カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 この日のランチも奥さまのリクエストで、ミシュランガイドのビブグルマン2023 に選出されたという、新橋御成門「天ぷら かき揚げ丼 之村」へ。
こちらも行列店とのことなので、11時の開店5分ちょっと前に到着しました。既に2人待っておられます。

時間通りに暖簾が出され、入店。我々の前に待たれていたお一人は職人さん方の親方なのか、6人分纏めてテイクアウトとのこと。店内は意外と狭く、厨房前にカウンター6席とテーブル席は4名掛けと2名掛けが2卓ずつのみで、我々は一番奥のテーブル席に案内頂きました。
暖簾を出された方が大女将なのか、入口近くのカウンター内に座られて、帳場のご担当の様です。
「之村」のランチメニューは、
  ・かき揚げ丼 1,400円
  ・天丼 1,400円
  ・穴子天丼 1,700円
  ・ミックスかき揚げ丼 1,900円
  ・天ぷら定食 2,000円
他に天ぷらの一品物も注文出来るようです。そう云えば、最近天ぷら専門店て行って無いなぁ・・・。昔シンガポールにも天ぷらの専門店があって、カウンター席に座ってお任せで次々と色んなネタを目の前で揚げてくれるのですが、揚げ立ての天ぷらって美味しかったなぁ・・・。松本でも老舗の割烹が、支店でカウンターの天ぷら専門店を始めたので、以前懐かしくて家族で食べに行きましたが、そこは数年で閉めてしまいました。

 さて、ここは二人共先ずは名物のかき揚げ丼をチョイスしました。後から次々にお客さんが来られてほぼ満席になりましたが、やはり皆さんも注文はかき揚げ丼一本でした。
注文すると、丼のご飯の量を(値段は同じで)普通盛りか、大盛りか或いは小盛にするか尋ねられ、家内は小盛で私は普通盛りにしましたが、結果的には大盛りで正解だったのかもしれません。
丼には、シジミの赤だしの味噌汁と香の物として季節で変わるかもしれませんが、この時はカブとキュウリのぬか漬けが付いてきました。
待つこと10分程でしょうか。かき揚げ丼のかき揚げは小エビがたっぷり、というか20個近い海老オンリーのかき揚げです。それが絶妙な揚げ具合で、小エビの一粒一粒がプリっとしていながらも、しっとりで抜群の食感です。甘さを抑えた秘伝のタレの旨味とも相まって、そのたっぷりの海老のプリプリ感と衣のサクサク感が堪りません。かき揚げにはしし唐が一本添えられていて、茶色の丼の中で良いアクセントになっています。
ゴマ油?の揚げ油、或いは揚げ方、それともこのタレに秘密があるのか、驚くのは食べ進んでももたれた感じが全くせず、そのタレも甘過ぎずさっぱりしていて絶妙で、タレの染みたご飯がパクパクといくらでも食べられそうな程。ですので、大盛りにしても全然良かったかも・・・と思えるのです。
 因みに、こちらの「之村」は、虎ノ門に在るやはり天ぷらとかき揚げ丼の有名店という「光村」の姉妹店で、それぞれを兄弟でやられている由。そして、その「光村」は名古屋が本店とのことなので、道理で味噌汁が赤味噌というのも納得。ただこちらのシジミの赤だしは、赤だしの割には色も味もマイルドでした。また、大女将が漬けられたのか(と、帳場にどっしりと座られて店内に隈なく目を光らせている女将さんを見ていると、何となくそう想像してしまいますが、もしかすると兄弟でやっておられるということは、お母上が名古屋本店から上京し、息子さん二人の仕事ぶりに目を光らせている・・・と勝手に想像を膨らませてしまいました)、ぬか漬けも何だか懐かしくてとても美味しかったです。
食べ終わって大満足でした(因みに、こちらもランチは現金支払いのみでした)
  「うーん、ここはまた来たいなぁ!」
出来れば、今度は天丼や穴子天丼も是非食べてみたいと思います。イヤ、またやっぱりかき揚げ丼かなぁ・・・・??
  「ごちそうさまでした!」

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