カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 豚の白モツがスーパーの折り込みチラシの目玉商品?として紹介されていたので、何となく居酒屋のモツ煮を思い出して無性に食べたくなり、
  「ホンジャま、自分で作ろ!・・・っと」
自宅で作って見ることにしました。

 材料としては、豚の白モツが300gとコンニャクを買って来て、後は自宅にあるニンジンとゴボウ、そして残りモノの木綿豆腐も(水切りをして)投入。味付けは味噌味です。
 売られていたのは、生ではなく、茹でて売られているモツ(豚の大腸や小腸の所謂「白モツ」)ですが、自宅で薄切りの生姜とニンニク、ぶつ切りの青ネギを入れて料理酒を加えて茹でて更に臭みを取ります。
茹でたコンニャクとニンジン、ゴボウを加え、じっくりコトコト柔らかくなるまで茹でて、味噌と砂糖、醤油で味付け。刻んだネギと七味唐辛子をたっぷり振り掛けていただきます。

  「あっ、意外と美味しい・・・。臭みもそんなに無いし。」
  「おぉ、確かに旨い。これなら居酒屋並みかも・・・。」
こうした料理こそ、プロや専門店には敵わない・・・と勝手に思っていたのですが、茹でて売られていたモツの店側の下処理が良かったからかもしれませんが、臭みも然程気にならず、居酒屋で食べるモツの煮込みと比べても遜色ありませんでした。
モツは栄養価も高くコスパも良いので、これなら“家飲み”用の(一滴も飲まれぬ奥さまはともかく、飲兵衛にとっては)肴の一品としてまた作ってもイイかも・・・と勝手に思わせてくれた自家製のモツ煮込みでした。

 テニスのグランドスラム、4大大会のUSオープンで大阪なおみ選手が“女王”S・ウィリアムズ選手を破っての初優勝。日本人初優勝として、以前から話題になっていた天真爛漫なインタビューでの受け答えと併せて、連日マスコミ報道がされています。曰く、日本人初、日本人の誇り、日本人らしさ、日本人の謙虚さ、・・・云々。
 確かに素晴らしい快挙です。180㎝という恵まれた体格から繰り出される時速200kmという男子選手並みの高速サーブを武器に、プロデビューから僅か5年足らずでのグランドスラム制覇。
しかし乍ら、今回世界中で称賛された彼女のパフォーマンスや愛らしい立ち振る舞いが、まるで日本人だからこそ・・・と、その理由背景を全て日本であること、日本人であることにマスコミが無理やり結び付けているは全く以っておかしいのではないか・・・と感じざるを得ません。
日本人としては誇らしいし、喜ばしい限りです。でもそれを殊更“日本”であることに結び付けることには違和感を禁じ得ませんでした。
確かに日本でご両親が出会ったからこそ姉妹が生まれた。そして、彼女のDNAには間違いなく日本人である母方の血が混じっていることは間違いありません。しかしツアーでの初優勝の時だったか、インタビューアーが彼女の生い立ちに触れて「日本とアメリカの双方の文化の影響を受けているのでは?」と質問された時に、ハイチ系アメリカ人である父親からのハイチの“血”も大事である旨の彼女の回答を聞き、思わず“アッパレ!その通り”と感心させられました。しかもユーモア溢れたインタビューでの彼女の英語での自然なやり取りを聞くにつけ、最近は海外で活躍する日本人がインタビューに英語で受け答えしているのを見聞きするのも決して珍しくはありませんが、やはり国内の英語教育だけではこうは行くまいと感じざるを得ませんでした。
確かに彼女が二重国籍を持ち、しかもこれまでの“人生の大半”(移住した3歳から二十歳の今まで)を過ごしている米国も選べるのに、登録国として日本を選んでくれていることに嬉しさは感じますが、だからといって彼女のパフォーマンスの理由を日本に結び付けるのはお門違いでしょう。
例えば、アメリカ西海岸で生ま育った女子フィギアの長洲未来選手。幼い頃から頭角を現し、結果米国代表としてオリンピックにも出場。彼女のご両親はロスで寿司屋を営まれていて、お二人共日本人です。当時、浅田真央選手以下が凌ぎを削っていた選手層の厚い日本ではなく、三番手以内に確実に入っていた米国代表を権利として選んだとしても、それは日頃努力している娘をずっと見守り支援して来たご両親からすれば当然のこと。果たして、それを非難出来るのでしょうか。
大阪選手も、米国よりも日本で登録した方がテニス選手としてのチャンスが拡がると思っただけなのかもしれません。

