カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 新年 明けましておめでとうございます。
2019年、信州松本より謹んで新春のお慶びを申し上げます。

 元旦の朝起きてみると快晴で、空には雲一つありませんでした。そこで、日の出の時刻に合わせてナナの散歩を兼ねて家奥さまと初日の出を拝みに家を出ました。7時20分、我が家の辺りからだと、この時期の太陽は美ヶ原の王ヶ頭と鉢伏山の中間。ちょうど山辺の谷の辺りから上って来ます。雲一つ無い、久し振りの見事な初日の出に、家内と一緒に今年一年の家族の安寧を祈りました。

 翌二日は予報通り雪化粧で、今シーズン初めての積雪でした。この日は妹夫婦と姪一家のお年賀の予定だったので、積雪3㎝程と大したことが無くて助かりました。
年末年始休暇に羽田から海外に出掛ける旅行客の対応を終えた次女も、この日の朝のあずさで帰省して合流。久し振りに賑やかなお正月になりました。
世の中色々不透明さが増してはいますが、どうか新元号となる今年は災害の無い穏やかな一年であって欲しいと思います。
 (写真は、奥さまの正月用の生花です)
 今年一年の皆さまのご多幸を、ここ信州松本より謹んでお祈り申し上げます。どうか良い年になりますように。
本年も、どうぞ宜しくお願いいたします。

                             カネヤマ果樹園一同+ナナ

 今年も一年間、本ブログ「三代目の雑記帳」をご愛読賜り、誠にありがとうございました。

 果樹園のH/P開設と共に始めたこのブログも丸10年になりました。
アクセス数も次第に増えて、7年前に年間15万件を数えました。しかし、ネタ切れと隔日での掲載に疲れ、二日おきのペースでの掲載とさせていただいた6年前には一時的に減ったものの、それでも12万件とほぼ毎月1万件というアクセスをいただき、その後は漸増して今年はこれまでの最高だった昨年の21万件を遥かに超えて、ナント29万件ものアクセスを頂きました。
このページを借りて謹んで御礼申し上げます。ありがとうございました。

 今年の漢字「災」に代表される様に、北海道地震や西日本豪雨など災害の多い年でありました。地元信州は、小平奈緒の「チャレッソ!」の感動に始まり、御嶽海と松本山雅で盛り上がった一年だったでしょうか。どちらも時の勢いだけではなく、焦らずじっくりと力を蓄えて更に上を目指して行って欲しいと思います。

 私事では、念願だったウィンザー洞爺を始め、ナナと一緒の飛騨路、初めての箱根なども良い思い出になりました。また娘からの誕生日プレゼントで初めて生で聴けた小田和正コンサートツァーも感激でした。
中でも個人的に今年一番感慨深かったのは、家内と始めた中年登山。自分の足で登ることで、松本市民として、毎日眺めていた美ヶ原の“百名山”としての魅力を改めて知ることが出来ました。とりわけ印象深いのは、いきなり日帰りでの初登山は些か無謀だったかもしれませんが、快晴に恵まれた絶景の唐松岳初登頂だったでしょうか。
(今年最後の写真は、その唐松岳登頂と、今年もやっぱり東山魁夷の「年暮る」です)  
 年の節目にあたり、今年も色々反省をしつつ、「ヨーシ、来年はもうチョット頑張るゾー!」と、また心のギヤを入れ替えるべく新たな年を迎えたいと思います。こうして、切り替えを出来るのが、きっと人間の(ずるくも)良いところだと思います。
 来る2019年「も」、或いは「こそ」、皆さまにおかれましてもどうぞ良い年をお迎えください。

