カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 材料が揃ったので、いよいよ竹垣の組立です。
翌日から木枠を組んで、切り揃えた竹棒を挿入していきます。ただ、我が家の敷地も同様ですが、メイン道路から隣家への導入路は坂道。従って道路沿いのフェンスも傾斜しています(我が家は、設計士さんの工夫で、高額な盛り土工事をせずに、玄関フロアから、二階への階段と、一階フロアのリビングへはステップフロアになっています)ので、木枠も傾斜に合わせて斜めにする必要があります(簡易的な計測上、30㎜の角材の幅で3㎜の傾斜)。
また木枠の上部は竹棒を挿入していくために30㎜幅で空けてありますが、下はレール状に30㎜の板材を両側の焼杉でサンドして木ネジで止めて溝状にしてあります。

本来の竹垣であれば、竹を割って削り並べて板材に固定させて行くべきなのでしょうが、割って平らに削るのも時間が掛かりますし、竹板を裏表何百枚も用意しないといけませんが、今回はたくさんの竹を頂けたので丸い棒状のまま挿して30mm幅のレールの上に横に並べ、一本ずつ麻紐で縛ることにしました。太さはマチマチですし、中には曲がっている竹もありますので、上下を変えたり向きを変えたりしながら試行錯誤して、出来るだけ隙間が空かない様に組んで行きます。
フェンスの支柱の長さに合わせて1.8mと0.9m、更にL字部分が0.9mの竹垣を作成します。また裏表上下に割った竹材で棒状の竹材を数ヶ所縛って動かぬ様に固定。空いている天井部分には、1.8mと0.9mの竹の棒を半分に割って蓋の様にして上に載せ、同様に麻紐で縛り付けます。
 それにしても、電動ドライバーの便利なこと!といったら想像以上でした。
そのまま釘や木ネジを金槌で打ち付けると、薄い板や竹材はすぐに割れたりしてしまいますので、先ずは電動のドリルで穴を開け、今度は電動の+ドライバーに付け替えて木ネジで止めていくのですが、金槌だと曲がったり真っ直ぐ打ちこめなかったりしますが、電動ドライバーなら素人でも失敗なし。それに、釘に比べて木ネジの方が抜け難いので、強度的にも一石二鳥。確かに、これなら“か弱き”女性でもDIYで簡単に作れる筈です。
作成過程で一番大変だったのは、竹棒を固定するための麻紐で縛ることでしょうか。かなりの力を入れて、しっかりと弛まない様に縛らないといけません。
最初に完成させた1.8mの竹垣を運ぶのにその重いこと!やはり、竹が板材ではなく棒状のためにかなりの重量になっていましたが、簡単に作成するためには致し方ありません。フェンスには針金で縛って固定。
 続いて、半分の大きさの0.9mの竹垣を二つ作成します。後で直角に組むのではなく、固定し易い様に最初からL字型に組むことにしました。この直角に組む方法をどうするか、そしてその直角に交差する部分の作成が一番苦労したところです。
直角に交差させるため、且つ出来るだけ段違いではなく連続して見える様にするために焼杉の板をずらして30mm×30mmの角材に直角に交差させて固定しました。L字型の部分は足となる角材の長さが違うので竹棒を挿入せずに、先ずL字に組んだ木枠を現場に運んでから竹を挿して完成させました。
 道路から目隠しになる様に、事前に測った高さと竹材の幅、L字型も工夫。
据え付けた後で道路からチェックしましたが、ほぼ想定した通りに道路からの視線を遮る事が出来ました(注:フェンスのブルーシートは、晩秋に購入する薪ストーブ用の薪を積んで置くのですが、その薪の雨除け用です)。
中学までの工作や技術家庭での実技程度のDIYでの所詮素人の造作ですので、売られているプロの竹垣に比べれば見栄えも悪くて全くのお恥ずかしい限りですが、素人ながら目的はそれなりに達成出来ましたので、コストを掛けられぬ“年金生活者”としては十分に自己満足出来る仕上がりとなりました。
今回のDIYでの制作コストとしては、板材が5千円程度、電動工具と木ネジ、防腐剤に麻紐で〆て4千円弱。従って、出来合いの竹垣を購入すれば5~6万円するところですが、全部の合計額が1万円弱で今回作成することが出来ました。
 完成後、まだ明るい夕刻に、ブラインドを上げてお風呂の窓を全開し入浴してみました。ちょうど雨降りで、雨に濡れたヤツデの緑の葉が瑞々しくて、露天風呂の様な爽快な気分での入浴タイムに、
 「あぁ、極楽じゃ、極楽じゃ!」
・・・と相成りました。

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