 国際化、グローバル化の進展もあって、国際結婚も珍しくなくなり、ハーフやクォーターという“血”だけではなく、暮らしていることで日本という国籍を選ぶアスリートも少なくありません。しかも、彼等が身長やバネといった部分での日本人の弱点を補う身体的能力を持ち、我慢や持続力といった日本文化や日本人の持つ身体的・精神的な良さと結合することで、更にパフォーマンスを向上させているのかもしれません。
そんな時代に、成果だけを何でも日本にこじつけるのは、本来移民国家であり彼等のFrontier Spiritこそが国家形成発展の原動力であった筈なのに、その歴史を忘れて自国第一主義を唱えるアホ大統領と何ら変わりません。
“純血主義”なぞ、鎖国主義の時代遅れ。古来、極東の日本列島は縄文・弥生という色々な“血”の流入や中国や朝鮮半島経由での先進的な技術や知識の導入と融合で、“混血”的な良さを取り入れて発展して来たのではないか?むしろ古代日本の方が余程先進的だったのではないか?
大阪なおみ選手の快挙と、それを殊更“日本”に関係付ける採り上げ方に、発想を飛躍してそんなことまでも考えさせられた今回のマスコミ報道でした。

 今月中旬からのパンパシ・オープンに“凱旋帰国”した彼女。
どうか、滞在中に思う存分トンカツやカツ丼、それと抹茶アイスが食べられますように・・・。

 今夏、我が家の家庭菜園のトマトがたくさん採れたので、トマトを使っての一品料理です。作ったのは中華料理の「西紅柿鶏蛋炒」。要するに「トマト(西紅柿)とニワトリの卵(鶏蛋)炒め」です。

 以前深志高校裏にあった中国薬膳家庭料理の「チャイナスパイス」(東町に移転再開)で、テイクアウトも含めて、子供たちが大好きで良く頼んだメニューの一つでした(但し、中国語表記は「西紅柿鶏蛋炒」という名称ではなかったかもしれません。再開後は調理法がオムレツ風の卵の上にトマトを載せるという風になって味も変わってしまいましたので、今はオーダーせず。掲載した写真は、以前再開後のお店で食べた時のモノ。第700話を参照下さい)。
ネットで調べてみると、中国ではごく一般的な家庭料理だそうですが、8年間のシンガポール駐在中にそれこそ色んな中華料理を食べましたが、一般的な広東や四川料理も、北京、或いは福建や潮州料理店でも、(メニューの中にはもしかするとあったのかもしれませんが)食べたことはありませんでした。現地のローカルスタッフと行った時でも、はたまたホーカーズ・センターと呼ぶ現地屋台街(現地での発音は“ホッカーセンター”)でのランチも同様でしたので、レストランメニューではなく、あくまで家庭料理なのかもしれません(但し、中国本土は分かりませんが、少なくとも赴任先のシンガポールでは、特に中国系の人たちの家庭殆どは主婦も働いているので家庭では一切調理はせず、安いホッカーセンターで三食というのが当時は一般的でした)。
というのも、美味しいのに、調理はトマトを切って卵と一緒にただ炒めるだけ・・・で、驚くほど簡単なのです。
なお、現地ではスライスしたセロリを一緒に炒めたり、またキクラゲが入ったりとかアレンジメニューは色々あるそうですし、以前のチャイナスパイスでもキクラゲと干しブドウが入っていた様に思います。
 先ずは溶き卵に鶏ガラスープの素を混ぜてスクランブルエッグ状に半熟に炒め、別に炒めた乱切り(大きめのサイコロ状に切った)トマトと塩を少々加えて混ぜ合わせて炒めれば完成。卵を炒め過ぎずにフワフワ状に炒めるのがポイントだそうです。もしトマトの皮が気になる場合は、事前に湯剥きをしておます。
レシピに拠ってはオイスターソースを加えるモノもありましたが、塩だけのシンプルの方が個人的には好み。トマトが甘くなければ砂糖を少々加えれば良いとのことでしたが、真っ赤に熟してから採った家庭菜園のトマトなら砂糖も不要。