                             カネヤマ果樹園一同+ナナ

 年末に向けて、(奥さまのご命令で)いつもより早めに始まった大掃除。
それと併行して今年から行っているのは、娘たちに出来るだけ迷惑のかからぬようにと、お互いのそう遠くないであろう将来への“終活”に向けた“断捨離”活動です。
捨てられずに、何でもかんでも“勿体ない!”と取っておきたがりの私メにとっては一番難しい作業ではあるのですが、そこは後で必要になった時に聞くと、「あらっ、要らないかと思って捨てちゃった・・・・」という程に思いきりの良い奥さまのご指導の下(確かに、結果として定年後に一度も使ってないモノも結構存在しているのも事実であり)“順調に”作業を進めております。
 そうした中で、処分するにしても、メルアドなどの個人情報もあるので、初期化しないと処分も出来ないので(売るのも面倒で)、結果として取ってあった過去の携帯電話。その数、溜まってナント30数個。
そこで思い出したのは、2020年に開かれる東京オリンピック・パラリンピックのメダルを、携帯電話や小型家電などの回路基板等に使われている金属を回収して作製するという活動。組織委員会が呼び掛けて実施している「都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト」です。
 組織委員会の公式H/Pからそのまま引用すると、
『公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(東京2020組織委員会)は、東京2020大会で使用するメダルについて、みなさまがお持ちの使用済み携帯電話等の小型家電から製作する「都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト」を実施しています。 このプロジェクトを通じて、オリンピック・パラリンピック合わせて金・銀・銅あわせて約5,000個のメダルを製作する予定です。このプロジェクトは、日本全国の国民が参加してメダル製作を行う国民参画形式により実施します。また、リサイクル金属をメダル製作に活用することで環境に配慮し、日本のテクノロジー技術を駆使することで、金の精錬におけるリサイクル率100%を目指します。過去にもメダルの原材料の一部としてリサイクル金属が含まれた例はありましたが、国民が参画し、メダル製作を目的に小型家電の回収を行い、集まったものから抽出された金属でメダルの製作を行うプロジェクトは、オリンピック・パラリンピック史上、東京2020大会が初めてとなります。』
とのことで、回収の進捗状況は、2018年8月までの結果が公式H/Pに公表されていて、さすがに銅メダル用は既に100%回収し、金銀メダルはまだ50%程度で、この活動は来年3月までの今年度一杯の由。
我が家は、これまでずっとNTTドコモの携帯やスマホ、タブレットを使っており、近くのドコモショップでも回収可能とのことでしたので、年末早速ドコモショップに30数個持ち込むことにしました。
インフォメーションに拠れば、個人情報保護のために出来れば事前に初期化して来て欲しいとのこと。故障していて電源が入らなかったり、結果的に初期化の方法が分からなかったりした16台も含め、30数個全てをドコモショップに持ち込みました。
すると初期化されていないモノは、ショップに任せる旨の誓約書に署名した上で、その場で基板に穴を開けて破棄する実物も確認し、あとは全てお任せして回収終了です。そして、プロジェクトへの参加の“証”として、名刺大のカードを頂きました。

 “都市鉱山”から発掘する金銀銅で、2020東京オリンピック・パラリンピックに必要な全5000個のメダルを作るというこのプロジェクト。如何にもIT時代の日本で開催するオリンピックに相応しい取り組みですので、是非完遂出来るとイイですね。
我々も、眠っていた携帯をそのまま産廃として廃棄することなく、プロジェクトにプチ貢献が出来て、“日本国民”としてチョッピリ満足の年末の“断捨離”活動でした。

 母の食事の副菜として、時々だし巻き卵を作っています。
最初は家にある小さなフライパンで作っていたのですが、やはり丸いフライパンでは上手く巻けません。そこで近くの100均ショップに行って、卵焼き用の長方形の小さなフライパンを買って来て作って見ると、やはり四角いと卵を巻くのが楽で断然作り易くて、随分重宝しました。
ところが10回程使った頃でしょうか?暫くすると、一応テフロン加工だったのですが、その一部が剥げたのか焦げ付いてしまい、上手く巻けなくなって来ました。それを避けるためには油をたくさん使わないといけません。
ホームセンターに行って見て見ると、ちゃんとしたフライパンは、例えば専門店で見掛ける様な銅製だったりとなると、価格も数千円しています。しかし、家庭ではそこまで本格派である必要はありません。ただ100均ショップのフライパンだと、やはり安かろう悪かろうということなのでしょうか、どうやら耐久性は無い様で“安物買いの銭失い”になりかねません。
先日遠出した折に、家の近く100均ショップとは別の100均ショップの「ダイソー」があったので立ち寄ってみました。

 すると、小型のフライパンの中に四角な卵焼き用のそれは見当たらなかったのですが(店員の人に聞いても、「さぁ?並んでいなければありません!」との何とも心許ない回答)、キッチン用品の他の棚に、電子レンジで作るだし巻き卵の容器が売っていました。卵一個用とのことで、他に卵焼き用のグッズは見当たらなかったので、その「レンジで簡単!だし巻きたまご」という商品を購入して来ました。そして、後で調べて見ると、それはダイソーのヒット商品の一つであることが分かりまました。
早速試しに作ってみました。溶き卵に「ほんだし」の様な出汁の顆粒粉末を入れて、500Wの電子レンジで40秒間2回加熱し、最後に蓋を押し込み1分待って固まらせます。
出汁入りの溶き卵をフライパンで焼いて“巻く”のではなく、レンジで加熱して“固める”のですが、卵に接する容器に巻き簾(まきす)風の溝が付いているのがミソ。固まった卵を切ると、如何にも簾(すだれ)で巻いた様に見えます。
 「おぉ、ナルホド!ちゃんと出汁巻き卵だ。」
 使ってみて、なかなかのアイデア商品だと感心しました(仕上がりが水っぽくならずに、卵をしっかり固めるには、指定のワット数や加熱時間、また待ち時間の微調整が必要だと思いましたが)。しかも、これなら油も使わないのでフライパンよりもヘルシーですし、フライパンンの様な劣化の心配も無いのでかなり重宝しそうな気がします。確かに、これはヒット商品になるだろうと納得した次第。

