カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 孫たちが横浜に帰る最終日。
蕎麦好きの婿殿のために、山形村のそば処「木鶏」で新蕎麦を食べてから松本発の午後のあずさに乗るようにと、事前に予約をして伺いました。
勿論儀弟のそば処「丸周」にも何度も行ったことはあるのですが、営業中に子供たちが騒ぐと、やはり周囲のお客様には気兼ねをして申し訳なく、親戚だと尚更余計に気を使ってしまいます。

その点、「木鶏」は一部屋ですが、蕎麦屋さんには珍しくわざわざ個室が設けられていて、「自分たちも昔外食した時に苦労したので、小さい子供さん連れでも安心して食べて頂ける様に」と、その個室には福島県出身の店主ご夫妻のお子さんたちが小さい頃使った木のおもちゃと絵本も置かれているので、この個室が予約出来た時は安心して蕎麦が食べられます(但し、予約は開店直後の確か三組のみで、以降の予約は無し)。今回もスケジュール(と婿殿の新そばが食べたいという希望)が分かった時点で、早めに個室を予約してありました。
 注文は、しゃもつけを婿殿と家内が(彼女曰く、軍鶏よりも高価な鴨を使う「丸周」の鴨つけの方がやはり味は美味しいとのこと)。娘は珍しく和風キーマカレーそば、私がもりで、量の違いで姫盛り、大盛り、鬼盛りとあるのですが、私と婿殿は大盛りにしました。
この日の玄蕎麦は地元産の新そばので、ソバの種類に依り田舎蕎麦は打てないとのことでした。
コシもあって喉超しも良く美味しかったのですが、最近の蕎麦は秋の新そばであっても、何処で食べても何故かあまり香りが感じられない気がします。また。木鶏の蕎麦の量は大盛りだと240だったか250gで少々足りない気がして、鬼盛りが300gとのことだったのでそちらの方が満足出来るかもしれません(次回は鬼盛りにしたいと思います)。
 店内のテーブル席では小さい子が泣いたりしていましたが、きっと親御さんは気が気ではないでしょう。松本の蕎麦屋の中には「小さい子はお断り」という店もありますが(もしそんな“格式の高い”店だったら、いっそのことドレスコードまで設定すればイイ)、それを見て小さい子を持つ親御さんたちが一体どんな気持ちでいるか、店側は考えたことがあるのでしょうか(やがて子供が成長した後でも、その店に行こうとは決して思いますまい!事実、例えどんな有名店であっても、孫がいない時でもジジババは食べに行こうとは思いません)。
 昔は“子供は地域の宝”として当たり前の様に、集落全体で、近所の大人たちで、そして皆で子育てをしたもの。その子供たちがやがて自分たちが年寄りになった時には大人になって、その年寄りのいる社会を支えてくれる様になるのです。ですので、遊ぶ子供たちに「ウルサイ!」と怒鳴って排除するのではなく(ましてや子供の遊び場を奪うのでもなく)、せめてこの国の未来を担う子供たちには優しい大人(年寄り)でありたいと思います。でないと、“姨捨山”ではありませんが、大人になった子供たちから「汚い!」と排除される年寄りになりかねませんから・・・。

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