 初めて作った時は、塩をもれるのを忘れてしまいましたが(鶏ガラスープの代わりに粉末の創味シャンタンを使用)、味付けはそれで十分でした。
その後、レシピに沿って塩を入れてみましたが、却って塩味がきつく感じました。また市販のトマトだったら必要かもしれませんが、家庭菜園で育てた真っ赤なトマトは十分に甘味もある(しかも自然な甘さです)ので砂糖は全く不要です。そのため、その後は鶏ガラスープの素だけで、調味料は塩も砂糖も一切無し。
実にシンプルで調理も簡単ですが、本当に美味しいと思います。我が家の(夏の間の)定番レシピになりました。

 完全無農薬で栽培している我が家の家庭菜園の夏野菜。今年は概ね順調に育って、“夏の恵”を十分味わうことが出来ました。

 キュウリは大きくならぬ内に人指し指大の“姫キュウリ”状態で収穫し、モロキュウでパリパリした食感を楽しみました。葉に隠れていたために気が付かず、採り忘れて大きく成長してしまったモノは浅漬けや冷やし中華用に使用。
またトマトやミニトマトは真っ赤に色付いてから収穫するので味が濃く、まだピンクの時に収穫するスーパーで売られているトマトとは段違いの美味しさでした。
また昨年は全くダメだったナスですが、今年は収穫出来ました。まだ花が咲いていますので、秋ナスも多少は収穫出来そうです。
ケールも隔日ペースで生サラダに。ただ、さすがにあまりの穴ボコだらけのケールに奥さまから何とかせよ!との厳命があり、その後トンネル状に防虫ネットを被せました。確かに効果てき面で、穴の無い“キレイな”ケールが収穫出来ました。播種をずらしたので、まだ十分収穫出来ています。
 一方、ズッキーニは雄花は咲けども雌花が出て来ずで、今年は収穫出来ず。ブロッコリーも虫に葉を食べられてしまい、こちらもどうやら収穫は難しそうです。
スティックセニュールは順調に生育して収穫し茹でてサラダにしましたが、奥さまの反応はイマイチ。別名スティックブロッコリー(茎ブロッコリー)と云う通り、スティックセニュールというのはタネのサカタがブロッコリーと中国野菜のカイラン(芥藍)を掛け合わせて作った野菜だそうで、栽培の難しいブロッコリーに比べて素人でも簡単に栽培が出来るのだとか。しかし、ブロッコリーの様な“野菜の味”が無く、これなら確かに奥さまの反応も然りで、ブロッコリーの方がイイとの家内の評価も頷けますし、シンガポールに赴任中、豆芽やカンコン同様に中華料理では定番だったカイランの炒めモノの方が(勿論調理法もありますが)遥かに美味しかった気がしました。ですので、もう栽培はイイかな・・・。
また、オクラも水不足だったのでしょうか、残念ながら今年はイマイチでした。来年はもう少し学習し、栽培を工夫しないといけません。
 一方、驚いたのは園芸店からいただいたサンチュ。二株をマルチに植えてあるのですが、てっきりレタスの様に大きくなったら株毎収穫すれば良いとばかり思っていたのですが、然に非ず。成長した下の葉から順番に採って行くのだそうです。そうすると順番に葉が出て来て成長するので、随分長い間楽しめるのだとか。確かに、「やきまる」クンでの我が家での焼肉の時に収穫するのですがどんどん成長し、二株では多過ぎるくらいでした。普通の家庭なら一株でも十分かもしれません。採らないと黄色く萎れて株が傷んでしまうので、“年寄り”だけの我が家では毎週焼肉とはいきませんので、定期的に収穫してサラダにしたのですが、サラダ用としてはイマイチでした。
 ダイコンや、葉物野菜の春菊や小松菜、そして冬を越させる縮みホウレンソウなど。秋播きの野菜、今年は何を植えようかと只今思案中です。

