カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>
次女のお義母様がコロナの後遺症で体調がすぐれず、昨年秋から半年間延び延びになっていた、一歳になった下の孫の一升餅と上の孫の三歳の七五三のお祝い。
お義母さまはまだ“全快”とまでは言えない様ですが、“だましだまし”でも外出されたり出来るまでに回復されたとのことから、ここで次女たちの横浜の自宅で半年遅れのお祝いをすることになりました。
但し時季外れですので、神社での七五三の参拝は無理なので、全員で近くの神社にお参りして孫たちの成長をお祈りして、七五三の記念写真は、写真館の予約の都合上6月に家族だけで撮影することにして、当日のお祝いの席は、上の孫の一升餅の時の様に外の割烹ではなく、お祝いの料理を取り寄せて自宅でお祝いをしたいとのこと。
こちらからすれば“イイどこじゃない!”、延び延びになってもご実家のご両親も顔を揃えられて、皆で無事に孫たちのお祝いの席が持てるのが何よりですから・・・。
因みに、本当なら昨年11月にする筈だった七五三のお祝いが先に延びると聞いて、まだ在庫のある内にと、江戸時代から続く松本の老舗の飴屋さん「新ばし飴」の新橋屋商店(謙信が信玄に送った塩が、“塩の道”千国街道を通って松本に1月11日に着いたことに由来する、毎年1月に行われる松本の伝統行事「あめ市」の福飴で有名。松本にはこの「新橋屋商店」の他に、創業350年という「山屋」と、またこれも江戸時代創業の「飯田飴店」という老舗飴店もあるのですが、我が家では毎年父が新橋の店まで行って、必ず「新ばし飴」の福飴を買って来ていました)へ昨年末に伺って、お祝いと写真撮影のために七五三の千歳飴だけは先に購入し、お店のご主人の「冷蔵庫に入れて置けば、春までは大丈夫ですよ!」とのアドバイス通りに保存してありました。

全員で神社への参拝と自宅へ届けたいただいた老舗料亭の仕出し弁当でのお祝いの会食が終わり、ワンコたちが待っているので、夕刻までには松本へ着ける様に午後2時に先に“おいとま”させていただきました。
帰る際、奥さまから「これ、松本に持って帰ってね!」と渡された大きな袋。
その中には湯河原のご実家から毎年戴くお土産の新茶などと一緒に、何やら大きな木枠が入っています。
聞けば、これは次女たちが使っていた多面体フォトフレームで、これまで孫たちの写真を入れて壁に掛けて飾っていたそうなのですが、吊り紐が解(ほど)けて床に落ちてしまい、その衝撃で木枠が3ヶ所壊れてしまったのだそうです。
このフォトフレームは写真を入れる表面カバーがガラスで、幸い今回ガラスが割れることは無かったのですが、仮にもし修復出来ても、孫たちがこれからますます活発になって行く中で、今後不注意でもし落下した場合に、ガラスだと万が一割れたりして危険なので、代わりのフォトフレームを既に購入済みなのだそうです。
従って、このフォトフレームは廃棄するとのことですが、仮に廃棄するにして、もし処分場に持ち込まなくてはいけない場合も、車の無い彼等よりも車ですぐに行ける松本の方が良いだろうと、今回私メが持ち帰ることに。
「直して使えればイイけど、もしダメなら捨ててね!」
ということで、家内の指示でこの日松本まで電車で持ち帰ることになったのでした。

持ち帰って翌日チェックしてみると、四角形の木枠の接続部分が落下の衝撃で接着が剥がれてしまっているのが3ヶ所と1ヶ所のフレームにヒビが入っていましたが、折れたりするような深い傷ではありませんでした。また厚さ3~4㎜のガラス10枚は、一枚もヒビ割れとかの損傷や傷はありませんでした。
従って、木枠を接着して直せば十分再活用が可能です。
ただこのはがきサイズのガラス、因みに全10枚を測ってみると、合計で600グラム。フレーム全体で900グラム程でしたので、2/3はこのガラスの重さ・・・です。
もし壁に掛けるのなら軽い方が良いし、4月には松本でも震度4の地震がありましたが、万が一落下してもガラスでない方が安全です。
通常考えられるのは、良く写真立てに使われているプラスチックの透明なアクリル板でしょうか。ネットでフォトフレームを検索してみると、殆どがこのアクリル製か若しくは他の硬質樹脂製で、写真のカバー面にガラスを使っているモノは見当たりませんでした。
そこで、市内のホームセンターや文房具店(松本だと「事務キチ」があります)や100均ショップを調べてみました。
H/Pでは分からかったので電話で聞いてみると、ホームセンターにはアクリル板はサイズも厚さも色々あるそうですが、松本の事務キチには無さそうでした。またネット記事に依ると100均ショップにもありそうですが、松本に有るかどうかは実際ショップに行ってみないと分かりません。
そこで、翌々日、ホームセンターとダイソー、セリアの3店舗に回ってみました。アクリル板はホームセンターに3mm、5mmなど、またサイズも色々揃っていました。問題はカットするのに専用のアクリルカッターと金属定規が必要とのこと。
一方、100均ショップを見てみると、DIYコーナーには硬質プラスチック製の乳白色のポリ塩化ビニルのパネルがあったのですが、残念ながら透明なモノは無し。ところが、セリアの文房具コーナーに透明な硬質プラスチック製のポリ塩化ビニルのA4判の下敷きがありました。思わす「これだ!」ということで、3枚購入。


問題はガラス板が151mm×101mmなのですが、A4サイズの下敷きは297mm×210mm、厚さは0,68mm。297では少し足りないのですが、210は十分。厚みも0.7mmでも下敷きですのでグニャグニャしておらず、しっかりしているのでガラス板の代役として十分使えそうです。
子供も使う文具の下敷きなので安全のためでしょう、四隅の角はRが付いて丸くなっています。
297mm×210mm のA4から148.5×101サイズで4枚取れるので、上下4mmずつカットしてRを取って直角にします。
0.68mmの硬質プラスチックのポリ塩化ビニル製ですが、カッターナイフで4回程少し力を入れて線を引くと、ほぼ切り取ることが出来ました。同様にA4判3枚から合計10枚を切り取ります。
木枠の外れた部分は、接着面に木工用ボンドを塗って接着。はみ出た接着剤をふき取り、しっかり硬化するまで注意書き通りに12時間待ってから、はがきサイズの写真は無いので、取り敢えず手許にあった孫たちのL版の写真を10枚木枠に入れ、写真のカバーとしてガラスの代わりにカットした先述の塩化ビニルを木枠に嵌め込みます。




「フム・・・、なかなかイイんじゃない!?」
ということで、場合によっては捨てられる運命だった木製の多面体フォトフレームですが、DIYで何とか修復なって、これにて完成!
(因みに、奥さまが相応しい写真を選んでフォトショップに注文し、ちゃんとはがきサイズで印刷してもらって入れ替えるとのこと・・・です)
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