って、大会の“感動”的ストーリーにしてはいけないと思います。それに、仮に猛暑でなければこの時期は台風襲来かもしれませんし・・・。今回も“晴天率の一番高い”10月10日でイイじゃん!て思いますよね、日本人なら誰でも・・・)

 ・・・と、“不都合な真実”は少し横に置いておいて、こう“クソ熱い”と冷たいモノが(特に昼には)食べたくなります(シンガポールの「レッド・ハウス」のオープンテラスで、毛髪の中をまるで滝の様に汗が流れつつ食べたチリクラブや、インドカリーの様な辛い料理も逆説的で良いのですが・・・)。
冷やし中華、素麺、冷麦・・・、個人的には学生時代に京都で食べていた、京風?(関西風?)冷麺が食べたくなりますが・・・。何となく冷たい麺類ばかりが並びます(ざる蕎麦は、夏に限らず一年中食べていますので)。

 そこで、個人的にお薦めなのが“冷汁”です。
「冷汁」は、宮崎県の郷土料理として有名。昔、出張した時に、宮崎空港で冷汁のスープの素を買って来た記憶があります。本格的な冷汁は、味噌ベースの冷たいダシ汁で、ほぐした焼き鯵などが使われていますが、材料は気にせずに、家庭菜園で採れたキュウリと青紫蘇を使い、買ってあったミョウガの残りも使って、味噌とすりゴマ、煎りゴマも使って、冷たい味噌ベースの汁を作って、好みでレモン果汁で酸味を付けたり、砂糖で甘味を付けたりと自分好みの味にして、水で洗ってヌメリを取ってサラサラにしたご飯に刻んだ野菜を載せ、氷を入れて冷やした汁をぶっかけていただきます。

 以上、いい加減な“男の料理”ですが、この“クソ熱い”夏のお昼にはイイんじゃないでしょうか?・・・。では、頂きまーす!

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