カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>
奥さまが何を思ったか、急にミシュランシェフ監修という冷凍の宅配弁当を申し込んだとのこと。それは14食セットで通常一食当たり760円位なのが、TVショッピング等でも良く見る様な、初回限定特典で一食ワンコインの500円とのこと(次回の注文からは、注文するセット数に依り一食650円~850円の由)。
横浜の次女の家に孫の世話と家事手伝いで、恒例の“家政婦”に行っている間に決めたらしいのですが、もしかするとその一因は、“鬼の居ぬ間”を謳歌しつつも、10日も過ぎると食事を作るのが段々億劫になって来て、LINEのメールやビデオ通話が来た時に、
「今日はもう面倒臭いから、HottoMottoの弁当にした!」
とか、時々愚痴っていたのが少々マズかったのかもしれません。
一年前から、NZの鳥インフルの影響で原材料が輸入禁止となり、それまで定期的に購入していたドッグフードが販売停止になってしまい、それに代わるウェットフードに選んだのが、犬・猫向けの生肉専門店の生肉ミンチのドッグフードで、ご先祖様が本来肉食動物だった犬の食性に合わせて作られたという「HUGBOXブレンド」のホースとチキンで、これが毎回4㎏ずつ冷凍で届くのです。従って、氷をノコギリで切るのと同じ様に、カチカチだったのが半解凍手前の少し柔らかくなった段階で、包丁で切り易い位の凍っている状態のまま、一袋1㎏を一食分の50gずつ包丁で切って小分けして、ケースに入れ替えて冷凍庫にまた戻して、食べるまで保管しています。
ことほど左様に、人間のみならずワンコたち用にも冷凍食品が増えている昨今、大型冷蔵庫の大小二つの冷凍室は常に満杯。
「○日に冷凍でお弁当が14食届くから、冷凍室を空けなくっちゃ!」
と、横浜から戻り、それまで“たまの贅沢用”にと大事に冷凍保存してあった、娘夫婦が送ってくれた治作の水炊きセットやしゃぶしゃぶ用の高級和牛とか、他にもキノコや野菜の冷凍保存してある食材を消費すること暫し・・・。しかし、14食分の冷凍宅配弁当を収めるスペースは確保出来なかった模様・・・。
「ヨシ!冷凍庫を買おう ! !」
些か短絡的の様な気もしないでもありませんが、冷蔵庫を補完するために小型の冷凍庫を購入するとのこと。
因みに我が家の冷蔵庫は、娘たちが大学進学で巣立った後で、家を建てた時から使っていた大型冷蔵庫の寿命が来た時に、それまでより小さめの480ℓにダウンサイズしたのですが、これが失敗でした。というのも、例え年寄り家族3人だけであっても、食料品を週一で買い溜めするのであれば、それなりの容量は必要という当時の反省を踏まえ、終活でのマンションへの引っ越しを機に、今度は年寄り夫婦二人だけなので他の大型家電や家具類をダウンサイズして買い替えた中で、冷蔵庫だけは550ℓへと逆にむしろサイズアップしました。
出来れば、キッチンのその冷蔵庫スペースの脇の隙間に二台目の冷凍庫が入れば万々歳なのですが、残念ながらそこは25㎝しかスペースが無く、見た中ではスリムサイズでも最低35㎝はあるので無理。そうなるとキッチンには置けるスペースが無く、リビングダイニング横の長女の部屋か、私メの“男の隠れ家”兼物置部屋しかありません。
長女はせいぜい年に一回しか帰国しませんが、そうかといって彼女の部屋を勝手に使うのも申し訳ないので、結局物置部屋に置くことにして、探した場所は北側の通路よりの畳半畳分程の少し引っ込んだスペースで、和箪笥の前。箪笥の引き出しを開けるスペースを確保するには側面の壁まで最低40cmは必要なので、そうすると残りのスペースは壁まで38㎝。ですので、幅が35~36㎝のスリム型であれば設置可能。通路側の窓は床面からの高さが70㎝。ですので、余り背の高いタイプですと窓を塞いでしまい、タダでさえ北側で暗く、更に既に窓の1/3は和箪笥で塞いでいるので、余計室内に光が入らなくなってしまいます。
そこで、思い立ったその日に“善は急げ!”とばかり(或いは気が変わらぬ内に?)、市内の家電量販店2店舗と量販には置いていないニトリの計3店舗を回って見てみることにしました。ヤマダ、Ks‘、ニトリと一度に三軒回った中で、一番品揃えが多かったのがケーズデンキでした。
冷凍庫といっても種類も結構豊富で、家庭用の前面開閉の扉タイプ(上開きタイプもあり)で、一番容量が小さなモノは60ℓから大きなモノでは200ℓ位まで。価格も店頭で2万円~8万円と結構幅がありました。
メーカーもパナソニック、三菱といった大手家電メーカーから、他の国内メーカーではアイリスオーヤマ、そして日本メーカーの白物家電部門を買収したアクアやハイアールといった中国メーカー。他には、店頭にはありませんでしたが(ニトリでは冷凍庫は店頭には置いておらず、カタログさえもありませんでした。聞くと「1モデルしかないので、ネットで確認してください」とのこと)、通販で購入可能な、国内の第二勢力ともいえる山善やニトリといったファブレスメーカーや、聞いたことも無い中国ブランドなどなど。