 会社勤めの頃は朝日と日経2紙を購読していました。日経は学生時代に「社会人になったら日経を読め!」とゼミの恩師から云われ、朝日はシンガポールから帰国後、「天声人語が良く受験に出るから」と奥さまが子供のためには朝日!と強要された結果。無子供たちが巣立った後も、捏造問題で朝日離れが進む中でも、政治経済の記事は日経を読み朝日の記事は一切読まなかったので、そのまま朝日新聞を購読していました(「人」に関する朝日の記事は好きでした)。
定年退職後に選んだのは日経と不義理にならぬよう「お悔やみ欄」の一番充実している地元のタウン紙。日経を継続したのは、政治経済記事に一番“色”が無く、読者自身が自分で判断すれば良いことが一番の理由なのですが、それに留まらず、例えば文化欄も一般紙に負けぬほど充実しています。更に、意外なことに、プロ野球のナイトゲームなどがどんなに遅く終わっても、地元紙並みにその結果が掲載されていることも大きな理由。それは一番遅い最終版の紙面が委託している地元紙の印刷所で印刷されているからなのです。

 前置きが長くなりましたが、最近の日経の経済蘭に面白い記事がありました。それは、「鯖」に関する記事。
今や国内マーケットに流通するサバは5割以上が輸入で、その殆どがノルウェー産なのだそうです。確かに、スーパーの魚介コーナーに並んでいる「塩サバ」はノルウェー産しか目に付きません。そして面白かったのは、築地市場などの専門の業者も「塩サバ」で薦めるのは国産ではなくノルウェー産なのだという件(くだり)。
 「えっ!そうなの・・・??」
記事によると、年中漁獲している我が国と異なり、ノルウェーのサバは脂の乗った旬の時期にしか漁獲しないのだとか。従って30%も脂質があり、焼くと全然違うのだそうです。また国産のサバは小型のモノが多いのに対し、ノルウェー産のサバは大型なのだとか。
そう云えば、シンガポール駐在時代、赴任者仲間と行っていた和食の定食屋さん。鯵の塩焼き定食は、日本でお馴染の鯵と云うより、ゼイゴの無い大型のイエローテイルで大味で美味しくないのですが、塩サバはノルウェー産なのでしょう、日本で食べていた味でしたので、そのシンガポールの定食屋さんでも「塩サバ定食」がランチの人気メニューでした。

 勿論、鮮度が命の生や〆サバなどは地元水揚げされたサバですし、「関サバ」(30年前くらいでしょうか?・・・。東京へ出張して出張先のメンバーと一緒に夜飲んだ時に、初めて食べた関サバの刺身。「生の関サバって、こんなに美味しいのか!」と驚いたことを思い出します)や「金華サバ」などに代表される、所謂最近のブランドサバは別格だと思いますが、国産の小型のサバは最近人気の水煮などの缶詰用として加工され、かなりの割合でサバ缶として輸出されているのだそうです。

 秋の旬の味であるサンマが、近海の海水温上昇と、和食人気の高まりで中国などの漁獲量が急増した結果、日本の漁獲量が半減し、だんだんと“庶民の味”では無くなりつつある現在(でも、今年は久し振りに豊漁!)、漢字で魚偏に青いと書くサバは栄養価も高く、焼き魚としての「塩サバ」はずっと優等生なのかもしれません。

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