 入試に際し、東京医科大が女性受験生に対して一律減点させていたという差別問題が明るみに出て以降、他大学の医学部でも女性や多浪生に対して同様の事例があることが公表され、大学側が都度謝罪する事態となっています。医学部だけではなく、大学に依ってはOBの子弟の受験生を優遇したというケースも発覚しました。

 このケースでの問題の本質は何なのでしょうか?
もし、それが「いかなる場合も全て平等であるべき」という指摘であるとすれば少々違うのではないか、と個人的には感じています。
問題の本質は、“差別”では無く、“区別”することを事前に公表していなかったことの“不公平”ではないでしょうか?
(医師に限らず、入試での学力試験の点数だけで将来の適性までが判断されている現在の入試制度の是非は、また別の問題としてありますが)

 例えば、長女が卒業した米国スタンフォード大学のMBAコース。
受験の際、留学生としての日本人枠があって、試験成績での順位に依りその枠内に入れために彼女は合格することが出来ました。
それは大学として、人種差別をせずに全世界からあらゆる人種に門戸を開放していることの証明とするために、事前に人種毎の枠が設けられているのだそうです。それは各人種に対する公平性を確保するために設定されている“区別”なのです。これを“差別”と言えるのでしょうか?
娘は一般入試でしたが、更に企業に依っては、大学への寄付額に応じた自動推薦枠を持っており、(大学毎に設定されているTOEFLなどの点数がその大学の合格レベルに達すれば)その企業からは自動的にMBAへの入学が認められます。勿論、民間企業だけでは無く政府機関も同様であり(例えば、彼女の在学中の一番の親友は、シンガポールの経済開発庁EDBから派遣された女性でした)、また日本だけではなく他の国々も、ハーバードやスタンフォードなど世界のトップレベルの大学に人材を送り込むために同様の寄付行為を行なっています。
またアグネス・チャンの息子さん方も皆スタンフォードですが、これは彼女が大学のOGでもあることが(おそらくOBとしてそれなりの寄付もした上で)当然考慮されている筈です。
そして、こうしたことは“秘密裏”ではなく、入学枠を得るための手段として事前に公表されていて、その権利を得るために当然の行為として行われてもいるのです。
 要約すれば、国籍や人種毎に決められた枠があり、その上位から選別される際に、個々の枠の応募状況に依っては下位の点数/成績であっても合格するケースがある。企業やOB枠に至っては(その個別枠内での選別は当然あるが、その結果)ある一定水準以上の学力があることは大前提として、そのラインに達すれば無条件に合格が許される・・・と云うことになります。

 極論すれば、中学や高校などの男子校や女子校は果たして男女差別なのでしょうか?
我が国においても、例えば信州大学の医学部でも実施されていますが、近年“地域推薦枠”を設ける地方大学が増えつつあります。これは地方の過疎化の進展に伴い発生している“無医村”などの医療問題を解消すべく、卒業しても地元に残ってくれる医師を一人でも多く排出させるためと云っても過言ではないでしょうし、事前に公表されているその地域枠に対して、不平等と云う批判や指摘は受験生からも聞こえて来ません。例えば、最近なり手の少ないという産婦人科医を確保するために、もしどこかの地方大学の医学部が同姓の女性枠を男性より多く設けるといっても、そこには男女差別では無い合理性/整合性、更には納得性すらも生まれるのではないでしょうか?

 要するに、医学部において地域枠同様に、例えば(それ以上は合格させないという)女子枠や浪人枠を設けて、それを「ウチの大学はこの人数しか合格させません」と事前にアナウンスしておけば、それは差別ではなく、地元出身かどうかという地域枠同様に、単なる“区別”に過ぎないのではないか?そして、もしそれが嫌なら受験生からの人気が下がる(=受験料収入が減る)ということで良いのではないか?・・・と単純に思いますが、如何???

 従って、今回の問題の本質は、決して“差別”ではなく、そうした“区別”を事前にキチンと公表していなかったことの“不公平さ”にあるのではないか?と思います。
但し、その“区別”の合理性については、是非をキチンと議論して評価されるべきであることは論を待ちません。

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