意外だったのは、アイリスオーヤマは大手家電をリタイアした技術者を採用し、機能を絞った製品展開で低価格をウリにしているという印象でしたが、店頭で見るそれは、パナや三菱と比べても同価格で決して安くありません。容量は候補モデルの中では80ℓと一番大きかったのですが、高さが997mmなので、窓が30㎝潰れてしまいます。


ニトリは容量も60ℓと一番小さいのに、幅は48㎝と広過ぎますし、何よりも自動霜取り機能が付いておらず、大昔の冷蔵庫の霜取りの大変さを考えると、価格は安いのですが主婦目線からは論外とのこと。
因みにスリムタイプの冷凍庫ですが、実際設置する際には、山善は横2㎝で背後5㎝、アイリスオーヤマは横3㎝で背後5㎝のスペースを確保する必要があります。従って幅35.6㎝ではあっても、実際の設置には山善が幅40㎝、アイリスオーヤマは幅42㎝のスペースが最低必要ということになります。
そこで奥さまの結論は、山善の小型スリム冷凍庫の中の70ℓの自動霜取り機能付きの、YF-SFU70というモデルのブラックタイプでした。ケーズデンキでも店頭には無かったので、ネット通販サイトから購入。但し宅配は玄関先までなので、設置は自分自身で行う必要があります。


それにしても、いくらコストが安いにしても、どうしてこういう家電製品は緩衝材に発泡スチロールを未だに使い続けているのだろうと毎回思います。他の、或いは小型家電などの様に、段ボールや紙素材でのモールド成型材を使えないのだろうかといつも感じてしまいます。この発泡スチロールをプラごみとして廃棄するのには、そのままでは大き過ぎて廃棄出来ないので、プラごみ用の袋に入る位に(或いは指定する長さの範囲内に)切断する必要があるのですが、その際に細かく割れた発泡スチロールの粒が静電気で手から離れなくて、捨てるのに本当に難儀します。これがもし道端や街角に捨てられて、戸外で粒状にまで細かく分解してしまうと、それこそ最終的に海洋汚染にまで繋がるのではないかと心配になります。何年か前のバカな環境大臣がレジ袋を有料化しましたが、分解しにくいポリ袋よりも、むしろ発泡スチロールを各業界で使用禁止にした方が、個人の環境意識向上(も確かに大事なので、その啓発活動自体は否定しませんが)に訴えるポリ袋よりも余程環境保護には効果があるのではないか!?・・・と思います。是非環境問題として、家電メーカーや事務機器など発泡スチロールを梱包用に使用している業界は真剣に向き合って貰いたい!・・・と心底感じています。
閑話休題・・・。さて、購入して初めて分かったのですが、この山善のモデルの残念だった点は、冷蔵庫などと違って、冷凍庫のドアを開けても庫内に明かりが点かないこと。従って、夜は室内の明かりを点けないと中が見えず、中の冷凍食品を探して取り出すことが出来ません。省エネのためかどうか分かりませんが、扉を開けた時くらい点灯させても良いのに・・・と感じた次第(但し大型冷蔵庫も、野菜室や冷凍室は、引き出しても個々に明かりは付きませんが)。
早速奥さまは冷蔵庫の冷凍室からも移した冷凍食品でセカンド冷凍庫を一杯にして、冷蔵庫の冷凍室に余裕を持たせ、これからは例えば冷凍保存がおススメのキノコ類や可能な野菜類、そして何より孫たちの大好きなブルーベリーやトウモロコシなどを来年の旬の時期などに買って、孫たちのために冷凍保存しておくのだそうです。
「フーン、ナルホド。宅配弁当のためじゃなかったんだ・・・」
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